【ぱぺっと ずー ぴろみぃ】
『クロックタワー』『トワイライトシンドローム』で知られるヒューマンから1996年に発売された動物作成知育ゲーム。
なお、記事内に書かれたゲームの仕様についてだが、本作品は攻略本が発売されておらず、他サイトにも殆ど攻略情報が書かれていない。このため、当記事では初稿執筆にあたり検証した範囲での仕様を記した。
ボクはピロミィ。ピグミードロミノ一族の王子さ。
ボクのふるさとは遠い遠い星の彼方。
宇宙探検遊びをしている途中、うっかり流れ星の上で昼寝をしたら、この星にたどり着いちゃった。
ちょっとびっくりしたけど、今はみんなと毎日過ごしているから、平気だよ。
そりゃあ、ふるさとを思い出して、さみしい気持ちになったりすることもあるけど、素敵な友達がいればこの世はハッピーなのさ。それより、聞いてよ。ボクの街ではね、なんと、動物を生み出す機械が発明されたんだ。
ポリゴン博士っていうちょっとクレイジーな科学者が作ったこの機械は、動物のかけらを作ることができるんだって。
君とボクの役目は、このかけらを使って、素敵な生き物をたくさん創造することなんだ。
創造?うん、ちょっと難しいね。でも、きっとワクワクするような楽しいことにちがいないよ。ボクは好奇心旺盛なんだ。
さあ、ボクと一緒に不思議な冒険の世界に出発しよう。(取扱説明書より引用)
+ | 隠し要素 |
一見すると普通の知育ソフトだが、実際に遊ぶとある事実に気づかされてしまう。
+ | 実は… |
子供向けゲームの皮を被った問題作。
キメラが作れる事を除き、真っ当な幼児教育ソフトの体で振舞っているのが尚更狂気を感じさせる。
人によっては下手なホラーゲームより背筋が凍るのでは無いだろうか。
教育ツールとしては間違ってもお勧めできず、単なるクリエイトゲーとして見ても粗い部分が多い。その一方で知育ゲーゆえの敷居の低さは長所の一つで、スタッフロール解禁を目指して黙々と遊ぶだけで"素敵な"サファリパークが構築できるのは魅力的である。
創作の範疇として許容できるのであれば、あらすじにもある「不思議な冒険の世界」を楽しめるかもしれない……。
+ | ... |
*1 プレイヤーは一度に10匹しかパペットを持ち歩けない。
*2 アメリカのラジオパーソナリティ。ラジオ局「J-WAVE」にて開設当初から長年にわたりDJとして活躍した。
*3 このパーツだけ一部の動物には存在しない。
*4 一応、パペット完成時は正解時と不正解時で異なるファンファーレが流れる。
*5 一定確率で正しい組み合わせも配布される。
*6 正確には、セーブ回数の内部カウントが101回以上増えなくなる。
*7 のび太はこの映画で複数の動物を合成し、ファンタジーの生き物を生成していた。
*8 誤解されがちだが、本物のゴリラはパーでドラミングを行う。
*9 そのうち1通は一見すると普通のマンモスなのでキメラに見えないが、よく見ると胴体がヒョウになっている。