アットウィキロゴ

「検証依頼」が出ています。依頼内容は「『アルティメットエコロジー』及び『ナイツオブザラウンド 円卓の騎士』は『vol.2』収録版においてPSP版の改善・改悪点が反映されているのか」です。対応できる方はご協力をお願いします。


この項目ではPS2/PSP用ソフト『カプコン クラシックス コレクション』と日本未発売の海外版を紹介しています。



カプコン クラシックス コレクション

【かぷこんくらしっくすこれくしょん】

ジャンル オムニバス
対応機種 PlayStation 2
発売元 カプコン
開発元 Digital Eclipse
発売日 2006年3月2日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1~3人
レーティング CERO:12才以上対象
廉価版 CAPCOM BEST PRICE
2007年10月11日/1,990円(税別)
判定 なし
ポイント カプコン作品22タイトルを収録
16作品はカプジェネからの流用

概要

カプコンが世に送り出したアーケードゲームを22作品*1も詰め込んだオムニバスソフト。
元々は海外で発売された『CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.1』を日本向けにローカライズした作品である。
かつてPS1とSSで発売された『カプコンジェネレーション』全5タイトルに収録されていた作品を全て収録、さらに6タイトルを追加した。


収録タイトル

頭に★がついているものは『カプコンジェネレーション』で未収録だったもの。

稼動年 ゲームタイトル ジャンル 判定 初移植 備考
1985年 ガンスモーク STG なし
1984年 ソンソン ACT なし
1984年 ひげ丸 PZL
1984年 バルガス ACT なし
1991年 ストリートファイターII 対戦格闘 良 ⇒ ストリートファイターシリーズ
1992年 ストリートファイターII' 良
1992年 ストリートファイターII' TURBO なし
1985年 魔界村 ACT 良 ⇒ 魔界村シリーズ
1988年 大魔界村 良
1991年 超魔界村 良
1984年 1942 STG なし ⇒カプコン19シリーズ
1987年 1943 ミッドウェイ海戦 良
1988年 1943改 ミッドウェイ海戦 劣化
1985年 戦場の狼 なし
1990年 戦場の狼2
1985年 エグゼドエグゼス なし
1988年 ★フォゴットンワールド 原作タイトルは『ロストワールド』
1989年 ★ファイナルファイト ACT 良 ⇒ ファイナルファイトシリーズ
1986年 ★アレスの翼 STG/ACT なし 初移植
1986年 ★闘いの挽歌 ACT
1987年 ★トップシークレット なし ⇒ バイオニックコマンドーシリーズ
海外版の移植
1985年 ★セクションZ なし

主な機能

  • ボーナス
    • プレイ中に『○○点を取ってください』『ノーコンティニューでクリアしてください』等といったノルマを達成すると、図鑑やBGM、資料等が解禁されていく。
      • 資料はその名の通り、アーケード版のインストカードや細かい設定画等が見られる。
      • BGMはカプジェネからの再収録作品のみ、アレンジバージョンが聴ける。

評価点

  • 初完全移植作品の数々
    • ファイナルファイトは過去にSFC等に移植されたが、容量の都合で削られた部分もありACに最も近い移植であるX68k版もハード自体が入手困難なため、手軽に完全移植版がプレイ出来る事に関しては多くのファンから評価されている。
    • フォゴットンワールドは過去にメガドライブやPCEに移植されたが、前者は容量の都合で削られたステージがある、後者はほぼAC版に近いが色数が若干減らされている等の問題点があった。
    • トップシークレット、セクションZ、闘いの挽歌の3作は過去にFCに移植されていたが、ゲームシステム等にアレンジが加えられた移植であったため、今回の完全移植は歓迎される事になった。
  • アレスの翼がようやく日本の機種に移植された
    • アレスの翼の家庭用移植は海外でNES版が発売されたのみであったため、本作にて完全移植版が収録された事も充分評価出来ると言える。
  • カプジェネシリーズからの再録作品は、当時の隠し要素が最初から解禁されている。

問題点

  • (初期版)バグがある
    • ファイナルファイトで公衆便所に差し掛かった際、『ザザッ』とノイズが鳴る、フォゴットンワールドの七面の曲が違う等、不具合が出てしまっている。
    • 加えて大魔界村はPS版カプジェネと同様に*2、全体的に画面が暗くなっているのだが、後発のPSP版やスマホアプリ版でも同じ事が起こってしまっている。
      • 発売2ヶ月後にカプコンはこの件を公式サイトで発表し、希望者に対して修正版との交換に応じていた。
      • 現在では廉価版が出ているため、今から買うならばそちらの方を買えば間違いないだろう。
  • 難易度関連
    • 『ストII』シリーズは難易度をVERYEASYにしてもCPUが平気でアッパー昇龍拳をして来るため、難易度設定が本当に機能しているかどうかさえ疑わしく感じる。
    • 闘いの挽歌やトップシークレットもAC版の完全移植のため、当然難易度は当時と同じく高めに設定されている。
  • 収録タイトルについて
    • 22タイトル中、16タイトルがPS版カプコンジェネレーションからの再収録であるため、カプコンジェネレーションを既に持っているユーザーにとっては水増し感が強すぎる。
      • 海外ではサターン版は未発売、PS版も第1集~第4集は北米では未発売、欧州では第4集までをまとめた4枚組(ドイツ版のみ第4集が省かれた3枚組)ソフトでの販売で第5集のみ北米版、欧州版とも発売された*3という経緯があるため海外向け、特にシリーズがほぼ未発売だった北米向けに販売したものを単に日本語化したものなので日本のユーザーには収録数の割に新規タイトルが少ないソフトとなってしまった。
    • しかも、あろうことか本作発売の前年にPS版カプコンジェネレーションのゲームと攻略本をセットにした『カプコンレトロゲームコレクション』としてシリーズ5作が復刻されていたため、既にそれらを購入してしまったユーザーからは当然ながら「レトロゲームコレクションで復刻させたばかりなのに改めて全作を再収録するとは何事か」「カプジェネ収録分はスッキリ辞めて他の作品を入れて欲しかった」等の批判が相次いだ。
    • ストIIシリーズや1943シリーズはバージョンアップ版がそれぞれ収録されているため、この要素も手抜きさに拍車を掛けている。また、カプコンジェネレーション版再収録のゲームでは読み込み時間こそ短くなっているが、ロードのタイミングまで過去のPS版そのままで移植されているのでストIIシリーズは対戦相手が変わる度に、ご丁寧に『NOW LOADING』の文字が表示される。
  • カプジェネからの劣化点
    • 大魔界村の不具合やストIIシリーズのロード時間の問題からわかるように、本作はPS版カプジェネシリーズの再移植にもかかわらず、劣化した部分もいくつかある。
      • PS版は全作品が振動機能に対応しており、その内容も中々凝ったものだったが、PS2版は収録タイトル全て*4が非対応になっている。
      • カプジェネ版は一部のタイトルにて、1度でもクリアーしたステージまで面セレクト可能だったが、本作では出来なくなった。
      • オリジナル版BGMもMUSICモードで聴けなくなり、視聴できるのはアレンジBGMのみ。
      • 19XXシリーズなど、縦画面モードが削除された(横画面モニターでしかプレイ出来ない)。
      • 各ゲームのクレジット投入音がなくなった*5。

総評

22タイトルも収録されている点ではお得かも知れないが、先にも述べた様にカプジェネ収録分が水増し・手抜き感を与えてしまっている。
とはいえ、ファイナルファイトやフォゴットンワールドの完全移植やアレスの翼の初収録等、評価されている部分もあるため、新規収録六本だけでも元が取れるといった肯定的な意見もある。
これ以前に発売されたオムニバスタイトルを既に所持しているか否か、なおかつ新規収録作の数々に思い入れがあるかどうかで評価は変わってくるだろう。


CAPCOM CLASSICS COLLECTION REMIXED

【かぷこんくらしっくすこれくしょんりみっくすど】

ジャンル オムニバス
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
開発元 Digital Eclipse
発売日 2006年3月22日
プレイ人数 1~4人
レーティング ESRB:T(13歳以上対象)
判定 良作
ポイント PS2版やPSP版より充実した収録作品
名作から珍作まで豪華なラインナップ
日本のユーザーにとっては救世主

概要

20作近いカプコンの名作を一つに纏めたオムニバスソフト『カプコン クラシックス コレクション』の2作目に当たる作品。
海外でのみ発売されたが、PSPはリージョンフリーのため、日本国内の本体でもプレイ可能。


収録タイトル

※がついているものは前作『カプコン クラシックス コレクション』でも収録されていたタイトル。

稼動年 ゲームタイトル ジャンル 判定 初移植 備考
1990年 1941 Counter Attack STG なし ⇒ カプコン19シリーズ
1987年 必殺無頼拳 ACT ○
1991年 ブロックブロック PZL ○
1987年 ブラックドラゴン ACT なし
1990年 マジックソード 良
1991年 ワンダー3
1987年 ストリートファイター 対戦格闘 なし ⇒ ストリートファイターシリーズ
1990年 チキチキボーイズ ACT なし
1991年 キャプテンコマンドー なし
1989年 ストライダー飛竜 良
1992年 クイズ&ドラゴンズ クイズ
1992年 VARTH STG ○
1986年 サイドアーム なし
1988年 ※フォゴットンワールド 原作タイトルは『ロストワールド』
1989年 ※ファイナルファイト ACT 良 ⇒ ファイナルファイトシリーズ
1986年 ※アレスの翼 STG/ACT なし
1987年 ※トップシークレット ACT なし ⇒ バイオニックコマンドーシリーズ
1985年 ※セクションZ なし
1988年 ラストデュエル STG ○
1986年 ラッシュ&クラッシュ RCG ○

主な機能

  • ボーナス
    • 「○○点を取ってください」「グッドエンディングでクリアしてください」といったノルマを達成すると、図鑑やBGM、資料等が解禁されていく。
      • なお、本作では解禁条件を満たすと一時ゲームが中断され、「○○の解禁条件を満たしました」の主旨が表示される。
  • コレクション
    • 各タイトル毎に作品の解説や設定資料、曲等が鑑賞出来る。

収録作品に関する日本版との相違点

特に目立つものを代表して紹介する。

  • チキチキボーイズ……ゲームルールが変更されており、ビキニギャルが削除されている。
  • アレスの翼……ミシェル・ハートが名も無きガチムチ兄貴になっている。
  • フォゴットンワールド……スタート時にサテライトを所有していない。また、シルフィーの服が売っていない。
  • ストライダー飛竜……飛竜が敵を斬った時の叫び声がオミットされている。
  • ストリートファイター……必殺技のボイス。例えば「昇竜拳」が「ドラゴンパンチ」となっている。

評価点

  • 豪華なラインナップ
    • 先に日本でローカライズされたPS2版や後に日本で先行発売されたPSP版(後述)よりも収録作品は豪華。
    • 家庭用初移植となった作品(主にCPシステム基板よりも前の作品)もあったりと、元のACを知っている人にとっては嬉しいラインナップ。
    • 日本ではプレミア価格となっているキャプテンコマンドーやワンダー3、チキチキボーイズ等が収録されている。
    • 携帯機という事もあってか、いつでもどこでも楽しめるのも大きい。
  • 日本のユーザーにとっては救世主的なソフト
    • PS2版は海外でのみ『CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2』が発売されたが、日本版の本体では動かないに北米版の本体が必要。
    • Xb版は日本の本体でも動くものの、中古価格は高騰している。
      • このように前作はいずれも敷居が高いが、本作は低いため、日本のカプコンファンにとってはVol.2の代用品として大いに歓迎された。

問題点

  • ストライダー飛竜のBGMバグ
    • AC版稼働当時に出回っていたバグバージョンを収録しているため、3面と5面が1面前半の曲となっている。
    • もっとも、同作に関してはゲームアーカイブスにて配信されたPS版『ストライダー飛竜 1&2』でバグ無しのバージョンをプレイ出来るため、単に好みの問題でもあるのだが。
  • クイズ&ドラゴンズ関連
    • 海外版のため、当然出題される問題は全て英語。
    • そのため、英語が解らない人にとってはかなりの運ゲーと化してしまっており、オマケの解禁だけを目標にしていてもノルマクリアするのにかなり時間が掛かってしまう。

総評

いささか問題点もあるが、先に日本でも発売されたPS2版や後述のPSP版とは比較にならないほどの豪華なラインナップであったため、日本のカプコンファンの間では高く評価されている。

海外でのみ発売されたVol.2の代用品として重宝されており、本作こそ日本版カプクラとして発売するべきオムニバスソフトであったという意見は今でも根強い。


カプコン クラシックス コレクション(PSP版)

【かぷこんくらしっくすこれくしょん】

ジャンル オムニバス
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
開発元 クラインコンピュータエンタテインメント
発売日 2006年9月7日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1~3人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
廉価版 CAPCOM BEST PRICE
2007年10月11日/1,990円(税別)
判定 なし
ポイント 唯一開発元が異なる
アルティメットエコロジー初収録
キンドラ&ナイツオブザラウンド完全移植
新規収録は3本のみ
カプジェネからの水増し感再び

概要(PSP)

カプコンのレトロゲームを幾つか詰め合わせオムニバスソフト『カプコン クラシックス コレクション』シリーズの三作目。 本作は唯一、日本にて先行で発売され、後に欧米にて『CAPCOM CLASSICS COLLECTION RELOADED』のタイトルで発売された。


収録タイトル(PSP)

頭に★がついているものは『カプコンジェネレーション』やPS2版で未収録だったもの。
そのうち『アルティメットエコロジー』が家庭用初移植となる。

稼動年 ゲームタイトル ジャンル 判定 備考
1985年 ガンスモーク STG なし
1984年 ソンソン ACT なし
1984年 ひげ丸 PZL
1984年 バルガス ACT なし
1991年 ストリートファイターII 対戦格闘 良 ⇒ ストリートファイターシリーズ
1992年 ストリートファイターII' 良
1992年 ストリートファイターII' TURBO なし
1985年 魔界村 ACT 良 ⇒ 魔界村シリーズ
1988年 大魔界村 良
1991年 超魔界村 良
1984年 1942 STG なし ⇒ カプコン19シリーズ
1987年 1943 ミッドウェイ海戦 なし
1988年 1943改 ミッドウェイ海戦 良
1985年 戦場の狼 なし
1990年 戦場の狼2
1985年 エグゼドエグゼス なし
1991年 ★ナイツオブザラウンド 円卓の騎士 ACT なし
1991年 ★ザ・キングオブドラゴンズ
1994年 ★アルティメットエコロジー STG

主な機能(PSP)

  • スロット
    • 本作では1ゲームプレイするごとにコインを自動的に入手し、スロットに挑戦する事が可能。
    • 図柄が3つ揃うと各タイトル毎の資料や曲、そしてチートが入手出来る。
  • コレクション
    • 各タイトル毎の資料、曲が鑑賞出来る他、チート機能のON/OFFの切り替えが可能となっている。
  • この他にも、おまけとして当時PSPで発売予定だった『極魔界村』『パワーストーンポータブル』のPVも収録。

評価点(PSP)

  • アルティメットエコロジー関連
    • 元々1989年にゲーメストで行われていたゲーム企画の一般公募で入賞した作品であり、1990年においてはゲームに先駆けて新声社からサントラが発売された。しかし、1991年の『ストリートファイターII』の発売以降、ゲーム業界の流れの影響で市場に出す機会を逃してしまい、それから3年後にようやくリリースされたという複雑な経緯があった。
    • そんな事情もあってか、本作は今までコンシューマーへの移植は一切なかったが、このPSP版をもって初めて実現した。
    • 加えて今回の収録にあたり、原作を忠実に再現した操作方法に加えて、X◯△□ボタンにそれぞれ攻撃方向を割り振るという『ガンスモーク』を彷彿とさせる操作モードが追加されたため、最大の難点だった操作性も改善されている。
  • ザ・キングオブドラゴンズとナイツオブザラウンドの完全移植
    • この2作は過去にスーパーファミコンへ移植されたが、どちらも劣化していた。今回はAC版を完全に再現しており、ファンからは大いに歓迎された。
      • 前者は処理落ちがあり、2人同時プレイの時にはさらに酷くなるうえ、キャラの移動スピードが遅くなっている。
      • 後者はボタン1つでガードが出るようになった反面、コンティニューが1回しか出来ない。
    • しかし、これに伴ってナイツオブザラウンドのAC版にあった問題点が再び発生してしまった。
  • 新規アレンジBGM
    • 先に発売されたPS2版では新規収録タイトルのアレンジBGMが存在していなかったが、本作の新規収録分には全タイトルで3曲ずつアレンジBGMが収録された事は歓迎された。

チートモード

  • 本作では新たにチートが追加され、ONにすると難しいゲームが楽に進行できる様になった。
    • 例えば『ガンスモーク』ではビリーが最初から馬に乗っており、アイテムが全部揃っている、『ストII』ではプレイヤーキャラクターの攻撃力が上がっている、『ザ・キングオブドラゴンズ』と『ナイツオブザラウンド』ではプレイヤーキャラクターのレベルがMAXになっており、体力を消費する事なくメガクラッシュが使いたい放題等々。

問題点(PSP)

  • 収録作品関連
    • 19作品中、新規収録はたったの3作しかないうえ、残りの16作は国内PS2版における『カプコンジェネレーション』収録分をそのまま持ってきたのみ。
    • しかも、再収録作のうち『大魔界村』に関しては、PS2版で指摘されていた画面の暗さもそのままという手抜きも見受けられる上に、メーカーによる修正対応が行われたPS2とは異なり廉価版ですら未修正という有様。
    • ストIIシリーズもPS2版同様、対戦するごとに『NOW LOADING』画面が表示される点も同じ。…しかしPS2版よりもロード時間が長くなってしまっている。
    • そのため携帯機でいつでもどこでもプレイ出来る利点があるとはいえ、国内PS2版を既に所有しているユーザーにとってはやはり水増し感を加速させている。
  • ナイツオブザラウンドの操作
    • 過去にスーパーファミコンに移植された際、ガードはボタン一つで出せる様に改善されたが、本作はAC版をほぼそのまま移植している。そのせいで、ガードのやり方は『方向キー後+攻撃ボタン』に戻っており、後方攻撃が暴発する欠陥が再発してしまった。
      • 加えて、なぜか説明書には重要アクションであるガードと大斬りのコマンドが書かれておらず、コレクションモードにて原作のインストカードを見ないとやり方が分からないという点も生じている。加えて同モードの項目自体も面倒なスロット(後述)で引き当てなければならない訳で…。
      • この他にも、コレクションモードにはキャラクター紹介の資料も存在しているが、何故か海外版の物も使用されている。何故本作だけこうなったのだろうか…。
  • 総じて長いロード時間
    • 各タイトル選択時にはとにかく長いロード時間が生じる。1980年代前半における比較的初期のタイトルでも15~20秒ほど、当然後期の作品になるにつれて長くなっていき、40秒近く待たされるものも。
    • ゲーム終了後、タイトル選択画面に戻るときも20秒以上かかるため快適とは到底言い難い。
      • PSP-2000・3000のUMDキャッシュ機能を使えば、少しは改善される。
  • 面倒なスロットによる解禁
    • 本作ではコレクションモードの各種項目を解禁するにはスロットをやらなければならず、絵柄が揃わないと何時まで経っても入手出来ない。
      • 景品は作品・内容を問わず掛け率5段階×絵柄7つに分散しており、同じ掛け率の絵柄7つをコンプすると景品が更新されたり、次の掛け率が解禁される。この仕様上、特定の作品だけを狙ってコンプすることができず、複数の掛け率に長時間挑まざるを得ない。
      • コインをいくら使っても「出目を操作できる」「一定額ごとに好きな景品が貰える」といった救済措置は一切せず、ひたすらリアルラックとの戦いになる。加えて、掛け率100あたりからコインがみるみる溶けていくため、メインであるはずのゲームプレイ=コイン稼ぎが苦行と化しやすい。
    • リアルラックは誰にとっても公平な条件なので、苦手なジャンルの「○○を満たせば解禁」を嫌うユーザーにとっては朗報…かもしれない。
      • ただし、結局は「大量のコインを貯めておき、少額で揃うのを期待してセーブ&ロード」が無難である。
  • 連射機能について
    • 今作に収録されているシューティングゲーム作品はいずれもオート連射に対応しているのだが、今作のオプションではショットの発射方式を単発か連射かを一律に切り替える機能しか存在せず、他のゲームの様に連射ボタンが設定できない。
    • 連射の方式が一律での切り替え式にされている関係で、あえて連射ボタンの使用を止めて単発ショットで進めていくといったように、今作では細かく調整しながらの攻略が難しくなっているのは否めない。
  • コレクションモードのツッコミ
    • これはカプジェネ時代から指摘されている部分だが、コレクションモードで閲覧が出来る『ストリートファイターII』のイラストの中に明らかに未収録作品である筈の『スーパーストリートファイターII』及び『X』の物が収録されている。
      • 「それなら普通にストIIを一つに纏めてスパIIXを収録する等の工夫をしても良かったのではないか」との意見の声も聞かれた。
      • 何故、カプジェネのコレクションにCPS2作品のイラストが含まれていたのかというと、第5集の前年に発売された両作のカップリングソフトのPS/SS『ストリートファイターコレクション』ではディスク容量の関係でイラストギャラリーを搭載出来なかった事に対する苦肉の策と思われる。本作発売当初は事情を知らず意味不明と誤解していたプレイヤーもいた模様だが、本作発売から約8年後にゲームアーカイブスのタイトルとしてPSP向けに同作が配信*6された現在では本来の役割を果たしている。
      • ちなみに未収録作品のイラストが掲載されているケースは『大魔界村』でも『ストライダー飛竜』の物が含まれている物が存在するが、あくまでイラストの一部分であった事からあまり批判はされていない。
      • もっとも、コレクションモードの未収録作品のイラストについてはカプジェネ時代の頃からの出来事*7である事から、ある意味では好みの問題ではある。
    • 他、『ストII』関連ではBGMについて、ギャラリーモードではタイトル画面のアレンジ版BGM*8を聴けるが、実際のプレイでは聴けなくなっている。
      • これは、同曲がカプジェネ第5集におけるメインタイトルデモのBGMとして収録されていた事についての名残としてサウンドテストに収録したと思われるが、「それなら本来のタイトル場面で使って欲しかった」という意見も見られている。
  • その他
    • 後に北米でのみ『CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2』(後述)が発売され、そちらにはこのPSP版に新規収録された三作の他、新たに『虎への道』の完全版が収録されたため、一部のユーザーからは「それなら虎への道もPSP版に収録しても良かったのではないか」との意見も。

総評(PSP)

新規収録はたったの3作しかなく、後はカプコンジェネレーションからそのまま持ってきたのみの1作。
PS2版を所持しているユーザーにとっては水増し感は否めないが、他にはないチート機能の導入等、頑張っている部分はある。


余談(PSP)

  • 開発元について。
    • PSP版は開発元が唯一異なる(クラインコンピュータエンタテインメント製)という事もあってか、メニュー画面のSEがオリジナル*9になっていたり新規のBGMが追加されたりと、他タイトルとの違いが特に顕著になっている。
    • なお、PSP版は上述の通り、新規アレンジBGMや隠し要素解禁のスロットなど追加要素も規模が大きいのだが、これらは意思疎通が通りやすい国内企業ならではと思われる。

CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2

【かぷこんくらしっくすこれくしょんぼりゅーむつー】

ジャンル オムニバス
対応機種 プレイステーション2
Xbox
発売元 カプコン
開発元 Digital Eclipse
発売日 2006年11月14日
プレイ人数 1~4人
レーティング ESRB:T(13歳以上対象)
判定 なし
ポイント 豪華なラインナップ
何故日本で発売しなかったのか…

概要(Vol.2)

カプコンのレトロゲームを幾つか詰め合わせオムニバスソフト『カプコン クラシックス コレクション』シリーズの最終作。 海外でのみリリースされ、日本では未発売。

基本的な機能は『REMIXED』と同じで、各ゲーム毎に条件を満たしていくとアートやミュージック等が解禁されていく。


収録タイトル(Vol.2)

稼動年 ゲームタイトル ジャンル 判定 初移植 備考
1990年 1941 Counter Attack STG なし ⇒ カプコン19シリーズ
1987年 必殺無頼拳 ACT
1991年 ブロックブロック PZL
1987年 ブラックドラゴン ACT なし
1990年 マジックソード 良
1991年 ワンダー3
1987年 ストリートファイター 対戦格闘 なし ⇒ ストリートファイターシリーズ
1990年 チキチキボーイズ ACT なし
1991年 キャプテンコマンドー なし
1989年 ストライダー飛竜 良
1992年 クイズ&ドラゴンズ クイズ
1992年 VARTH - Operation Thunder Storm STG 良
1991年 ナイツオブザラウンド 円卓の騎士 ACT なし
1991年 ザ・キングオブドラゴンズ
1987年 虎への道
1994年 アルティメットエコロジー STG
1988年 ラストデュエル STG
1986年 ラッシュ&クラッシュ RCG
1994年 スーパーストリートファイターIIX 対戦格闘 良 ⇒ ストリートファイターシリーズ

評価点(Vol.2)

  • 収録作品
    • 先にPSPで発売された『REMIXED』に収録されていた『フォゴットンワールド』『アレスの翼』『セクションZ』『トップシークレット』『ファイナルファイト』を除いた15作、日本でも発売された『RELOADED』に新規収録された3作を一つに纏め、新たに『虎への道』と『スーパーストリートファイターIIX』を収録。
      • 結果として『REMIXED』以上に豪華なラインナップとなった。

問題点(Vol.2)

  • 収録作品関連
    • やはり『ストライダー飛竜』が初期のバグバージョンのため、1面のBGMが3面、5面、エンディングで流れる。
    • 『スーパーストリートファイターIIX』に関しては、『スーパー』を飛ばしていきなり『X』が移植されたという事もあってか不自然に思うファンも少なくは無く、同作では難易度をVeryEasyにしても二人目からは一気に強くなる不具合も生じている。
      なお、今回の移植により『初代II』から『ハイパー』までの殆どのストIIシリーズがPS2に集う事になったが、『スーパー』だけPS2に移植されず現在に至っている。
      • これらタイトルは過去のPS移植作品『ストライダー飛竜 1&2』『ストリートファイターコレクション』での収録版をプレイすれば解決出来る上、PS2ソフトで『スーパー』準拠のキャラクターを使う事自体も『ハイパー』で可能であるためか、結局の所は好みの問題ではある。

総評(Vol.2)

本作は日本でも発売された『Vol.1』とは比較できないぐらい豪華なラインナップゆえに日本で発売されなかった事が非常に惜しまれる1作。
上述のPSP版『REMIXED』や過去の移植作品が代用品として重宝されているとはいえ、やはりTVの大画面でプレイしたいと思うカプコンファンはかなり多い。


余談(Vol.2)

  • 日本で発売されなかったのは総評で述べた通りで、特に新規収録の『虎への道』はAC版の完全移植であり、PCエンジンのアレンジ移植に落胆したユーザーからの不満の声は特に大きかった。
    • PS2版は北米版の本体が必要。Xbox版は日本の本体でもプレイできるが、ハード末期に発売された影響か中古価格は高騰しているのも大きい。
  • カプコンは本作以外にも『メガマンXコレクション』『メガマンアニバーサリーコレクション』『Capcom Classics MiniMix』を北米でのみ発売し、やはり日本でのローカライズは行っていない。この事からカプコンのセールス方針に不満を抱くユーザーはやはり多い。
    • ところが2010年代に入ると一転し『ロックマン ゼロ COLLECTION』や『カプコンアーケードキャビネット』等、国内でもレトロゲームのオムニバス販売を積極的に行う様になったのだが、ファンのみならず社内でも00年代の販売方針への不満が相当溜まっていたのだろうか。
    • ちなみに、現行ハードにおける国内で発売されているカプコン内外問わずレトロゲームのオムニバスタイトルのいくつかは、本シリーズで多くの作品に携わっていたDigital Eclipse社製の物がちらほらと見られているのだが、同社製タイトルが国内での発売が少なかった00年代から見ると皮肉な状況に見えてしまっている。
最終更新:2024年01月05日 02:10

*1 超魔界村のみ家庭用機種から収録。

*2 SS版カプジェネはこのような不具合がなかった。

*3 ちなみに海外での第5集は前年にリリースされた『ストリートファイターコレクション』の続編「Street Fighter Collection 2」としての発売。要するに、そもそも第5集は海外では『カプジェネ』として扱われていなかった。

*4 ファイナルファイトなど、本作で初移植されたタイトルも同様。

*5 カプジェネ版は、各ゲーム選択時にクレジット効果音が流れる仕様だった。

*6 ただし、こちら側では『ストリートファイターZERO2'』名義での配信

*7 例えば『カプコンジェネレーション 第2集~魔界と騎士~』に収録された『魔界村』ではギャラリーモードではファミコン版の説明書の漫画や『第3集~ここに歴史始まる~』ではFC『魔界島』やPCE『ソンソンII』、日本未発売作品であるバルガスの続編が、『第4集~孤高の英雄~』の『ガンスモーク』はファミコンディスクシステム版のイラストがそれぞれ掲載されていた。

*8 正確には「IIX」(未収録タイトル)のキャラクターセレクト画面のアレンジ。

*9 他タイトルは『ストII』シリーズの使いまわし