エジプト神話

神話に続く歴史についてはエジプトの歴史を参照。

エジプトの神々

ヌン(Nun)は、エジプト神話の原始の神で、あらゆる存在の起源たる原初の大洋ないし混沌(カオス)が擬人化された神格である。
ヘリオポリス神話では創造神アトゥムを生み出した原初の丘の名であり、神ではない。太陽神ラーはこのヌンと呼ばれる海から意志の力で自らを作ったといわれている。しかし、この出生の話はアトゥム神の話と似ているため、ラーとアトゥムは後に習合されたと思われる。

テーベの神アモン(アメン)

アメン(Amen)は、古代エジプトの太陽神。アモン(Ammon)、アムン(Amun)と表記されることもある。その名は「隠されたもの」を意味する。

元々はナイル川東岸のテーベ(現・ルクソール)地方の大気の守護神、豊饒神である。中王国時代第11王朝のメンチュヘテプ2世がテーベを首都としてエジプトを再統一して以来、末期王朝時代の第30王朝までの1,700年余りにわたり、ラー神と一体化、「ラー=アメン」としてエジプトの歴史・文明の中心に位置し、エジプトの神々の主神とされた。第12王朝の王アメン・エム・ハト、新王国時代第18王朝の王トゥト・アンク・アメンなど歴代のファラオの名にも含まれている。 新王国に、アメン神殿と祭司団は絶大な権力をふるい、アメンホテプ4世の一時的反発を圧殺した。

最終更新:2017年05月26日 15:00
添付ファイル