技能
本項のルールは技能に関連するハウス・ルールである。
技能パワーの項も参照のこと。
技能の使用
異なる能力値で技能を使うOP
通常、技能判定修正値を計算する際には、その対応能力値を使用する。たとえば〈運動〉の技能判定修正値は通常、【筋力】の能力修正値から算出される。けれども一部の状況下では、技能判定修正値を計算する際、別の能力修正値を使用するのが道理にかなうこともあろう。そのような場合、DMは通常とは異なる能力修正値と技能の組み合わせで判定を要求することもある。たとえば君がアンダーダークで遭遇したモンスターを識別する場合、DMは君の知識を確かめるために【知力】判定を要求することだろう。
この時、君が〈地下探険〉を“修得済み”なら【知力】〈地下探険〉判定を行える。その場合、君は+5ボーナスを(もしあれば、〈地下探険〉判定に加えられるその他のボーナスも)その【知力】判定に足して技能判定修正値を算出できる。ちょうど、いつも〈地下探険〉判定の技能修正値を【判断力】から算出しているように。
また、君の方から通常とは異なる能力修正値と技能の組み合わせで技能判定修正値を計算してよいか、DMに尋ねてみることもできる。
なお、DMが古蛇の場合、基本的に知識判定およびモンスター知識判定は、技能と【知力】との組み合わせとなります。あらかじめご了承くださいなの((。´・w・)。´_ _))ペコリ
知識に関する技能
技能の中には、そのキャラクターが特定のテーマに関してどれだけ知っているかという知識を取り扱ったものもある。すなわち、〈事情通〉、〈自然〉、〈宗教〉、〈地下探険〉、〈魔法学〉、〈歴史〉である。こうした技能は、その知識分野における役立つ情報を思い出したり、それに関連した手がかりに気づくために使用できる。このようにして技能を使うことを、“知識判定を行う”と呼ぶ。また、これらの技能は、
特定種別のモンスターを識別するのにも使用できる。
専門的(“標準”の難易度)または秘奥的(“困難”の難易度)な情報を思い出すための知識判定を行うには、その技能が“修得済み”でなければならない。
モンスター知識判定UP
知識に関するどの技能を使用しているかに関わらず、モンスターを識別するために判定を行う際には以下のルールに従うこと。
DMはそのモンスターの
種別、もしくは
副種別に基づきプレイヤーにどの技能を使用するかを告げる。
《事情通》の項も参照のこと。
モンスターの
種別、
副種別により、異なる2つ以上の技能がある場合、そのモンスターを識別するのにどの技能を使用するかDMが決定する。DMは“どの技能で判定してもよい”ということにしても構わない;ただし、以下のような例外もある(これらの例外は下のものほど
細則とみなされる)。
- 文明種族でない人型生物:人型生物のうち、モンスター種族(あるいは単にモンスター)とも呼ばれるゴブリン類、オーク、ノール、コボルドなどの野蛮な種族を識別する際には、〈歴史〉の代わりに〈自然〉を用いて判定することができる。
(人型怪物)の副種別を持つ怪物も“文明種族でない人型生物”として扱われる。
- (地下):(地下)の副種別を持つ人型、巨人、植物、または野獣クリーチャーを識別するためには、(識別を行うキャラクターが地下クリーチャーでない限り)〈地下探険〉が“修得済み”でなければならない。
- (シャドウ):(シャドウ)の副種別を持つ人型、巨人、植物、または野獣クリーチャーを識別するためには、(識別を行うキャラクターがシャドウ・クリーチャーでない限り)〈魔法学〉が“修得済み”でなければならない。
- ドラゴン:ドラゴン・クリーチャーを識別するためには、(識別を行うキャラクターがドラゴン・クリーチャーでない限り)〈魔法学〉が“修得済み”でなければならない。
- (神):(神)であるクリーチャーを識別するためには、〈宗教〉を用いて判定しなければならず、かつ〈宗教〉が“修得済み”でなければならない。
技能の説明
か行
〈軽業〉 Acrobatics
平衡感覚
- 成功:クリーチャーはその足場の上を、現在のアクションの間、そのアクションによる移動速度を使って移動することができる。クリーチャーはこうした足場のマスに入るごとに、追加で1マスの移動を消費しなければならない。こうした足場の上にいる間、そのクリーチャーは戦術的優位を与え、ダメージを受けた場合転倒する可能性がある。
- 5以上の差で成功NEW:クリーチャーは現在のアクションの間、“こうした足場に入るごとに追加で1マスの移動を消費する”必要がない。
さ行
〈事情通〉 Streetwise
モンスター知識NEW
その居住地に棲むクリーチャー
居住地にいる場合、DMは“その居住地に棲むクリーチャーを識別するために、〈事情通〉で判定してもよい”ということにしても構わない。 これは居住地における情報を集めるための〈事情通〉判定とみなされる。この〈事情通〉判定では、その居住地を住処としていないクリーチャーを
識別することはできない――例えば、タラスクが居住地に現れたからといって、それを
識別することはできないのである。しかしながら、壮麗なる都ウォーターディープにおいて、ギルドの重鎮たるビホルダーのザナザーを
識別することは(情報が“秘密だったり厳重に守られている”ことによって難易度は+10されるが)できる。
最終更新:2023年02月16日 14:52