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第七十八章

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機甲盤古 第七十八章




<翻訳者コメント>




  • 1ページ
薛慶「徐梅はワイらが昨日探した洞窟に、おそらくいてはります」
「ほな、行きまひょか」
魏恩「同じルートを辿ってる暇はない」
薛慶「んえ?」
魏恩「文字幻術・潜字訣!!」
「近道をする」
「薛慶、案内を頼むぞ」

  • 2ページ
夏凌「謝亨! 謝亨! 大丈夫ですか?」
謝亨「…ハッ。こ…ここは?」
盤古「羅剛を倒した隙に移動しました」
「この部屋はひとまず安全です」
「謝亨さんは蚩尤字訣の反動で気を失っていたのです。しばしお休みください」
謝亨「あ…はい…」
「……盤アニキ、あれは?」
盤古「何です?」
「あ!」

  • 3ページ
盤古「「仙」の珠!!」
謝亨「やったやった!」
「ようやく一個見つけた!」
夏凌「あれ、でもこれ誰のものになるんでしょう?」
盤古「フフ…」
「お二人のですよ。見つけたヒトのものにすると、そういう約束でしたから」
謝亨「え?」

  • 4ページ
夏凌「盤アニキ…でも…」
盤古「いいのですよ」
「お二人は羅剛を撃退するのに力を貸してくださった」
「それがしはお二人にお礼がしたいのです」
「ひと休みしていてください。それがしは受験生の襲撃に備えます」
謝亨「あ…ありがとうございます…」
盤古(…試験が始まってから約一時間)
(皆さん無事でいてくれると良いのですが…)
(魯泉…)
(守芬さん…)

  • 5ページ タイトル:第七十八章 倉頡迷宮【七】

  • 6ページ
丁八「カード寄越しなよ嬢ちゃん」
「そうすりゃ痛い目見ずに済むからさあ」
守芬「フン! 誰が!」
丁八「無駄だぜ。嬢ちゃん人間だろ」
「カードを使っても俺を傷つけられやしないぜ」

  • 7ページ
守芬「文字幻術・塵字訣!!」
丁八「な…」
守芬「そんなこと…」
「わかってるわよ!」
丁八「ま…待て!」

  • 8ページ
丁八「あら…いねえ!」
「足の速いやつめ!」
「絶対逃がさねえからな…」
守芬(フゥ…)
(元の部屋に舞い戻ってるなんてやっぱり考えないか)

  • 9ページ
守芬(魏恩の真似事だけど、役に立ってるわね)
(けど、いつまでも通じる手じゃない。カードも無くなってきた…)
焦猛「どああああ!!」
守芬「て、また来た!」
焦猛「カードはやんねえぞ! 闘るってならとことん…」
守芬「きゃあああ!」
「あ、あなた落ち着いて!」
「カードを奪ったりしないから!」

  • 10ページ
焦猛「あ……」
「お前、あの白虎と一緒にいた…」
守芬「そ。彼の書僮」
「そのたいまつ…あなた火部の使い手かしら?」
焦猛「お? ああ」
守芬「私は敵じゃないわ。折り入って相談があるの」
「よければ、このカードを違うカードと交換しない?」
「このカード…私よりあなたに必要なんじゃないかと思って」
焦猛「火!?」
「いるいる! 超助かる!」

  • 11ページ
焦猛(待てよ…この書僮はただの人間)
(交換なんてまどろっこしいことするより……)
「いや…やっぱいいや」
「お前の持ってるカード……」
「俺が取り上げちまえばいい」
守芬「……!」
(やっぱりこいつも…)
「冗談! 奪り合いはお互いカードを消耗するだけよ」
「交渉に乗る方がメリットも大きいと思うけど?」

  • 12ページ
焦猛「フン…」
「交渉なんてのは…相手が対等な関係で成り立つもんだ」
「ただの人間に交渉の手札なんざ端からねえんだよ」
「無駄口たたいてねえで」
「とっととお前のカード丸っとよこしな!」
「黒コゲになっても知らねえぞ?」
守芬(……この!)

  • 13ページ
焦猛「よーしよし」
「一…二…三……」
「十枚? 少ねえな。本当に全部?」
守芬「…そうよ」
焦猛「ふーん…あっそ…」
守芬(あの十枚は捨てるとして、ここを切り抜けられれば…)

  • 14ページ
焦猛「文字幻術・析字訣!!」
守芬「!?」
焦猛「フカしやがって」
「胸ポケットに…まだ三枚あるじゃねえか」
守芬「あ…」
焦猛「持ち部首以外だと力は落ちるが…服を透かす程度なら十分だな」

  • 15ページ
守芬「全部持ってくことないでしょ!」
「手心ってもんがないの?」
焦猛「ないね」
「こいつは試験なんだ」
「恨むなら人間である自分を恨め」
「どんな小細工しようが…俺ら強い神霊には決して届かねえ」
「お、また火のカード!」
「ラッキー!」

  • 16ページ
守芬「………!」
焦猛「安心しな。もう手出さねえよ」
「貰えるもん貰ったし。俺も余分にカードを消費したくねえからな」
「じゃあな! お前も試験頑張れよ」
守芬「え?」
焦猛「何の音だ?」

  • 17ページ
「?!」

  • 18ページ
祝玲「あら? 早速受験生と当たっちゃった」
焦猛(火の神官・祝玲だと!?)
守芬(試験官がどうして迷宮内に? ルールではそんなの一言も…)
焦猛(カード入れ…)
(てことは…また試験官とやり合わなきゃなんねえのか?)

  • 19ページ
焦猛(……なら…)
守芬「え!?」
「あっ!」
焦猛「ガチンコはごめんだ!」
「お先!」
守芬「う…!」

  • 20ページ
祝玲「乱暴な受験生ねえ。レディに対するマナーがなってないわ」
「決めたわ。まずはアイツと遊んだげましょ」
「「火」のカードを」
猫「はいニャ」
祝玲「文字幻術・炎字訣!!」
焦猛「え?」
(やべ…)
(扉開けんの間に合わねえ!)

  • 21ページ
焦猛(「熄」字で消すっきゃねえ!)
(クソ…んなとこで「火」のカード使っちまうなんて…)
「文字幻術・熄……」
「?!」
「エッ…!」

  • 22ページ
守芬(そのカードは「人」のカード)
(私が書き足して「火」に見せかけてたもの)
(元々は…)
(奪られたカードが自分に使われた時用の気休め対策だったのだけど…)
(こんな形で役に立ってくれるなんてね!)
焦猛「アッ…ヤッ…」

  • 23ページ セリフなし

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