キャラクター・テーマ

+ 目次

キャラクター・テーマ
 種族やクラス、背景がこの世界における君のキャラクターを定義するのと同様に、テーマは君の持つ物語やアイデンティティをより洗練されたものにする第4の要素である。
 本項にはキャラクター・テーマに関するハウス・ルールが掲載されている。

キャラクター・テーマの使い方

 キャラクター・テーマとは、君のキャラクターに細かい設定や選択肢を追加することのできる、天性、召命、アーキタイプなどのことである。テーマをクラスや種族と組み合わせることによって、独自の個性を備えた冒険者を作り上げることができる。
 テーマを選ぶ際には、テーマを君のキャラクターの背景設定に溶け込ませる方法は考えておくべきだ。君のテーマは君が冒険者としての人生を歩み始めるきっかけの出来事に関係しているのかもしれない。あるいは、君のテーマは君が目的(自分で決めたものであれ他者から与えられたものであれ)を果たすために積み重ねてきた専門的な訓練を表しているのかもしれない。テーマを考えるもっとも良い方法は、おそらく以下の問いに答えることだ:
  • 冒険者になる直前の君は何者だった?
  • ゲーム世界の住人に対して自己紹介する際、君は自分のことをどのように説明する?
 君のキャラクターが何ものであるかを語る際、クラスの名前は必ずしも重要とは限らない――君が見た、革鎧を着た凄腕の剣士は、ファイター、レンジャー、ローグ、あるいはパラディンかもしれない。一方テーマは、キャラクター自身にとっても他の誰にとっても一目瞭然である可能性が高いのだ。
 キャラクター・テーマによって獲得した特徴は、キャラクター・シートの「種族/背景/キャラクター・テーマの特徴」欄に、他の特徴同様名称とコメント欄にその利益を記入すること。

追加ルール

追加のキャラクター・テーマ

チョウズン・オヴ・ヴァラナー・アニマルE

Chosen of Valenar Animal/ヴァラナー・アニマルに選ばれし者
 勇者にふさわしい相棒――ヴァラナー・アニマル(ヴァラナーの動物)に選ばれた者。

ガンスリンガー

The Gunslinger/銃使い
 工事中なの((。´・w・)。´_ _))ペコリ

ドラゴンフレンド

Dragonfriend/竜の友
 工事中なの((。´・w・)。´_ _))ペコリ

ワイヤー・マスター

Wire Master/ワイヤー使い
 工事中なの((。´・w・)。´_ _))ペコリ

キャラクター・テーマを選択しない

 純粋にゲーム・システム的な観点から言うと、テーマの選択は義務ではない。
 しかし、テーマは純粋なゲーム的利益をもたらすものでもあるため、テーマを選択しないキャラクターは選択したキャラクターに比べて不利を被ってしまう。また、キャンペーンの設定に深く関連したキャラクターを作りたいが、自分のPCの背景設定はあくまで自分で考えたいという場合もあるだろう。
 この追加ルールキャラクター・テーマを選択しないことを選んだPCに特典を与えるものである。

テーマ未選択特典

 「キャラクター・テーマを選択しない」ことを選択したなら、君はレベル1、5、10において“前提条件を満たしている英雄級特技”1つをボーナス特技として得る。

特殊

  • テーマ未選択特典で得たボーナス特技を再訓練することは可能だが、交換できる特技は上記の条件を満たしている必要がある。
  • DMの許可があれば、君はレベルアップの際に再訓練としてキャラクター・テーマを得ることができる。
     ただし、君がテーマ未選択特典で得たボーナス特技を前提条件とするパワーや特技を持っているなら、まずは再訓練でそれらの特技やパワーを別のものと交換しなければならない。そして、テーマを得ると、テーマ未選択特典によって得た利益をすべて失う。

キャラクター・テーマのカスタマイズ

&(;>w<)ゞ 工事中なの

補遺

キャラクター・テーマのヴァリアント・データ

 本項ではキャラクター・テーマのヴァリアント・データを紹介している。これらのデータはそれぞれのテーマに関連する追加ルール代替ルールである。

ウィザーズ・アプレンティス

Wizard's Apprentice/ウィザードの弟子
 弟子というのはもちろんどの職業にも存在するものだが、“ウィザードの弟子”以上に名高い(あるいは悪名高い)ものはないだろう。

ガーディアン

Gurdian/守護者
 ガーディアン(守護者)とは、自分が守る価値があると信じるものを守ることを誓った特権階級や軍団の一員だ。彼らは自身が守ると誓ったもののために命を懸ける油断なき戦士である。

サムライAL

(;>w<)ゞ 工事中なの

スカラーAL

Scholar/学者
 学者とは古い文献を収集し、忘れ去られた秘密を探り当て、古の時代の伝承を研究する者たちだ。彼らは過ぎ去った日々の記憶を保存し、過去がもたらした重要な教訓を未来の世代へと受け渡さんと探求する。

デーモン・スポーンAL

Demon Spawn/デーモンの落とし仔
 デーモンと定命の存在との遭遇は、後者の速やかな死によって終わるのが普通だ。デーモンは自分自身が滅ぼされるまでの間に可能な限り万物を滅ぼすために生きる。かくも暴力的な性向ゆえに、デーモンが定命の存在と夫婦になるのはきわめて珍しいが、諸次元界を隅々まで見渡せば血管にデーモンの血が流れる定命の存在を見つけるのはそこまで難しくない。デーモン・スポーンと呼ばれるこの種のクリーチャーは、祖先のデーモンと同じく荒々しく破壊的な悪党であることが多い。
 このテーマはデモニック・カンビオン(デーモンのカンビオン)のテーマとしても使用できる。

ノーブル

Noble/貴族
 英雄は社会のあらゆる階級から生まれるものである。彼らの物語は、ある者はただの農民ろして、ある者は辺境の地から来た荒くれ者として、またある者は都会生まれの者として始まるかもしれない。しかし中には特権階級として生を受けた英雄もいるのだ。

フェイ・ビースト・テイマー

Fey Beast Tamer/妖精郷の獣を操る者
 ヒューマンの文明の創成期におけるフェイワイルドの野獣との接触は、大きな衝撃をもたらした――フェイワイルドという次元界の魔法が、定命の世界の心と魂に触れたのである。結果として、定命の種族のうちに、フェイワイルドからやってきたクリーチャーと付き合う適性を発達させるものが現れた。彼らはフェイの土地の野獣たちに、ちょうど定命の貴族がその部下に命令を下すのと同様に命令することができた。フェイ・ビースト・テイマー(妖精郷の獣を操る者)として知られた彼らの多くは物語や詩の中で永遠に語り継がれるようになった――彼らはフェイワイルドの力ある獣をかたわらに従えて戦ったと。
 長い歳月が過ぎ、かつては強かった血脈も、数世紀に渡る婚姻と拡散の末に細っていった。世代を経るごとにその子らがフェイの獣を支配する力はさらに弱まって、ついにはその能力はほとんど忘れ去られるまでになった。
 しかし、数世代に一度、古代の野獣の支配者の血を色濃く引いた両親のもとに定命の子どもが生まれることがある。
 君はこの、文明の曙にまで遡る能力を持った、ごく稀なものたちの1人である。君は1体のフェイ・クリーチャーと絆を結び、君を助け、君を害から守るようにと命ずることができる。

ライカンスロープ

Lycanthrope/ライカンスロープ
 数ある呪いの中でも特に古く恐ろしいライカンスロピーの呪いは、もっとも文明的な人型生物すら野蛮な獣に変化させてしまう。この呪いを受けた者(=ライカンスロープ)は、本来の姿である人型生物の形態でいる間は呪われる前と変わらなく見える。だが時の経つにつれ、多くのライカンスロープは動物の姿を匂わせる特徴を見せるようになってゆく。動物の姿になったライカンスロープは、その種類の普通の動物の強化版に見える。けれども、近づいてその目をよく見れば獣にふさわしからぬ知性の光が見え、闇の中では目が赤く光る。
 ライカンスロープの中にはこの呪いに抗う者もいれば受け入れる者もいる。呪いに抗う者は、人型形態でいる間は以前のままの属性と人格を保つことができ、荒れ狂う獣の衝動を己の内深くに押し込めて、それまで通りの生活を送ることができる。だが満月が昇ると、呪いは抗えぬほど強くなり、獣の姿――あるいは動物と人型生物を混ぜ合わせたような恐るべき中間形態に変わってしまう。
 君はライカンスロピーの呪いを受けた。そして、君は今もこの呪いに抗い続けている。――呪いを受け入れたライカンスロープは、血の餓えに屈し、悪に染まり、弱者を餌食にする隙をうかがう捕食者に堕ちることを知っているからだ。
 このテーマを選択した場合、以下の中から君がどの種類のライカンスロープであるかを選ぶこと:ワーウルフ
ライカンスロープ:ワーウルフ ライカンスロープ:ワーウルフ『Dra#410』掲載のWerewolf代替ルール版とみなされる。
Lycanthrope, Werewolf/人狼
 ワーウルフ(人狼)はライカンスロープの中でももっとも広く分布し、もっとも恐れられている。
 ほとんどのワーウルフは悪に染まった凶暴な捕食者だが、他のライカンスロープがそうであるように、ワーウルフも常に悪であるとは限らない。しかし、悪でないワーウルフは常に、内なる獣と戦い続けることを強いられている。
最終更新:2023年02月05日 21:14