左足(分解の足)と右足(融合の足)、そして右手の「第三の足」(制御棒と燃料棒)で究極のエネルギーである核融合を操れる。
究極のエネルギーとされるのは、しばしば神と同一視される太陽のエネルギーが核融合によるものだから。
二つ名「熱かい悩む神の火」の熱かいは扱ふ(扱う)の元になった言葉。即ち核が扱いにくいエネルギーであるから。
彼女の右手が第三の足なのは、太陽の使いである八咫烏が三本足の烏とされているからである。
宇宙を思わせるマントを羽織い、 左足を中心として回る電子(あるいは 惑星)、
右足に纏わりつく金属(一説によれば核反応の最終生成物である鉄、または チェルノブイリで見つかったという「象の足」)、
胸部の眼、そして右手の制御棒 *2は制御っていうか何かぶっぱなしそうな バスターか サイコガンみたいな形と、
まぁとんでもない格好で能力・弾幕と併せてプレイヤーの度肝を抜いたのは言うまでも無い。
同作4面のボス 古明地さとりのペットで、 お燐とは親友。
因みにさとりは空らの主でありラスボスでもおかしくない力を持ちながら4面ボス扱いという『東方project』でも珍しいキャラ。
能力「第三の目」が戦闘向きではないのと、別の黒幕が存在するストーリーや製作の都合によるもので、空とは別の意味で恐ろしいのだが。
種族は「地獄鴉with八咫烏」だが、空自体はただの地獄鴉で、一時的に八咫烏の力を与えられているだけ。
彼女の仕事は灼熱地獄跡の管理であり、少しでも火が強くなったら中庭の天窓を開け、火力が衰えたらお燐が運んできた死体を投げ込み、火力を調整する。
毎日同じ事の繰り返しではあったが、それなりに平和で満足のいく生活を送っていた。
しかし、ある日突然訪問してきた 山の上の神により八咫烏の力を与えられ、急激に力をつけ外見も大きく変わった。
空が選ばれた理由は、山の上の神の「ここで一番強い鴉は誰か」という質問に「自分だ」と即答した為。
尚上記の「うにゅ?」は、黒幕について 霧雨魔理沙に尋ねられた際、神社の茶の間で温泉卵を頬張りながら発した言葉で、続く会話は「( 博麗霊夢)誰が何の得をするの?」「(空)私が得したわ。」であり、基本的にあまり物を深く考えてはいない模様。
原作者公認の
カリスマなど最初から無い
バカキャラ。
その力で世界征服したり温泉作ったりするつもりだったらしいが、温泉を求めて地下まで潜ってきた霊夢と魔理沙に阻止された。
尚、力を貰った理由は
聞かされた筈なのに綺麗さっぱり忘れていた
。
さとりの第三の目でも読めなかった為、心の底から忘れ去っていたらしい。
幻想郷の鳥は本当に 困った連中ばっかりで 感心しませんな。
まぁ、力を与えた方も「知能が低い方が余計なたくらみを企てないから」と言っているのでその辺りは織り込み済み。
融通が効かなかったり、嘘をあっさり信じてしまう点を「
愚直な妖怪
」と評したりもしている。
地上に出たら出たでフルボッコにするつもりだったようだし。
それでも力を授かる前には上述の単調な仕事にも充実感を抱き、事件解決後も核融合炉の管理を真面目にこなしていたり、
主のさとりや友達のお燐のこと等、本当に大事なことは決して忘れなかったり、
「炉心の温度低下に注意」といった仕事に関する用語は扱えるし、 物理・天文知識も並以上、
相手によってはそつなく丁重な態度も取れるので、それなりの教育と躾があった上での鳥頭なのだと思われる。
…しかし『非想天則』では チルノが「巫女二人を区別する気がない」のに対し
空は「区別出来ない」という、バカというより
記憶障害疑惑
もある。三歩歩けば…のレベル。
尚冒頭画像は八咫烏と合体し変貌した後のものであり、本来の姿とはだいぶ異なるとの事。
胸にある赤い目のような物は衣装ではなく、融合した八咫烏そのものらしい。
それ以外の制御棒等のパーツはちゃんと取り外し可能なのでご安心を。
…しかし、眼も取り外し可能との情報も。どっちなんだ!
恐らく、パーツを外すことにより八咫烏としての能力がなくなり元の地獄烏に戻るのだろう。
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☢ ☢ ☢ ☢
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スペルカード宣言時に放射能標識(☢)と共に画面中央に CAUTION!! 、加えて警告音のサイレンが鳴り響く、今迄に無い演出でプレイヤーを驚かせた。
東方には珍しい「一般的なラスボス( 魔王とかそういう感じ)っぽい」音楽とシンクロすると割と焦りが生まれる。
『非想天則』でのアレンジ版はまんまRPG風になっており、ゲーム内で使われているBGMの中でも人気が高い。
また、スペルカード使用中の背景も(☢)となっている。
本来はそれぞれ原子からα線・β線・γ線が出ていることを表すマークなのだが、
背景では銀河やら何かの施設やら挙句の果てに何故か猫が描かれている。
銀河はそのままの意味、施設は核施設、または制御棒で、猫は量子力学の「 シュレーディンガーの猫」のこと。
もしかしたらお燐のことを表しているのかも知れない。
大玉を遥かに超える大きさの超大玉をガンガン繰り出すその豪快さは、正に
「弾幕は火力」
。
前述の通り、シリーズ屈指の難度を誇る地霊殿の最終ボスだが、会話終了と共に始まる第一通常攻撃の弾道がド素直な被弾要素絶無の固定弾。
ぶっちゃけ1~2ボス並の癒し弾幕だった為、文字通りの地獄を切り抜けてきた猛者たちを「この子ひょっとしてバカなんじゃあ…」と和ませた。
しかし第一通常が終わると共に、専用核弾と偶数通常の狂った機動力を解禁。
ボム直撃にも平然としている耐久力もあって難度ノーマル時の総合力は歴代最凶の一角だった。難儀な子だよ。
所謂『東方Project』独特の「お約束」を破壊しまくった『地霊殿』の構図は、前作の『風神録』で 原点回帰したのをふまえ、
何処かパターン化した過去作品群の 伝統という名のマンネリを破ろうとしている為と思われる。
『ダブルスポイラー』では主であるさとりよりレベルは一つ下、お燐と同じという謙虚さだが、
どう見ても北東の拳ですありがとうございました。な感じで、
星符「 巨星墜つ」や、七星「セプテントリオン」といったスペカがある。
セプテントリオンは北斗七星の意であり、弾幕としても「
七つの核弾のすぐ横に小さな弾
があり、
しかもそれが大量に弾をばらまくので出たらすぐに消さないとまずい」というもの。要は 見えていると死ぬ。
撮影していた射命丸のコメントでも突っ込まれているので故意犯であろう。
尚、『三月精』において正式に
焼き鳥
候補となった(鶏肉なら確保するのに困らないだろうって)。
空の場合は焼く鳥な気もするが(そんな火力じゃ鳥も焼けないよ!)。
今後一層そっち方面での活躍も期待される。
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