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 本項のルールは新しい伝説の道に関連するハウス・ルールである。

新しい伝説の道

ドラゴンライダー

Dragonrider/竜騎兵
 強大なるドラゴン乗騎に跨がり雲海を貫いて飛翔し、吹き付ける風の肌触りを誰にはばかることなく堪能する。多くの人々にとってそれは叶わぬ夢である。だが君にとってそれは夢ではない――今送っている人生そのものなのである。
 ドラゴンライダーの多くは、竜の一家と懇意にしている個人か、大規模な戦闘部隊(おそらくはドラゴンを防衛力として利用している強力な王国か都市国家に属する)の一員である。
 いずれにせよ、君は自分の相棒との間に並外れて深い関係を築き上げている。たとえ君の行く先が深いダンジョンの奥底であろうと君の相棒はその姿を変えて共に向かってくれる。その姿であっても君の相棒野獣使い相棒に引けを取らないない活躍を見せるが、やはり君たちがその真価を発揮するのは相棒がその真の形態をとって君に背を預けて戦うときだ。雄々しい相棒に跨って颯爽と舞い上がる君ほど瞠目すべき存在は他にほとんど類例がない。敵味方が向ける畏怖の眼差しにも。

  • 前提条件:ドラゴンフレンド、《騎乗戦闘
     
  • ドラゴンライダーの伝説の道の特徴
    • 竜騎兵のアクション(11レベル):君が1回の攻撃を行うためにアクション・ポイントを消費した際、君のトゥルー・ドラゴンの相棒は、君の攻撃の前または後に1回の標準アクションまたは移動アクションを行うことができる。そのアクションを使って攻撃を行なった場合、君の相棒は1d6の追加ダメージを与える。
    • 竜騎兵の着地(11レベル):君は〈軽業〉が“修得済み”でなくても“落下ダメージの軽減”を行なえる。さらに、君は“落下ダメージの軽減”を行なうために〈軽業〉判定を行なう際、その〈軽業〉判定を〈運動〉判定で代用でき、(判定結果の半分ではなく)その判定結果に等しい値を落下ダメージから引くことができる。
    • ラージ・トゥルー・ドラゴンの相棒(11レベル):君の相棒は今や君にその背を預けて飛翔できるほどに成長した。あるいは魔法のアイテムによって成長した姿に変身できるのかもしれない。
       君のトゥルー・ドラゴンの相棒は、対応した竜種の大型版になる。さらに、君のトゥルー・ドラゴンの相棒チェンジ・シェイプのパワーを得る。
       DMの許可があれば、君の相棒の本来の形態は以前の姿のままであることにしてもよい。その場合、君の相棒チェンジ・シェイプによって自分の大型版の形態に姿を変えることができる。ただし、これによって相棒ブレス・ウェポンの使用回数が増加することはない。
    • 人竜一体(11レベル):騎乗戦闘において、君のトゥルー・ドラゴンの相棒の乗り手が君である場合、これ乗り手とは別々のターンを有する(これのイニシアチブ順は依然として君と同じままである)。
       また、君はトゥルー・ドラゴンの相棒の乗り手であるかこれ間、(1)“自分のパワーや特徴によって移動を行う”際、自分の代わりにこれにその移動を行なわせたり、(2)“相棒”にアクションを行なわせるを行わせる際、アクション種別が移動アクションであるパワーを自分の代わりにこれに使用させることができる。もし、そのパワーや特徴がレンジャーのものであるなら、これは瞬間移動を行う際に、君も一緒に瞬間移動させることができる(君が依然としてこれに騎乗したままで)。
       さらに、君が騎乗している間、このトゥルー・ドラゴンの相棒に隣接している目標は[野獣]パワーに関して“君と相棒から挟撃されている”とみなされる。ただし、実際にその目標を挟撃していない限り、これによって戦術的優位を得ることはできない。
    • 畏怖すべき存在に対する完全耐性(11レベル):君はトゥルー・ドラゴンの相棒の乗り手であるかこれから2マス以内にいる間、フライトフル・プレゼンス/畏怖すべき存在に対する完全耐性を得る。
    • かすめ飛び攻撃(16レベル):1遭遇に1回、君のトゥルー・ドラゴンの相棒は1回の標準アクションとして、“自分の飛行移動速度まで移動する。その移動の任意の地点でこれは通常は標準アクションを要する攻撃パワーを1回使用できる。これはこの攻撃の目標から移動して離れる際、その目標から機会攻撃を誘発しない”ことができる。
       加えて、騎乗戦闘において、君のトゥルー・ドラゴンの相棒の乗り手が君である場合、君が突撃する際、この特徴が未使用なら、この特徴を使用済みにすることで、君の相棒は1回のフリー・アクションとして、“この移動の任意の地点でこれは通常は標準アクションを要する攻撃パワーを1回使用できる。これはこの攻撃の目標から移動して離れる際、その目標から機会攻撃を誘発しない”ことができる。

  • ドラゴンライダーのパワー
ドラゴンズ・ダイヴ
Dragon's Dive/竜の急降下攻撃 ドラゴンライダー/攻撃/11
[遭遇毎][武器]、[武勇]、[野獣
標準アクション  近接・武器(野獣(武器))
必要条件:使用者のトゥルー・ドラゴンの相棒大型版のドラゴン形態でなければならない。
1次目標:クリーチャー1体
1次攻撃:トゥルー・ドラゴンの相棒のレベル+5”対“反応”
ヒット:(1[B]+“トゥルー・ドラゴンの相棒の【筋力】修正値)ダメージ。目標は倒れて伏せ状態になる。さらに、使用者は目標および目標から5マス以内のクリーチャーを3マス横滑りさせる。使用者は1次目標に対して以下の2次攻撃を行う。
 2次攻撃:“最も高い能力修正値”対AC。
 ヒット:(1[W]+“最も高い能力修正値)ダメージ。
  21レベル:(2[W]+“最も高い能力修正値)ダメージ。
特殊:このパワーは突撃の際、近接基礎攻撃として使用できる。

ドラゴンライダーズ・ジャンプ
Dragonrider's Jump/竜騎兵の跳躍 ドラゴンライダー/汎用/12
[無限回][武勇]
アクション不要  使用者
トリガー:使用者が跳躍を行う。
効果:使用者はその〈運動〉判定に+10のパワー・ボーナスを得る。このとき使用者は助走をつけているものとみなされ、跳躍できる距離は使用者の移動速度による制限を受けず、飛び上がった高さ、垂直方向に届く距離、飛び越した距離へも跳躍できる距離を追加することができる。
特殊:このパワーによる跳躍を行う前に、使用者のトゥルー・ドラゴンの相棒(1)伏せ状態なら、1回のフリー・アクションとして立ち上がり、(2)大型版のドラゴン形態でなければ、1回のフリー・アクションとして大型版のドラゴン形態となることができる。
 さらに、使用者のトゥルー・ドラゴンの相棒は使用者の跳躍の前か後に、1回のフリー・アクションとして移動速度の半分まで飛行することができる。

ツイン・スパイク
Twin Spike/二魂一体の牙 ドラゴンライダー/攻撃/20
[一日毎][武器]、[武勇]、[野獣
標準アクション  近接・武器(野獣1)
必要条件:使用者はトゥルー・ドラゴンの相棒騎乗していなければならない
効果:使用者のトゥルー・ドラゴンの相棒は自分の移動速度までの移動を行なえ、この移動の任意の時点で、1体のクリーチャーに対して1回のバイトと2回のクローを使用する。然る後、使用者は同一の目標に対して、戦術的優位を得て1回の近接基礎攻撃を行なえる。この攻撃はヒットした相棒の攻撃1回につき1[W]の追加ダメージを与え、ミスしても半減ダメージを与える。
 この攻撃の目標から移動して離れる際、使用者とその相棒はその目標から機会攻撃を誘発しない。

ラージ・トゥルー・ドラゴンの相棒

共通のパワーと特徴
ラージ・トゥルー・ドラゴンの相棒 相棒
大型ドラゴン(竜種による)、竜種による
hp:(【耐久力】値+レベルごとに10)
AC:12、頑健15、反応11、意志15
移動速度:8、飛行12、野外飛行速度16

〈知覚〉+9
夜目、暗視擬似視覚6
完全耐性:[さまざま]
特徴
コオペラティヴ・チャージ/連携突撃([乗騎]) ✦ 無限回
 この相棒の乗り手が君である場合、君が突撃する際、これも1回のフリー・アクションとして同一の目標にクローを2回使用することができる。
標準アクション
(m)バイト/噛みつき([武器];[さまざま]) ✦ 無限回
攻撃:近接・2(クリーチャー1体);“レベル+5”対AC
ヒット:(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ、この攻撃は1d6のブレス・ウェポンが与えるものと同じ種別の追加ダメージを与える。
 21レベル:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ、2d6の追加ダメージ。
(M)クロー/爪([武器]) ✦ 無限回
攻撃:近接・1(クリーチャー1体);“レベル+6”対AC
ヒット:1[W]ダメージ。
 21レベル:2[W]ダメージ。
(C)ブレス・ウェポン/ブレス攻撃([元素];[さまざま]) ✦ 遭遇毎
攻撃:近接範囲・竜種による(竜種による);“レベル+3”対“反応”
ヒット:(4d6+【耐久力】修正値)ダメージ。
 21レベル:(6d6+【耐久力】修正値)ダメージ。
ミス:半減ダメージ。
マイナー・アクション
チェンジ・シェイプ/形態変化([変身]) ✦ 無限回
効果:この相棒は自分の肉体的な外見を変化させ、(1)“中型または小型”サイズの人型生物、または野獣の相棒に姿を変えるか、(2)真の形態に戻る、ことができる。新たな形態において、この相棒の属性、hp、会話能力、【知力】、【判断力】、【魅力】、およびこのパワーはそのまま残り、それ以外のデータや行える行動の内容は、新たな形態のものに入れ替わる(人型形態に変わってもゲーム的データはに変化はないが、飛行移動速度を失い、攻撃を行なえない)。
 相棒の変装を見破ろうとする者は相棒の〈はったり〉判定と対抗で〈看破〉判定を行なう;相棒はこの〈はったり〉判定に+5パワー・ボーナスを得る。
【筋】21(+5)  【敏】13(+1)  【判】18(+4)
【耐】19(+4)  【知】14(+2)  【魅】16(+3)
言語:竜語共通語
肉体攻撃噛みつき(1d10)爪(1d6)

特技

伝説級特技

あ行

《畏怖すべき存在》 Frightful Presence
フライトフル・プレゼンス
Frightful Presence/畏怖すべき存在 特技/攻撃
[遭遇毎][恐怖]
アクション不要  近接範囲・爆発5
必要条件:使用者は大型版のドラゴン形態でなければならず、無力状態であってはならない。
トリガー:使用者または使用者の乗り手が、突撃または攻撃を行なう。
効果:使用者はトリガーとなった行動の前に以下の攻撃を行なう。
 目標:爆発内の、使用者の存在に気づいている、トゥルー・ドラゴンでない敵すべて
 攻撃:トゥルー・ドラゴンの相棒のレベル+5”対“意志”
 ヒット:目標は恐怖状態となり、戦術的優位を与える(セーヴ・両方とも終了)。この攻撃がクリティカル・ヒットしたなら、目標は戦術的優位を与える代わりに幻惑状態となる。

ら行

《竜尾の打撃》 Tail Strike
標準アクション
(M)テイル/尾([武器]) ✦ 無限回
攻撃:近接・3(クリーチャー1体);“レベル+5”対AC
ヒット:(1[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
 21レベル:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
テイル・ストライク
Tail Strike/竜尾の打撃 特技/攻撃
[遭遇毎][武器]
即応アクション  近接・武器()
必要条件:使用者は大型版のドラゴン形態でなければならない。
トリガー:1体の敵が(1)ターンを終了するか、(2)使用者から2マス以内のマスを離れる。
目標:クリーチャー1体
攻撃:トゥルー・ドラゴンの相棒のレベル+5”対“反応”()
ヒット:(2[W]+【筋力】修正値)ダメージ。目標は倒れて伏せ状態になる。
 21レベル:(3[W]+【筋力】修正値)ダメージ。
最終更新:2023年12月13日 21:43