+ | 目次 |
竜種 | ダメージ種別 | 効果範囲 | 目標 |
---|---|---|---|
カッパー | [酸] | 噴射31 | 噴射内のクリーチャーすべて2 |
グリーン | [毒] | 噴射3 | 噴射内のクリーチャーすべて |
ゴールド | [火] | 噴射3 | 噴射内のクリーチャーすべて |
シルヴァー | [冷気] | 噴射3 | 噴射内のクリーチャーすべて |
ブラス | [火] | 噴射31 | 噴射内のクリーチャーすべて2 |
ブラック | [酸] | 噴射31 | 噴射内のクリーチャーすべて2 |
ブルー | [電撃] | 噴射31 | 噴射内のクリーチャーすべて2 |
ブロンズ | [電撃] | 噴射31 | 噴射内のクリーチャーすべて2 |
ホワイト | [冷気] | 噴射3 | 噴射内のクリーチャーすべて |
レッド | [火] | 噴射3 | 噴射内のクリーチャーすべて |
古の世より伝わる物語の常ではあるが、ドラゴンボーンの起源に関する伝承もまた不明瞭で、時に矛盾してさえいる。それでも、こうした物語の中にはドラゴンボーンにまつわる真実の片鱗が隠れているものだ。
ある物語によれば、ドラゴンボーンは古の竜神イオがドラゴンを創造した際、一緒に作られたのだという。時の始まりし時、イオは輝くアストラルの諸霊を、荒れ狂う諸元素と融合させた。大いなる霊は、強大無比にして傲岸不遜な、生まれたばかりの新世界に君臨するに相応しき存在――ドラゴンになった。そして小なる霊はドラゴンボーンになった。しかし身体こそ小なりといえども、その竜としての本質はいささかも劣るものではなかった。この伝承は、ドラゴンとドラゴンボーンの血縁の近さを強調しているが、同時にドラゴンボーンのかつての主たちの言う、生まれつき定められた上下関係――ドラゴンは支配し、ドラゴンボーンは仕える――という説を補強するものでもある。
他の伝説が真実と断言するところによれば、イオはこの世界の誕生と同時にドラゴンを創造したが、その時にドラゴンボーンは存在していなかった。その後、“暁の戦”の中でイオは“恐怖の王”イーレックハースとして知られるプライモーディアル(始原の存在)に殺害されてしまう。この巨獣は荒削りのアダマンティン製の斧で、竜神を頭から尻尾の先まで、寸分の狂いもなく真っ二つに切り裂いた。そして、その亡骸から新たな神々――バハムートとティアマトが生まれた。そして、世界中に飛び散ったイオの血の雫が、最初のドラゴンボーンになったのだという。この説を信じる者たちは、この起源神話はイオが愛情を込めて手ずから作り出したドラゴンに比べてドラゴンボーンが劣っていることを裏付けているという。だが、別の者たちは、ドラゴンボーンがイオ自身の血から生まれたこと――分かたれた竜神の身体から2柱の竜の神格が誕生したのと同じであること――を強調する。つまりドラゴンボーンは、かの神々に似た存在ということなのだろうか?
3つめの起源神話は、ドラゴンボーンこそ、この世界で最初に生まれた者だという説だ。他のいかなる人型生物も存在しえない時代にイオによって創造されたドラゴンボーンの完璧さに比べれば、他の種族は色褪せた模造品に過ぎない。イオはドラゴンボーンを形作り、自らのブレスによって焼成し、自らの血を浴びせて生命を与えたのだ。最初のドラゴンボーンは友にして同盟者としてイオを支え、彼のアストラルの宮廷を歌と賛美で満たした。イオがドラゴンを創造したのはそれより後で、“暁の戦”が始まった時に破壊兵器として作ったのだという。このようなドラゴンボーン史観は、ドラゴンボーンは他のいかなる種族より優れており、それゆえに彼らこそドラゴンの主人であるべきで、その逆であってはならないと信じる者たちの間で共有されている。
結論こそまちまちだが、これらの伝説には一貫した共通のテーマがある:ドラゴンボーンは、全ての竜族を作り出した偉大なる竜神イオによって創造されたということだ。ドラゴンボーンがバハムートやティアマトの創造物でないことは、全ての伝説が認めている――だからこそ、彼らがどちらの神の側につくかはあらかじめ決められていないのだ。ドラゴンボーンは誰でも、その竜としての血統にとらわれることなく、倫理観、道徳観を自分の意思で選ぶことができるのである。
クリン(ドラゴンランス・キャンペーン・セッティングの舞台となる世界)において、悪しき女神タキシス(クリンにおけるティアマトの別名)のしもべらは、ひとつの暗黒の儀式を会得した。メタリック・ドラゴンの卵を汚染し、ドラコニアンと呼ばれる邪悪なドラゴンボーンの亜種族を生み出す儀式である。
この儀式は竜槍戦争において用いられ、メタリック・ドラゴンの種類に対応した5種類のドラコニアン――すなわち、オーラック・ドラコニアン(ゴールド・ドラゴンの卵から生み出される)、カパック・ドラコニアン(カッパー・ドラゴンの卵から生み出される)、シヴァック・ドラコニアン(シルヴァー・ドラゴンの卵から生み出される)、バーズ・ドラコニアン(ブラス・ドラゴンの卵から生み出される)、ボザック・ドラコニアン(ブロンズ・ドラゴンの卵から生み出される)――が誕生し、タキシスに味方して戦った。また、この儀式は他のメタリック・ドラゴンの卵を汚染することもでき、汚染された卵に応じて前述とは別種のドラコニアンが生まれる(注:ドラコニアンの種類は“ドラコニアンの亜種族”という形で表される)。
ドラコニアンは通常のドラゴンボーンと違ってブレス攻撃を有さず、代わりに特殊な魔法能力を備えている。
トキシック・サライヴァAL | |
Toxic Saliva/有毒の唾液 | カパック・ドラコニアン/種族/汎用 |
[遭遇毎]✦[元素]、[毒] マイナー・アクション 近接・接触 目標:使用者が手に持った武器1つまたは矢弾1本 | |
効果:この遭遇の終了時までに目標を用いた[武器]攻撃が次に[斬撃]または[刺突]を与えたなら、その攻撃の目標は(1d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージを受け、減速状態になる(セーヴ・終了)。 レベル11:(2d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージ。 レベル21:(3d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージ。 | |
セーヴ失敗・1回目:その攻撃の目標は倒れて伏せ状態になり、減速状態の代わりに、“減速状態かつ不調状態かつ“立ち上がる”ことができなく”なる(セーヴ・すべて終了)。 |
ドラゴン・ブレスAL | |
Dragon Breath/竜の吐息 | ドラゴンボーン/種族/攻撃 |
[遭遇毎]✦[元素];[さまざま] マイナー・アクション 近接範囲・祖先の竜に対応した効果範囲 目標:祖先の竜に対応した目標 攻撃:“【筋力】、【耐久力】、【敏捷力】のいずれか”対“反応”。使用者は攻撃ロールに+2ボーナスを得る。 レベル11:ボーナスは+4に増加する。 レベル21:ボーナスは+6に増加する。 | |
ヒット:(1d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。 レベル11:(2d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。 レベル21:(3d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。 | |
特殊:キャラクター作成時に、このパワーの攻撃ロールに用いる能力値を【筋力】、【耐久力】、【敏捷力】の中から1つ選ぶ。この選択は君のキャラクターの生涯を通じて2度と変更できない。 |
アシディック・リヴェンジAL | |
Acidic Revenge/酸の復讐 | カパック・ドラコニアン/種族/攻撃 |
[一日毎]✦[元素]、[酸] アクション不要 近接範囲・爆発2 トリガー:使用者のhpが0以下に減少する。 目標:爆発内のクリーチャーすべて 攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+2ボーナスを得る。 レベル11:このボーナスは+4に増加する。 レベル21:このボーナスは+6に増加する。 | |
ヒット:(1d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、および継続的[酸]ダメージ5(セーヴ・終了)。 レベル11:(2d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、継続的[酸]ダメージ10。 レベル21:(3d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、継続的[酸]ダメージ15。 | |
効果:使用者は破壊される。 | |
特殊:このパワーはドラゴン・ブレスとしても扱われる。 |
コンカッシヴ・ヴェンジャンスAL | |
Concussive Vengeance/衝撃的な報復 | ボザック・ドラコニアン/種族/攻撃 |
[一日毎]✦[元素]、[雷鳴] アクション不要 近接範囲・爆発1 トリガー:使用者のhpが0以下に減少する。 目標:爆発内のクリーチャーすべて 攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+2ボーナスを得る。 レベル11:このボーナスは+4に増加する。 レベル21:このボーナスは+6に増加する。 | |
ヒット:目標は使用者の重傷値に等しい[雷鳴]ダメージを受け、倒れて伏せ状態になる。 | |
ミス:半減ダメージ。 | |
効果:使用者は破壊される。 | |
特殊:このパワーはドラゴン・ブレスとしても扱われる。 |
ドラゴンズ・ラスAL | |
炸裂する竜の怒り | サイオン・オヴ・アルコシア/攻撃/11 |
[遭遇毎]✦[元素];[さまざま] 標準アクション 遠隔範囲・爆発2・10マス以内 目標:爆発内の敵すべて 攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】のいずれか”対“反応”。使用者は攻撃ロールに+4ボーナスを得る。 レベル21:ボーナスは+6に増加する。 | |
ヒット:(3d6+【耐久力】修正値)ダメージ。 | |
特殊:このパワーに使用する能力値、および与えるダメージ種別は使用者のドラゴン・ブレスの種族パワーのものと同一である。 加えて、使用者がドラゴン・ブレスのパワーに対して得られる利益があるなら、このパワーも同様の利益を得る。 |
クリンギング・ブレスAL | |
まとわりつくブレス | サイオン・オヴ・アルコシア/攻撃/20 |
[一日毎]✦[元素];[さまざま] 標準アクション 近接範囲・噴射3 目標:噴射内の敵すべて 攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+6ボーナスを得る。 | |
ヒット:(3d6+【耐久力】修正値)ダメージ、およびそのダメージ・ロールの結果に等しい値の継続的ダメージ(セーヴ・終了)。 | |
ミス:半減ダメージ、およびその半減ダメージに等しい値の継続的ダメージ(セーヴ・終了)。 | |
特殊:このパワーに使用する能力値、および与えるダメージ種別は使用者のドラゴン・ブレスの種族パワーのものと同一である。 加えて、使用者がドラゴン・ブレスのパワーに対して得られる利益があるなら、このパワーも同様の利益を得る。 |
ドラゴンフィアーAL | |
竜の恐怖 | ドラゴンボーン/種族/攻撃 |
[遭遇毎]✦[恐怖] マイナー・アクション 近接範囲・爆発5 目標:爆発内の、使用者の姿が見えるか、声を聞くことができる、トゥルー・ドラゴンでない敵すべて 攻撃:“【筋力】または【魅力】”対“意志”。使用者は攻撃ロールに+2ボーナスを得る。 レベル11:ボーナスは+4に増加する。 レベル21:ボーナスは+6に増加する。 | |
ヒット:使用者の次のターンの終了時まで、目標は使用者に対して恐怖状態になる。 |
ドラコニック・フューリィ | |
Draconic Fury/竜の如き怒り | 特技/攻撃 |
[遭遇毎]✦[武器] 標準アクション 近接・武器 1次目標:クリーチャー1体以上 1次攻撃:【筋力】対AC(手に持っている武器による1回攻撃。手に持っている武器の代わりに爪を使用するなら、両手の爪で1回ずつ、最大2回攻撃) | |
ヒット:1回の攻撃ごとに(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 | |
レベル13交換:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 レベル23交換:(3[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 | |
効果:1次攻撃がすべてヒットしたなら、以下の2次攻撃を行う。 | |
2次目標:クリーチャー1体 2次攻撃:【筋力】対AC(噛みつき) | |
ヒット:(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 | |
レベル13交換:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 レベル23交換:(3[W]+【筋力】修正値)ダメージ。 | |
特殊:使用者がレイジ・ドレイクの野獣形態に変身している間、このパワーは[原始]かつ[野獣形態]の攻撃パワーとして使用でき、かつ攻撃ロールとダメージ・ロールにおいて本来の能力値の代わりに【判断力】を用いることができる。 |
ドラゴンボーン・チャネリング | |
竜力こめた打撃 | 特技/攻撃 |
[遭遇毎]✦[元素];[さまざま] アクション不要 使用者 前提条件:使用者のドラゴン・ブレスの使用回数が少なくとも1回ぶん残っていなければならない。 トリガー:使用者が1体の敵に近接[武勇]パワーをヒットさせる。 | |
効果:使用者はドラゴン・ブレスを、“近接範囲・爆発1・トリガーを発生させた敵が起点”を効果範囲に、“トリガーを発生させた敵、および爆発内のクリーチャーすべて(使用者を除く)”を目標として使用する。 |