本項で紹介された武器の説明を以下に述べる。その武器に特殊なルールが適用される場合、それについても説明されている(この特殊なルールもその武器の“特性”とみなされる)。
あ行
アーグロシュ(槍斧)は元々
ドワーフの手になるもので、長い柄の両端には斧の頭と槍の穂先を持っている。
優美な木製の柄の両端に湾曲した長い刃がついたヴァラナー・ダブルブレーデッド・シミター(ヴァラナーの双頭シミター)は、
エベロン世界の
ヴァラナー・エルフを象徴する武器だ。
この刃は数百年かけて磨き上げられた技術で打ち鍛えられており、堅さと鋭さを兼ねた刀身は驚くほど軽い。すべてのダブルブレーデッド・シミターは高品質の品であるため、
値段は高く、そもそも買う機会に恵まれる者は少ない。
エルフ以外の者がヴァラナーの刀剣を持っているとしたら、それは盗品または倒した敵からの戦利品だろうと思われるのが常だ。そして、そのような者を見た
ヴァラナー・エルフは“自分には「ヴァラナーの刀剣はヴァラナーに返せ。さもなくば、私と戦ってその剣に相応しい腕前の持ち主だと証明してみせろ」と要求する権利がある”と考えるかもしれない。
- ヴァラナー・ダブルブレーデッド・シミターとダブル・シミターの両方に習熟しているなら、この武器の武器ダメージ・ダイスは2d4になる。
ウィップは使いこなすのが難しい武器であり、素人がなめてかかって自分を傷つけたという話に事欠かない。しかし、達人の手にある時、ウィップは敵を引き倒し、凶暴な獣を追い払い、離れたところにある固定されていない小物に巻き付けて引き寄せたりすることができる。
- ウィップに習熟していないキャラクターは、この武器を間合い特性を持つ武器として使用できない。
- ウィップに習熟したキャラクターが[武器]攻撃を行う際、その攻撃においてこの武器の間合いは1マス増加する(通常は間合いが3となる)。
- この武器を用いてクリーチャーをつかむ際、そのクリーチャーの鎧や盾が持つ“棘付きAL”特性を無視することができる。
一般にはウィップ・ソードとして知られるこの致命的な武器は、1から4本の5フィート長の柔軟な鋼による剃刀のように鋭い刃によって形作られている。この武器は相手に刃を鞭のように振り回して使用される。コイル状の刃は細くベルトとして着用できるほどの柔軟性を持つ。
- この武器は魔法の武器にする際、軽刀剣類や重刀剣類に適用可能な魔力を注入することもできる。
- この武器を用いてクリーチャーをつかむ際、そのクリーチャーの鎧や盾が持つ“棘付きAL”特性を無視することができる。
エクスキューション・アックス(斬首斧)と呼ばれるこの広刃の斧は、叩き斬る力を増すため、非常に重いものとなっている。
か行
パンチング・ダガーの名でも知られているこの刀剣の柄はH形をしており、拳を握るような形で持つ。カタールは敵にパンチを繰り出す要領で使用し、深く正確な一撃を繰り出すことができる。
特にサムライのために構築されるカタナ(刀)は、複数の種類の鋼を用いた独特の鍛造手順を組み合わせて作り上げられる。その結果、この剣は最高の鋭さにも拘わらず細身で、相手の頭部や四肢を切断することができる優雅な抜打ちができるように設計された緩やかに湾曲した刀身が有名である。細やかなバランスが取られているものの、この剣を修得することは困難である。
- カタナは軍用武器として使用することもできる。ただし、軍用武器として使用する場合、必ず両手武器として使用しなければならず、“致死”特性を失う。
- カタナとワキザシの双方とも上級武器として使用しており、かつ利き手でカタナを、逆手でワキザシを使用しているなら、カタナは“副武器”特性を得る。
カッティング・ホイールは、刃に囲まれた円盤であり、片面に安全な持ち手がついている。使用者の手を守るために釘や棘が植わっているものも多い。エベロンでは謎めいた大陸サローナ生まれの武器である。
- カッティング・ホイールに習熟しているなら、これは以下の特性も得る。
- この武器を遠隔武器として用いた[武器]攻撃がミスした場合、その攻撃が解決された後で自動的に使用者の手に戻ってくる。戻ってきたこの武器をつかむのはフリー・アクションである。
- “徒手戦闘者”の特徴をしているなら、この武器は“モンク”特性を得る。また、この武器を使用する際、シュリケン、およびモンクの素手攻撃として扱うことができる。
- 表の価格と重量は片手ぶんのものである。重装鎧には両手ぶんのガントレットが付いてくる(これらの鎧の価格と重量にはすでに両手ぶんのガントレットの価格と重量が含まれている)。
- ガントレット着用時でも、その手は“空いている”ものとみなされる。たとえ、自分のターン中にそのガントレットを攻撃に使っていたとしても、である。また、ガントレットを着用していることによって、その手に“武器を持っている”とはみなされない。
ただし、両手武器を使用していたり、着用している手に盾を装備していたり、着用している手を(ガントレット以外の)武器や陽光棒、ランタンその他のアイテムを持ったり、つかむために使用している場合は、通常どおりその手は“空いている”とはみなされなくなる。
- ガントレットに習熟しているなら、この武器による[武器]攻撃を行う際、あたかもこの武器が肉体攻撃であるかのように関連する利益を得ることができる。
- ガントレットは魔力を注入することで、魔法の武器または両手スロット用の魔法のアイテムにすることができる。他の武器と異なり、魔力を注入したガントレットは(たとえ魔法の武器にしたとしても)魔法のアイテムの装備位置として両手スロットを占める。
- 魔法の武器にする:ガントレットを魔法の武器にする場合、ガントレット1つごとに魔力を注入する必要がある。
- 両手スロット用の魔法のアイテムにする:ガントレットを両手スロット用の魔法のアイテムにする場合、魔法のアイテムに記載されている価格で両手ぶんのガントレットを魔法のアイテムにできる。
ギスカは
スリクリーンの使用する特殊な武器で、両端に刃を備えた長柄武器である。
ギャロット(絞殺具)は両端に持ち手のついた針金またはロープであり、首を絞めるために使われる。
- ギャロットは“ギャロットが必要”または“ギャロットを使うことができる”のように書かれた攻撃にしか用いることができない。
また、この武器を使用するには、使用者のサイズ分類に関係なく2つの手を必要とする。
- 君がギャロットに習熟しており、かつ両手で持っているなら、君は手が空いていなくても“つかみ”アクションを行うことができる。さらに、このつかみはギャロットを用いた[武器]攻撃とみなされる。
- 君がギャロットを用いて行う、ヒットした際に目標をつかまれた状態にするパワー(“つかみ”アクションを含む)がヒットしたなら、目標はギャロットによって1[W]ダメージを受ける。
- 君はギャロットでつかんでいる目標に対して、そのギャロットで[武器]攻撃を行うことができる。
クオータースタッフ(六尺棒)は約5フィートの長さを持つ木の棒である。この武器の使い手は、戦闘において一方の端を柄として保持して、もう一方の端で攻撃を防御し、迅速に打撃を与えることができる。
武器 |
習熟 |
ダメージ |
種別 |
射程 |
価格 |
重量 |
特性 |
武器グループ |
双頭武器 |
クオータースタッフAL |
+2 |
1d8 |
[殴打] |
― |
特殊 |
4ポンド |
モンク |
スタッフ類、長柄武器類 |
―クオータースタッフの2つ目の打突部AL |
+2 |
1d8 |
[殴打] |
― |
|
|
副武器、防御、モンク |
スタッフ類、長柄武器類 |
この重いナイフの刃は前方にカーブすることでより大きな殺傷力を持つようになっている。
- ククリに習熟しているなら、この武器を使用する際、君はダガーおよび重刀剣類として扱うことができる。
クラブ(棍棒)は通常、成形しただけの木材である。しばし釘や鋲がいくつか埋め込まれてるものもある。
この武器は、長い木製の柄の先端に、剣に似た鋭い刃を付けたものである。グレイヴは敵と離れた間合いを保ちながら戦うのに向いている。
グレート・クロスボウ(大弩)は
ヘヴィ・クロスボウより大きく、
装填に時間がかかるものの、より強烈な力でボルトを射出することができる。
- グレート・クロスボウは軍用遠隔武器として使用することができる。ただし、軍用遠隔武器としてのグレート・クロスボウは“装填・マイナー”特性ではなく“装填・標準”特性を持つ。
グレートスピア(大身槍)と呼ばれるこの長柄武器は
ロングスピアに似ているが、より幅広い穂先と強い柄を有し、より強烈な打撃を与えることができる。
この巨大な両手用の剣は約5フィートの長さを持つ。
両端に逆向きの反りの入ったがっしりとした弓であるグレートボウ(大弓)は、弦を張った状態で人の背丈ほどの高さがあり、伝統的なロングボウよりも強烈な力で矢を射出することができる。
ヘヴィ・クロスボウより小さく、扱いも簡単なライト・クロスボウとも呼ばれるこの弩には弦を引くためのレバーがついている。
この槍のような武器はその長い柄の石突きに握りがついている。その頭部には、上部に穂先がある幅広の2つの刃を備えている。ゴージの中には柄の先端近くにストラップやハーネスがついており、この武器の持ち運びを容易にしている。
- この武器を用いた[武器]攻撃の攻撃ロールを行うか、[W]を参照するたびに、これをアックス類として用いるか、スピア類として用いるかのいずれかを選択すること
(その際、選択しなかったグループの武器とは扱われない)。- アックス類として用いる:この武器は[殴打]かつ[斬撃]ダメージを与える。
- スピア類として用いる:この武器は[刺突]ダメージを与える。
エルヴン・コートブレード(エルフの宮廷剣)とも呼ばれるこの剣は、その長さからは信じられないほど細く、先に行くほど細くなり、切先が針のように鋭い。片側は柄から切っ先までが鋭く研ぎ澄まされており、もう片方は切っ先から1/4だけが鋭く研ぎ澄まされている。コートブレードには拳を覆うバケット型の柄(蔦と葉をかたどるものが多い)、長い柄、重い柄頭が付いている。主に刺突に用いられるが、鋭い斬撃を繰り出すこともできる。
- この武器は魔法の武器にする際、グレートソードに適用可能な魔力を注入することもできる。
- この武器に習熟しているなら、この武器を使用する際、君はグレートソードおよび重刀剣類として扱うことができる。そうするならば、この武器の与えるダメージ種別は([刺突]ではなく)[斬撃]となる。
この重い剣は刃の終わりまで緩やかな曲線を描いており、全体的な形状はバトルアックスに良く似ている。一般的なコピシュの長さは20~24インチである。その優雅な形状は、一部の職人にコピシュを華やかな装飾で覆わせてしまう。
さ行
この作物を薙ぎ倒すために用いる農場道具から派生した武器は、取手の突き出した長い木製の軸と、直角に取り付けられた湾曲した鋭い刃で構成されている。サイズは、扱いにくいものの悲惨な傷を与えられる可能性がある。収穫からの連想で死の象徴としての意味合いも持つサイズは、特に威圧的な武器である。
スリーセクション・スタッフとも呼ばれるサンセツコン(三節棍)は、使用者に通常のスタッフよりも大きな柔軟性を与えるために、鎖で連結された3本の2フィート長の棒に分割することができる武器である。使いこなすのは難しいが、達人ともなれば、素早く振り回して防御を行ったり、武器を受け止めて捕縛したり、あるいは強力な打撃のための鞭打ち動作を介して運動の勢いを利用することできる。
- サンセツコンは分割されてない間、クオータースタッフかつ単純武器として扱うことができる。
- この武器は魔法の武器にする際、クラブ類、またはフレイル類に適用可能な魔力を注入することもできる。
- 分割:1回のマイナー・アクションとして、この武器を分割するか、元に戻すことができる。分割している間、この武器のデータは以下のものに変更される。
- この武器に習熟しているなら、これは以下の特性も得る:
- 防御:1つのサンセツコンを2つの手で使用している間、君は“防御”特性による利益を得ることができる。
穀物を収穫するために使用する農業道具に由来するこの片手武器は、容易に相手の四肢や防具を捉えることのできる頑丈で湾曲した刃を備えている。シックルの刃は滑らかであるか鋸歯状であるかのいずれかであり、一部の戦闘用シックルは相手の肉体に引っかかりやすくなるよう先端付近の両側を鋭くしている。
- シックルに習熟しているなら、君はこの武器を[斬撃]ダメージを与えるために使用する際は、重刀剣類としても扱うことができる。
この湾曲した剣はロングソードより短く
ショート・ソードよりは長い。断面が三角形状の刃は外縁部だけが鋭く、峰は平坦である。
モンクや
スカウンドレルと呼ばれるローグが習熟している武器の1つがシュリケン、別名スローイング・スターとも呼ばれる軽投擲武器である。小さくて重さも無視できるくらい(1個あたり1/10ポンド)しかないため、ブーツやその他の場所に予備の武器を隠しておきたい者にとって理想的な武器である。
- シュリケンの価格と重量は5個ぶんのものである。
- シュリケンに習熟しているなら、君は攻撃するためのアクションの一部としてこの武器を取り出すことができる。
- シュリケンは投擲武器だが、特殊な材質または魔法のシュリケンを作成する際や、投擲された後にどうなるかを決定する際は矢弾として扱われる(これはシュリケンに関連する利益“ではない”)。
- 魔法のシュリケンを作成する:魔法のシュリケンを作成する場合、矢弾用の魔法的特性を付けなければならない。
魔法のシュリケンは(魔法の武器ではなく)魔法の矢弾である。魔法のアイテムの関するレギュレーションの項も参照のこと。- クリティカル・ヒット:魔法のシュリケンでクリティカル・ヒットを与えた時、それに付けられた魔法的特性のプラスの数値ごとに+1d6の追加ダメージを与える。
もし使用者が“魔法の気印と同調している”場合、クリティカル・ヒット時の効果はシュリケンか気印の、どちらか一方のものを使用できる。
- アシュタルズ・ブレード:アシュタルズ・ブレード(『SotAC』P24)がシュリケン形態を取っている間、投擲された後にどうなるかを決定する際は(魔法のシュリケンではなく)通常の魔法の投擲武器と同様に扱う。
ショートスピア(短槍)は約3フィートの長さを持ち、投擲武器とするのに適している。
ショート・ソードはどんな武術社会でも見られる最も一般的な武器の一つであり、したがってそのデザインは地域や製作者に応じて非常に多様である。ほとんどは2フィート前後の長さである。その刃は湾曲していることも真っ直ぐであることも、片刃であることも両刃であることも、幅広であることも細身であることもある。柄は華美なものもシンプルなものもあり、護拳や籠鍔を備えているか、あるいはまったくガードしていないかもしれない。
こうした武器はしばしばそれ自体でも使用されるが、同形の二振りを一組とすることもあり、あるいは
ダガーやより長大な剣と組み合わせて用いることもある。
ショートボウは約3フィートほどの大きさで、1本の木でできている。
- この武器を使用するには、使用者のサイズ分類に関係なく2つの手を必要とする。
エルヴン・シンブレード(エルフの薄刃刀)とも呼ばれるこの
レイピアに似た武器は、大きさはロングソードほどだが、ロングソードよりはるかに軽い。
- この武器は魔法の武器にする際、レイピアおよびロングソードに適用可能な魔力を注入することもできる。
- この武器に習熟しているなら、この武器を使用する際、君はレイピアおよびロングソードとして扱うことができる。
さらに、[斬撃]ダメージを与えるために使用する際は、重刀剣類として扱うことができる。
スーペリア・クロスボウ(精密弩)は伝統的な
ヘヴィ・クロスボウに似て見えるが、ノブとダイヤルがついており極めて優れた正確性を持つように調整することが可能である。
- スーペリア・クロスボウに習熟しているなら、君はこれを遠隔武器として用いる際の攻撃ロールに戦術的有利を得る。ただし、君が何らかの移動を行った場合、(1)1回の移動アクションとして“狙いを定める”か、(2)君の“次のターン”が終了するか、するまでこの利益を得られなくなる。
選択ルール:“有利”と“不利”の選択ルールを導入している場合、戦術的優位の代わりに“有利”を得る。
スカージ(棘鞭)は軽いフレイル状の武器で、尖らせた金属片あるいは骨片をびっしりと植えた革の細紐が取り付けられている。
この
ウィップは一連なりの鋭い刃を備えており、その先端には牙が嵌めこまれている。
- この武器とウィップの両方に習熟しているなら、これは以下の特性も得る:
- 武器に関連したあらゆる効果において、ウィップとして扱うことができる。
- この武器による[武器]攻撃を行う際、その攻撃においてこの武器は間合い特性を得、かつ間合いが1マス増加する(通常は間合いが3となる)。
- この武器を用いてクリーチャーをつかむ際、そのクリーチャーの鎧や盾が持つ“棘付き”特性を無視することができる。
- この武器は“スパイクつきの鎧”を着用している間のみ使用できる。《鎧習熟:アーマー・スパイク》の項も参照のこと。
- 着用している“スパイクつきの鎧”に習熟していない場合、君はすべての[武器]攻撃ロールおよび“つかみ”アクションの攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。加えて、この武器は“つかみ”特性を失う。
- “手に持っているアイテムを落とさせる”効果によってスパイクト・アーマーを落とさせることはできない。
- アーマー・スパイクを植え付けた鎧が強化ボーナスを有していても、この武器はその利益を得られない。ただし、この武器(鎧に植え付けられたスパイク)自体を魔法の武器にすることはできる。魔法のアーマー・スパイクの項も参照のこと。
- スパイクト・アーマーに習熟しているなら、これは以下の特性も得る。
- 肉体攻撃として扱うことができる。
- 君が行う、ヒットした際に目標を“つかまれた状態”にする近接武器による[武器]攻撃または“つかみ”アクションがヒットし、かつ目標が君に隣接しているなら(注:もともと隣接していた場合も、この攻撃によって隣接した場合も)、くだんの目標はこの武器によって1[W]ダメージを受ける。
さらに、くだんの目標が君に隣接している間、君がつかみを維持するたびに、その目標はこの武器によって1[W]ダメージを受ける。
- “突き飛ばし”の際、その攻撃にこの武器を使用し、かつ攻撃をヒットさせたなら、目標はこの武器によって1[W]のダメージを受ける。
- 突撃時に他の武器を用いた[武器]攻撃を行わないなら、ゲーム的効果に関して“武器を片手で使用しているか、両手で使用しているか”が問題となる場合、この武器は両手武器としても扱われる。
スパイクト・ガントレット(有刺篭手)には、金属製のスパイクが取り付けられている。
この武器を最初に使い始めたのはエルフの武芸者だったと考えられており、速さと優雅さを兼ね備えた武器であることがこの説が支持される理由となっている。スパイクト・チェインは離れたところから敵を引き裂く連撃を放つことができる。また、達人の手にあればウィップやフレイルのように敵の脚に巻き付けて転ばせることもできる。
- スパイクト・チェインに習熟しているなら、これは以下の特性も得る。
武器 |
習熟 |
ダメージ |
射程 |
価格 |
重量 |
特性 |
武器グループ |
双頭武器 |
スパイクト・チェインAL |
+3 |
2d4[殴打]かつ[刺突] |
― |
特殊 |
12ポンド |
間合い、妙技 |
フレイル類 |
―スパイクト・チェインの2つ目の打突部AL |
+3 |
2d4[殴打]かつ[刺突] |
― |
|
|
副武器、防御、妙技 |
フレイル類 |
スピア(槍)は5フィートの長さを持つ。
段平に似た刀身が両端についたエベロン世界のリードラ帝国の武器。
スリング(投石器)は皮製のカップが1対の紐に取り付けられたものにすぎないが、安価で、かつスリングを用いて発射されるブリットは弓矢には劣るものの十分な射程と威力を持つ。
- スリングを近接武器として使用する場合、矢弾を“装填”しておかなければならない(この時“装填”されているのが魔法の矢弾でも、射出されるわけではないので魔力を使い切ってしまうことはないが、その魔法的特性から利益を得ることもできない)。
短めのスタッフにスリングを取り付けた武器であるスリング・スタッフは、
ハーフリングに好まれる武器である。
- スリング・スタッフを近接武器として使用する場合、(代用武器ではなく)同じサイズ用のクラブのデータを用いることができる。また、クラブのデータを用いる場合でも、この武器は依然として“小型”特性を有しており、注入された魔力がクラブに適用できないものであってもその魔法的特性の利益を得ることができる。
- 魔法の武器にする際、クラブに適用可能な魔力を注入することもできる。
ライト・ハンマーとも呼ばれるウォーハンマーの軽量版であるこの武器は、通常は打撃面を1つ持つなめらかな金属の頭部を備えており、投擲武器としても使用できる。
この武器は標準的なピックに似ているが、打突部がより長く、鋭く、ノコギリのようになっている。適切な訓練を積んだ戦士は、セレイティッド・ピックを突き刺すときだけでなく、引き抜くときにもひどい傷を負わせることができる。
- この武器に習熟しているなら、クリティカル・ヒットを与えるたびに、その目標に“級ごとに1[W]のダメージ”を与える。
この三又のブーメランはエベロン世界のゼンドリックで生きるドラウが獲物を狩るために使用している。冒険者や探険家の中にはこのジャングルで行動している間にこの武器の使用法を学ぶ者もいるが、ドラウのコミュニティに属さない者ではこの武器の複雑な使用法を修得している者はほとんどいない。
- ゼンドリック・ブーメランに習熟しているなら、これは以下の特性も有する。
- 攻撃するためのアクションの一部としてこの武器を取り出すことができる。
- 武器に関連したあらゆる効果において、シュリケンとして扱うことができる。
- この武器を遠隔武器として用いた[武器]攻撃がミスした場合、その攻撃が解決された後で自動的に使用者の手に戻ってくる。戻ってきたこの武器をつかむのはフリー・アクションである。
た行
- DMが特に裁定を下さない限り、代用武器は表のデータを用いる。
- 弓を近接武器として用いるなど、武器を代用武器として使用する場合、武器本来のデータ(武器ダメージ・ダイスや特性、魔法の武器としての強化ボーナス、クリティカル・ヒット時の効果、特性、パワーなど)は適用されない。たとえば冒険者が隣接するモンスターを魔法の弓で殴ってクリティカル・ヒットを与えても、その弓の魔法的特性が有するクリティカル・ヒット時の効果は適用されない。この冒険者はその弓を代用武器として使用しているからである。
ダガー(短剣)は戦闘用のナイフである。刃渡りは通常は1フィート以下で、曲がったものも真っ直ぐなものも、片刃のものも両刃のものもある。ダガーのデザインは非常に幅広く、(突き刺し用ダガーの1種が“ダーク”と呼ばれるなど)多くの別名を持つ。
ダブル・アックス(双頭斧)は柄の両端に斧の頭を取り付けたものであり、攻撃にも防御にも一層の有用性を持つものとなっている。
握りの両端についた彎刀が特徴的なこの武器は、エベロン世界のヴァラナーのエルフが使うことで有名である。
この素晴らしいバランスを誇る武器、ダブル・ソード(双頭剣)は、二振りのロングソードの破壊力と、より向上した防御力を兼ね備えたものである。
ダブル・フレイル(双頭からざお)は攻撃力とダメージを最大限にするために、柄の両端にスパイクつきのフレイル頭部を取り付けたものである。
サイズに似ているこの武器は、鎌のような刃が長い棒の先端についている。エベロン世界のタレンタ平原発祥の武器であり、それが名前の由来になっている。
- この武器を使用するには、君のサイズに関係なく2つの手を必要とする。
- この武器を用いて隣接している目標を攻撃する際には、[武器]攻撃の攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。
この彎刀は短い柄に鎌に似た刃がついている。これもエベロン世界のタレンタ平原発祥の武器であり、それが名前の由来になっている。
このブーメランは単純なカーブを描き、表面は磨き上げられている。この武器はエベロン世界のタレンタ平原のハーフリングの伝統的な武器である。
- タレンタ・ブーメランに習熟しているなら、この武器を遠隔武器として用いた[武器]攻撃がミスした場合、その攻撃が解決された後で自動的に使用者の手に戻ってくる。戻ってきたこの武器をつかむのはフリー・アクションである。
スリクリーンに発明されたこの三方向にギザギザの刃が突き出した平たい三角形の投擲武器は、主に水晶や黒曜石から形作られている。
- チャトクチャに習熟しているなら、これは以下の特性も有する。
- 攻撃するためのアクションの一部としてこの武器を取り出すことができる。
- 武器に関連したあらゆる効果において、シュリケンとして扱うことができる。
- この武器を遠隔武器として用いた[武器]攻撃がミスした場合、その攻撃が解決された後で自動的に使用者の手に戻ってくる。戻ってきたこの武器をつかむのはフリー・アクションである。
- 君の種族がスリクリーンであるなら、加えて以下の特性も有するる:
- 中間部の脚でも使用できる:君は中間部の“腕”でもこの遠隔武器を用いたは[武器]攻撃を行える。その際、この武器の攻撃ロールおよびダメージ・ロールに、中間部の“腕”の爪の強化ボーナスを加えることができる。
ただし、この武器が魔法の武器なら、爪あるいは武器のいずれかからしか強化ボーナスなどの利益を得られない(その両方から利益を得ることはできない)。
- スリクリーン・クローズAL強化:スリクリーン・クローズALを使用する際、中間部の“腕”の爪による近接攻撃を行う代わりに、中間部の“腕”に持ったこの武器を用いて遠隔攻撃を行うことができる。
亀の甲羅から作られたトータス・ブレードは、
ノームが副武器として使用するために設計されている。甲羅は使用者の手に固定され、ダガーに似た刃が前方に突き出ている。
- この武器はライト・シールドとしても扱われる(盾として使用するためには、“防具としてのライト・シールド”に習熟している必要がある)。
- トータス・ブレードに魔力を注入して魔法のアイテムにする場合、魔法の盾と魔法の武器の両方を兼ねることができる(魔力は別々に注入する必要がある。また、魔法の盾と魔法の武器の両方を兼ねる場合、カタールに付与できる魔力を注入しなければならない)。トータス・ブレードが君の魔法のアイテムの腕部スロットを占めることはない(魔法の盾にもしている場合、通常どおり腕部スロットを占める)。
- この武器に習熟している場合、君はこの武器で攻撃を行う際にカタールのデータを用いることができる。そうするならば、武器に関連したあらゆる効果において、ダガーとして扱うこともできる。
トライデント(三叉戟)は4フィートの柄の先端に三叉の穂先を持つ槍で、投擲武器としても使用できる。
ショート・ソードにしては細すぎ、かといって
ダガーというには大きすぎるため、ロング・ナイフと呼ばれるこの武器は、しかし
ダガーのように投擲できるようにバランスがとられている。その分、普通のダガーより扱いが難しいが、達人の手にある時はより致命的な武器となる。
- ドラウ・ロング・ナイフは魔法の武器にする際、ショート・ソード、ダガー、または重刀剣類に適用可能な魔力を注入することもできる。
- この武器に習熟しているなら、これは以下の特性も得る:
ウィングスピアの名で知られるこの武器は、近接遠隔双方の戦闘において最大の有効性を示すようにと、とあるドラゴンボーンによって作り出されたものである。
トンファ(旋棍)は打撃と防御に優れたL字型の戦闘棍である。使用者は握りを掴んで棍を回転させるか前腕を棍で護りながら打撃する。
- トンファに習熟しているなら、君はこの武器を使用している手に関して“1つの手が空いていなければならない”必要条件を満たすことができる。
加えて、この武器を使用する際、クラブ、モンクの素手攻撃および素手に関連した利益を得ることができる。
な行
ナギナタ(薙刀)は2フィート長のわずかに湾曲した剣のような刃を備えた6フィートの棒杖で構成される。軸は剣より短い武器の間合いの外に使用者を保つように設計されている。
ノダチ(野太刀)は細身だが悪質なまでに鋭い4フィート長の刃を片身に備える非常に長い両手武器である。主に
騎乗した戦士によって、自身の乗騎から騎乗兵を叩き斬るために使用される。
は行
パイクは
ロングスピアに似ているが、ずっと長大で、より優れた間合いを持ち、突撃してくる騎兵や歩兵の迎撃の他、幅広い用途に用いられる。しかし、移動には制限を強いる。
- パイクを用いて近接[武器]攻撃を行う際、その攻撃においてこの武器の間合いは1マス増加する(通常は間合いが3となる)。しかし、隣接する目標に対する[武器]攻撃の攻撃ロールには-2ペナルティを受ける。
- 自分の直前のターンの終了時から3マス以上移動している場合、パイクを用いた[武器]攻撃の攻撃ロールには-2ペナルティを受ける。
長さ7~8フィートほどの
ロングスピアに似た長柄武器であるハルバード(槍斧)は、先端近くに小さな斧のような形状の頭を持っている。
- この武器は魔法の武器にする際、スピア類、ピック類に適用可能な魔力を注入することもできる。
- 《長柄武器の使い手》特技でこの武器を選択しているなら、この武器を用いた[武器]攻撃の攻撃ロールを行うか、[W]を参照する際、これを(アックス類ではなく)スピア類またはピック類として用いることを選択できる。
スピア類として用いる:この武器は[刺突]ダメージを与える。
ピック類として用いる:この武器のダメージ・ダイスは1d8となり、[刺突]ダメージを与え、“高クリティカル2”特性を得る。
この細身のダガーは、攻撃を受け流しやすいようにと特別に作られた鍔を持つ。
- 君がローグであり、かつパリィング・ダガーに習熟しているなら、この武器を使用する際、ダガーに関連した利益を得ることができる。
フランシスカ、トマホークなどを含む多くの別名を持つこの片手用の斧は小さく、投擲するのに完璧なバランスがとれている。この斧は通常は柄を握って上手投げで投擲し、目標に斧の頭部が食い込む前に完全に1回転する。
ハンド・クロスボウ(片手弩)の弦は手で引け、片手で射撃できる。
- ハンド・クロスボウは単純遠隔武器として使用することができる。ただし、単純遠隔武器としてハンド・クロスボウは(“装填・フリー”特性ではなく)“装填・マイナー”特性を持つ。
この剣は
シミターのような湾曲した鋭い片刃を備えており、刃のない峰側は平らであるか若干湾曲しているかのどちらかである。その重量は先端に向けて大きくなっており、突き刺すよりは切り刻むのに向いている。
ベイヨネット(銃剣)はクロスボウの下部や銃器の右横に括り付けるように設計された近接戦闘用の武器である。
- この武器はクロスボウ類または銃器類に装着することができる。ベイヨネットを装着するか、取り外すのは1回の標準アクションである。
表のデータは装着時のものである。装着していない場合はダガーのデータを使用する(ただし、“軽投擲”特性は有さない)。
ヘヴィ・ウォー・ピックAL この武器はウォー・ピックの代替版とみなされる
両用武器を求めるノームやハーフリングにぴったりのこの武器は、
通常のピックのものより柄が長く、先端が重くなっている。
ヘヴィ・クロスボウ(重弩)には弦を引くための小さな巻き上げ器がついている。
- ヘヴィ・クロスボウは単純遠隔武器として使用することができる。ただし、単純遠隔武器としてのヘヴィ・クロスボウは(“装填・マイナー”特性ではなく)“装填・移動”特性を持つ。
ヘヴィ・メイス この武器はメイスの代替版とみなされる
メイス(鎚矛)は木製か金属製の単純な柄と、そこに取り付けられた飾りのある頭部(通常はより苦痛やダメージを与えるために縁を突出させている)からできている。
ま行
マトックAL この武器はヘヴィ・ウォー・ピックの代替版とみなされる
- この武器を用いた[武器]攻撃の攻撃ロールを行うか[W]を参照するたびに、これをアックス類として用いるか、ピック類として用いるかのいずれかを選択すること
(その際、選択しなかったグループの武器とは扱われない)。
モーニングスターは、木製の柄の先端に棘の生えた金属球を付けた、威力抜群の両手用棍棒である。ほとんど訓練や手入れをしなくても使える高威力の武器を求める傭兵やオーガ、トロルなどがよく使っている。
この武器は、もともとはドワーフの突撃部隊でジャイアントと戦うために用いられたものである。巨大な両手持ちのハンマーであり、びっしりとスパイクを生やした重い頭部を持つ。
モンクス・スペード(月牙産)は、片側にはシャベルのような広く鋭利な刃が、反対側には一対の牛の角のように外側に突き出た三日月型の刃が取り付けられている
双頭武器である。
ら行
ありふれた採掘道具をもとに作られたこのコンパクトな形状の武器は、鎧を撃ち抜く鋭い切っ先とカウンターウェイトの役割を果たすハンマーのような頭部を備えている。ノームはしばしばこれを副武器として用いる。
エルヴン・ライトブレード(エルフの軽刀剣)とも呼ばれるこの
レイピアに似た武器は、大きさは
ショート・ソードほどの大きさだが、重さは
ダガーほどしかない。
ハイ・エルフの貴人には高い身分のしるしとしてこの武器――しばしば精緻なフィリグリー(金銀の線条細工や、金属のすかし細工)と細かな宝石細工を施した物――を持ち歩く者もいる(たとえ習熟していなかったとしても)。
小型の種族の中には、
ヘヴィ・メイスの軽量版であるライト・メイスを好んで使う者が多い。この武器は威力抜群とは言い難いが、確実な打撃を敵に与える。
この長く重い槍は、その重量と突撃する乗騎の速度を活かして、不運な敵を串刺しにすることができる。騎乗して戦う戦士はランスを近接戦闘に突入するときの初撃にのみ使用し、その後は別の武器を使うことが多い。
- 騎乗している場合、この武器は以下の特性を有する。
- “小型”特性を有している片手武器として使用でき、しかもゲーム的効果に関して“武器を片手で使用しているか、両手で使用しているか”が問題となる場合、両手で使用しているとして扱われる。ただし、片手で使用している間でも、逆手で盾攻撃以外による攻撃を行うことはできず、盾攻撃を行なったターンにはランスを片手武器としては使用できない。
- 突撃攻撃に用いたなら、この武器の武器ダメージ・ダイスは2d8に増加する。
リピーティング・クロスボウ(連弩)は
クロスボウの上部に長方形の弾倉を取り付けたものである。ダブルアクション式のレバーがボルトを然るべき場所に送り、射出できるようにする。
- 弾倉は1つ1gpで、10個のクロスボウ・ボルトが納められている。
- リピーティング・クロスボウは、弾倉の中に矢弾が残っている限り、“装填・フリー”の特性を得る(特性欄に“装填・標準”と書いてあるのは、すなわち、この武器から空になった弾倉を外して、新しいものを取り付けるのには1回の標準アクションが必要になるということである)。
リピーティング・ヘヴィ・クロスボウ(連重弩)は
ヘヴィ・クロスボウの上部に長方形の弾倉を取り付けたものである。ダブルアクション式のレバーがボルトを然るべき場所に送り、射出できるようにする。
- 弾倉は1つ1gpで、10個のクロスボウ・ボルトが納められている。リピーティング・ヘヴィ・クロスボウはヘヴィ・クロスボウと同様に機能するが、弾倉の中に矢弾が残っている限り、“装填・フリー”を得る。
(特性欄に“装填・標準”と書いてあるのは、すなわち、この武器から空になった弾倉を外して、新しいものを取り付けるのには1回の標準アクションが必要になるということである)
洗練された剣士御用達の武器であるレイピアは、長い刀身を持つ細身の軽刀剣類で、敵の攻撃を受け流して素早い反撃を加えるのに理想的な武器である。
この長柄武器は破壊的な一撃を叩き込むためのハンマーヘッドを有している。
- この武器は魔法の武器にする際、スピア類、ピック類に適用可能な魔力を注入することもできる。
- 《長柄武器の使い手》特技でこの武器を選択しているなら、この武器を用いた[武器]攻撃の攻撃ロールを行うか、[W]を参照する際、これを(ハンマー類ではなく)スピア類またはピック類として用いることを選択できる。
スピア類として用いる:この武器は[刺突]ダメージを与える。
ピック類として用いる:この武器のダメージ・ダイスは1d8となり、[刺突]ダメージを与え、“高クリティカル2”特性を得る。
ロングスピア(長槍)は約8フィートの長さがある。戦闘時に相手との距離がとれることによる恐怖感の少なさや、基本的な扱いの修得が容易なため、練度の低い徴用兵を戦力化するにも適した武器である。
- ロングスピアは単純武器としても使用できる。ただし、単純武器として使用する場合、隣接する目標に対する[武器]攻撃の攻撃ロールには-2ペナルティを受ける。
選択ルール:“有利”と“不利”の選択ルールを導入している場合、攻撃ロールにペナルティを受ける代わりに“不利”を得る。
ロングボウ(長弓)はほぼ5フィートほどの大きさを持ち、慎重に曲げられた1本の頑丈な木でできている。
- ロングボウを使用するには、君のサイズに関係なく2つの手を必要とする。
- この武器は《騎乗戦闘》特技を修得していない場合、騎乗中に遠隔武器として使用することはできない。
わ行
ワキザシ(脇差)は長さが1から2フィートの間の短く細身の剣である。ワキザシは主に敗北した敵の首を刎ねるか、名誉の問題として切腹(儀式的自殺)を行うための予備武器として使用される。これらの剣は特にサムライが佩いており、
カタナと一対にすることを目的としている。この一組の剣のことはダイショー(大小)と呼ばれている。