テトリスDS
【てとりす でぃーえす】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドーDS
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プレイ人数
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1~10人
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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2006年4月27日
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定価
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3,800円(税5%込)
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セーブデータ数
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1個
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判定
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良作
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ポイント
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テトリスをファミコンキャラが彩る ワールドルール準拠のスタンダード オリジナルのゲームも充実している 思わず熱くなってしまう対戦モード
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テトリスシリーズ
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Touch! Generationsシリーズ
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概要
任天堂から発売されたテトリス。2002年に制定されたいわゆる「ワールドルール」に準拠した通常のテトリスの他、それをアレンジしたオリジナルルールによるパズルゲームが楽しめる。
ゲーム画面のデザインがファミコンの任天堂キャラクターをモチーフとしているのが大きな特徴である。
「ゲームの知識や経験が問われず、初めてゲームを買う人たちが安心して買える」と謳われたゲームブランド、『Touch! Generations』のラインナップの1つでもある。
ゲームモード
1Pゲーム
6種類のルールによるテトリスが楽しめる。それぞれのモード内で遊び方の説明を見ることができる。
各モードは初期レベルを上げてスタートすることができるが、その場合はレベル1から指定レベルの次に到達するまでのノルマを満たさない限りレベルアップしない。
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スタンダード
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通常のテトリス。ホールド機能、Tスピン、BacktoBackを搭載するなど、テトリスガイドラインの仕様に準拠したいわゆる「ワールドルール」になっている。
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モチーフはマリオだが、ゲーム後半は様々な任天堂のレトロタイトルが登場する。
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マラソン
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10ライン消すごとにレベルが上がり、落下速度がだんだん速くなる。
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レベル20になると落下速度が最高の20Gとなり、出現と同時に接地している状態になる。200ライン消す(20レベルを突破する)とゲームクリアとなる。
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一度ゲームクリアするとゲームオーバーになるまでプレイできるエンドレスモードが解放される。エンドレスモードでは上画面の周囲が金色に彩られる(通常は銀色)。
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ステージクリア
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GB版のBタイプと同様、25ライン消したときの得点を競う。開始時にレベルと障害物の高さを設定できる。
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レベルが高いほど、そして最初の障害物の高さが高いほどクリアボーナスが高くなる。
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VS COM
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コンピュータと対戦し、相手をゲームオーバーに追い込めば勝利。下画面に自分の、上画面に相手のフィールドが表示される。
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2ライン以上消したり、Tスピンを決めたりすると相手のフィールド下部からお邪魔ブロックをせり上げることができる。
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コンピュータのレベルは5段階。モチーフはマリオVSクッパ軍団で、レベル5はクッパが相手となる。
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プッシュ(VS COM)
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モチーフは『ドンキーコング』。上画面が自陣、下画面が敵陣という2画面のフィールド内で、ブロックを敵陣に押し込むのが目的。コンピュータのレベルは5段階。
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中央付近にあるブロックを足がかりにしてテトリミノを積んでいく。このモードには床がないので、ブロックに引っかからず相手陣地に落下したテトリミノは消滅する。
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2ライン以上の同時消しをするとブロック全体を下側にずらす。スタンダードとは異なりTスピンの火力ボーナスはない。ブロックが投下される陣地の点線「デンジャーライン」に達してしまった側の負け。
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タッチ
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モチーフは『バルーンファイト』。積まれたテトリミノをタッチペンで左右にスライドして動かし、ラインを作って消していく。
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テトリミノの一部が消えた場合、残った破片を動かして隙間に入れることもできる。
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タワー
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高く積まれたテトリミノを消していき、一番上にある風船が入った檻を一番下の地面まで落とせばクリア。5段階のレベルがある。
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レベル1~3のみテトリミノを回転させることもできる。回転させたいテトリミノや破片を左→右と素早く2回タッチすれば右回転、右→左とタッチすれば左回転する。回転できるスペースが無い場合は元に戻ってしまう。レベル4と5では回転できない。
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ラインを消すと上のテトリミノや破片は塊を保ったまま隙間に落下するが、これでさらにラインができた場合は連鎖となってボーナス点が入る。連鎖をさせた方が多くのラインを消すより得点が高くなりやすい。
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行き詰まった場合はいつでもBボタンでギブアップできる。
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タッチパズル
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全50問のタッチペンを使うパズル。「ブロックを全て消す」「4連鎖する」などの与えられたお題を達成させればクリア。いずれも回転はできない。
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行き詰まった場合はBボタンを押すと最初の状態に戻すことができる。
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パズル
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モチーフは『ヨッシーのクッキー』。与えられたテトリミノを使ってフィールド上のブロックを全て消す。全200問。
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使うテトリミノを選び、方向を選択したら自動的にテトリミノが落下してブロックを消す。1手毎に最低1ラインは消えるようにテトリミノを選ばなければならない。
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テトリミノの落下中は左右移動も回転も行われない。従って、Tスピン・回転入れなどを使う手は取れない。
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手詰まりになった場合はBボタンを押すと最初の状態に戻すことができる。
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ミッション
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モチーフは『ゼルダの伝説』。「指定の形のテトリミノを使って合計5ライン消す」「一度に4ライン消す」など、通常のテトリス内で与えられるお題を次々と達成していくモード。
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上画面にはお題と回答例の手本が表示される。ただし、必ずしもお手本通りにテトリミノを積む必要はない。
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マラソン
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画面右下に10個のハートで表示された制限時間内に与えられたお題をクリアする、「とことんなぞぷよ」のようなモード。ハートが3個以下になると音楽が変わって警告してくれる。
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時間内にお題を達成すれば残り時間とお題の難易度に応じた得点が入り、ブロックが4段下がる。逆に時間切れになるとブロックが5段せり上がり、お題が次に切り替わる。
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お題を2つ達成するごとにレベルが上がる。 レベルが上がるほどお題が難しくなり、制限時間が短くなる。お題を40回達成すればゲームクリア。
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タイムアタック
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10個のお題をクリアするまでの時間を競う。レベルは5段階。お題ごとの制限時間が無く、途中でラインが下がらない。
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キャッチ
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モチーフは『メトロイド』。次々と降ってくるテトリミノをコアブロックにくっつけていき、4×4以上の大きさを持つ正方形や長方形のブロックを作っていく。
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4×4以上のブロックができるとその部分が光り、10秒後に十字型に爆発してブロックを消すことができる。爆発はXボタンを押すと任意のタイミングで起こすことができる。
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爆発させるとエネルギーが回復する。また、爆発させたときに残ったブロックはコアブロックの方に寄る。
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テトリミノをくっつけずに落としてしまったり、回転中のブロックにテトリミノをぶつけてしまったりするとエネルギーが少し減り、ブロックに敵であるメトロイドのカプセルがぶつかるとエネルギーが大幅に減少する。
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エネルギーが0になるか、ブロックがくっつきすぎて動けなくなるかするとゲームオーバーとなる。
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2回爆発させるごとにレベルアップする。 レベルが上がるほど降ってくるテトリミノや敵の量が増える。40回爆発させるとゲームクリア。
マルチプレイ
2人から最大10人まで楽しめる。ゲームシェアリング機能を使えばテトリスDSのソフト1本で対戦も可能。
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スタンダード
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1人用のVS COMとほぼ同じだが、アイテム使用の有無を決めることができる。アイテムのモチーフは「スーパーマリオカート」か。
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アイテムありにした場合、?ブロックが通常のテトリミノに含まれるようになり、この?ブロックを消すとアイテムが手に入る。アイテムは全6種類で、Xボタンを押して使用する。
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アイテム一覧
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アイテム名
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効果
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キノコ
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一定時間相手のテトリミノの落下速度を上げる。
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テレサ
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一定時間相手のNEXT表示が見えなくなる。
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バナナ
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相手のブロックの位置が入れ替わってしまう。
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かみなり
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一定時間相手のテトリミノを回転できなくする。
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こうら
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自分のブロックの下2ラインを消去する。
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スター
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一定時間相手の攻撃を無効化し、テトリス棒しか落ちてこなくなる。
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プッシュ
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1人用のプッシュと同じルール。このモードのみ2人対戦専用となる。
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ミッション
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1人用のミッションと基本ルールは同じ。お題毎に点数が決まっており、合計得点を競う。
Wi-Fi
フレンドコードを使った知人同士の対戦の他、世界中の人とも対戦できた。ゲームの実力を示すWi-Fiレーティングもあり、初期値は5000で、対戦の勝率に比例して0~9999の間で上下する。また、途中切断は負け扱い。
ニンテンドーWi-Fiコネクションサービスが2014年5月20日でサービス終了したため、現在は遊べない。
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スタンダード
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2人対戦と4人対戦が選べた。2人対戦はアイテム無し、4人対戦はアイテムありで固定。
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プッシュ
オプション
「ハードドロップの有無」「ブロックの影の有無」を設定できる。また、全21曲のサウンドテストもここから行える。
レコード
これまでのゲームの成績を確認できる。成績に応じて与えられるテトリスポイントもあり、やり込み度を確認できる。
評価点
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ファミコンの任天堂タイトルをモチーフとしたデザイン
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ファミコンの任天堂タイトルをモチーフとしたゲーム画面のデザインはもちろんのこと、タイトル画面でリンクやサムスなどファミコンのキャラクターがテトリミノを敵に見立ててやっつける演出、マリオブラザーズやディスクシステムの起動画面が使われているモードセレクト画面など、ファミコンを遊び尽くした人は懐かしさを感じることは間違いない。
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200ラインクリアを目指すスタンダードは長丁場になりやすいが、レベルアップにつれてグラフィックテーマが変わっていくなど、飽きさせない工夫がされている。スーパーマリオブラザーズがモチーフの時はラインを消す毎に少しずつマリオがゴールに向かって進んでいく、など細かい進捗も上画面の演出に影響している。
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そうして進んでいき、最後のレベル20になると何とGB版のテトリスのパッケージ絵がお出迎え。BGMも後期版AタイプのBGMをアレンジした「イニシエノテトリス」。あのスペースシャトルも登場しており、ゲームクリア目前の盛り上げに一役買っている。
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BGMもファミコンの楽曲をアレンジしたものが多く、曲やゲームの中にファミコンで使われたSEが所々でそのまま使われているのもまた印象的である。
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豊富な1人用のゲームモード
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ワールドルールに則ったテトリスができるのはもちろん、DSという2画面構成であるハードをふんだんに活かしたプッシュやタッチなど、オリジナルゲームも揃っている。
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一部のオリジナルゲームにはプレイするうちにテトリスの腕前が上がる要素を持っている。
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例えばミッションでは、各レベルで「特定のテトリミノを使ってラインを消す」というお題がよく出題される。このようなお題をこなすうちに、それぞれのテトリミノをどう使えば効率よく消せるか、というのが自然と学べるようになっている。
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また、パズルでは穴が塞がっている状況でどうすれば全消しできるか、つまり効率的な「掘り」を考える必要があるものが多い。さらに必ずハードドロップで真下に落とし、かつ1ライン以上を消すという条件の中で、上手いこと次のピースがはまる形を作りながら掘っていく、いわゆる「掘りREN」の考え方が身につくようになっている。
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どのモードも遊び方の説明が丁寧なので、取扱説明書を読まずともルールがわかるようになっている。
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思わず熱くなる対戦
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特に熱いのがアイテムを使った妨害が可能なスタンダードの対戦である。アイテムもマリオカートに親しんだ人ならば効果がイメージしやすいものが多い。
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深いやり込み要素
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ハイスコア達成やVS COMに勝利するなど、プレイ成績に応じてレコード画面で加算されていく「テトリスポイント」もどれだけやり込んだかを示す指標になっている。難しい実績を達成するほど与えられるテトリスポイントも多い。レコード閲覧中に流れる音楽のタイトル「メザセ10000テトリスポイント」の通り、テトリスポイントが10000を超える頃にはテトリスの腕前も相当についていることだろう。
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スタンダードのVS COMとプッシュにおいて、レベル5のコンピュータは最強そのもので、それこそTAS並みにテトリミノを素早く積んでくる。このコンピュータに勝つことができるプレイヤーはネット対戦でも上位の腕前になるであろう。
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抜群の快適性
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どのゲームもロード時間はほとんど無く、モードを選んだらすぐにゲームが開始できる。
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また、パズルやタッチパズルも手詰まりになったらBボタン一発でやり直しができ、いちいちポーズ画面を呼び出す手間もかからない。
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ゲーム終了後も再チャレンジかメニューに戻るかが選べるようになっており、VS COMでの再戦などもスムーズ。
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20G
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この当時、アリカ制作以外のテトリスとしては数少ない20G加速を実装した。
横移動速度が非常に遅い・接着やミノ出現タイミングが異なるなどTGMシリーズとはプレイ感が大幅に異なるものの、「中央を高く積んで可動域を確保する」20Gでの基本的な積み方などの雰囲気は十分味わえる。
問題点
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無限回転が残されていること
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当時のテトリスのガイドライン通りとは言え、接地しても回転し続ける限りゲームの進行を止めることができてしまうのはゲーム性から考えても大きな問題点である。
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さすがにテトリスワールドのときのように押しっぱなしで無限回転、ということはなくなった。
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また、対戦において脅威となるのは落下速度ではなく相手のお邪魔せり上げであり、結果として勝利のためには無限回転を使う余地はない。
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テトリスポイントが単なるやり込み要素にとどまっていること
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「メザセ10000テトリスポイント」の通りにテトリスポイントを10000稼いでも、ご褒美要素は一切無い。せいぜいレコード画面のキャラクターがテトリスポイントによって変わる程度である。
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せっかく懐かしの任天堂タイトルをモチーフとしているのだから、テトリスポイントが一定になる毎に元ネタとなったソフトの情報が閲覧できるようにしてもよかったかもしれない。
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ゲーム中でTスピンに関する説明が一切無いこと
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ハイスコア獲得、対戦での攻撃に有効な手段であるTスピンだが、ミッションで出題されない事も含め、ゲーム中でも一切説明されていない。
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準備が難しいTスピントリプルはともかく、Tスピンシングル~ダブルは1マス幅の穴とZやSのテトリミノで簡単に準備できるので、それぐらいであればミッションの後半で出題してもよかったかもしれない。
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スタンダード、マラソンのエンドレスでカウンターストップ(99,999,999点)を超える得点を出すと、ハイスコアに記録されない、というバグがある。
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カウンターストップまでプレイする時間は十数時間と少々膨大になるので、これを知らないとせっかくの時間が無駄になってしまう。
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キャッチで何回爆発させたかが表示されない。
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レベル1から始めれば2回爆発させる毎にレベルアップしていくので回数が大体わかるが、レベル20から始めるとゲームクリアまでレベルアップすることがないため、あと何回でゲームクリアかが自分で数えていない限りわからない。キャッチでハイスコアを目指す人にとっては少々不便である。
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タッチで一部のテトリミノが回転させにくい。
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回転には左→右、もしくは右→左と素早く2回タッチする必要があるので、横幅が1マスのIミノや破片を回転させるのが難しい。
総評
説明不要の名作落ちものパズルであるテトリスをファミコンブームに合わせて演出しただけでなく、ワールドルールの浸透にも貢献した快作。売上げは日本国内だけで約133万本に達している。
当時のワールドルール準拠は無限回転という問題点こそあったものの、快適なプレイを実現する長所もあり、ファミコン版当時のテトリスと比べれば間違いなく遊びやすくなっている。
そこにファミコン各作品の演出が伴ったことにより、「懐かしくも新しい」ゲームが楽しめる。
現在はWi-Fiコネクションサービスが終了しているので残念ながらオンライン対戦はできなくなっているが、1人でもDSを持ち寄っての大人数でも今なお十分楽しめるので、機会があればぜひプレイしてみてほしい。
最終更新:2023年04月24日 04:02