『マカバイ記』は、ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く
歴史書の1つ。『マカバイ記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教と
プロテスタントでは外典として扱い、カトリック教会では1と2を正典(第二正典)に収め、正教会では1と2に加えて3と4までも正典に収めている。
内容
マカバイ記2に登場する義人エレアザルと七人の若い息子兄弟、彼らの母親が、シリアのアンティオコス4世の拷問によって殉教する事件を題材として、理性によって情念を支配することを教える文書である。したがって、マカバイ記4は歴史書というより思想書であり、理性と感情の問題が哲学的に扱われる。
最終更新:2017年09月10日 10:28