【でっどらいじんぐ】
ジャンル | ゾンビパラダイスアクション | ![]() |
対応機種 | Xbox 360 | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 2006年9月28日 | |
定価 | 8,379円(税5%込) | |
レーティング | CERO:Z(18才以上のみ対象) | |
廉価版 |
プラチナコレクション:2007年6月14日/3,999円 プラチナダブルパック:2007年11月1日/4,990円 再廉価版:2010年3月11日/3,075円 |
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配信 | ゲームオンデマンド:2010年11月16日/2,675円 | |
判定 | 良作 | |
バカゲー | ||
特徴 |
レーティング改訂後初となるCERO:Z作品 ゾンビゲーム史上最強の主人公 何でも武器として扱える自由度と攻略範囲の広さ ゾンビより人間(サイコパス)がだいぶオカシい |
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DEAD RISINGシリーズ 初代 (ゾンビのいけにえ)(DRDR) / 2 (OFF THE RECORD) / 3 / 4 |
その目で確かめるがいい。
ここは、まさに地獄だ。
2006年4月のCEROレーティング改訂後初となるCERO:Z(18歳以上のみ対象)の作品。
ジャーナリストのフランク・ウェストを操り、巨大なショッピングモール内にひしめく大量のゾンビを倒しつつ、スクープを得るのが目的。
モールには多数の生存者もおり、彼らを救出して共に脱出することもできる。
ちなみに、本作のパッケージには「ジョージ・A・ロメロのライセンスされた物ではない」と書かれている(*1)。
アメリカ・コロラド州の平凡な田舎町ウィラメッテ。人口53594人、特産物一切なし。
その町が突如軍によって完全に封鎖され、徹底した情報統制が敷かれあらゆる無線まで制限された。
フリージャーナリストのフランク・ウェストは、独自のツテからそこで何かが起こっていると知り、ヘリをチャーターして潜入取材を試みる。
案の定、ウィラメッテはゾンビ達が徘徊する陸の孤島になっていた。
街の様子を撮影中、大型ショッピングモールの屋上ヘリポートに目をつけたフランクは、3日後に迎えに来るようヘリのパイロットと約束をした後、ショッピングモールに単身潜入することにした。
ヘリポートにいた男はフランクにこう言う。「その目で確かめるがいい。ここは、まさに地獄だ」
自由度の高さ
ホラーの定石を押さえつつも、ゲーム全体に漂うおバカなノリ
豊富なアイテムを用いて様々な戦い方が可能
衣装チェンジ
圧倒的存在感を放つサイコパス達
内容とは裏腹のシリアスなストーリー
ロードが多め
メインストーリーを追跡しようとするとやや難易度が高い
死亡時の仕様がやや不親切
一部の強力武器の存在
夜間の視界不良
サイコパスの強さ
迷惑な無線連絡
一部隠し要素の実績解放条件が厳しい
プレイヤーを選ぶ見た目とゲーム内容
生存者のAIが若干アホ
その他
生存者の救出に尽力したり、ひたすら立て篭もったり、気ままにゾンビを駆逐したりと、幅広いプレイスタイルで楽しめる作品。
高い自由度と納得できるレベルの行動制限が両立されており、ロード回数以外の重大な短所もないため、完成度は非常に高いと言えるだろう。
ゾンビ映画などを元にした様々な小ネタも取り入れられており、絶望的な状況ながらどこかコミカルな世界観なので、残虐表現への耐性さえあれば気楽にプレイすることができる。
*1 ジョージ・A・ロメロは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)』などの作品にて、スクリーン上に「感染増殖していくゾンビ」を初めて登場させたゾンビ映画の巨匠。
*2 あるボスは背中からマチェットで刺し貫くという常人なら即死するであろう攻撃を繰り出すが、これを食らってもライフが減るだけで済む。
*3 このネタ衣装、後に『タツノコVS.カプコン ULTIMATE ALL-STARS』におけるLv3HC発動時(この時はXバスターとセット)、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でのDLC衣装と、2度にわたって再び日の目を見ている。
*4 両氏は『ブレス オブ ファイア』シリーズもシリアスなストーリーにコミカルな描写を織り交ぜることで有名だった。
*5 強化本3冊があれば、ゾンビを1000体斬ってもまだ壊れないレベル。
*6 銃撃系の武器はほとんどが50%前後の威力になってしまう模様。例外は隠し武器の「リアルメガバスター」のみ。
*7 しかも、倒しても日を跨ぐと別人扱いで復活するという傍迷惑な仕様付き。
*8 序盤に話しかけると「ワクワクして眠れんわい」などと不謹慎極まりないことを平然と言い放つ。ゲーム的にはそうだとしても、惨劇の渦中にいる人間としては全く空気が読めていない。ここにもサイコパスが…。
*9 ちなみに、この数字はウィラメッテの総人口と同じ数字。
*10 通常プレイの救助対象なども、このモードでは問答無用で襲ってくる。
*11 救出できる生存者は48人で、メインストーリーを最後まで進めるとオティス以外のメインキャラが全員(フランクさん含む)死亡扱いとなり、最大49人になってしまう。一応追加モードのOVERTIMEまで続けてクリアできれば、フランクさんとヒロインのイザベラも生存扱いになる為、条件は達成できる。
*12 ただし『2』ではむしろ強化しすぎた感はある。
*13 削除されたサイコパスは例外を除いてゾンビ化している。
*14 他のNPCは素手攻撃や掴みは受けてもライフが無くなるまで噛まれない。また、Wii版ではフランクもすぐに振り払えば噛まれない。
*15 『バイオハザード』シリーズでは「主人公達はウイルスの抗体を運良く持っていた」と、かなり苦しいが理由付けがあった。そのため、抗体を持たない一般市民が主人公の『バイオハザード アウトブレイク』ではウイルスの感染がシステムに組み込まれていた。