eBASEBALLパワフルプロ野球2020

【いーべーすぼーるぱわふるぷろやきゅうにせんにじゅう】

ジャンル 野球・育成

対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション4
発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2020年7月9日
定価 通常版 / パワフルエディション
【Switch】6,980円 / 8,980円
【PS4】7,980円 / 9,980円
判定 良作
備考 パワフルエディションはDL専売
ポイント 2年ぶりとなる『パワプロ』
実況からeBASEBALL
東京2020オリンピックモード搭載
各モードの改良
矢部明雄にCV搭載
実況パワフルプロ野球シリーズ


概要

実況パワフルプロ野球2018』以来2年ぶりのパワプロ。今作以降はタイトルから『実況』が外れ『eBASEBALL』に変更となった。
任天堂機種とソニー機種でのマルチプラットフォーム、並びに任天堂機でのメインシリーズ発売は実に『15』以来12年ぶり
そのためか、本作はSwitch版『実況パワフルプロ野球』から始めた新規層向けに作られている部分も多い。
大学野球編ということもあってか、『パワプロ11』の大学が対戦相手として登場したりしている。

延期となった東京2020オリンピックがプレイ可能であり、サクセスやペナントなど多くのモードで日本代表、オリンピックに関わる要素が取り入れられている。
PS4版では初めて最大4人まで(オフライン)の協力・対戦プレイに対応している。
2016』や『2018』と同様、発売から翌年となる2021年より「2021年レギュラーシーズンアップデート(Ver.1.09に相当)」が行われ、2021年度のシーズンにも対応している。


前作からの変更点・追加点

  • システム
    • 登録名が10文字まで入力出来るようになった。
    • OBと架空選手限定であった超特殊能力(通称:金特)が、現役選手にも追加された。
      • これは埼玉西武ライオンズの中村剛也選手が満塁本塁打の歴代記録を更新したことによるもので、同選手には「恐怖の満塁男」が追加されている。
      • 後の2020年度の最終アップデート後は北海道日本ハムファイターズの宮西尚生選手に「鉄腕」が追加されている。
    • 新たな変化球として「シンキングツーシーム」(シュート系)「パワーカーブ」が登場。
    • 外国人選手に出身国のデータを追加*1。また、国内選手も出身県が選択できるようになった。
    • 試合中のモーションと新規フォームの追加。
    • 投手専用だったペナント系特殊能力「回復」が投手・野手共通特殊能力になった。
    • 「ラインドライブ」「カット打ち」などの新特殊能力の追加。
    • Switch版『実況パワフルプロ野球』に準拠する画面演出の導入。ただしそちらからの改善点として任意でオン・オフできるようになっている。
    • Switch版はゲームキューブコントローラ対応で、GC時代と同じボタン配置でプレイできる。『スマブラ』シリーズ以外では珍しい対応例となっている。
  • パワフェス
    • 2回目のプレイ以降、一度仲間にした選手から1人を選択し、必ず登場させることができる。ただし、特殊イベントキャラなどは選択できない。
    • 味方のモブ選手の能力が勝利するたびに強化されるようになった。
    • 敵チームも、母校繋がりといった関係のある他チームの選手を獲得するようになった。
      • 例えば恋恋高校ならミラクルズの海野を、パワフル高校ならドリル電器の松倉・香本を獲得するようになっている。合流した場合はきちんと試合前会話が変化するし、勝利時に自チームに加えることも可能。
    • キャラ・チーム数が大きく増加し、キャラ数はシリーズ最多の261名に。お馴染みのキャラコンボも一新され、かつ全てのキャラにコンボが用意されている。
    • 試合前ルーレットから獲得人数が外され、チーム毎に獲得条件が設けられるようになった。
  • ペナント
    • シーズン終了後にチームの変更が出来るようになった。
    • 記録室で個人成績の他、個人の年度別成績を見られるようになった。その際、某スポーツサイト風に選手に関する概要コメントが3行で表示されるようになった。
    • これまでキャンプでのみ可能だった球種取得やポジションコンバートが二軍選手のみシーズン中でも可能になった。
    • 「引退試合」「こどもまつり」「花火ナイト」「統一背番号」というスペシャルデーを設定することができるようになった。
    • オートペナントの打投の調整機能が追加された。
    • 「記録」にて、各チーム記録が確認できるようになった。
    • 2軍の選手に、球種習得やポジションコンバートが可能になった。
    • ドラフト会議で獲得した選手の動向を確認できる「ドラフト選手一覧」機能が搭載された。
  • マイライフ
    • 特殊能力の取得方法が、「特殊能力ファイルを獲得して条件を満たす」に変更。以前の読書による特殊能力の習得はCOM専用特殊能力やマイナス特殊能力の削除のみに限られた。
    • 彼女候補が一新。加えて「彼女ファイル」が新たに登場。
    • これまで「隠しパラメータ」として登場していた「成長タイプ」「体質」が可視化された。
    • マップに飲食店が無くなった。
  • 栄冠ナイン
    • 有望な中学生の選手をスカウトすることが可能になった。都道府県ごとにスカウトできる選手が異なり、選手の傾向(打撃重視や守備重視など)も違う。特定の能力に絞った一芸特化といったクセの強い選手が集まる地域も存在する。
      • 事前に基本能力*2における大まかな能力と、「地区大会出場」「都道府県大会ベスト4」「全国大会出場or準優勝or優勝」といった中学時代の戦績および学力を知ることができ、戦績が良いほど能力も概ね正確な傾向がある。
        更に「左投手を苦にしない(対左投手A~B)」「低めへの制球が良い(低め○)」といった風に持っている特殊能力のうち1つが寸評という形で開示されていることもある。運が良ければ天才肌であることが示唆されている選手がいる場合も…*3
      • なお、学校の評判が低いうちはプレイ中の都道府県のみでしかスカウトできず優秀な選手のスカウト成功率も低くなりがちだが、評判が上がるにつれて同一地方・近隣の地方と範囲が広まり、名門まで上り詰めれば全国からスカウトできるようになる。
    • U-18日本代表入りイベントと「戦術レベル6・7」が実装。
      • 前者は運よく選出選手が大活躍すると強力な特殊能力を(稀に金特も)獲得できるイベントであり、後者は対応する特殊能力を持っていたり基本能力が高い場合にランダムで発動する効果の高い戦術である。
    • スクラップブックこと新聞が追加。野球部が活躍した記録として掲載され、最長で連続20年分の記録が残る。
      • 都道府県大会の序盤では地方紙に小さくスコアが掲載されるだけだが、勝ち進んでいくとスポーツ面の小記事・一面記事と扱いが良くなっていき、甲子園レベルだと全国紙で掲載されるようになる。
    • 全体的に学校の評判変動が緩やかになり、短期間での大幅な変動はほぼなくなった。
      • 上昇幅も過去作と比べて小さい傾向にあり、一度評判が上がり切れば公式戦での連敗が続かない限りは強豪以下へ下がりづらい一方で、対戦相手に格下が多いと甲子園大会で優勝しても名門まで到達しない場合がある。
  • パワアリーナ
    • 前作より登場したチャレンジを加えてランキングを競う大会が追加。この他、1週間毎に競技が変わるようになり、ランキングが高いほど強力なアイテムを多く入手出来るようになった。
  • 東京2020オリンピック
    • 侍ジャパンを操作し、オリンピックの開催形式と同じルールで行われる1つのトーナメントモード。
  • サクセスモード
    • 『実況パワフルプロ野球2014』以来の大学野球編となる。「パワフル農業大学」「提供国際大学」「エジプト大学」の3つのシナリオとサクサクセスを収録。
    • パワマップの撤廃
      • 管理や維持に手間が掛かり「練習して強くなる」という本来のサクセスからかけ離れていると批判されたパワマップが撤廃。イベントと練習を重視する旧来のサクセスに修正された。
      • また廃止に伴い、彼女キャラ関連コマンドには『2014』までの作品同様「デート」コマンドが採用されている。
    • 育成方法も、「パワフル農業大学」「提供国際大学」は監督評価を第一に上げて試合に出る必要があるという従来の物に戻った。
      • 「エジプト大学」では監督の評価に関係なくスタメン入りを果たせる。ピラミッドを完成させる事も目的であり、出場条件が監督評価だと難易度が上がる可能性があったことを考慮したと思われる。とはいえ意味がないという訳ではなく、パワドリンクなどのアイテムをもらえるというメリットもある。
    • 9』およびSwitch版『実況パワフルプロ野球』に登場した有馬紅葉や手塚隆文、『ヒーローズ』の掘杉等が対戦相手として登場する。
    • また今回は大学4年の秋季全国大会で優勝すると、ドラフト指名後に大学野球世界大会に出場する事が出来る。ドラフト指名後も育成が続くサクセスはシリーズ通しても珍しい。
  • LIVEシナリオ
    • 今作も毎試合更新されている。
    • ミッション途中でのやり直しも可能に。
  • ホームランアタック
    • Switch版『実況パワフルプロ野球』に登場したモードが本作でも実装された。
  • パワプロ辞典
    • 野球用語、プロ野球用語、パワプロ用語など様々な固有名詞を解説してくれる辞典。
  • パワアリーナ
    • 達成項目であるが、本作ではオンラインで一定期間の達成を目指すイベントが用意されている。
  • その他
    • 応援曲作成で、掛け声に女声など種類が追加された。
    • 実在球場に福島県営あづま球場、松山坊っちゃんスタジアム、倉敷マスカットスタジアムが新規に追加。
  • ついに、オイラ看板キャラクターの矢部明雄くんに声が付いたでやんす!担当声優は大谷育江さん*4でやんす!

評価点

  • 全体的に野球バランスが良い。
    • 過去作では投打に極端な差が見られたものもあったが、本作では比較的程よいバランスとなっている。
  • シリーズ最多のモード搭載
    • パワプロシリーズの中でもモードの多さは過去最高。野球バラエティーゲームの最高峰であることは間違いない。

サクセス

  • 全体的にシステムが快適になった
    • イベントの大半は経験点や仲間評価など発生すれば何かしらメリットを得られるものが多く、積極的にイベントを起こす楽しみがある。
    • ただただ体力を消費したりバッドステータスを得て終わるだけ、というマイナスイベントは明確に減らされており、比較的ストレスフリーでプレイ出来る。
    • 彼女なしでバレンタインを迎えてもやる気が上がる*5サクセスは比較的珍しい。
  • 無難ながらもそれなりにまとまったシナリオ
    • 農業と監督の過去がテーマの「パワフル農業大学」や、実力主義の「提供国際大学」に加え、色物の「エジプト大学」と各シナリオそれぞれの方向性で手堅くまとまっている。
    • 特に前作に見られたあまりにも不快な要素はなくなったため、この点はユーザーから評価された。
  • 秋季全国大会優勝時にだけ出られる大学野球世界大会では練習などはなく試合自体も2試合しかないが、活躍次第で超特殊能力のコツに加え、威圧感のコツの取得も可能。
    • 戦力はモブ選手が強力な事に加え、西強大学の滝本・清本の二人に白薔薇かしまし大学の黒珠、古代大学の掘杉と強打者が揃っているため、CPU任せでも比較的勝ちやすい。
  • 能力の押し付けがなくなった
    • 基礎能力の直上げはなくなり、特殊能力も全てコツによる伝授になった。
    • 過去作であれば特殊能力を直接付与されたであろう場面でも今作ではコツレベル5の伝授になっており、「いらない能力を押し付けられる」ことはまずなくなった。後述する赤本仕様も相まって、再現選手や個性ある選手を作りたい層としては嬉しい要素である。
  • ポチ袋の有能化
    • 初期プレイ時に3万円が追加され、合計4万円で開始する事が出来る。

パワフェス

  • シナリオ
    • メインの登場人物は『2016』から引き継いでいるが、特に細かい繋がりはなく今作からでも楽しめる。
    • 話の展開もそれなりに驚きがあり、サクセスに比べると文章量が少なめであるが十分先が気になる内容となっている。
  • 助っ人キャラ
    • 最初に仲間にできるお助けキャラの1人を選択できるため、このおかげで投手不足や弱い選手に偏るということがなくなった。
      • また、『2018』ではお助けキャラ枠を最大の4人にするにはキャラ図鑑を60%まで埋める必要があったが、本作ではキャラ図鑑に60人登録が条件と大きく緩和されている。
    • 敵チームが他チームの選手を獲得するようになったことで、対戦時の単調さが軽減され、同時にキャラ集めも楽になった。
      • 例えば恋恋高校のような選手が1人しかいないチームだと、一度キャラを集めると対戦相手に選ぶ必要がほぼ皆無であったが、本作では合流選手のおかげで選択する余地も生まれ、補強の戦略の幅も広がっている。
    • 育成のしやすさが向上した
      • 任意のキャラに経験値を与えられるアイテム「不思議なメモ帳」を購入できるようになり、好きなキャラを早く成長させられるようになった。
      • ルーキーでも取得経験値が低下しなくなり、試合で多人数のレベル上げもやりやすくなった。
      • これにより前作のルーキーで起こったようなレベル10のキャラを最初から仲間にしてもレベル13まで行かないということはなくなった。
  • サクセスキャラの能力がレベル10で従来の能力になり、レベル11以降は順当に強化されるようになった。
    • 前作はレベル13でも本来の10相当だったため、強化されたといえる。
    • レベル11以降は欠点を中心に能力が上がっていき、赤特も消えるようになる。一部のキャラはオリジナル変化球が追加される。
      • 矢部はレベル12でチャンスFが消え、よくネタにされる火野もレベル11でエラーが消えたうえでレベル13まで行くと捕球もFまで上がるためここまで来ればそこまでエラーに気を揉む必要もなくなる。他には能力はかなり高いが赤特を5つも持つヴァンプ高校の灰塚などはかなり強くなる。
  • モブキャラの強化
    • ルーキーでは飛躍的に、ノーマルでもそれなりに育つようになった。
    • 特にルーキーでは最終的にはかなり頼もしい選手に育つため、メダルや初期マネージャーである栗原舞のマネージャー効果と合わせると、イベキャラを差し置いてスタメンを任せられることもしばしば。かと言ってモブキャラばかり使っていると助っ人キャラのレベルが上がりづらくなるため、バランスが大事である。
      • ただし説明不足により、とある誤解と批判を招いてしまった(後述)。
  • 2021年度版では契約の都合上2019から一旦オミットされた『MAJOR』『MAJOR 2nd』と『ダイヤのA』とのコラボチームがDLC込で再登場。これによりキャラ数は287名にまで増加した。
  • マネージャーの有能化
    • 神龍石(金)とご機嫌で実質最大8個のアイテムを使用でゲームを有利に進める久根、主人公の強化と育成に最適な片桐等、超強力なマネージャーが追加された。
    • 後述のルーレットの変更からか、木場静火の仕様も変更となり、本作では試合の先攻・後攻とDHの有無のルールを自由に選べるという形になった(最終戦はこれまでどおり後攻DH無し固定)。
  • ルーレットの改善
    • 『2018』のでは試合前のルーレットで仲間キャラの獲得人数も決め、獲得数「1人のみ」が頻発した場合などにストレスを感じやすい仕様であったが、本作では撤廃された。
      • ルーレットはDH制の有無と先攻・後攻を決定するのみとなった。
  • 矢部の隠しイベント
    • 『2016』『2018』ではイベントを起こすとパワフェス終了時にレベルを下げられたが、今作では下がらない。
  • ラスボス
    + ネタバレ注意 今作のラスボスはフォイボス。古代ギリシャ時代の歌手の怨霊が、ジュリアスの身体を乗っ取った姿である。
    歴代パワフェスのラスボスの中では球速・コントロール・スタミナ共に優秀で、「カオスハーモニー」というホップするオリジナルストレートにSFFとチェンジアップ等の苦戦しやすい変化球も併せ持ち、打者としてもずば抜けたパワーを持つ強敵。 歌い手の怨霊という設定から音楽に関連した個性的な言動を見せ、熱盛やクイーンココロに負けない実況と迫力で試合を盛り上げる。
    同時に、打たれた時に発する「ば、爆音がぁ~」という悲鳴や、美声で「や~め~て~♪」と、味方がエラーした場合「練習せ~い♪」と歌い上げる姿は多くのユーザーの爆笑を誘った。 また、矢部に対して「音の外れたほら貝が……」と表現するなど、ラスボス恒例の矢部いじりも健在である。

サクサクセス

  • 修正と改善点が目立つサクサクセス
    • マップ6が場合によって登場するようになるなど、育成戦略次第で強力な選手が作れるようになった。
    • 体力が残り0の状態でゴールになると自動的にクリアとなる。これにより体力0の時に誤って「いいえ」を押してゲームオーバーになってしまうことがなくなった。

栄冠ナイン

  • スカウト
    • スカウトによりランダム要素が強かった新入生を固定できるようになり、より育成、試合戦略が立てやすくなった。さらにスカウトの時期が11月~翌年2月という、高校生活で一番暇な時期に行えることもあり、より本モードの中毒性が増した。
    • また『2016』『2018』の打低から改善され、打撃面が強化された。

東京2020オリンピックモード

  • 新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京2020オリンピックの野球をプレイできる。
    • 五輪の延期の影響により、2021年アップデート版でもプレイ可能。

ペナント

  • 個人成績参照の際に過去成績と某スポーツサイト風の3行コメントも見られるようになり、より実在のペナントらしくなった。
  • オープナーとショートスターターの採用
  • 新起用法にも柔軟に対応してよりリアルな野球シミュレーションができるようになった。
  • シーズン終了後にチームの変更が出来るようになり、30年間の好きなチームの戦略を楽しめるようになった。
  • 出身地を設定する事が可能になったため、外国出身のオリジナル選手も国際大会に参加するようになった。
  • アップデートにより、強い特殊能力を所持した架空選手がドラフトで登場する確率が上がった。
  • 投打バランスの調整システムの導入により、一方的な投高、打高の状況を抑止できるようになった。
    • アップデート前は、最も投高に設定していても打高となってしまうバランスだったが、アップデートで改善された。
  • 2021年度版では、延長戦のイニングを設定できるようになった。
    • 新型コロナウイルスの影響によって2021年は開幕前に突如延長戦なしのルールに変更となった。そのようなルール変更にも柔軟に対応できるようになった。

マイライフ

  • 彼女関連のイベントがまとめられ、告白や結婚がわかりやすくなった。
  • また食事の種類が以前のマイライフのように増え、個性が出るようになった。
  • アイテムのみんなの評価が復活して、チームメイトの評価上げがやりやすくなった。ただし、彼女やOBの評価は上昇しない。
  • オートペナントで投打のバランスが選べるようになった。
  • 不評であったライバル機能が廃止。
  • 食べ物系の施設がなくなった。

OP・BGM

  • 歴代オープニング曲が早期購入特典のDLCとして追加されている。
  • 本作の主題歌「蒼の彼方へ」も好評で、OP演出と合わせて新しい時代を予感させると評されている。
    • パワフェス決勝戦にて、主題歌のインスト版が試合BGMとして使われるシリーズ恒例の演出も健在である。
  • 同じくパワフェス恒例のコーラス入りラスボス戦BGMも印象的。今回のラスボスは音楽に関わる設定を持つこともあり、初登場演出からして歴代ラスボスに劣らぬインパクトを見せてくれる。

賛否両論点

  • レギュラーキャラのキャラクターボイス
    • 前作からCVの実装が進められたが、本作は矢部明雄、加藤理香、ダイジョーブ博士など旧作のキャラもボイスが収録されている。
    • 既存キャラにボイスが付く際には付き物だが、人によっては長年抱いていたイメージが変わってしまう面もある。矢部においては20年近く出ているメインキャラであるため特に反響が大きかった。
      • 大谷育江氏の演技は問題なしだが、氏の特徴的な声から「矢部が可愛すぎる」など見た目にあまり合っていないという意見もあった。
      • とはいえ基本的に大半はCVが搭載されることには好意的であり、大多数が批判しているというほどではない。矢部のイメージが良い方向に変わったという声も多い。もちろん前作同様、馴染めない人はキャラボイスをオフにする事で解決出来る。
      • 2021年のWebアニメでは主人公のパワプロくんもボイス付きで喋っており、こちらもやや賛否が分かれた。
  • 金特数が2年前から追加なし
    • 『2018』発売以降、『実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル』(以下、サクスペ)では新金特が多数出ている他、『2018』発売時点でも実装されていない金特があったが、本作では金特の追加がない。
    • もちろんサクスペからの連動もされない。
    • 「復活」「マインドブレイカー」「読心術」等試合バランスを大きく崩す可能性のある金特や、「牛若丸」「至高シリーズ*6」等の既存金特と差異が分からないようなものはまだしも、「帰巣本能」「逆襲」「暴れ球」「変化球プライド」など実装コスト・機能面で実装しても特に問題なさそうな金特も追加されていない。
    • にもかかわらず、『2018』にあった「驚異の切れ味」変換*7は修正されている。その気があるなら金特追加もしてほしかったところ。

パワフェス

  • 前作同様ミゾットスポーツに関係ない選手が加入
    • 大抵のチームは過去作の設定どおりに選手が追加される中、ミゾットスポーツのみは芸農大附属高校の選手が追加されている。
    • なお過去作において、彼らがミゾットスポーツに就職したなどという設定や描写はない。ブロンコ・リーとの野菜繋がりと言わんばかりの追加である
    • 無論キャラが追加されることは良いことだが……。
      • 進路としての違和感がないアレックスは糾弾されることはない。
  • フリート高校のキャプテンについて
    • 元シナリオにて絶対権力者として君臨していたオクタヴィアを差し置いて、何故か館橋水奈都がキャプテンとなっている。原作でオクタヴィアを大人しくさせるシーンはあるものの、キャプテンの座を移す理由として弱い。
    • 加えて館橋は能力がかなり低いうえにフリート高校は選手が4人いるため、戦力補強という点でも大きなデメリットとなってしまっている。
      • 館橋以外の3人は2回戦のキャラとしてはかなり強いため、バランス調整の可能性もある。

サクセス

  • 不快な要素がなくなった反面、サクセス自体は地味な内容に。
    • 元々パワプロはシリアスな内容も少なくない*8。その例に漏れず『2018』では彼女候補がチームメイトとくっつく、仲間が問題行動を取るなどダークな一面があった。が、今作ではその要素がほぼなくなっている。
    • 前作はやり過ぎた部分もあり批判を受けたが、良くも悪くもこれらにより話題性が上がっていた面もある。その点では、本作はかなりサクセスの印象が薄くなってしまった感も否めない。
      • とはいえ、シナリオ自体に特に際立って悪い所があるわけではない。あくまでシリーズの1作として見ると物足りない内容というだけで、単体として見ればそれなりの出来ではある。
      • 『2016』からシリーズのメインキャラがほぼ登場せず、外伝感の強い内容になっている事も地味さを余計に加速させている。
  • ライバル戦・ラスボス戦も全体的に盛り上がりに欠ける。
    • 今作のストーリー上ライバル兼ラスボスとしてクローズアップされるのは「パワフル農業大学」編におけるメガロポリス学院の獅乃木(投手)と「提供国際大学」編で主人公と同じチームに所属するバーリス(投手)だが、シナリオではあまり大きく目立たず少々影が薄い。そのため過去作で見られたようなアツい展開を期待する層からは不評。
      + 詳細
    • 獅乃木はコントロールC、スタミナAに球速151km/hを誇るサウスポーで、エース級のステータスを持っていることは間違いないが、持ち球が比較的ホームランを打ちやすいものばかりなため、プレイヤー目線ではあまり強く映らず、ラスボスとして物足りないという声もある。
      • 予選では打ちにくいとされるロゼルージュを備えている白薔薇かしまし学園大学の涼風と全国大会の一回戦で当たる秘湯大学のエース有馬紅葉が変化量の大きい球種を揃えており、非常にホームランを打ちにくいこと、他2つのシナリオでラスボスを務める西強大学の滝本・清本らを擁する強力打線と比べるとメガロポリス学院打線が見劣りすることなども物足りなさに拍車をかけている。
      • そもそも、「パワフル農業大学」編のストーリーにおいて獅乃木が主に関心を寄せているのは因縁の相手であるパワ農監督の織河めぐるであって、主人公については最終盤まで名前すらも覚えていない。なので、厳密にはライバル関係と言っていいかすらも怪しく、どちらかと言えば、主人公と織河の関係を盛り上げるための舞台装置となっている側面が強い。
      • 主人公と織河の物語として見れば「パワフル農業大学」編は非常によくまとまった出来なので、獅乃木とのライバル関係を掘り下げすぎないことでシナリオ全体のバランスを保ったと評価することもできる。
    • バーリスは世界大会まで行かないとラスボスにならない上、実際に戦った時のステータスも赤特がありあまり強いとは言い切れない*9ためイマイチパッとせず強敵感が薄い。
    • 彼が絡む提供国際大学のシナリオでも多少の対抗意識を持ってはいるがあまり主人公と大きく敵対する関係性ではない(主人公以外ではその描写があるが)。そのため、どちらかというと仲の良い友人といった雰囲気が強い。
  • ダイジョーブの成功手形の存在意義
    • アイテム「ダイジョーブの成功手形」はダイジョーブ博士の手術成功確率を100%にしてくれるアイテムだが、肝心のダイジョーブ博士の出現が確約される訳ではないので持ち込んでも無駄にするリスクが大きい。この点はサクスペなどでも同様である。
  • 強制敗退の存在
    • パワフル農業大学編とエジプト大学編にて強制敗退が存在する。前作ほど問題視はされていないのが救いか。
    • エジプト大学だけ春の全国大会予選の最終戦で敗北する。

マイライフ

  • キャラクター一新の引き換えに消滅した選手
    • 奥居、鳥羽、ミゲル、国分、古賀といったキャラが前作同様登場する中「二上」だけは何故か削除されている。
      • 二上の削除により、無料で体力回復が出来る場所は別荘のみとなった。

栄冠ナイン

  • スクラップが追加され、自分の戦いを評価してくれるようになった。
    • だが、敗退したときは「○○チャンスで凡退」「○○炎上」など未成年の選手には酷な見出しも。敗退した時のショックが余計に大きい。
    • 一方で試合序盤の(勝利打点となる)逆転本塁打を「起死回生」と表現するなど、一部に不自然な言い回しも存在する。
    • 9回裏までに決着した試合はランニングスコアが記録として残るが、延長戦になると最終的なスコアと延長イニング数及び寸評が残るのみとやや味気ないものになってしまい、勿体なさは否めない。
    • また、チームが特集されるイベントなどはスクラップに追加されない。

ホームランアタック

  • 実況が追加されたが、オリジナル選手の名前を呼ばない熱盛
    • オリジナル選手の呼び方自体は熱盛ボイスが実装されていないため、違和感を感じる。

問題点

野球システム

  • 強力すぎるCOM
    • ミートが強化されたことによりCOMの打撃がエキスパート級に変貌した。奪三振を取り辛くなり、COMの強さを「よわい」に設定しても打たれやすい。
    • さらに調子が絶好調だとホームランまで出やすくなったりと不便が目立つ。COMのミートカーソルの速度は『パワプロ』シリーズ歴代最速を誇り、特にサクセス、マイライフは影響が大きい。
    • 一方COM投手は操作時に四球を出すことがほとんどなく、いまいちリアリティに欠ける。
  • 牽制が多すぎる
    • 難易度関係なく、ランナーがいるときに何回も牽制するため、試合テンポが非常に悪くなるケースがある
    • 特に決勝戦で戦うことになる西強大学の城山は牽制回数が多く、ランナーに対して非常に煽っているかのように牽制しまくる。
    • パワフェス、栄冠ナインも同様に牽制が非常に多く、多くのユーザーからはストレスが溜まる要因になっている。
  • 会話スキップが完全ではなく、試合前のメンバー発表で主人公と矢部の名前が宣告される場面で何故か早送りが中断され、地味にストレスがたまる。
  • 金得をつけた継承選手との練習で取得できるコツが、ランダムで下位の青得に置き換わってしまう。

パワフェス

  • コンボ
    • 261人のもコンボがあるのは良いが、一部のキャラを除き大多数は1キャラ1コンボなため、キャラが多過ぎて狙わずにコンボを起こすことが難しくなっている。
    • 過去作同様に対戦チームは進行に合わせたグループ内からランダムに登場することと、助っ人も1人以外はランダム抽選であるため、結果的にコンボの発生率は下がっている。
  • キャラクター獲得条件
    • 獲得出来る人数はチーム毎に「ホームラン本数」や「点差次第」など条件が決められているが、試合前の対戦相手選択画面でしか確認できず、試合中にどういうプレイをすれば良いか忘れてしまうと再確認は出来ない*10
  • シナリオ・会話スキップの仕様
    • 一部のパートはスキップが出来ない仕様だが、他チームの勝敗結果といった細かいパートも相変わらずスキップ不可なままであり、繰り返しプレイしていると気になりやすい。
      • 特に準決勝後のイベント後のパートと決勝戦でギリシャと融合するパートは少々長すぎるため、ストレスが余計に溜まってしまう。
    • なお今作では、初見プレイではオープニングの部分をスキップする事自体が出来なくなっている。
  • 2021年度版の『MAJOR』『MAJOR 2nd』と『ダイヤのA』が登場キャラはおろかコンボも全てただの使い回しで、前作のコラボ以降にサクセススペシャルに登場したキャラやチームの追加がない。
    • また『MAJOR』と『ダイヤのA』どちらのDLCも内容が2018と代わり映えしないにもかかわらず、価格は何故か各500円と前作より高くなっている(2018では各300円)。

サクセス

  • サクセスの存在意義が薄れた(育成面)
    • 本作でもサクスペとの連動は可能だが、本作発売時点で既にサクスペの方が場合によっては遥かに強い選手を作れる。
    • 評価点に記載の通り、育成過程におけるストレス要素面では改善されているとはいえ、サクセス最大の存在意義である「強いオリジナル選手を作る」という点においてはサクスペに大きく劣っている。
      • 本作でも『2018』に比べ金特面で改善されている*11が、それでも取得経験点や金特数において埋めがたい差が発生している。
      • また、本作のサクセスは投手の試合経験点が少ない、投手の球速必要経験点が147キロ程を境に高騰するなど、過去作と比べても育成に不利な要素が多い(特に投手)。
      • 本作における育成理論は概ね★*12600前後を目標としているが、サクスペでは無課金でも★850オーバーの選手を量産可能。
      • サクスペはガチャ等の事前準備が必要とはいえ、直近のガチャである程度キャラを入手してフリート高校*13をプレイするだけでも、無課金でも上記の基準を達成できてしまう。
    • なお、本作にはマイナス特殊能力が取得しやすい*14という長所があるが、上記の通り作成選手の上限値が低いため、強めの再現選手の作成にはサクスペの方が適性がある。そのため、再現選手の作成においてのみ一長一短という感じである。
      • ただしサクスペとの連動は次回作の発売に伴い終了しており、現在では本作で育成するしかない。またそのサクスペも2023年12月にサービス終了した。
  • 各大学の育成バランスが悪い。
    • 高級レストランでのバイトを活用したバイト理論が使用できる「提供国際大学」がぶっち切りの育成環境*15であり、次点でランダム要素の多い「エジプト大学」で、「パワフル農業大学」は他に比べて育成メリットが大幅に少ない。
      • パワフル農業大学は後のアップデートで大きくテコ入れが図られたものの、キャプテンが強制的にある選手へ固定されるため、試合中の采配を行うことができずランダム性が大きいという問題点は残っている。
  • 相変わらず矢部以外のメインキャラ(猪狩守、早川あおいなど)がサクセスに登場しない。
    • 橘みずきのみ対戦相手で久しぶりの登場となったが、少し喋るだけの顔見せ程度で出番が終わっており極めて雑な扱いになっている。もはやただのモブキャラである。
      • しかも彼女は近年のサクセスに出ていないだけで大半の作品で何かしら新規の出番があり、これでもメインキャラの中では優遇されている方*16なのがまた何とも言えない。
    • 前作の『2018』は新モードの名称甲子園で出すことが可能など申し訳程度の対策はされていたのだが、今作は特にフォローもなく非常に寂しい内容に。パワフェスはあるが基本『2016』から内容が使い回しであるため、新規のイベントがほとんどないメインキャラすらいる。もはやメインキャラと呼べるのだろうか…?
    • 『パワプロ2022』ではさすがに問題視されたためかライバルズ編でほぼ過去作のイベントの流用とはいえ一応メインキャラがサクセスに出るようになり、『2016』~『2020』までよりは扱いがマシになっている。

ペナント

  • 一部しか効果が無いFAブロック
    • 新たに追加されたFAブロックは選手のFA宣言を阻止できるアイテムだが、海外ポスティングには効果がなく、チーム愛を下げずに選手流出を防ぎたいプレイヤーへの救済としては中途半端か。
  • チーム記録やドラフト一覧の不具合
    • ドラフト一覧画面で現役選手が引退表示になっていた。修正後もFA権を公示した選手が引退表示となっている。
    • ドラフト一覧にてドラフトで獲得した選手の数が異なる不具合が発生した。
    • チーム記録で達成してない記録を更新したり、優勝してない年が表示されたりと目立った。アップデート後も連続優勝と日本一の判定が完全に修正されなかった。
    • 2021年アップデートでは完全に修正された。
  • 強制エラー発生(アップデートで修正済)
    • ドラフト一覧で殿堂入りを閲覧すると強制的にエラー発生する不具合。アップデートで修正されたが、削除された殿堂入り選手を閲覧することは不可能となっている。
  • 前作から引き続き改善のない問題点の数々
    • 起用AIと打順ロック
      • 打順設定でロック機能に守備位置ロックが追加された。
      • しかし、ロックしても日付を進めると勝手にロックを解除されてCPUにより別の選手に置き換えられてしまうバグは修正されておらず、全くもって無意味な機能追加となっている。
      • 特に今年はコロナ禍の延期の影響で選手の査定アップデートが遅く、今年ブレイクした選手がデフォルトでレギュラーになっていても査定が追い付いていない低い能力のままであるため、勝手にレギュラーを外されてしまう現象が多発する。
      • 先発起用に6人を入れると時間が経つにつれ勝手に先中起用される。ロックされても練習に全く選択していない中継ぎの適性がついてしまう現象が起きてしまう謎のバグも存在する。
      • 防止するには1軍・2軍自動入れ替えをオフにすればいいのだが、これはこれで固定したい選手以外の入れ替えが非活性化してしまう。
    • 複数年契約
      • 複数年契約にするとなぜか年俸を年数分倍増しなければならない仕組みはそのまま。
    • 助っ人外国人
      • 投手は赤特殊能力にまみれた弱い外国人ばかり出現するのはそのまま。
      • 2014年以降韓国や台湾等の出身が全く登場しない。
    • ドラフト
      • ドラフト参加をさせるオリジナル選手を選択する際に、なぜかサクセススペシャルで育成した選手を参加させることができない。
      • 海外出身のオリジナル選手をドラフトに参加すると、出身地がその他になる不具合。また日本人扱いにならず、外国人選手扱いになってしまうのも致命的。
    • 特殊能力練習
      • 試合での特殊能力が下がりやすいのはそのままで、特にチャンス、対左は露骨。
      • 打高抑制にしても投打バランス設定が追加されたため、下がりやすくするシステムの維持の必要性は感じられないといえよう。
      • しかし、投手の場合、打低でも赤特の一発が加わる確率が非常に高い。逃げ球を習得しても成績が悪ければ即座に無くなる。
      • 特殊能力練習で習得までにかかる時間がかなり長いまま。
      • 練習でベテラン選手から他の選手に特殊能力を伝授している最中に、そのベテラン選手がチームを離れようとしたり特殊能力を失ったりすると、その伝授のためのゲージがなぜか全て失われてしまうバグはそのまま。
      • 途中で違う練習に変更した場合はゲージが失われない仕様のため、ベテラン選手がチーム離脱などをする前に練習を中止させることが対策となる。
    • 帰国選手交渉
      • 何故か野手しか帰国しない。投手だと高確率で帰国しないまま引退になる。
      • 投手の帰国する確率は極端に低く、殆どが30代前半で引退する。
      • 活躍している、ステータスが高くても突然引退する事も多い。
      • 国際大会で設定を変更した状態で出番プレイすると変更以前の設定になる不具合がある。
    • 『2014』から続く「二つ名」音声システムなどの都合上、「試合」のみ設定可能な実況アナウンサーを選ぶことができず、堂前英男固定となっている。

マイライフ

  • 問題点や、修正がやや目立つ課題点
    • イベントの少なさは相変わらず。
    • 年俸交渉も相変わらずの結婚、子供誕生が有利。
    • 2018も同じだが、海外大会中にやれることが少ない。練習や趣味は選べず、アイテム使用から本を読む程度しかやることがない。海外マップも施設は2つのみ。また、3月の大会はオフシーズン扱いなのでスキップできない。おまけに試合で活躍しても経験点は入らない。
  • 監督の采配がおかしい。
    • 中継ぎ投手を務める際のミッションで「中継ぎエースを目指せ」というミッションがあり、失敗するとリード時起用を外される仕様になっているが、監督に電話すれば失敗直後であっても中継ぎエースになれるという意味不明な仕様が存在する。
    • 活躍しているのに自分の起用法やローテーションの希望を聞いてくれない。
  • 特殊能力
    • 試合での特殊能力が下がりやすいのはそのままで、特にチャンス、対左は露骨。打点新記録更新しても下がることも。
  • 怪我
    • 怪我がせいぜい2週間~1ヶ月ほどの怪我しかせず、リアルティが全くない。おまけに怪我をしても二軍に落とさないので、試合に出ることもできる、全くといって現実味は薄い。
    • そのため、全試合出場が非常に楽で、毎年連続で出場記録を延ばすというリアルティのない部分が多い。
  • 引退後のデータが見れない
    • 以前では引退後の成績が見れたが、今作は何故か見れなくなっている。
  • イベント発生率の不具合(アップデートで修正済)
    • 初期は「彼女の観戦イベントの発生率が極端に低く、イベントが進められない」という報告が相次いでいた。
  • 一部特殊能力の取得難易度
    • 「高速レーザー」「勝利の星」等の金特の取得が非常に難しいのは前作同様。
    • 「対エース○」「エースキラー」「対強打者○」「主砲キラー」この4つの特能はシーズン中の成績を基に付与されるシステムなのだが、これらも取得難易度が高い上に取得条件はゲーム中で明示されない。
    • シーズン終了後成績に応じて、特定球団に強くなる「○○キラー」を得ることがあるが、セリーグ所属なのにパリーグのチームに対して付く(あるいはその逆)割合が非常に多い。
    • 2月のキャンプで投手は「ノビ」を鍛えることが出来るのだが、ゲージの伸びが非常に悪く4回の行動を全てノビ育成に回しても初期値からほとんど動かないことがほとんど。
    • 選手寿命が伸びる「ヤモリの干物」が廃止。寿命が伸びるアイテムの入手が難しくなっている。

栄冠ナイン

  • 新入生スカウト
    • 新入生の履歴書は、スカウトに転身した卒業生から低確率で貰うか5勝毎に可能な戦績ポイントでのアイテム購入(2000P/1枚とやや高額)以外で狙って入手することはできない上、パワポイントで購入することもできないため、戦力に乏しい序盤ほど頼りづらいという難点がある。
      • 新入生スカウトのコマンドそのものは11月以降に学校の評判に応じて決まった回数(2~6回)必ず出現するが、評判が低いうちは強い選手のスカウト成功が期待できず、枚数の少なさ以上に有効性が低くなってしまう。
    • 不十分なスカウト情報
    • スカウトを都道府県に派遣するのだが、その県の情報が大雑把であり当たり外れがが強い。例えば単に打撃が平凡な能力でも選手数が多い地区だと「打撃に特化」となる。特に有能な選手になりやすい全国大会優勝は47分の1の確率である。全国大会優勝校ぐらいは教えてもらいたい。
  • COMの走塁に関する思考が杜撰
    • 特に「0~1アウト」且つ「得点圏に走者がいる」場合でCOM操作の走塁に明らかな欠陥があり、プレイヤーが(盗塁やエンドラン指示以外で)走塁に関与できない栄冠ナインではこの問題が深刻な弊害をもたらしている。
      +
    • 例として、走者が二塁にいる際の外野フライに対し「足の速くない走者が塁上で待機し、捕球または触球後も進塁義務がない限り進塁しようとしない*17」や、走者が二塁と三塁にいる際の(特に右方向の)内野ゴロに対し「三塁走者が塁上待機し二塁走者だけが進塁しようとして塁を飛び出してしまう*18」といった状況があり、これが十分に再現可能な頻度で発生する。
      • なお、この問題は自チームだけでなく敵チームにも発生する場合がある。
      • ゲームバランスの崩壊
    • 高打低投のため、エラーが多い、投手は、打たれやすくなった。

東京2020オリンピック

  • 日本代表以外が架空選手
    • 旧作『プロスピ』などのWBCモードと異なり、日本代表以外の外国チームは収録選手もランダムの架空選手となっている。
    • アレンジチームを入れることは可能であるため、本気で再現したくばサクセスモードで再現した選手を作っていくしかない。
    • 2021年版アップデートでは台湾代表が実名化した*19
  • 観戦モード不可
    • お気に入りの選手で固めた敵国含めた代表チームの試合を眺めるという遊び方が不可能となっている。

その他

  • 一部サクセスキャラの選手データ・パワター削除
    • 戸井鉄男など、パワフェスに登場するキャラ以外の『2018』(『2019』の名将甲子園)のサクセスキャラの選手データおよびパワターが削除されてしまっている。
    • パワプロSwitch出身のパワターの大部分にも同じことが言える。
  • 選手能力査定基準の不明瞭な点と「eBASEBALLプロリーグ」基準のバランス調整による実際の成績とゲーム内の能力との乖離。
    • 歴代シリーズでも不自然な選手の能力査定が付きものだが、今作では特に2020年度の最終アップデート後の査定におかしな点が多い。
    • 査定が全体的にデフレ化し、そこからセ・リーグに甘く*20パ・リーグに厳しい部分が目立つ。
      • 例1:北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手のミート値がC64しかなく、特殊能力を込みにしても他の選手と比較した場合成績に見合わぬほど明らかに低い*21
      • 例2:レギュラーシーズンや日本シリーズを圧勝し、キャリアハイを叩き出した選手も複数いるソフトバンクホークスの選手が全体的に妙に低い*22
      • 例3:セ・リーグの鈴木誠也選手は、前年に首位打者を獲得したとはいえ2020年シーズンはちょうど打率3割に乗ったという実績で、対左Bを持ちつつミートはB70もある*23
        先に挙げた近藤選手は2020年に打率.340をマークしていかたため、特に疑問視される。
      • 例4:ミートAの選手が一人もいない。最高はオリックスバファローズの吉田正尚選手のB78。
    • 適当に付けているとしか思えないほどの「三振」「エラー」「併殺」「四球」「一発」など赤特のオンパレード。
      • 一軍格のだいたい半数は何かしら赤特を持たされている場合が多いが、レギュラー選手ほど打席や守備機会、登板数が多いためどうしても数が増えがちなことに反して、ちょっとした数でも赤特を付けられているが、基準が不明。
      • そのため、例えば「エラー」では同ポジションで同程度シーズンに出ている選手で比べてエラー数が少ない選手の方側が「エラー」持ちの上に捕球の数値もかなり低いなんてケースもある。
    • 2020年シーズン最終アップデートでより顕著になったが、「eBASEBALL プロリーグ」でのバランス取りを意識した調整が行われている。
      • そのためか、例えば各球団の主砲のパワーの数値や特殊能力が似たような構成で並んでいたりするなど、何かしら12球団で極端な格差を無くすような調整が多い。
      • 対戦で特に大きく影響を及ぼすミート・スタミナ・変化の査定がデフレ傾向にあり、ミートに関しては首位打者ですらAに届かない上にB以上の選手も数えるほどしか存在しない。特殊能力で調整する方針とはいえ見栄えが悪く、「eBASEBALL プロリーグ」に興味のないユーザーには評判が良くない*24

軽度の問題点

パワフェス

  • 相変わらず空気の主人公
    • 今回も主人公チームとラスボスのチームと対決になるが、熱盛とこころと裏ボスのやり取りが中心であり主人公は空気。最終戦もイマイチ盛り上がりに欠ける物となっている。
  • 2021年度版では当初、2020年度版にて集めたキャラが熱盛やこころなどレベル13で加入するキャラを除き全員レベル1に戻ってしまっていた他、マップの散策状況やクリア状況が初期化されイベントスキップも不可能となっている不具合があった。
    • 現在はいずれもアップデートで修正が成されている。
  • 誤植・設定ミス
    • 試合前のやり取りで大江戸ファイアーズ*25がファイターズと誤植されており、社会人チームのはずが独立リーグ扱いになっている。
  • モブ選手に関する説明不足
    • 上述の通りルーキーではモブ選手がサクセスのキャラを差し置いてスタメンに入るぐらいに強化されるものの、ゲーム中では難易度によりモブキャラの成長度合いに違いがあることの説明は一切ない。
    • そのためルーキーしかやらないプレイヤーはルーキーへの救済措置であるこの仕様を全難易度共通の仕様と勘違いし、その結果、モブがサクセスのキャラより強くなるのはおかしいという批判を招いてしまうことになった。
      • この声を反映したのか次回作ではモブ選手が弱体化してしまった。

マイライフ

  • 趣味系の下方修正
    • 趣味系の大会で3回優勝すると当該大会に出られなくなる。これにより「趣味系の大会で賞金を稼ぐ」というプレイが出来なくなった。
  • ゴルフプレー時の説明不足
    • 特定の場面でボタンを押すと良いショットが放たれ大会の優勝にも近づくという仕様があるのだが、これが解説されているのはよりにもよってバックログ内のみ。バックログを読まないと、ボタンを押す必要があることすら気づけないようになっている。

サクセス

  • 相変わらずサクセスは順番解放
    • シリーズ伝統とは言え、やはり「すぐに全サクセスを遊びたい」、という人と「シリーズ伝統だしこのままでいい」という人で意見が分かれる要素となってしまっている。
    • 旧作は最初に発売される開幕版は順番に開放され、その後に発売された決定版は最初から解放されている仕様であったのでむしろ劣化している。
  • 非売品の売却不可能
    • アロマグッズ改やパワドリンクなど、ショップで売られてないアイテムを売却する事が出来ない。
    • 特にアロマグッズは、終盤に主人公が絶好調になりやすく、使い道が無くなってしまう。
  • 監督がザコプロ顔
    • 織河とアンドレの顔が実装されてないためザコプロ顔であり、がっかりする。
  • 登場人物に多少の賛否
    • 獅乃木琢磨
      + 詳細
    • メガロポリス学院大学のエースピッチャーでパワフル農業大学でのプレイでは主人公のライバル的位置づけとなるが、上述の通り主人公との繋がりは薄めなため、ライバルと言うには首を傾げる所がある。直接対決の機会も秋季全国大会決勝だけで、準決勝までに敗退した場合は一度も対決することなく終わってしまう。
    • 人物としても、勝利至上主義にして実力至上主義なのはともかく言動の悪さが目に付きやすく、実力の劣る者やチームメイトと協力することに対して「ゴミ」「カス」などと罵詈雑言を言い放つ、秋季全国大会決勝で主人公達に敗れた際にはチームメイトに当たり散らすなど、反感を抱きやすい言動が目立つ*26
    • 大学野球世界大会で優勝した際には、主人公と健闘を称え合うのを「そういうのも悪くない」と改める場面はあるが、直後に主人公が共に応援してくれた皆の所へ挨拶に向かうのはぶっきらぼうに断っているため、いまいち彼の成長を感じられない事も。
    • アンドレ・カネダシア
      + 詳細
    • 提供国際の監督であるが、結果を残さなければ器材を没収する。しかし、試合出場しなくても出場出来なかったんだと問いつつ「実力不足だったから」と反論し、「力不足と棚に上げるな」と理不尽な理由で器材を没収してしまう。例え四球*27であっても同様であり、ユーザーからは特に彼の評価が悪い。
    • 終盤ではお金持ちであるジューユを優先して練習機材を与えるなど忖度な行いで、一時的にチームを崩壊寸前まで追い詰める要因を作ってしまう*28
    • 本番の試合で結果を残さなければ、器材の没収だけでは無く併殺や三振、一発等赤特が強制的に追加される。
    • ジューユ、木枯
      + 詳細
    • 捕手でありながらステータスが非常に貧しく、木枯に至ってはサブポジションが無く、主人公が捕手でない限り継承選手で強力な捕手を用意していても、木枯が必ずスタメンに選ばれてしまう*29
    • ジューユでもサブポジションに二塁が追加されているにもかかわらず、主人公が捕手の場合スタメン落ちする等かなり不遇*30
    • ジューユに関しては性能とは裏腹にシナリオにおいては重要な役割を果たしている。
    • 玉根
      • 今作のサクセスの選手の中では最もイベント超低確率な選手である。攻略をしなければ、評価をあげても発生しない。
      • そのため、金特「高速ベースラン」が入手困難となっている。
    • セティーヌ
      • 人気とは裏腹にホールスアンと真逆にイベントの発生率がかなり低い。
      • 評価を高くしても発生しない等謎仕様である。
  • 監督評価の仕様
    • メンタル練習では監督評価が上がらず、監督が練習を見に来るかは運次第なため、序盤の練習試合でスタメン出場するのは厳しい。体力管理の面でも辛く、最悪の場合怪我を負いやすくなる始末。にもかかわらず「提供国際大学」は試合に出てない=活躍していないと判定され、実力試験で獲得した機材を没収される理不尽な仕様となっている。
      • なお、織河とは異なりアンドレのイベントは一切無いため、評価も上がり辛いのも事実である。
    • 提供国際大学編においては、試合で決勝点となるホームランを放ったにもかかわらず結果が出ていないと判断されるなど、不可解な点が多い。
    • 試合でもアンドレを除き監督評価が上がらない。
      • 特にエジプト大学においてはスタメンこそなれるが、キャプテンになる可能性が極めて難易度が高い。

ペナント

  • 二軍
    • 二軍戦がフレッシュオールスターや日本一決定戦含めて存在せず、選手やチームの二軍成績を参照することができない。
    • 前述の二軍限定の新変化球習得練習、サブポジション習得練習の追加により、二軍選手の存在意義自体は前作より増している。
  • 使用球場
    • 2020年は交流試合を除き全て中止となったものの、阪神タイガースが、2年目以降も高校野球の甲子園大会を考慮して、京セラドームを使用するようになっている。オリックスはその場合、ほっともっとフィールド神戸を使用する。しかし、アレンジチームを用いて既存12球団の構成を崩すと2018までと同じように夏に甲子園を乗っ取ってしまうバグが存在する。
    • 2020年は11月開催であるものの、社会人野球の期間にも東京ドームを巨人が使用してしまっている。
    • また、日本ハムで年に数カード存在する、東京ドームでの試合も2年目以降は一切行われない。
  • 怪我
    • 基本的に怪我での離脱・引退が無いため、どの選手も平気で何年も活躍する。特に野手選手は安打数が伸び、3000本安打が多発することも。
    • 国際大会
      • 日本代表のユニフォームが東京五輪以外、元通りの架空の青いユニフォームになってしまう。
      • 優勝しようと参加した選手が「国際大会〇or×」の特殊能力の取得以外一切成長しないため、選手が参加するメリットが薄い。
      • 3月の国際大会が日程スキップでしか飛ばせず、カレンダーで一気に飛ばせない仕様のまま。
      • 7月の国際大会は飛ばせる。
      • ただしON/OFFにできるためそこまでの問題点とは言い切れない。
  • 観客人数を「無観客」とすることができない。
    • 2021年アップデートでも対応されなかった。
    • ただし、これらのルールはコロナ禍を前提としたものであるため、コロナ禍の2020年以降を無かったことにしている&2021年に完全に終息したことになっているこのゲーム内では、元通りのルールで問題がないとも言える。
      • 選手がコロナに感染して大量離脱という事態は発生しない上に、外国人も自由に来日できるというリスク管理難易度の易しさの分バランスが取れているのだと言えよう。
  • スペシャルデー
    • シーズン終了時にチームを変更することが出来るものの、スペシャルデーの操作は自分のチームしか出来ない。
    • 公式の「将来的にはCOMのチームも対応したい」という発言はあるため、改善される可能性はある。
    • 「引退試合」はマイライフの演出を引用したものだが、マイライフと異なり実況がカットされてしまう。
      • しかも、なぜか引退試合後に契約更改で現役続行を申し出てくる選手が出る可能性がある。
      • 引退は相変わらずシーズン中には申し出てこないため、契約更改で初めて引退を申し出てきた選手に対して「こんなことなら引退試合組んであげればよかった」となりがちである。
      • 選手兼任監督の引退試合を行うと、何故か監督が二人になるという明確なミスも判明している。
  • カレンダー
    • 1年目について、実際には行われなかった2020年の元のカレンダーでしかプレーすることができず、新型コロナウイルス感染拡大に伴うペナントレース延期に対応した実際のカレンダーを選択することができない。
    • 延期後カレンダーは、LIVEシナリオのみの対応だった。
    • 東京五輪から次回のパリ五輪において野球は除外されることが確定したにもかかわらず、国際大会が2024年の夏に組まれている。
  • 特別ルール未対応
    • ようやく2019年の1軍29人登録に対応できた…はずだったが、今度は新型コロナウイルス感染拡大による特別ルールに対応されていない。
    • 1軍登録は31人ではなく29人まで。ベンチ入りは26人までではなく25人まで。外国人選手の1軍登録は5人まででなく4人まで。ただし、外国人選手の1軍登録は設定で無制限にすることは可能。
    • 現実の2020年で開催されなかったセ・リーグのようにCSのオン・オフを選択できない。
  • 雨天中止
    • 追加されたのはいいが、設定でオフとすることができない。
    • また、中止頻度は少なく、年に1度も中止にならないチームが多発する。
    • 雨天中止の発生率は極端に低く、場合によっては一度も中止にならない場合がある。
    • プロスピと異なり雨天コールドゲームは発生しない。

連動関連

  • サクセススペシャル連動での限定キャラパワターのコンプが不可(2020年度データのみ)
    • 本作のサクスペ限定キャラは「パワポイント」により、連動に必要なサクスペ限定キャラを所持しなくても、パワターを埋める事が可能だったが「[十二単]早川あおい」と「[袴]友沢亮」の開放は出来ず、2020年度サービスが終了しても、パワプロショップには搭載されなかった(2021年度データには従来通り追加されている)。
  • サクセススペシャル連動のできないSwitch版ではPS4版に比べてパワターの追加にタイムラグが有る。

総評

サクセス自体は前作と比べ話にインパクトがなく、近年の他作品と比べると育成効率が劣るなどの問題点がある。
とはいえ、単体でみれば破綻やバランス崩壊などはしておらず手堅くまとまった出来に収まっている。
また各モードのシステムも順当に改良されており、いずれも一定の評価を保っている。

難点はあるが総合して、『実況』から『eBASEBALL』へと新しい時代の変化を実感させる良作と言えるだろう。
野球ゲームとしては間違いなく完成度が高いのだが、キャラゲーとしてのパワプロを求める層にはイマイチな評価を受けた作品である。
そのためか次回作である『パワプロ2022』ではメインキャラが再登場する事となり、大きくキャラ面に特化した内容になっている。


余談

  • サクセス・マイライフの彼女候補の稲穂亜希のCVである立花理香氏は、オリックス・バファローズの若月健矢選手の妻として知られており、声優と収録選手が夫婦で初共演となったことが、公式動画でも突っ込まれた。
  • 2020年夏、VTuberグループ『にじさんじ』とのコラボレーション企画として、『にじさんじ』のメンバーが栄冠ナインで6つの球団を作成して対戦を行う『にじさんじ甲子園』が行われ、優勝した『にじさんじ(高校)』『椎名唯華』の登場モーション・アクションボイス・ウグイス嬢音声が2020年11月26日のアップデートにてゲーム内に実装された。
    • 非常に好評だったため、翌年にも同様の企画『にじさんじ甲子園2021』が、翌々年には次回作で『にじさんじ甲子園2022』が開催され、毎年夏の恒例イベントとなっている。
  • サクセススペシャルでは本シリーズの発売後、連動特典として双方でキャラやアイテムがもらえるのが恒例であるが、本作のみは異例の3回*31実施された(かつかなり早期に告知された)。
    • 前作のストーリーの評判やコロナウイルスでの外出自粛等で初動の購入者がかなり少なかったことうかがえる*32

その後の展開

  • 2016以降は発売と同時にパワプロアプリにサクセスのキャラが登場するのが恒例となっており、今作もバーリス・カリーナが実装されたものの、両者共に次回作の発売を待たずして人気投票で排出停止となる非常に厳しい結果となった。特にカリーナは彼女キャラとして初の排出停止という不名誉な記録を打ち立ててしまっている。
    • この結果が大いに影響したようで、次回作の2022では同時実装は行われなかった。
  • その他、パワプロアプリでは2021年11月にエジプト大学がエジプト高校としてリメイクされて実装された。
    • 素材を流用し2022のパワフェスにもエジプト大学が登場した。ラミィは本作のサクセスではマネージャーとして登場しなかったものの、アプリ版と同様にマネージャーとして再登場している。
  • エジプト大学と獅乃木はパワフェスに登場するが、それ以外はパワショップで購入可能。
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最終更新:2024年04月02日 12:59

*1 ナショナルチームなど本作の一部新要素が影響している。

*2 野手なら「巧打」「長打」「走塁」「守備」の4分野、投手なら「球速」「制球」「スタミナ」「変化球」の4分野。

*3 確定ではなく、戦績が良いほどその可能性が高い。

*4 『ポケットモンスターシリーズ』の「ピカチュウ」の声や、『ONE PIECE』の「トニートニー・チョッパー」役で知られる。

*5 下がるパターンもあるが、確率は過去作と比べて低め。

*6 至高の一塁手、至高の外野手など。

*7 サクスペで「キレ○」+「変化球対抗心」を持った選手を本編に連動させると、「驚異の切れ味」を取得した状態になる。

*8 特にメインキャラは弟が事故に遭う、失恋し思いを引きずる、仲間の暗躍で投手生命を断たれるなど不幸な目に遭う事が多い。

*9 変化球はツーシームファスト、ナックルカーブ、SFFの3つのみで対左打者Gまでついている。なお国際大会以前では打たれ強さGだった。

*10 一応、ホームラン本数の場合は7回以降に1度必ず(普段打席操作が発生しない点差の場合も含めて)4番の打席操作が回ってくるという仕様がある。

*11 チームメイトや彼女のイベントを最後までこなすと金特が入手できるようになった。

*12 過去作『2018』もそうだが、本編における査定評価は★XXX(3桁の数字)で表現される。最大は★999

*13 デッキの自由度が高い上、本編連動に有利な選手イベキャラと相性が良い。そのため、本作発売から1年経過した2021年でも連動向けにはトップクラスの環境である。

*14 特殊能力ランクを一段階下げられる、通称『赤本』がショップに常設されるようになった。価格も一冊100円と格安。サクスペと異なり個数制限が無い上、Gランクの特殊能力を持つ選手も作成可能。

*15 特に野手。投手の場合はピンチの時に操作するため、被本塁打で、失点する可能性があるため、練習機材が貰え無くなる場合がある。

*16 初登場以降で全く出番がないのは15など一部の作品のみ。

*17 タッチアップによる進塁を狙わない場合、捕球されても帰塁が間に合い捕球されなかった場合に本塁生還も狙える二三塁の中間ほどで待機するのがセオリーとされる。

*18 当然ながら現実の野球ではあってはならないボーンヘッドであり、打者だけでなく飛び出した走者がそのままアウトになる危険もある。

*19 新型コロナの影響で東京五輪で出場辞退してしまったため、結果的に実名化しただけに留まっている。

*20 その中でも優勝チームの巨人にはかなり甘い査定が多い。

*21 単年のみでしか活躍していないなら抑え気味になることもあるが近藤健介選手は球界を代表するヒットメーカーとして有名な選手である。ただしアベレージヒッターは付いているのでオートペナントでは相応の成績は残しやすい。

*22 ただこちらは何らかのマスクデータがあるのかオートペナントでは圧勝しやすい。

*23 一方で得点圏打率は.320と打率より高い数値をマークしたにもかかわらず何故かチャンスはEと低く設定されている。

*24 この影響によりプロリーグに対するヘイトが高まってしまった感があり、興味の無いユーザーの中からは「プロリーグなんて辞めるべき」という過激な意見も出るようになってしまっている。

*25 混合チーム「大江戸カーニバルズ」の片割れ

*26 ちなみに、他の大学でプレイした際は秋季全国大会準決勝で当たる時があるが、ここで主人公に敗れた際に「一人がどれだけすごくても限界がある」と戒める主人公に対し例え自らが戦犯になっても、「ザコが足を引っ張ったんだ!」と言い捨て去っていくため、ここでもプレイヤーの心象を悪くしがちである。

*27 死球等を含む。

*28 秋季全国大会決勝前にジューユの提案でチームを団結させるためにスポンサーと協力して敢えて行ったことと発覚するが、一歩間違えたら団結どころかバラバラになる可能性も高かったと矢部から指摘されており、チーム全員からも非難を受けたために反省の様子を見せているのが救いか。

*29 キャプテンになれないパワフル農業大学では試合前の編成も不可能なので木枯を強制的にスタメンで使われてしまう。

*30 こちらはキャプテンになれば編成可能。

*31 通常は連動時のみなのだが、本作は連動時といつまでに連動すると…という期限が2回設けられた(先に連動すれば3回分もらえた)。

*32 参考までにPS4版2016,2018はどちらも初週19万本前後であったが2020は91,547。ただしDL販売は含まれていない点には注意が必要。