Demonic Cambions/デーモンのカンビオン
定命の存在と子をなす
デーモンは極めて少ないが、そのような欲求を抱いた稀な
デーモンがいないわけではない。
デーモンの中でも特に多数の子をもうけているのが
デーモン・ロードの
グラズズトで、彼の子として生まれたカンビオンは多元宇宙中に散らばっている。その中で最も有名なのはアイウーズ――父から受け継いだアビスの力と、母から受けた最高の秘術教育によって、デミゴッドにまで成り上がった存在だ。
デーモン・ロードの
バフォメットや
オルクスのカルト教団員は、邪悪な儀式によって子どもや胎児に主人の力を吹き込みカンビオン(ハーフフィーンド)に変容させることがある。特別な力を備えた教団の精鋭戦士として育て上げるためだ。
バロールやマリリスといった強力な
デーモンの中にも、そのような欲求を抱くことがある。かのデミリッチのアサーラックも、バロールの父と
ヒューマンの母との間に生まれたカンビオンであると言われている。