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ドラゴンボーン
 本項のルールはドラゴンボーンに関連するハウス・ルールである。

ドラゴンボーンAL

 代替種族版のドラゴンボーンのキャラクターは以下の特徴を持つ。この代替ルールを使用する場合、その一部だけを使用することはできない。
  • 能力値:+2【魅力】;+2【筋力】または+2【耐久力】
  • サイズ:中型
  • 移動速度:6マス
  • 視覚:夜目、暗視10
     
  • 言語:共通語竜語
  • 技能ボーナス:+2〈威圧〉、+2〈歴史〉
  • ドラゴン譲りの鱗:君の皮膚は分厚く頑丈な鱗に覆われている。君はACに外皮による+3鎧ボーナスを得る。この鎧ボーナスはレベル16の時点で+4に、レベル26の時点で+5に増加する。
  • ドラゴン譲りの噛みつき:噛みつきによる肉体攻撃を行うことができる。
  • 祖先の竜:君は竜の血を引いている。『祖先の竜』表から1種類の竜種を選択すること(DMの許可があれば表にない竜種を選択してもよい)。君の祖先は選択した竜種となる。この選択は、君の生涯を通じて2度と変更できない。
     君は以下の利益を得る。
    • 竜の血:君は(竜の血)の副種別を有する。
    • ドラゴンボーンの怒り:重傷の間、君は攻撃ロールに+1の種族ボーナスを得る。
    • ドラゴンボーンの回復力:君は回復力値に【耐久力】修正値に等しい種族ボーナスを得る。
    • ドラゴンボーンの抵抗力:君は“祖先の竜に対応した種別のダメージに対する抵抗5”を得る。この抵抗はレベル11の時点で10に、レベル21の時点で15に増加する。
    • ドラゴン・ブレスAL同名のパワーを有する。

表:祖先の竜
竜種 ダメージ種別 効果範囲 目標
カッパー [酸] 噴射31 噴射内のクリーチャーすべて2
グリーン [毒] 噴射3 噴射内のクリーチャーすべて
ゴールド [火] 噴射3 噴射内のクリーチャーすべて
シルヴァー [冷気] 噴射3 噴射内のクリーチャーすべて
ブラス [火] 噴射31 噴射内のクリーチャーすべて2
ブラック [酸] 噴射31 噴射内のクリーチャーすべて2
ブルー [電撃] 噴射31 噴射内のクリーチャーすべて2
ブロンズ [電撃] 噴射31 噴射内のクリーチャーすべて2
ホワイト [冷気] 噴射3 噴射内のクリーチャーすべて
レッド [火] 噴射3 噴射内のクリーチャーすべて
1……直線状OP選択ルールを採用しているなら直線状6となる。
2……直線状OP選択ルールを採用しているなら直線内のクリーチャーすべてとなる。

ドラゴンボーンAL追加可能な種族的特徴

  • 能力値:冒険者は同じ種族の“普通の人々”から抜きんでた存在だが、君は同じ種族の“典型的な冒険者”と比べても非凡な存在である。
    • 利益:君の種族(または亜種族)の種族的特徴による“能力値”は以下に置き換えられる:好きな能力値1つに+2
        
  • 亜種族D&D世界にはドラゴンボーンの亜種族が存在する。

コラム:ドラゴンボーン、その定かならぬ起源

 古の世より伝わる物語の常ではあるが、ドラゴンボーンの起源に関する伝承もまた不明瞭で、時に矛盾してさえいる。それでも、こうした物語の中にはドラゴンボーンにまつわる真実の片鱗が隠れているものだ。
 ある物語によれば、ドラゴンボーンは古の竜神イオがドラゴンを創造した際、一緒に作られたのだという。時の始まりし時、イオは輝くアストラルの諸霊を、荒れ狂う諸元素と融合させた。大いなる霊は、強大無比にして傲岸不遜な、生まれたばかりの新世界に君臨するに相応しき存在――ドラゴンになった。そして小なる霊はドラゴンボーンになった。しかし身体こそ小なりといえども、その竜としての本質はいささかも劣るものではなかった。この伝承は、ドラゴンとドラゴンボーンの血縁の近さを強調しているが、同時にドラゴンボーンのかつての主たちの言う、生まれつき定められた上下関係――ドラゴンは支配し、ドラゴンボーンは仕える――という説を補強するものでもある。
 他の伝説が真実と断言するところによれば、イオはこの世界の誕生と同時にドラゴンを創造したが、その時にドラゴンボーンは存在していなかった。その後、“暁の戦”の中でイオは“恐怖の王”イーレックハースとして知られるプライモーディアル(始原の存在)に殺害されてしまう。この巨獣は荒削りのアダマンティン製の斧で、竜神を頭から尻尾の先まで、寸分の狂いもなく真っ二つに切り裂いた。そして、その亡骸から新たな神々――バハムートとティアマトが生まれた。そして、世界中に飛び散ったイオの血の雫が、最初のドラゴンボーンになったのだという。この説を信じる者たちは、この起源神話はイオが愛情を込めて手ずから作り出したドラゴンに比べてドラゴンボーンが劣っていることを裏付けているという。だが、別の者たちは、ドラゴンボーンがイオ自身の血から生まれたこと――分かたれた竜神の身体から2柱の竜の神格が誕生したのと同じであること――を強調する。つまりドラゴンボーンは、かの神々に似た存在ということなのだろうか?
 3つめの起源神話は、ドラゴンボーンこそ、この世界で最初に生まれた者だという説だ。他のいかなる人型生物も存在しえない時代にイオによって創造されたドラゴンボーンの完璧さに比べれば、他の種族は色褪せた模造品に過ぎない。イオはドラゴンボーンを形作り、自らのブレスによって焼成し、自らの血を浴びせて生命を与えたのだ。最初のドラゴンボーンは友にして同盟者としてイオを支え、彼のアストラルの宮廷を歌と賛美で満たした。イオがドラゴンを創造したのはそれより後で、“暁の戦”が始まった時に破壊兵器として作ったのだという。このようなドラゴンボーン史観は、ドラゴンボーンは他のいかなる種族より優れており、それゆえに彼らこそドラゴンの主人であるべきで、その逆であってはならないと信じる者たちの間で共有されている。
 結論こそまちまちだが、これらの伝説には一貫した共通のテーマがある:ドラゴンボーンは、全ての竜族を作り出した偉大なる竜神イオによって創造されたということだ。ドラゴンボーンがバハムートやティアマトの創造物でないことは、全ての伝説が認めている――だからこそ、彼らがどちらの神の側につくかはあらかじめ決められていないのだ。ドラゴンボーンは誰でも、その竜としての血統にとらわれることなく、倫理観、道徳観を自分の意思で選ぶことができるのである。



ドラゴンボーンの亜種族:ドラコニアン

 クリン(ドラゴンランス・キャンペーン・セッティングの舞台となる世界)において、悪しき女神タキシス(クリンにおけるティアマトの別名)のしもべらは、ひとつの暗黒の儀式を会得した。メタリック・ドラゴンの卵を汚染し、ドラコニアンと呼ばれる邪悪なドラゴンボーンの亜種族を生み出す儀式である。
 この儀式は竜槍戦争において用いられ、メタリック・ドラゴンの種類に対応した5種類のドラコニアン――すなわち、オーラック・ドラコニアン(ゴールド・ドラゴンの卵から生み出される)、カパック・ドラコニアン(カッパー・ドラゴンの卵から生み出される)、シヴァック・ドラコニアン(シルヴァー・ドラゴンの卵から生み出される)、バーズ・ドラコニアン(ブラス・ドラゴンの卵から生み出される)、ボザック・ドラコニアン(ブロンズ・ドラゴンの卵から生み出される)――が誕生し、タキシスに味方して戦った。また、この儀式は他のメタリック・ドラゴンの卵を汚染することもでき、汚染された卵に応じて前述とは別種のドラコニアンが生まれる(注:ドラコニアンの種類は“ドラコニアンの亜種族”という形で表される)。
 ドラコニアンは通常のドラゴンボーンと違ってブレス攻撃を有さず、代わりに特殊な魔法能力を備えている。
ドラコニアンの種族的特徴

ドラコニアンもっと細かな亜種族:カパック・ドラコニアンAL
 汚染されたカッパー・ドラゴンの卵から生まれるカパック・ドラコニアンは、他の種族に対する悪意ある振る舞いに評判があり、自分たちよりも小さく、弱いクリーチャーをいじめることでよく知られている。カパックの中でも特に賢い者たちは、注意を惹かないことの価値を学び、そして彼らはそのずる賢さのためより危険な存在となっている。
 彼らはドラコニアンの中で最も素早く、機敏な者たちであると広く認識されている。しかし、その素晴らしい素早さすら、彼らの最も危険な特性からほど遠いものでしかない。彼らの唾液は麻痺毒であり、カパックが武器を嘗める時は、誰かを殺そうとしている時だ。
 ドラコニアンの例に漏れず、彼らは自分自身の運命に直面した時ですら殺戮をもたらすことができる。カパック・ドラコニアンが死ぬと、即座にその肉体は溶解し、強力な腐食性の酸のしぶきとなって振りまかれ、不注意な者たちに恐ろしい火傷を負わせる。

カパック・ドラコニアンALの種族的特徴
  • 能力値:君の種族的特徴による“能力値”は以下に置き換えられる:+2【敏捷力】;+2【筋力】または+2【魅力】
  • 竜の卵より生まれし者(カッパー):君は以下の特徴を得る。この特徴は“祖先の竜”の種族的特徴と入れ替えで獲得する。
    • 竜の血:君は(竜の血)の副種別を有する。
    • 残忍なる目:君は動けない状態減速状態、または弱体化状態の敵すべてに対して戦術的優位を得る。
    • 酸への抵抗:君は“[酸]に対する抵抗5”を得る。この抵抗はレベル11の時点で10に、レベル21の時点で15に増加する。
    • しなやかな身のこなし:君は【敏捷力】および【魅力】に基づく技能判定、【敏捷力】および【魅力】の能力値判定に+2ボーナスを得る。
       この特徴は“技能ボーナス”の種族的特徴と入れ替えで獲得する。
    • 腐食の血統:君はアシディック・リヴェンジALトキシック・サライヴァALのパワーを得る。

ドラコニアンもっと細かな亜種族:ボザック・ドラコニアンAL
 汚染されたブロンズ・ドラゴンの卵から生まれるボザック・ドラコニアンは、暗黒の女王に仕える従者たちの中でも最も危険な兵士の一角であると広く認識されている。彼らは魔法の力においてはオーラックに、肉体の力においてはシヴァックに劣るものの、ボザックはその数において両者を遥かに上回っている。生来のカリスマ性故に、彼らは信頼でき、有能な指揮官となる。ボザックは、オーラックの親戚が用いる精緻な呪文よりも、元素の喚起など、より破壊的な呪文を好む。
 ボザックは死してなお危険な存在だ。というのも、彼らは死の間際に爆発する特性があり、それによって周囲のクリーチャーに損害を与えるからだ。ボザック・ドラコニアンを殺した者は、その剣の最後の一撃で、自分自身の死をも招くかもしれない。
ボザック・ドラコニアンALの種族的特徴
  • 竜の卵より生まれし者(ブロンズ):君は以下の特徴を得る。この特徴は“祖先の竜”の種族的特徴と入れ替えで獲得する。
    • 竜の血:君は(竜の血)の副種別を有する。
    • 電撃への抵抗:君は“[電撃]に対する抵抗5”を得る。この抵抗はレベル11の時点で10に、レベル21の時点で15に増加する。
    • 秘術の適性:君は[秘術]パワーのダメージ・ロールに+1種族ボーナスを得る。また、君がクラス特徴“竜の魂”を有しているなら、[秘術]の[電撃]パワーのダメージ・ロールに+1ボーナスを得る。ただし、君は“竜の魂”から[電撃]しか選択できない。
       どちらのボーナスもレベル11の時点で+2に、レベル21の時点で+3に増加する。
    • コンカッシヴ・ヴェンジャンスAL君は同名のパワーを得る。

種族パワー

レベル1

遭遇毎攻撃パワー

トキシック・サライヴァAL
トキシック・サライヴァAL
Toxic Saliva/有毒の唾液 カパック・ドラコニアン/種族/汎用
[遭遇毎][元素]、[毒]
マイナー・アクション  近接・接触
目標:使用者が手に持った武器1つまたは矢弾1本
効果:この遭遇の終了時までに目標を用いた[武器]攻撃が次に[斬撃]または[刺突]を与えたなら、その攻撃の目標は(1d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージを受け、減速状態になる(セーヴ・終了)。
  レベル11:(2d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージ。
  レベル21:(3d6+【耐久力】修正値)の[毒]ダメージ。
 セーヴ失敗・1回目:その攻撃の目標は倒れて伏せ状態になり、減速状態の代わりに、“減速状態かつ不調状態かつ“立ち上がる”ことができなく”なる(セーヴ・すべて終了)。

ドラゴン・ブレスAL
ドラゴン・ブレスAL
Dragon Breath/竜の吐息 ドラゴンボーン/種族/攻撃
[遭遇毎][元素];[さまざま]
マイナー・アクション  近接範囲・祖先の竜に対応した効果範囲
目標:祖先の竜に対応した目標
攻撃:“【筋力】、【耐久力】、【敏捷力】のいずれか”対“反応”。使用者は攻撃ロールに+2ボーナスを得る。
 レベル11:ボーナスは+4に増加する。
 レベル21:ボーナスは+6に増加する。
ヒット:(1d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。
 レベル11:(2d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。
 レベル21:(3d6+【耐久力】修正値)の、祖先の竜に対応した種別のダメージ。
特殊:キャラクター作成時に、このパワーの攻撃ロールに用いる能力値を【筋力】、【耐久力】、【敏捷力】の中から1つ選ぶ。この選択は君のキャラクターの生涯を通じて2度と変更できない。

一日毎攻撃パワー

アシディック・リヴェンジAL
アシディック・リヴェンジAL
Acidic Revenge/酸の復讐 カパック・ドラコニアン/種族/攻撃
[一日毎][元素]、[酸]
アクション不要  近接範囲・爆発2
トリガー:使用者のhpが0以下に減少する。
目標:爆発内のクリーチャーすべて
攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+2ボーナスを得る。
 レベル11:このボーナスは+4に増加する。
 レベル21:このボーナスは+6に増加する。
ヒット:(1d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、および継続的[酸]ダメージ5(セーヴ・終了)。
 レベル11:(2d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、継続的[酸]ダメージ10。
 レベル21:(3d8+【耐久力】修正値)の[酸]ダメージ、継続的[酸]ダメージ15。
効果:使用者は破壊される。
特殊:このパワーはドラゴン・ブレスとしても扱われる。

コンカッシヴ・ヴェンジャンスAL
コンカッシヴ・ヴェンジャンスAL
Concussive Vengeance/衝撃的な報復 ボザック・ドラコニアン/種族/攻撃
[一日毎][元素]、[雷鳴]
アクション不要  近接範囲・爆発1
トリガー:使用者のhpが0以下に減少する。
目標:爆発内のクリーチャーすべて
攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+2ボーナスを得る。
 レベル11:このボーナスは+4に増加する。
 レベル21:このボーナスは+6に増加する。
ヒット:目標は使用者の重傷値に等しい[雷鳴]ダメージを受け、倒れて伏せ状態になる。
ミス:半減ダメージ。
効果:使用者は破壊される。
特殊:このパワーはドラゴン・ブレスとしても扱われる。

伝説の道

サイオン・オヴ・アルコシアAL, DW

Scion of Arkhosia/アルコシアの裔
 代替種族版のサイオン・オヴ・アルコシアの伝説の道は以下の特徴を持つ。この代替ルールを使用する場合、その一部だけを使用することはできない。
  • 前提条件:ドラゴンボーン、種族的特徴“祖先の竜

サイオン・オヴ・アルコシアALの伝説の道の特徴

  • ドラゴン・ブレス強化(レベル11):君はドラゴン・ブレスの攻撃ロールとダメージ・ロールに+3の強化ボーナスを得、その攻撃がクリティカル・ヒットしたならプラスの数値ごとに1d8の追加ダメージを与える。このボーナスはレベル16で+4に、レベル21で+5に、レベル26で+6に増加する。
     もし、君がドラゴン・ブレスのダメージ・ロールに強化ボーナスを与える魔法のアイテムを使用しているなら、そのうち1つの強化ボーナスに等しいボーナスをもドラゴン・ブレスのダメージ・ロールに加えることができる。
  • 奔竜のアクション(レベル11):追加で1回の攻撃を行うためにアクション・ポイントを消費した際、攻撃の解決後の時点で君に隣接している敵はみな(5+“君のドラゴン・ブレスのダメージ・ロールに使用する能力値”修正値)に等しいダメージを受ける。このダメージ種別は君のドラゴン・ブレスが与えるダメージと同じものとなる。
  • 竜の翼(レベル12):君は伝説の道の汎用パワーを得る代わりに、自分の地上移動速度に等しい飛行移動速度を得る。この移動速度で飛行している間、君は自分のターンの終了時には着地しなければならない。また、通常荷重を超えて運搬している際、君はこの移動速度を使用することはできない。
  • イオの血(レベル16):君が“竜の翼”の伝説の道の特徴から得る飛行移動速度は(君の地上移動速度+2)となり、もはや自分のターンの終了時に着地する必要はない。加えて、君は“竜の翼”の伝説の道の特徴から得る飛行移動速度の1.5倍に等しい野外飛行速度を得る。

サイオン・オヴ・アルコシアALのパワー

ドラゴンズ・ラスAL
炸裂する竜の怒り サイオン・オヴ・アルコシア/攻撃/11
[遭遇毎][元素];[さまざま]
標準アクション  遠隔範囲・爆発2・10マス以内
目標:爆発内の敵すべて
攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】のいずれか”対“反応”。使用者は攻撃ロールに+4ボーナスを得る。
 レベル21:ボーナスは+6に増加する。
ヒット:(3d6+【耐久力】修正値)ダメージ。
特殊:このパワーに使用する能力値、および与えるダメージ種別は使用者のドラゴン・ブレスの種族パワーのものと同一である。
 加えて、使用者がドラゴン・ブレスのパワーに対して得られる利益があるなら、このパワーも同様の利益を得る。

クリンギング・ブレスAL
まとわりつくブレス サイオン・オヴ・アルコシア/攻撃/20
[一日毎][元素];[さまざま]
標準アクション  近接範囲・噴射3
目標:噴射内の敵すべて
攻撃:“【筋力】、【耐久力】、または【敏捷力】”対“反応”。使用者はこの攻撃ロールに+6ボーナスを得る。
ヒット:(3d6+【耐久力】修正値)ダメージ、およびそのダメージ・ロールの結果に等しい値の継続的ダメージ(セーヴ・終了)。
ミス:半減ダメージ、およびその半減ダメージに等しい値の継続的ダメージ(セーヴ・終了)。
特殊:このパワーに使用する能力値、および与えるダメージ種別は使用者のドラゴン・ブレスの種族パワーのものと同一である。
 加えて、使用者がドラゴン・ブレスのパワーに対して得られる利益があるなら、このパワーも同様の利益を得る。

特技

アップデート:ドラゴンボーンの種族特技

 ドラゴンボーンの種族特技について、その前提条件の“ドラゴンボーン”を“(竜の血)の副種別”に置き換える。
 ただし、以下の特技に関してはこのアップデートの対象外となる:

英雄級特技

あ行

アルコシアの熱風スタイルUP Arkhosian High Style
  • 前提条件:任意の武勇系クラス、【魅】13またはドラゴンボーン(種族的特徴“祖先の竜”)
  • 利益:君は、以下の武技の中で自分が修得しているものについて利益を得る。
    • コマンダーズ・ストライクこの武技によって攻撃を行った味方がヒットを与えたなら、君は1マスのシフトを行うことができる。
       君が種族的特徴“祖先の竜”を有するドラゴンボーンであるなら、その味方はこの武技による攻撃のダメージ・ロールに君の【魅力】修正値に等しいボーナスを得る。
    • ピアシング・ストライク君がこの武技でクリティカル・ヒットを与えたなら、目標は君の次のターンの終了時までACに-2ペナルティを受ける。
       君が種族的特徴“祖先の竜”を有するドラゴンボーンであるなら、通常のヒットを与えた場合にも上記のペナルティを与えることができる。
    • リーピング・ストライク君が種族的特徴“祖先の竜”を有するドラゴンボーンであり、かつドラゴン・ブレスを使用することが可能なら、この武技でミスした際のダメージを与える代わりに、この武技の目標を含む効果範囲にドラゴン・ブレスを使用することができる。

か行

《強大なる竜のソーサラー》 Powerful Dragon Sorcerer
  • 前提条件:(竜の血)の副種別ソーサラー、クラス特徴“竜魔法AL
  • 利益:君はクラス特徴“竜魔法AL”および“竜魔法AL”を選択していることで追加の利益を得られるソーサラーおよびソーサラーの伝説の道のパワーにおいて、【筋力】の代わりに【耐久力】を用いることができる。

《強大なる竜力》 Powerful Draconic Channeling ※この特技は《Powerful Breath》代替ルール版とみなされる。
  • 前提条件:(竜の血)の副種別
  • 利益:能力値を1つ選択すること。君は“ドラゴン・ブレス、およびドラゴンボーンの遭遇毎の種族パワー”の攻撃パワーの攻撃ロールとダメージ・ロールにおいて、選択した能力値を代わりに用いることができる。

壊れた枷UP》 Broken Shackles
  • 前提条件:ドラゴンボーン、種族的特徴“ドラゴンボーンの怒り
  • 利益:君は意志防御値に+1種族ボーナス、[恐怖]効果および[魅了]効果に対するセーヴィング・スローに+2ボーナスを得る。

さ行

《酸の海》 Acid Pool
  • 前提条件:カパック・ドラコニアン
  • 利益:君のアシディック・リヴェンジは[区域]キーワードを得、爆発内にその遭遇の終了時まで持続する区域が生じる(この区域は君が死亡しても終了しない)。
     この区域の地面のマスに入るか、そのようなマスで自分のターンを開始したクリーチャーはみな、5の[酸]ダメージを受ける。このダメージはレベル11で10に、レベル21で15に増加する。

《真なる竜の魂AL  True Dragon's Soul
  • 前提条件:(竜の血)の副種別ソーサラー、クラス特徴“竜魔法
  • 利益:1遭遇に1回、君が初めて重傷になったなら、その遭遇の終了時まで、君は“頑健”、“反応”、および“意志”に+1ボーナスを得る。
     さらに、君がドラゴン・ブレスALパワーを使用した際、“竜の魂AL”で選択したダメージ種別が、君の“片親の竜”または“祖先の竜”の利益で選択した竜種に対応したダメージ種別と一致しているなら、ダメージ・ロールに+1ボーナスを得る。このボーナスはレベル11の時点で+2に、レベル21の時点で+3に増加する。

た行

《ドラコニアンの翼強化》 Improved Draconian Wings ※この特技は《Draconian Wings》(『Dra#421』)の代替版とみなされる。

ドラゴンの公然の敵UP Avowed Dragonfoe
  • 前提条件:ドラゴンボーン、種族的特徴“ドラゴンボーンの怒り
  • 利益:君はドラゴンに対する攻撃ロールに+1ボーナスを得る。君が重傷ならこのボーナスが+2に増加する。
     また、君が近接攻撃または近接範囲攻撃でドラゴンにクリティカル・ヒットを与えた時、そのドラゴンのレベルに等しい一時的hpを得る。

《ドラゴン・ブレス範囲拡大AL  Enlarged Dragon Breath

《ドラゴンボーンの応報AL Dragonborn Vengeance 『Dra#379』掲載
  • 前提条件:(竜の血)の副種別ウォーデン
  • 利益:君がマークしているクリーチャーが君を目標に含まない攻撃を行うたび、自分の次のターンの終了時まで、君はそのクリーチャーに対する攻撃ロールに+1ボーナスを得、ダメージ・ロールに“【耐久力】または【判断力】”修正値に等しいボーナスを得る。

《ドラゴンボーンの感覚AL Dragonborn Senses
  • 前提条件:(竜の血)の副種別暗視10
  • 利益:君は夜目を得、暗視の範囲がなくなる(君の暗視は視界と同じだけ広がる)。すでに夜目と“範囲のない暗視”を有しているなら、代わりに擬似視覚2を得る。
     さらに、君は〈知覚〉判定に+1種族ボーナスを得る。
  • 特殊:君はこの特技を2回まで修得できる。

《ドラゴンボーンの狂乱AL Dragonborn Frenzy
  • 前提条件:(竜の血)の副種別
  • 利益:重傷の間、君はダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。このボーナスはレベル11で+3に、レベル21で+4に増加する。

な行

《肉体攻撃強化》 Improved Natural Attack
  • 前提条件:いずれかの(素手を除く)肉体攻撃への習熟
  • 利益:君が習熟している(素手を除く)肉体攻撃から1種類を選ぶ。《肉体攻撃強化:噛みつき》などのように記述すること。選択した肉体攻撃は、あたかも君のサイズが1段階大きくなったかのように、武器ダメージ・ダイスが大きくなる。
     さらに、その肉体攻撃は《強打AL》および《強力突撃AL》に関してのみ、両手武器とみなされる。
     加えて、レベル2の時点で君はその肉体攻撃を用いた[武器]攻撃の攻撃ロールとダメージ・ロールに+1強化ボーナスを得る。加えて、その攻撃がクリティカル・ヒットした際には強化ボーナスのプラスの数値ごとに1d6の追加ダメージを与える。このボーナスはレベル6の時点で+2に、レベル11の時点で+3に、レベル16の時点で+4に、レベル21の時点で+5に、レベル26の時点で+6に増加する。
  • 特殊:君はこの特技を複数回修得することができる。この特技を修得するたびに自分が習熟している別の肉体攻撃(素手を除く)を選択すること。

《肉体攻撃練達》 Natural Attack Experties
  • 前提条件:いずれかの(素手を除く)肉体攻撃への習熟
  • 利益:君は自分が習熟している(素手を除く)肉体攻撃用いた[武器]攻撃の攻撃ロールに+1の特技ボーナスを得る。さらに、自分が習熟している(素手を除く)肉体攻撃用いた[武器]攻撃のダメージ・ロールに+1ボーナスを得る。
     どちらのボーナスもレベル11で+2に、レベル21で+3に増加する。

は行

無頼の連携UP Brutal Teamwork ※この特技はもはやドラゴンボーンであることを前提条件としない
  • 前提条件:【筋】15、ローグ
  • 利益:君は“少なくとも1人の、無力状態でない君の味方と隣接している敵”に対するダメージ・ロールに+2ボーナスを得る。

や行

勇壮なる闘志UP Bravura Spirit
  • 前提条件:ドラゴンボーン、種族的特徴“祖先の竜”、ウォーロード、クラス特徴“勇壮なる威風
  • 利益:重傷の味方が君の“勇壮なる威風”の利益を得ることを選んで攻撃をヒットさせた場合、その味方はその利益によって得た(1)攻撃の攻撃ロールか、(2)移動アクションの移動速度か、のいずれかに君の【魅力】修正値に等しいボーナスを得る(どちらを得るかはその味方が選択する)。

ら行

《竜の恐怖》 Dragonfear
  • 前提条件:(竜の血)の副種別
  • 利益:君は〈威圧〉を修得済みにできる。
     また、君はドラゴンフィアーALのパワーを得る。君がドラゴン・ブレスのパワーに対して得られる利益があるなら、このパワーも同様の利益を得る。
     各遭遇において、君は遭遇毎の種族パワーのいずれか一方を使用できる(1つの遭遇で両方を使用できるようになるわけではない)。
ドラゴンフィアーAL
竜の恐怖 ドラゴンボーン/種族/攻撃
[遭遇毎][恐怖]
マイナー・アクション  近接範囲・爆発5
目標:爆発内の、使用者の姿が見えるか、声を聞くことができる、トゥルー・ドラゴンでない敵すべて
攻撃:“【筋力】または【魅力】”対“意志”。使用者は攻撃ロールに+2ボーナスを得る。
 レベル11:ボーナスは+4に増加する。
 レベル21:ボーナスは+6に増加する。
ヒット:使用者の次のターンの終了時まで、目標は使用者に対して恐怖状態になる。

《竜の如き怒り》 Draconic Fury
  • 前提条件:レベル4、(竜の血)の副種別噛みつきによる肉体攻撃を行える
  • 利益:君が持つ、“レベルを有するクラスの遭遇毎攻撃パワー”または“クラスの遭遇毎攻撃パワーの使用回数を追加するクラス特徴”を1つ選ぶ。君はそのパワーまたはクラス特徴をドラコニック・フューリィと入れ替えることができる。
ドラコニック・フューリィ
Draconic Fury/竜の如き怒り 特技/攻撃
[遭遇毎][武器]
標準アクション  近接・武器
1次目標:クリーチャー1体以上
1次攻撃:【筋力】対AC(手に持っている武器による1回攻撃。手に持っている武器の代わりにを使用するなら、両手ので1回ずつ、最大2回攻撃)
ヒット:1回の攻撃ごとに(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
 レベル13交換:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
 レベル23交換:(3[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
効果:1次攻撃がすべてヒットしたなら、以下の2次攻撃を行う。
 2次目標:クリーチャー1体
 2次攻撃:【筋力】対AC(噛みつき)
 ヒット:(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
  レベル13交換:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
  レベル23交換:(3[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
特殊:使用者がレイジ・ドレイクの野獣形態に変身している間、このパワーは[原始]かつ[野獣形態]の攻撃パワーとして使用でき、かつ攻撃ロールとダメージ・ロールにおいて本来の能力値の代わりに【判断力】を用いることができる。

《竜の血の強打》 Dragonblood Assault

《竜の血の呪文》 Dragonblood Spell

《竜力こめた打撃AL Dragonborn Channeling
ドラゴンボーン・チャネリング
竜力こめた打撃 特技/攻撃
[遭遇毎][元素];[さまざま]
アクション不要  使用者
前提条件:使用者のドラゴン・ブレスの使用回数が少なくとも1回ぶん残っていなければならない。
トリガー:使用者が1体の敵に近接[武勇]パワーをヒットさせる。
効果:使用者はドラゴン・ブレスを、“近接範囲・爆発1・トリガーを発生させた敵が起点”を効果範囲に、“トリガーを発生させた敵、および爆発内のクリーチャーすべて(使用者を除く)”を目標として使用する。

《竜麟竜爪》 Dragon Hide

伝説級特技

あ行

《怒れるドレイクの形態AL Raging Drake Form
  • 前提条件:レベル11、(竜の血)の副種別ドルイドワイルド・シェイプのパワー
  • 利益:ワイルド・シェイプによって野獣形態に変身する際、君は“レイジ・ドレイク”の形態を取ることを選択できる。
     “レイジ・ドレイク”の形態でいる間、君は以下の利益をすべて得る。
    • サイズ君のサイズ分類は以下に置き換えられる:大型
    • 移動速度:君の移動速度は以下に置き換えられる:8マス
    • 肉体攻撃:君は噛みつきによる肉体攻撃を行うことができる。
    • 重傷時の激怒:重傷である間、君は攻撃ロールとダメージ・ロールに+2ボーナスを得る。
    • 引っかき突撃:突撃の際、君は“1回の近接基礎攻撃を行う”代わりに、“両手の用いて1回ずつ、攻撃ロールに-2ペナルティを受けて2回の近接基礎攻撃を行う”ことができる。

《驕れる竜AL Draconic Arrogance

た行

手負いの鼓舞UP Bloodied Invigoration
  • 前提条件:レベル11、ドラゴンボーン、種族的特徴“祖先の竜”、ウォーロード
  • 利益:君が重傷の時に、自分以外の目標にインスパイアリング・ワードを使用したなら、このパワーの射程内にいる味方1人は、君の回復力値に等しい値の一時的hpを得る。
最終更新:2023年02月28日 15:51