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ライカンスロープ:ワーウルフ
Lycanthrope, Werewolf/人狼
 以下の代替ルール『Dra#410』掲載のWerewolfのキャラクター・テーマの一部ではなくそのすべてを置き換えるものである。これらの新しいオプションのうちいずれかだけを通常のWerewolfのデータと同時に使用することはできない。

特徴

開始時の特徴

 君は以下の利益弱点を得る。
  • 利益:
    • 君は(変身生物)の副種別ウルフ・シェイプALのパワーを得る。
       さらに、君は他の前提条件を満たしている限り、クラス特徴“ワイルド・シェイプ”を前提とするドルイド専用特技を修得することができる。
    • ウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間、君は、以下の利益を得る:
      • 自分の牙によって噛みつきによる肉体攻撃を行うことができる。
         この噛みつきによる[武器]攻撃は[病気]キーワードを得、ヒットした目標が“人型”であり、かつ重傷であるか、その攻撃によって重傷になったなら、目標はその遭遇の終了時にセーヴィング・スローを行わなければならず、このセーヴに失敗すると、目標は“ワーウルフの月下狂乱”に感染する(第1段階)。
      • 君は夜目を持つ。
      • 君は嗅覚に基づく〈知覚〉判定に+2ボーナスを得る。
      • 狼あるいはそれと関連のある“野獣”と意思疎通し、交感することができる。
      • 君は“抵抗:DR5/銀”を得る。
      • 君は、重傷となっている間、自分の【耐久力】修正値に等しい値(最低1)の再生を得る。君が銀の武器によるダメージを受けたなら、この再生は君の次のターンの終了時まで機能しなくなる。
         11レベル:(【耐久力】修正値+2)に等しい再生。
         21レベル:(【耐久力】修正値+5)に等しい再生。
    • 中間形態/Hybrid Form:ウルフ・シェイプALによって野獣形態に変身する際、狼形態の代わりに、狼と人型の中間形態を取ることができる。
       君が人型形態から中間形態になった際、君の装備品は野獣形態の一部にならず、手に持っていたものを落とすこともない。
       中間形態でいる間、君は人型形態と同様に装備品を使用でき、[野獣形態]キーワードを持たない[武器]攻撃パワーと[装具]攻撃パワーも使用でき、魔法の武器や装具、および“その他の魔法のアイテム”のパワーを使用でき、その特性から利益を得ることもできる。
       さらに、中間形態でいる間、君はによる肉体攻撃を行うことができる。
    • 君は“ワーウルフの月下狂乱”および他のライカンスロピーの呪いに対する完全耐性を有する。
  • 弱点:
    • 中間形態でいる間、君は以下の弱点を得る。
      • 君の属性は“混沌にして悪”となる。
      • ワーウルフの月下狂乱第3段階の作用を受ける。
      • 君の使用する敵のみを目標とするパワーは、君の味方をも目標としてしまう。
         加えて、すべての味方は君から機会攻撃を誘発してしまう。君はこれらの機会攻撃を可能な限りすべて行わなければならない。

開始時の特徴のパワー

汎用パワー

ウルフ・シェイプAL
狼形態 ワーウルフ/汎用
[遭遇毎][変身]
マイナー・アクション  使用者
効果:使用者は人型形態から狼の野獣形態に変身する。この変身はこの遭遇が終了するまで持続する。使用者は1回のマイナー・アクションでこの変身を終了させ、1マスシフトできる。
 このパワーによって野獣形態でいる間、使用者はウルフ・シェイプの2次パワーALを無限回パワーとして使用できる。
特殊:このパワーはワイルド・シェイプとしても扱われる。
 さらに、使用者は“攻撃によって重傷になるか、重傷の時にヒットを受けた”時に、即応・対応としてこのパワーを使用できるが、その場合、必ず中間形態をとらなければならない。
ウルフ・シェイプの2次パワーAL
ワーウルフ/攻撃
[無限回][武器]、[野獣形態]
標準アクション  近接・接触
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間しか使用できず、ワーウルフALの特徴によって得た肉体攻撃用いて使用しなければならない。
目標:クリーチャー1体
攻撃:【筋力】対AC
ヒット:(1[W]+【筋力】修正値)のダメージ。伏せ状態の目標に対しては【筋力】修正値に等しい追加ダメージを与える。
  武器:噛みつき用いて使用しており、かつ使用者が目標に対して戦術的優位を得ているなら、目標を伏せ状態にする。
 レベル21:(2[W]+【筋力】修正値)のダメージ。
特殊:このパワーは近接基礎攻撃としても扱われる。

ワーウルフの月下狂乱
(君のレベルに等しい)レベルの病気
この病気にかかった者はまず高熱を発し、荒々しく予測不可能な怒りに飲み込まれてゆく。
第0段階:目標は完治する。
第1段階:この段階にある間、目標は意志防御値に-2のペナルティを受ける。
第2段階:この段階にある間、目標が重傷になるたび、目標はフリー・アクションとして目標に隣接する味方1人に近接基礎攻撃を行う。
第3段階:この段階にある間、目標は第2段階と同一の作用を受ける。さらに、目標は重傷である間、目標に攻撃がヒットするたび、目標はフリー・アクションとして目標に隣接する味方1人に近接基礎攻撃を行う。
判定:目標が第1段階または第2段階にいるなら、大休憩の終了時ごとに〈持久力〉判定を行う。
 君のレベルの“簡単”な難易度以下:この病気は1段階悪化する。
 (君のレベルの“簡単”な難易度+1)~(君のレベルの“標準”の難易度-1):変化なし。
 君のレベルの“標準”の難易度以上:この病気は1段階好転する。

追加の特徴

レベル5の特徴

  • 利益:君は〈威圧〉判定に+2パワー・ボーナスを得る。また、君は狼あるいはそれと関連のある“野獣”に対する〈威圧〉判定、〈交渉〉判定、および〈はったり〉判定に+2ボーナスを得る。
     加えて、君はウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間、移動速度に+2パワー・ボーナスを得る。

レベル10の特徴


選択可能になるパワーAL

レベル1

攻撃パワー

ウルフズ・フューリィ
ウルフズ・フューリィ
Wolf's Fury/狼の怒り ワーウルフ/攻撃/1
[遭遇毎][武器]、[野獣形態]
マイナー・アクション  使用者
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間しか使用できない。
効果:使用者は1回の噛みつき用いたウルフ・シェイプの2次パワーALによる攻撃を行う。
特殊:使用者は突撃を行った後も、このパワーを使用するためのアクションを行える。ただし、そうしたなら、使用者は自分の次のターンの終了時まで戦術的優位を与える。

レベル2

汎用パワー

ウルフズ・アジリティ
ウルフズ・アジリティ
Wolf's Agility/狼の機敏さ ワーウルフ/汎用/2
[遭遇毎][野獣形態]
フリー・アクション  特殊
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間しか使用できない。
トリガー:使用者のワーウルフALの特徴によって得た肉体攻撃を用いた近接攻撃が、敵にヒットした。
効果:使用者は自分の移動速度の半分までのシフトを行える。

レベル6

汎用パワー

パック・アタック
パック・アタック
Pack Attack/群れでの狩り ワーウルフ/汎用/6
[無限回][構え]、[野獣形態]
マイナー・アクション  使用者
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる野獣形態でいる間しか使用できない。
効果:使用者は“群での狩り”の構えをとる。構えが終了するまでの間、使用者は“機会攻撃を行える味方が1人以上隣接している敵”に近接攻撃を行う際、その敵に対して戦術的優位を得る。
特殊:君はウルフ・シェイプALを使用する際、その効果の一部としてこのパワーを使用することができる。

レベル10

汎用パワー

ワーウルフ・フレンジー
ワーウルフ・フレンジーAL
Werewolf Frenzy/人狼の狂乱 ワーウルフ/汎用/10
[遭遇毎][構え]、[野獣形態]
マイナー・アクション  使用者
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる中間形態でいる間しか使用できない。
効果:使用者は“人狼の狂乱”の構えをとる。構えが終了するまでの間、使用者は常に重傷であるとみなされ、近接[武器]攻撃パワーにおいて攻撃ロールに+2ボーナスを得、1d6の追加ダメージを与える。
 ただし、(野獣形態のワーウルフや、狼あるいはそれと関連のある“野獣”でない)使用者のすべての味方は使用者から機会攻撃を誘発してしまう。使用者はこれらの機会攻撃を可能な限りすべて行わなければならない。
特殊:この構えをとっても“群での狩り”の構えは終了しない。
 君はウルフ・シェイプALを使用する際、その効果の一部としてこのパワーを使用することができるが、その場合、必ず中間形態をとらなければならない。

レベル13

攻撃パワー

ワーウルフ・フューリィ
ワーウルフ・フューリィ
Werewolf Fury/人狼の怒り ワーウルフ/攻撃/13
[遭遇毎][武器]、[野獣形態]
標準アクション  近接・武器
必要条件:このパワーは使用者がウルフ・シェイプALによる中間形態でいる間しか使用できない。
効果:使用者は1回の基礎攻撃を行う。もし用いたウルフ・シェイプの2次パワーALによる攻撃を行うなら、1回ではなく2回の攻撃を行うことができ、同一の目標に対して両方の攻撃がヒットしたなら、その目標は倒れて伏せ状態になる。
 その後、使用者は1回の噛みつき用いたウルフ・シェイプの2次パワーALによる攻撃を行う。
特殊:突撃の際、このパワーは近接基礎攻撃の代わりに使用できる。
最終更新:2022年12月13日 18:58