第七十七章 - 機甲盤古日本語翻訳wiki

機甲盤古 第七十七章

＜翻訳者コメント＞

• １ページ

盤古「いけません！ 彼と戦っては…！」
（くっ…縮小符が外れない！）
謝亨「大丈夫！ ボクら負けません！」
夏凌「カードさえあればどんな文字だって使えます！」
謝亨・夏凌「文字幻術…」

• ２ページ

謝亨・夏凌「え？」
羅剛「…何だこれは」
謝亨・夏凌「！？」

• ３ページ

謝亨・夏凌「ど…」
「どういうことです？」
盤古（文字幻術の威力が減った…？）
「……！」
「もしや…」
謝亨「ふえ？」
盤古「このカード…」
「持ち部首以外だと…」
刑普「気づき始めてますね」
倉頡「ウム」
「このカードは確かに手持ちを組み合わせて文字幻術が使えるけど……」
「持ち部首以外の文字を使うと…効果が十分の一になっちゃうんだよね〜」

• ４ページ

刑普「……何故ルール説明の時に言わなかったのです？」
倉頡「まあ…説明しすぎもどうかと思って！」
羅剛「…なるほど」
謝亨「え？ どうしましょう！」
盤古「羅剛！ 彼らはそれがしとは何の関係も…」
羅剛「知ったことか」
「邪魔するならまとめて始末するまで」
盤古「…くっ」

• ５ページ タイトル：第七十七章 倉頡迷宮【六】

• ６ページ

盤古「危ない！」
謝亨「わ…」
「っ––」
羅剛「これじゃラチが明かねえか」
「じゃあ…」

• ７ページ

盤古「う…！」
（「劫取」に……）
（「劫難」の力が加わって…）

• ８ページ

盤古「ぐっ…」
謝亨「盤アニキ！」
盤古（羅剛は…）
（読んでいる…それがしが蝦兵蟹將を守るであろうと…！）
「ハァ…」
「ハァ…」
羅剛「機甲兵…」
「無駄な抵抗はやめろ」

• ９ページ

盤古「あ…が…」
（マズイ…こんな小さな身体では対抗しようにも…！）
夏凌「あ！」
謝亨「カードが！」
夏凌「…も……」

• １０ページ

夏凌「文字幻術・蝕字訣！！」
盤古「何と！？」
羅剛（適したカードがこのタイミングで？）
「チッ！」
（運のいい奴！）
夏凌「謝亨！ 今の内に！」
「ボ…ボクの力じゃ守るのが精一杯！」

• １１ページ

謝亨「虫のカードはあと一枚！」
「どんな字を使えば…」
夏凌「ヒィ！」
盤古（いけない…夏凌さんだけでは羅剛の猛攻を防げない！）
羅剛「フン…所詮は蝦兵蟹將か」
「虫部で最も警戒すべきは「蠱」の字だろうが」
「カードが足りてねえ」
「攻撃カードの「蝕」がこの有様じゃ、防御面もたかがしれている」

• １２ページ

羅剛「海鮮は海鮮らしく、立場を弁えろ。機甲兵共ども…」
「それがテメエらの運命だ」
「運命に従え。そうすりゃ、何もかも楽になれる」
「従わねえってなら…」
「もっと苦しむことになるぜ」

• １３ページ セリフなし

• １４ページ

羅剛「！！」
（しのいだだと！？）
盤古「謝亨さん！ 今です！」

• １５ページ

羅剛「この…！」
「あ…」
（カードの効果が…）
盤古『それがしが五秒時間をつくります……虫部最強の文字を使って反撃に出ましょう！』
謝亨『虫部最強…？』
盤古『はい！ その文字とは…』
「う……」
謝亨「おおおおおお！！」

• １６ページ・１７ページ

「「文字幻術…蚩尤字訣！！」」

• １８ページ

夏凌『はあ…』
『虫部を使う字は多いけど、弱いのばっかり』
謝亨『あったよ、一個とても強いのが！』
夏凌『え？』
謝亨『また失敗…』
『呼び出せない上、制御も効きやしない』
夏凌『ボクら、素質ないのかなあ…』
謝亨「そんなことないない！ 練習あるのみです！」
『ボクの「蚩」と、夏凌の「蚘」』
『いつか最強の蝦兵蟹將になれますよ……！』

• １９ページ

羅剛（余った「虫」カードは一枚だけだったはず…）
（それでこのパワー…）
（ちっこくなった機甲兵にまだこんな力が…！）
謝亨「あ…ダメ…！」
「ボク、そんなに長くは…」
盤古「ふん張ってください！ まだ集中を切らさないで…」
「不足分はそれがしが補いますから…」
「一撃で…決めます」
羅剛「くっ…」

• ２０ページ

羅剛『運命に従え』
『そうすりゃ、何もかも楽になれる』
盤古（…ええ）
（その通りなのでしょうね）
（ですがそれがしは…その運命を覆したい）
（たとえこの先に…切り拓く未来が見えずとも……）
（あきらめの心など…持ちたくはないのですよ！！）

• ２１ページ・２２ページ

盤古「行きます！」
謝亨「おおお！！」
羅剛「クソッ…」
「文字幻術・劫字訣！！」
「う……」

• ２３ページ・２４ページ

羅剛「が…あああ」