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攻撃
 本項で紹介されているのは攻撃に関するハウス・ルールである。質疑応答攻撃の項も参照のこと。

追加ルール

誤射OP

 この選択ルールを採用するなら、遮蔽は遠隔パワーおよび遠隔範囲パワーに対してより有効に働く。
 DMが古蛇の場合でも、この選択ルールは、特記ない限り導入されない

 遠隔パワーまたは遠隔範囲(発射)パワーの使用者から目標(遠隔範囲(発射)パワーの場合、起点マス)に対する効果線上に“部分遮蔽”または“良好な遮蔽”(矢を射掛けるために壁に開けた矢狭間など)が存在する場合、使用者はまず“遮蔽の開口部を通して攻撃できたか”判定しなければならない。そのためには、開口部の防御値に対して攻撃ロールを行い、ヒットさせなければならない(使用者が問題となる遮蔽を無視できる利益を有する場合、この攻撃は自動的にヒットとなる)。そのパワーが攻撃ロールを行わないものである場合、攻撃ロールの修正値もDMが決定すること(通常はそのクラスの攻撃パワーと同じ数値を用いる)。
 遮蔽の開口部の防御値は以下の通り。難易度を導く際は、その遭遇のレベルを用いること。
  • 部分遮蔽:“標準”の難易度に等しい値
  • 良好な遮蔽:“困難”な難易度に等しい値

 この攻撃がミスした場合、そのパワーの目標ないし起点マスは“攻撃者が意図した目標ないし起点マス”の代わりに、
  • 遠隔パワー:その開口部に隣接する、使用者に一番近いマスにいるクリーチャー1体、または遮蔽となった物体1つ(使用者が選ぶ)
  • 遠隔範囲(発射)パワー“その開口部に隣接する、使用者に一番近いマス(使用者が選ぶ)
を、その目標(遠隔範囲(発射)パワーの場合、起点マス)としてしまう。さらに、遠隔範囲(発射)パワーの場合、開口部の反対側のクリーチャーは目標にできなくなる。

補遺

隠蔽されたマスの度合いとその影響

 冒険中の最重要な作業――たとえば危険に気付き、隠されたものを見つけるなど――は皆、クリーチャーがものを見る能力に大きく依存している。したがって、視覚を阻害する暗闇などの効果は深刻な障害になりうる。
 特に戦闘中においては、攻撃者が目標をしっかりと見ることができない場合(つまり目標が視認困難を得ている時)、敵に攻撃を命中させるのは困難になる。視界と明るさ視覚と特殊感覚の項も参照のこと。

隠蔽されたマス

 攻撃の目標が視認困難を得るのは、通常はその目標が“隠蔽されたマス”にいることが原因となる。ある特定のマスがどれくらいの視認困難を提供するかは、そのマスがどれくらいの度合いで隠蔽されているかによって決まる。
 視線が“隠蔽されたマス”を通過する場合、その先のマスもやはり同じ段階の“隠蔽されたマス”であるとみなされる
  • 軽度な隠蔽:“軽度に隠蔽”されたマスは、目標に部分視認困難を提供する。
     例:薄暗い”照明、枝葉、霧、煙、降雨や降雪があるマスは“軽度に隠蔽”されている。
     
  • 重度な隠蔽:“重度に隠蔽”されたマスは、目標に完全視認困難を提供する。ただし、攻撃者と隣接している目標には代わりに部分視認困難を提供する。
     例:厚く茂った枝葉、濃い霧、濃い煙、強く降る雨や雪があるマス。
     
  • 完全な隠蔽:“完全に隠蔽”されたマスは、目標に完全視認困難を提供する。また、(1)そのようなマスや、その場所にいるクリーチャーや物体を視認しようとしたり、(2)そのようなマスにいる目標を攻撃しようとする際、君は盲目状態であるとみなされる。
     例:暗闇”、視線を遮る障害物(透明でない壁や扉など)によって完全に覆い隠されているマス。

視認困難の段階

 視認困難には2つの段階がある。部分視認困難完全視認困難である。
  • 部分視認困難:攻撃者は“部分視認困難”を得ている目標に対する、近接攻撃および遠隔攻撃の攻撃ロールに-2ペナルティを受ける。
     
  • 完全視認困難:攻撃者は“完全視認困難”を得ている目標に対する、近接攻撃および遠隔攻撃の攻撃ロールに-5ペナルティを受ける。
最終更新:2023年02月06日 12:23