4章からなる。内容は預言者のヨナと神のやりとりが中心になっているが、ヨナが大きな魚に飲まれる話が有名。著者は不明。異邦人を主人公としている
ルツ記と同じように、イスラエルの民の選民思想・特権意識を否定しており、当時のユダヤ人には驚くべき内容であった。
なお、ヨナ書は小預言書に含まれているものの、内容は「物語」であり、他の預言書とは異なる。
著者
著者は不明だが、主人公はアミッタイの子ヨナである。
ヨナは
列王記下14:25に現れ、ヤロブアム2世の治世で活動した預言者である。
ニネベの悔い改めについて触れていることから、アッシリア滅亡の前612年よりは確実に前である。
恐らくは前8世紀に書かれたと考えられる。
内容
- 前半(1~2章):ヨナ自身の悔い改めの物語(ヨナの祈り)
- 後半(3~4章):ヨナの宣教によってニネベの人々が悔い改めたことと、その後日談が描かれている
最終更新:2017年09月10日 09:40