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「哀歌」(2018/01/20 (土) 12:20:18) の最新版変更点
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**名称
ヘブライ名"איכה"(’ēykhāh, "どのように")は、冒頭の語である。
ギリシャ語名"Θρήνοι"(thrínoi、嘆き[pl])は、嘆き哀しむ歌を収めていることによる。
ラテン語名"Lamentationes"はギリシャ語訳による。
英語名"Book of Lamentations"はラテン語名による。
和名「哀歌」は、嘆き哀しむ歌を収めていることによる。
*内容
哀歌というとおり、本書には5つの歌がおさめられている。それぞれは紀元前586年におきたエルサレムの陥落とエルサレム神殿の破壊を嘆く歌であり、バビロン捕囚の時代につくられたものと考えられている。
本書は「エレミヤの哀歌」とよばれ、預言者エレミヤの作とされていた。それゆえキリスト教では、エレミヤ書の次に預言書として分類されてきた。しかし、本来は五つの嘆きの歌を集めたもので、彼の作ではない。
第2の歌(2章)と第4の歌(4章)は描写も具体的で、王国滅亡直後に書かれたものであろう。
第3の歌(3章)だけは一人称単数で、王のような指導者が自ら詠んだ形式をとっている。
第5の歌は厳密には哀歌でなく、民の祈りになっている。
**特徴的な技法
第1~第4の歌はヘブライ文字のアルファベットが各連のはじめに来るような技巧を凝らした歌になっている。
例えば第1篇では、ヘブライ語アルファベット順を意識して書かれている。
#image(https://img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/trinity_kristo/attach/80/2/Acrostic.jpg)
**名称
ヘブライ名"איכה"(’ēykhāh, "どのように")は、冒頭の語である。
ギリシャ語名"Θρήνοι"(thrínoi、嘆き[pl])は、嘆き哀しむ歌を収めていることによる。
ラテン語名"Lamentationes"はギリシャ語訳による。
英語名"Book of Lamentations"はラテン語名による。
和名「哀歌」は、嘆き哀しむ歌を収めていることによる。
*内容
哀歌というとおり、本書には5つの歌がおさめられている。それぞれは紀元前586年におきたエルサレムの陥落とエルサレム神殿の破壊を嘆く歌であり、[[バビロン捕囚]]の時代につくられたものと考えられている。
本書は「エレミヤの哀歌」とよばれ、預言者エレミヤの作とされていた。それゆえ[[キリスト教]]では、[[エレミヤ書]]の次に預言書として分類されてきた。しかし、本来は五つの嘆きの歌を集めたもので、彼の作ではない。
第2の歌(2章)と第4の歌(4章)は描写も具体的で、王国滅亡直後に書かれたものであろう。
第3の歌(3章)だけは一人称単数で、王のような指導者が自ら詠んだ形式をとっている。
第5の歌は厳密には哀歌でなく、民の祈りになっている。
**特徴的な技法
第1~第4の歌はヘブライ文字のアルファベットが各連のはじめに来るような技巧を凝らした歌になっている。
例えば第1篇では、ヘブライ語アルファベット順を意識して書かれている。
#image(https://img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/trinity_kristo/attach/80/2/Acrostic.jpg)
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- *内容
- 哀歌というとおり、本書には5つの歌がおさめられている。それぞれは紀元前586年におきたエルサレムの陥落とエルサレム神殿の破壊を嘆く歌であり、バビロン捕囚の時代につくられたものと考えられている。
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- 本書は「エレミヤの哀歌」とよばれ、預言者エレミヤの作とされていた。それゆえキリスト教では、エレミヤ書の次に預言書として分類されてきた。しかし、本来は五つの嘆きの歌を集めたもので、彼の作ではない。
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- *内容
- 哀歌というとおり、本書には5つの歌がおさめられている。それぞれは紀元前586年におきたエルサレムの陥落とエルサレム神殿の破壊を嘆く歌であり、[[バビロン捕囚]]の時代につくられたものと考えられている。
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- 本書は「エレミヤの哀歌」とよばれ、預言者エレミヤの作とされていた。それゆえ[[キリスト教]]では、[[エレミヤ書]]の次に預言書として分類されてきた。しかし、本来は五つの嘆きの歌を集めたもので、彼の作ではない。
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