状態
本項のルールは状態に関連するハウス・ルールである。
状態の定義
以下の状態は、新たに追加されたものや再定義されたものである。
補遺:状態の項も参照のこと。
あ行
- クリーチャーは移動を行えない。ただし、瞬間移動は行えるし、押しやられる/引き寄せられる/横滑りさせられることもあり得る。
- 移動速度が0になる。空中にとどまるの項も参照のこと。
- 移動速度に対するボーナスの利益を得ることができない。
動けない状態のクリーチャーは、バトル・グリッド上で位置を変えることができない。しかし、
麻痺しているというわけではない。
伏せ状態から立ち上がることはできるし、背負い袋から物を取り出すことも、通常どおり攻撃を行うこともできる。クリーチャーは足に深刻な(しかし一時的な)負傷を受けているのかもしれないし、巨大な蜘蛛の巣によって地面に貼り付けられたのかもしれない。
か行
- クリーチャーは無防備状態である。
- すべての防御値に-5のペナルティを受ける。
- 意識がない。
- 周囲の状況を知覚できない。
- 伏せ状態になることが不可能でない限り、伏せ状態になる。
この状態は、クリーチャーがノックアウトされた時、魔法で眠らされた時など、意識をなくし完全に無力化された時に陥る。
眠っているクリーチャーも気絶状態であるとみなされるが、それが自然な眠りならば――パワーその他の効果によって気絶状態になった場合と違って――完全に知覚能力を失っているわけではない;受動〈知覚〉判定を行って物音を聞きつけることはできるが、その判定には-5のペナルティを受ける。
- クリーチャーは、自分の恐怖の源に視線が通っているか、それが発する音を聞くことができる限り、すべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に-2ペナルティを受ける。
- クリーチャーは、自分の意志で恐怖の源へ近づくような移動を行うことができない。
この状態は[恐怖]効果に完全耐性を持つクリーチャーには適用されない。
また、この状態は
精神作用とみなされる。
- クリーチャーの移動速度は、もともと2より大きいならば、2になる。この移動速度の変化はこのクリーチャーの移動モード(瞬間移動を除く)のすべてに適用される。また、そのクリーチャーに対する強制移動、瞬間移動を除く“このクリーチャーの移動速度を使用しない移動”も、もともと2より大きいならば、2になる。
クリーチャーが移動中に減速状態になった場合、もしすでに2マス以上移動していたならば、即座に停止しなければならない。
- 疾走を行えない。
- 突撃を行えない。
クリーチャーをこの状態にする効果はいろいろある。この状態になったクリーチャーは、足(やその他の移動に使う肢)を負傷したのかもしれないし、何ものかに絡みつかれているのかもしれない。毒を受けたり痛みに耐えかねて動きが鈍っているのかもしれないし、霜に包まれているのかもしれないし、ゆっくりと石に変わりつつあるのかもしれない。
- クリーチャーは“動けない状態”である。
- 攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。
- 戦術的優位を与える。
この状態は通常、なにものか(ツタ、触手、壁に取り付けられた枷、しっかりとした実体に固定された巨大な蜘蛛の巣、モンスターの大きく開いた口など)につかまっている時に生じる。クリーチャーをつかまえているものがなんであれ、そのものはクリーチャーが自由に動き回る能力を妨げ、攻撃や防御の能力に大きな制限を加える。
- クリーチャーは幻惑状態である。
- 自分の各ターンの開始時に“注意を傾けている”対象がいなければ、1d10をロールして行動を決定しなければならない。
“注意を傾けている”対象がいるなら、(1)自分の標準アクションを費やして、その対象に対して1回の近接基礎攻撃を行うか、それができないなら(2)自分の移動アクションを費やして、その対象に近づくように移動を行わなければならない。
- クリーチャーは、攻撃されるかマークされたのならば、攻撃者あるいは自分をマークした者が死亡するか見えなくなるまでそれに対して“注意を傾ける”。
この状態である間、1度に2つ以上の対象に“注意を傾ける”ことはない(新たな注意は古い注意を上書きする)。
1d10 |
行動 |
1 |
クリーチャーは自身の移動アクションを費やして、ランダムな方向に移動速度ぶんの移動を行う。 |
2~6 |
クリーチャーはこのターン、“会話”以外のいかなるアクションも行えない。“会話”を行うことはできるが、支離滅裂なことを話すことしかできない。 |
7~8 |
クリーチャーはこのターン、自分の標準アクションを費やして、間合い内のクリーチャー1体をランダムに選択し、1回の近接基礎攻擊を行う。 間合い内に他のクリーチャーがいない場合、このターン、“会話”以外のいかなるアクションも行えない。“会話”を行うことはできるが、支離滅裂なことを話すことしかできない。 |
9~10 |
クリーチャーはこのターン、自分の意志で行動を決定できる。 |
さ行
- クリーチャーはいかなるアクションも行えない。
- ターンを開始したり、終了したりすることはできない。クリーチャーのターン中に時間停止状態になった場合、そのターンは一時的に中断され、この状態が終了した後に再開される。
- 周囲の状況を知覚できない。
- すべてのダメージと効果に対して完全耐性を得る。目標がクリーチャーであるなら、目標が手に持っていたり、着用していたり、運搬しているアイテムもこの完全耐性を得、またそのようなアイテムを動かしたりすることはできない。
この完全耐性はいかなる方法によっても無視できない。
- クリーチャーは気絶状態である。
- 移動速度が0になる。
- “物体の完全耐性”および“すべてのダメージに対する抵抗20”を得る。
また、[出血]と[毒]と[病気]に完全耐性を有し、瀕死状態であっても死亡セーヴィング・スローを行わない。ただし、すでに体内にある毒や病気は効果が停止するだけで、なくなるわけではない。
- 年をとらない。
- 呼吸したり、食べたり、眠る必要がない。
た行
- クリーチャーは“動けない状態”である。
- 自分をつかんでいるクリーチャーを除くすべての目標に対する攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。
クリーチャーをつかんでいる者が自分の意志で移動する際には、クリーチャーを引きずって同時に移動させることができる――つかんでいる者は移動するたびにそのクリーチャーを引き寄せることができ、その移動によってクリーチャーからの機会攻撃を誘発しない。加えて、つかんでいる者が飛行中であったり、水などの物質の中を移動している場合は、クリーチャーを垂直方向に引き寄せることもでき、つかみが終了するまでクリーチャーは落下しない。ただしその際には、つかまれているクリーチャーのサイズ分類がつかんでいる者よりも2段階以上小さくない限り、つかんでいる者の移動速度は半分になる。もしつかまれているクリーチャーのサイズ分類がつかんでいる者と同じかそれ以上であるなら、クリーチャーを引きずって移動するためにはつかんだ目標を移動させるアクションを行わなければならない。
クリーチャーをつかまれた状態にする効果に持続時間が書かれておらず、かつ維持:の項目もないなら、この状態はつかんでいる者がフリー・アクションとして終了するまで持続する。ただし、つかんでいる者はこの状態を持続するために、相手をつかむために使用した器官(=手足など)なり物体なり効果なりを、つかみのためだけに使い続けなければならない。また、つかんでいる者がアクションをとれなくなるような効果の対象となったり、つかまれているクリーチャーがつかんでいるパワーや効果の射程外に出たならば、この状態は即座に終了する。
つかまれているクリーチャーは“
脱出”アクションを行うことで、つかみから逃れようと試みることができる。つかみから逃れるための、その他の一般的な戦術は、
瞬間移動で逃れることや、押しやり、引き寄せ、横滑りの対象となることでつかんでいる者の間合い外に逃れることである。また、つかんでいる者を強制移動させることによっても、つかみを終了させることができる(その強制移動によって、つかまれているクリーチャーが、つかみを発生させている効果の射程外に出る結果が生じたならば)。
- クリーチャーはすべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に-2ペナルティを受ける。
継続的[毒]ダメージは、毒状態とみなされる。
な行
- クリーチャーは接敵面を持たず、自分を飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”以外には視線も効果線も通せない。また、“それに飲み込まれた他のクリーチャー”以外はクリーチャーに対して視線も効果線も通らない。
- 拘束状態である。
- 攻撃を行う際、飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”と隣接しているとみなされる。
- 近距離武器でない武器を用いた[武器]攻撃を行えない。
- 敵のみを目標とする近接範囲、あるいは遠隔範囲攻撃を使用した場合、その攻撃は飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”すべてを目標とする。
飲み込まれた場合、クリーチャーが受けている“
つかみ”および“
脱出によって終了させることができる他の効果”は自動的に終了する。
この状態による
拘束状態は通常の手段で終了させることも無視することもできないが、飲み込んでいる者が死亡した(それが
“生きているクリーチャー”ではないなら、“生きているクリーチャー”なら死亡する状況に陥った)場合、自動的に終了する。ただし、“
飲み込んでいる者から脱出”するまで、クリーチャーは依然としてこの状態であり続ける。
飲み込んでいる者が“自分に飲み込まれているクリーチャー”から1ターンに(その最大hpの1/10)以上のダメージを受けたなら、その者はそのターンの終了時に(自身のレベルにおける“
困難”)な難易度の〈持久力〉判定を行わなければならず、失敗したならそれに飲み込まれていたすべてのクリーチャーはアクション不要で“
飲み込んでいる者から脱出”することができる。また、飲み込んでいる者が
破壊されたり分解された場合も、アクション不要で“
飲み込んでいる者から脱出”することができる。
は行
- クリーチャーはすべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に-2ペナルティを受ける。
- 戦術的優位を与える。
ま行
- クリーチャーは、自分を魅了している相手を、攻撃することも、有害な効果の目標とすることもできない。
- クリーチャーを魅了している相手は、そのクリーチャーと会話などの社交的なやりとりをする際、技能判定および能力値判定に+5ボーナスを得る。
この状態は[魅了]効果に完全耐性を持つクリーチャーには適用されない。
また、この状態は
精神作用および支配状態であるともみなされる。
通常、クリーチャーが無防備状態になるのは、
気絶状態、または
麻痺状態になったか、そのような状態である間に“きつく縛られている”からである。
DMは、“きつく縛られている”ことでこの状態になっているクリーチャーに関して、(君のPLたちが望むなら)
このクリーチャーは無防備状態だが、猿轡を嵌められていないので“会話”は行える等と判断してもよい。
- クリーチャーはいかなるアクションも行えない。
- 戦術的優位を与える。
- 挟撃を行うことができない。
- クリーチャーは、ものを見ることができない。このため、そのクリーチャーの目標は皆、そのクリーチャーに対して完全視認困難を得る(たとえ目標が“不可視や視認困難の利益を得ることができない”状況でも)。[凝視]の項も参照のこと。
- 〈知覚〉判定に-10のペナルティを受ける。その判定が聴覚に基づくものであれば自動的に失敗する。
- 戦術的優位を与える。
- 挟撃を行うことができない。
この状態は一時的に盲目になったクリーチャー、たとえばまぶしい光にさらされた者や魔法によって視覚を奪われた者に適用される。もともと(無視覚)のクリーチャー(
粘体など)には適用されない。
- クリーチャーは無力状態である。しかし“会話”を行うことはできる(ただし、ゆっくりと、とぎれとぎれに話すことしかできない)。
通常、クリーチャーがこの状態になるのは、強い肉体的外傷や精神的外傷を受けた時である。猛毒に屈したのかもしれないし、マインド・フレイヤーの精神攻撃にきりきり舞いしているのかもしれないし、恐ろしく強力な一撃に打ちのめされたのかもしれない。
補遺:状態
- 動けない状態UP:クリーチャーは移動を行えない。ただし、瞬間移動は行えるし、押しやられる/引き寄せられる/横滑りさせられることもあり得る。また、移動速度が0になる。加えて、移動速度に対するボーナスの利益を得ることができない。
- 気絶状態UP:クリーチャーは無防備状態であり、すべての防御値に-5のペナルティを受け、意識がなく、周囲の状況を知覚できない。また、伏せ状態になることが不可能でない限り、伏せ状態になる。
眠っているクリーチャーも気絶状態であるとみなされるが、それが自然な眠りならば、パワーその他の効果によって気絶状態になった場合と違って完全に知覚能力を失っているわけではない;受動〈知覚〉判定を行って物音を聞きつけることはできるが、その判定には-5のペナルティを受ける。
- 恐怖状態NEW:クリーチャーは、自分の恐怖の源に視線が通っているか、それが発する音を聞くことができる限り、すべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に“不利”を得る。また、自分の意志で恐怖の源へ近づくような移動を行うことができない。
- ゲームから除外された状態:クリーチャーはいかなるアクションも行えず、何ものに対しても視線も効果線も有しない。また、何ものもそのクリーチャーに対して視線も効果線も有しない。
クリーチャーをゲームから除外する効果に“そのクリーチャーがゲームに復帰する際、どこに出現する”かが明記されていない場合、クリーチャーは“ゲームから除外された時と同じ場所”に出現する。もしその場所が何ものかに占められていたならば、最も近い、何ものにも占められていない位置に出現する。
- 減速状態UP:クリーチャーの移動速度は、もともと2より大きいならば、2になる。この移動速度の変化はこのクリーチャーの移動モード(瞬間移動を除く)のすべてに適用される。また、そのクリーチャーに対する強制移動、瞬間移動を除く“このクリーチャーの移動速度を使用しない移動”も、もともと2より大きいならば、2になる。加えて、クリーチャーは移動速度に対するボーナスの利益を受けることができず、疾走と突撃を行えない。
- 幻惑状態:クリーチャーはそのターンにおいて通常の一そろいのアクションを得ない;標準アクション1回、移動アクション1回、マイナー・アクション1回のいずれか1つしか行えない(しかし、フリー・アクションは通常どおり行える)。また、即応アクションや機会アクションを行えず、挟撃を行うことができず、戦術的優位を与える。
- 拘束状態UP:クリーチャーは動けない状態である。また、攻撃ロールに“不利”を得、戦術的優位を与える。
- 混乱状態NEW:クリーチャーは幻惑状態であり、自分の各ターンの開始時に“注意を傾けている”対象がいなければ、1d10をロールして行動を決定しなければならない。“注意を傾けている”対象がいるなら、(1)自分の標準アクションを費やして、その対象に対して1回の近接基礎攻撃を行うか、それができないなら(2)自分の移動アクションを費やして、その対象に近づくように移動を行わなければならない。
クリーチャーは、攻撃されるかマークされたのならば、攻撃者あるいは自分をマークした者が死亡するか見えなくなるまでそれに対して“注意を傾ける”。この状態である間、1度に2つ以上の対象に“注意を傾ける”ことはない(新たな注意は古い注意を上書きする)。
1d10 |
行動 |
1 |
クリーチャーは自身の移動アクションを費やして、ランダムな方向に移動速度ぶんの移動を行う。 |
2~6 |
クリーチャーはこのターン、“会話”以外のいかなるアクションも行えない。“会話”を行うことはできるが、支離滅裂なことを話すことしかできない。 |
7~8 |
クリーチャーはこのターン、自分の標準アクションを費やして、間合い内のクリーチャー1体をランダムに選択し、1回の近接基礎攻擊を行う。 間合い内に他のクリーチャーがいない場合、このターン、“会話”以外のいかなるアクションも行えない。“会話”を行うことはできるが、支離滅裂なことを話すことしかできない。 |
9~10 |
クリーチャーはこのターン、自分の意志で行動を決定できる。 |
- 時間停止状態NEW:クリーチャーはいかなるアクションも行えず、ターンを開始したり、終了したりすることはできない。そのクリーチャーのターン中に時間停止状態になった場合、そのクリーチャーのターンは一時的に中断され、この状態が終了した後に再開される。また、周囲の状況を知覚できず、すべてのダメージと効果に対して完全耐性を得る(目標がクリーチャーであるなら、目標が手に持っていたり、着用していたり、運搬しているアイテムもこの完全耐性を得、またそのようなアイテムを動かしたりすることはできない)。この完全耐性はいかなる方法によっても無視できない。
- 支配状態:クリーチャーは自ら進んでアクションを取ることができない。かわりに、そのクリーチャーの支配者が、そのクリーチャーのターンにおいて、そのクリーチャーに1つのアクションを行わせる;1回の標準アクションか、1回の移動アクションか、1回のマイナー・アクションか、1回のフリー・アクションを。支配者がクリーチャーに使用させることができる“パワーその他のゲーム的要素”は、無限回使用できるもの(無限回パワーなど)だけである。また、挟撃を行うことができず、戦術的優位を与える。
この状態である間も、そのクリーチャーの味方は依然として味方であり、敵は依然として敵である。支配者がクリーチャーに何らかの“妨害となる地形”に入るように命じた場合、そのクリーチャーは1回のセーヴィング・スローを行い、成功すればその地形に入ることを避ける。
- 弱体化状態:クリーチャーの攻擊は半減ダメージを与える。とはいえ、そのクリーチャーの与えるダメージのうち、2種類のものは弱体化状態の作用を受けない。それは(1)継続的ダメージと、(2)攻撃ロールによって生み出されるものではないダメージである。
- 石化状態UP:クリーチャーは気絶状態であり、移動速度が0になり、“物体の完全耐性”および“すべてのダメージに対する抵抗20”を得、[出血]と[毒]と[病気]に完全耐性を有し、瀕死状態であっても死亡セーヴィング・スローを行わず、年をとらず、呼吸したり、食べたり、眠る必要がない。
- 聴覚喪失状態:クリーチャーは音を聞くことができない。また、〈知覚〉判定に-10のペナルティを受ける(その判定が聴覚に基づくものであれば自動的に失敗する)。
- つかまれた状態UP:クリーチャーは“動けない状態”である。また、自分をつかんでいるクリーチャーを除くすべての目標に対する攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。
- 毒状態NEW:クリーチャーはすべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に“不利”を得る。
- 飲み込まれた状態NEW:クリーチャーは接敵面を持たず、自分を飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”以外には視線も効果線も通せない。また、“それに飲み込まれた他のクリーチャー”以外はクリーチャーに対して視線も効果線も通らない。さらに(1)拘束状態であり、(2)攻撃を行う際、飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”と隣接しているとみなされ、(3)近距離武器でない武器を用いた[武器]攻撃を行えず、(4)敵のみを目標とする近接範囲、あるいは遠隔範囲攻撃を使用した場合、その攻撃は飲み込んでいる者および“それに飲み込まれた他のクリーチャー”すべてを目標とする。
- 瀕死状態:クリーチャーは気絶状態であり、死亡セーヴィング・スローを行わなければならない。
- 不意を討たれた状態:クリーチャーはいかなるアクションも行えず、挟撃を行うことができず、戦術的優位を与える。
不意討ちラウンドが終了するとこの状態も終了する。
- 伏せ状態UP:クリーチャーは倒れて横になっている(ただし、登攀中または飛行中だったならば、伏せ状態になる代わりに落下する)。移動できるのは以下の手段によってのみである:(1)這い進み、(2)瞬間移動、(3)押しやり、引き寄せ、横滑り。
また、攻撃ロールに-2ペナルティを受け、自分に対して近接攻撃を行う敵に戦術的優位を与える。しかし、自分に隣接していない相手からの遠隔攻撃に対しては、すべての防御値に+2ボーナスを得る。
- 不調状態NEW:クリーチャーはすべての攻撃ロール、技能判定、および能力値判定に“不利”を得る。また、戦術的優位を与える。
- マークされた状態:クリーチャーは、自分をマークしている相手を目標に含めずに攻擊を行う場合、常に攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。1体のクリーチャーは2つ以上のマークの対象となることはない。新たなマークは古いマークを上書きする。
マークは、そのマークをつくりだした者が死ぬか気絶状態になると、ただちに終了する。
- 麻痺状態NEW:クリーチャーは動けない状態かつ無防備状態である。
- 魅了状態NEW:クリーチャーは、自分を魅了している相手を、攻撃することも、有害な効果の目標とすることもできない。
クリーチャーを魅了している相手は、そのクリーチャーと会話などの社交的なやりとりをする際、技能判定および能力値判定に+5ボーナスを得る。
- 無防備状態UP:クリーチャーは無力状態である。また、攻撃者は、クリーチャーに対して“とどめの一撃を行う”ことができる。
- 無力状態NEW:クリーチャーはいかなるアクションも行えず、挟撃を行うことができず、戦術的優位を与える。
- 盲目状態UP:クリーチャーは、ものを見ることができない。このため、そのクリーチャーの目標は皆、そのクリーチャーに対して完全視認困難を得る(たとえ目標が“不可視や視認困難の利益を得ることができない”状況でも)。また、〈知覚〉判定に-10のペナルティを受ける(その判定が視覚に基づくものであれば自動的に失敗する)。加えて、戦術的優位を与え、挟撃を行うことができない。[凝視]の項も参照のこと。
- 朦朧状態UP:クリーチャーは無力状態である。しかし“会話”を行うことはできる(ただし、ゆっくりと、とぎれとぎれに話すことしかできない)。
最終更新:2023年02月22日 12:45