登録日:2024/07/30 Tue 00:08:00
更新日:2025/04/21 Mon 20:08:22
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ヴァルモニカとは、『
遊戯王OCG』に存在するカード群(カテゴリ/テーマ)の一つである。
【概要】
謎の楽器「ヴァルモニカ」に選ばれた一人の少女と、そんな彼女にそっくりな姿をした耳元で囁き選択を迫る天使と悪魔のストーリーのテーマ。
幻想的ながらも可愛らしいビジュアルが目を引く、デッキビルドパック恒例の「美少女テーマ」である。
【センチュリオン】も美少女テーマだし、なんなら【メメント】にも女の子モンスターがいるのでパックの枠で見ると特別感は薄めだが
テーマのコンセプトは「選択」。
詳細は後述するが、魔法・罠カードの効果や出せるモンスターなど様々なところで選択が関わってくるテーマである。
テーマのモチーフの一つは、漫画やアニメ等において心が善悪の間で揺れ動く様を表現する、「天使と悪魔の囁き」。
人の耳元でデフォルメされた天使と悪魔が「ああすべき」「こうすべき」と語りかけるアレである。
もう一つのモチーフは、1761年にアメリカの政治家兼発明家のベンジャミン・フランクリンが発明した楽器「アルモニカ」。
グラス・ハープの一種であり、椀状のガラスを並べたものを濡れた手で摩擦する事で演奏する。
その音色は「天使の声」と評され、著名な音楽家達からも絶賛されていた。
しかし後に精神障害を起こすというデマが広がってしまい、「悪魔の声」のレッテルを張られ社会から葬り去られてしまった。
20世紀終盤に復興の動きがあったものの、今なお現存数は少ない幻の楽器である。
テーマのカード名は主にイタリア語からとられている。
楽器をモチーフとしているからか、「音」に関連するカード名もいくつか見られる。
【テーマの特徴】
ペンデュラム召喚と
リンク召喚を主軸としたテーマ。
しかしメインデッキのモンスターカードは
ペンデュラムモンスターがたったの2種類で、それ以外のモンスターも1種類だけ。
他のカードは全て魔法・罠というかなり尖った内訳となっている。
ペンデュラム召喚を扱うテーマはその召喚法の仕様上モンスターカードの枚数が多くなりがちであるため、その点かなり異質と言える。
テーマのカードの特徴は大きく分けて2つ。
1つ目はほとんどの魔法・罠カードが自身のライフ回復か自身への効果ダメージ(セルフバーン)を伴う2つの効果を持ち、どちらか1つだけを選ぶこと。
回復・ダメージ量自体はオマケの様な数値だが、後述するカウンターの発生条件に関わっている。
2つ目はテーマ専用のカウンターである「響鳴カウンター」を扱う事。
基本的に「ヴァルモニカ」ペンデュラムモンスターがスケールにセッティングされている場合に、自身のペンデュラム効果で置くことができる。
置くための詳細な条件は後述するが、どちらもライフの変動が必須。つまり前述の魔法・罠カードを使うことで貯めることができるようになっている。
貯めた響鳴カウンターは切り札であるリンクモンスターの召喚条件や効果の適用に必要となる。
まとめると、
「ヴァルモニカ」ペンデュラムモンスターをスケールにセッティング
↓
「ヴァルモニカ」魔法・罠カードを発動して響鳴カウンターを溜める
↓
響鳴カウンターが一定数貯まったら「ヴァルモニカ」リンクモンスターをリンク召喚する
というのが【ヴァルモニカ】デッキの基本戦術である。
その性質上、ペンデュラムモンスター2種は響鳴カウンターを管理するための置物(MTGでいうところのマナ・プール)としての意味合いが強い。
デッキを十全に動かすためには、一度響鳴カウンターが乗った後は極力維持しなければならない。
そのため《揺れる眼差し》の様な自分のカードを破壊する事を前提とした定番のサポートとは相性が悪い。
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》は《天使の聲》の響鳴カウンターが貯まりにくい関係で使われることも多いが、それでも必須カードではない。
構築も動きも既存のペンデュラム召喚テーマとは異なる独特のものとなる。そもそもペンデュラムは独自の動きする奴ばかりだが
とはいえ(響鳴カウンターの管理を除けば)他所のテーマのカードをあまり混ぜない構築では複雑な展開はあまり行わないため、同期のテーマと比べると御しやすい方だと思われる。
また、
響鳴カウンターを参照するのは(ほぼ)
リンクモンスターのみというのもポイント。
つまり「ヴァルモニカ」リンクモンスターを使わない構築なら、
響鳴カウンターの事は無視しても良い。
メインデッキのモンスターは複数のレベル4をお手軽に並べられる出張セットとしても使えるので、意外と構築の幅は広い方。
ランク4のエクシーズモンスターやその他のリンクモンスター等を主軸にして戦うこともできる。
テーマとしてそれはどうなのかって?知らん、そんな事は俺の管轄外だ
【所属カード】
メインデッキのモンスター
前述の通り、現在のところメインデッキのモンスターはペンデュラムモンスター2種類を含めた計3種類のみ。
2種類のペンデュラムモンスターは互いに対になる様デザインされており、以下の特徴を共通して持つ。
- 天使族は「自分のライフが回復する」、悪魔族は「自分がダメージを受ける」と響鳴カウンターを置くペンデュラム効果
- 手札1枚をコストに、デッキから相方を引っ張り出して自身と共にペンデュラムゾーンに置く効果
- 墓地の「ヴァルモニカ」魔法・罠カードを除外し、天使族ならライフを回復する方、悪魔族ならダメージを受ける方の効果を適用する効果
自身の効果によりペンデュラムデッキでありがちな「スケールが揃わない手札事故」は起こりにくいが、その代償としてスケール値はかなり狭い。
テーマ内だけではどうやってもレベル4モンスターしかペンデュラム召喚できない。
とはいえメインデッキに入るヴァルモニカモンスターは全員レベル4であるため十分ではある。
魔法・罠のコピー効果は除外コストが重く見えるが、このテーマは響鳴カウンターを貯める事が最優先であり、特に魔法に寄るところが大きい。
再利用手段も複数存在するため、狙えるならば積極的に使ってよいだろう。
ちなみに召喚・特殊召喚したターンにしか使えない誓約があるので、フィールドに残す意味は薄く、さらに相手ターンに速攻魔法の《ヴァルモニカ・インヴィターレ》で呼び出すと発動できない。これに限らずヴァルモニカカードは地味に響く縛りが多い。
テーマのカードにはペンデュラムゾーンに「ヴァルモニカ」がいる事が前提のカードも多い。
まずこの2種類のモンスターをペンデュラムゾーンに揃える事が第一歩となる。
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻1200/守2100
【Pスケール:青3/赤3】
(1):もう片方の自分のPゾーンに悪魔族モンスターカードが存在する限り、自分のLPが回復する度に、このカードに響鳴カウンターを1つ置く。
(2):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
「ヴァルモニカ」Lモンスター1体のL召喚を行う。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、手札から他のカード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「悪魔の聲」1体を選び、このカードとそのカードを自分のPゾーンに置く。
(2):このカードが召喚・特殊召喚したターンの自分メインフェイズに、自分の墓地から「ヴァルモニカ」通常魔法・通常罠カード1枚を除外して発動できる。
その魔法・罠カード発動時のLPを回復する方の効果を適用する。
ライフ回復担当。《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》の召喚条件。
固有のペンデュラム効果は相手の攻撃をトリガーとするリンク召喚。
「ヴァルモニカ」リンクモンスターは相手ターンにリンク召喚できればそのまま妨害を行えるため、相手の攻撃を躊躇わせられる。
受動的な上に見えているので狙って発動するのは難しいが、牽制としては十分。
またこれ以外に効果が3つもあり、主にそちらの効果を展開のために使うが故にお互いにこの効果の存在を忘れやすい。
うっかり攻撃してきたところにジュラルメの全破壊やゼブフェーラの律導を叩き込んでやろう。
アンジェロ(Angello)はイタリア語で「天使」を意味する。
「ヴァルモニカ」の天使。
ただし属性は闇。
二対の翼と
リボンでできた頭の輪っかがついており、
いかにも天使っぽい容姿だがよく見ると翼が逆向きだったり髪の白リボンに目玉がついていたりと胡散臭い。
喋り方こそ丁寧なですます調だが、天使のはずが設定画の時点でシエスタするわ、冒頭の
倍プッシュを勧めるわとフリーダムな欲望の化身。
いい性格の方
加えて擬音がゾワァ……だのニコォ……だの物騒な上に、他カードでの表情も常に笑顔ではあるものの、その笑みは嘲りや腹黒さを感じさせるものが多い。
「3つのダイス2つゾロ目はぜんぜん惜しくないぞ!」
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1200/守2100
【Pスケール:青5/赤5】
(1):もう片方の自分のPゾーンに悪魔族モンスターカードが存在する限り、自分が効果ダメージを受ける度に、このカードに響鳴カウンターを1つ置く。
(2):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの響鳴カウンターの数×100ダウンする。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、手札から他のカード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「天使の聲」1体を選び、このカードとそのカードを自分のPゾーンに置く。
(2):このカードが召喚・特殊召喚したターンの自分メインフェイズに、自分の墓地から「ヴァルモニカ」通常魔法・通常罠カード1枚を除外して発動できる。
その魔法・罠カード発動時のダメージを受ける方の効果を適用する。
セルフバーン担当。《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》の召喚条件。
固有のペンデュラム効果は
響鳴カウンターの数に応じた全体弱体化。
1個あたりのダウン値は低いが、《天使の聲》に載っているカウンターも数えるので大体400~500のダウンが期待できる。
地味だが案外バカにできない数値であり、対モンスター戦で強く出られる。
特に後述する《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》との盤面がリンクモンスターで戦闘突破されにくくなるのは大きい。
デモーネ(Demone)はイタリア語で「悪魔」を意味する。
「ヴァルモニカ」の悪魔。
ただし属性は光。
おだんごを巻いたツノと、
八重歯に
コウモリ羽と謎のしっぽが生えており、
見た目は悪魔っぽいのだが冒頭にもある設定画の台詞はどう見ても
ギャンブル沼にハマる人を諫める良心側。
性格のいい方
言動からは天使より真面目さを感じさせるのだが、その外見のせいで中々信用してもらえないのが悩みらしい。
「ぐぬ~~ッ こ、こんな見た目だから聞いてもらえないのか!?」
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1200/守1200
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・P召喚した場合に発動できる。
デッキから「天魔の聲選姫」以外の「ヴァルモニカ」カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドに「天魔の聲選姫」以外のモンスターが存在する限り、相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分のPゾーンに「ヴァルモニカ」カードが2枚存在していれば発動できる。
このカードを手札に加える。
「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場。メインデッキでは唯一の非ペンデュラムモンスター。
通常召喚・ペンデュラム召喚時という比較的緩い条件で「ヴァルモニカ」カードを何でもサーチ出来る、分かりやすく優秀なサーチャー。
更にペンデュラムゾーンに「ヴァルモニカ」が2枚あれば、どこから墓地へ送られても自己サルベージが可能。
《天使の聲》《悪魔の聲》の手札コストに利用すれば実質ノーコストになり、ペンデュラム召喚からサーチ効果に繋げられる。
【ヴァルモニカ】デッキの安定性と継戦能力を支える強力なサポーターである。
ちなみに特殊召喚には効果が対応していないので《ヴァルモニカ・インヴィターレ》で直に出しても何も起こらない。展開するにはスケールが揃っていることが必須になる。
セレトリーチェ(selettrice)はイタリア語で「選択する者」を意味する。
ある日突然「ヴァルモニカ」に選ばれ世界の行く先を委ねられてしまった、白いドレスと足元まで届く長さの薄紫色のカールヘアーが特徴の美少女。
ヴァルモニカの背景ストーリーにおける主役ポジションの人物である。
……なのだが、「ヴァルモニカ」の初出時は後述の《ヴァルモニカ・シェルタ》のカードイラスト内の登場のみに留まっていた。
彼女の心を反映しているためか、《天使の聲》と《悪魔の聲》はいずれも彼女を小っちゃくデフォルメした様な外見を持つ。
水属性なのは自身の選択によって「ヴァルモニカ」のグラスに水を満たす役目を持つが故か。モチーフの一つであるアルモニカも水が重要な楽器である。
ちなみに3人とも同じ髪型に見えるが、セレトリーチェは金色混じり、アンジェロは金と赤のメッシュでデモーネは金と青のメッシュだったり
設定画でもデモーネのおだんごが大きいと書かれていたり、アンジェロの右側だけ逆巻き、前髪の編み込みもデモーネが右向きセレトリーチェが左向きでアンジェロにはなかったり
セレトリーチェとアンジェロははねっ毛なのにデモーネは前髪ぱっつんだったり
天使と悪魔はセレトリーチェとカールが逆だったりとよく見ると意外と違っていたりする。
エクストラデッキのモンスター
属するモンスターは全てリンクモンスター。
リンク1が特徴的で、
- 「効果モンスター1体だけでリンク召喚可」という従来のリンク1にあるまじき緩すぎる素材指定
- リンク3の《デコード・トーカー》をも上回る攻撃力2500
- それぞれフィニッシャー・制圧要員に相応しい強力な効果2つ
と、カタログスペックだけで見るならとんでもない性能の持ち主。
しかし効果外テキストにより、ペンデュラムゾーンの天使族・悪魔族いずれかの響鳴カウンターが3個以上でなければリンク召喚そのものができない。
前述の通り響鳴カウンターを貯めるにはライフ回復かセルフバーンが必要なため、それらを3回以上というのは結構厳しい条件である。
そのため、エースモンスターらしくリンク召喚にはそれなりの下準備を要する。
条件さえ満たせばほぼ全てのモンスターをそのまま素材にできるため、「ヴァルモニカ」以外のモンスターを採用していても出しやすい。
なんなら後述の《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》で相手からパクってきたモンスターを素材にリンク召喚というえげつない戦法も取れる。
余談だが、召喚条件となっているペンデュラムモンスターは種族しか指定されておらず、《天使の聲》と《悪魔の聲》が必須とは書かれていない。
が、現状響鳴カウンターを乗せる事が出来るのは《天使の聲》と《悪魔の聲》のみのため、実質この2種類を指定しているに等しい。
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/天使族/攻2500
【リンクマーカー:左下】
効果モンスター1体
このカードのL召喚は自分のPゾーンの天使族モンスターカードの響鳴カウンターが3つ以上の場合にしか行えず、自分は「ヴァルモニカの異神-ジュラルメ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードがL召喚した場合、自分のPゾーンの響鳴カウンターの数まで、相手フィールドのモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):自分のPゾーンの響鳴カウンターを3つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
召喚条件は天使族(=《天使の聲》)の響鳴カウンターが3つ以上。
効果は
響鳴カウンターの数に応じたモンスター破壊と、
響鳴カウンターを消費しての複数回攻撃。
このカードをリンク召喚した時点で最低でも3体は破壊でき、単体で
7500ものダメージを出せる
清々しいまでのフィニッシャー役。
後述する《創神のヴァルモニカ》から即リンクでもしない限りは基本展開で
響鳴カウンター5個+他のモンスターが並んでいるはずなので、通ってしまえばほぼ1ターンキルである。
相手ターンで使える効果も耐性も持たないが、《天使の聲》のペンデュラム効果等で相手ターンにリンク召喚できれば妨害としても機能する。
彼女の技シーン?である《律導のヴァルモニカ》の天使側の効果もバック破壊であり、何がなんでも破壊するという意志を感じさせる。
カード名はイタリア語で「陽気」を意味する「giullarescamente」が由来と思われる。
天使の囁きに従い続ける事によって降誕する真紅の髪を靡かせる巨大な女神。
構図が上下反転している珍しいカードで、初見だとどんなイラストなのかが分かりづらい。
その姿は神々しい雰囲気を湛えるが、背中の羽は《天使の聲》と同じく上下逆になっており、
背景も日差しの中にいるように見えて、よく見ると彼女自身は次元を割って
闇
の空間から現れている。やはり闇属性か
リンク・効果モンスター
リンク1/光属性/悪魔族/攻2500
【リンクマーカー:右下】
効果モンスター1体
このカードのL召喚は自分のPゾーンの悪魔族モンスターカードの響鳴カウンターが3つ以上の場合にしか行えず、自分は「ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分のPゾーンの響鳴カウンターを3つ取り除くことができる。
(2):相手ターンに1度、自分の墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」通常魔法・通常罠カード1枚を対象として発動できる。
その魔法・罠カード発動時の効果を適用する。
召喚条件は悪魔族(=《悪魔の聲》)の響鳴カウンターが3つ以上。
効果は
響鳴カウンターを消費しての破壊身代わりと、墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」魔法・罠カード効果のコピー。
【ヴァルモニカ】はペンデュラムゾーンのカードを除去された時の被害が大きいため、破壊のみとはいえ耐性を全体に付与出来るのはありがたい。
カウンターの消費が多いが、1つでもカウンターがあれば相手の破壊効果にチェーンして《律導のヴァルモニカ》や《ヴァルモニカ・ディサルモニア》のコピーを空撃ちすれば耐えるので見た目より更に固い。
後半のコピー効果の対象筆頭は《律導のヴァルモニカ》で、相手ターンでの魔法・罠除去とモンスターバウンスによって高い
制圧力を発揮する。
【ヴァルモニカ】の守りの要であり、先攻で動く場合はフィールドにこのカードと墓地に《律導のヴァルモニカ》を置く事を目指したい。
ちなみに、コピー効果の回数制限がカード名ではなく「このカード」という指定でかかっている。
自分のターンには効果が使えない上に1ターンに1度しかリンク召喚できないため一見すると変わらないように見えるが、これにより
1. 自分ターンにゼブフェーラAをリンク召喚
2. 相手ターンにゼブフェーラAの効果発動
3. 同ターン中に《天使の聲》の効果等でゼブフェーラBをリンク召喚、ゼブフェーラBの効果発動
という方法でテーマ内のカードだけでも1ターン中にコピー効果を2回使用できたりする。
相手ターンの妨害数を増やせるテクニックであり、回数制限の指定はこの様な使い方を想定したものと思われる。
他にも《
I:Pマスカレーナ》単独でのリンク召喚や《
S:Pリトルナイト》を利用したエンドフェイズ帰還でも複数回発動ができる。
なお自ターンにはコピー効果が使えない。自ターンに墓地コピーをするにはPモンスターの方を使うしかない。
ちなみに《天使の聲》が自ターンに回復、《悪魔の聲》が自ターンにダメージ、ゼブフェーラが相手ターンに両方で全ての範囲がカバーされている。
カード名はイタリア語で「風が吹く」を意味する「sbufferà」が由来と思われる。
悪魔の囁きに従い続ける事によって降誕する青紫の鱗を纏った巨大なドラゴン。
ものすごくデカい。下に見える山や雲が小さく見える程。
雷雲と夜のような背景だが、自身の周囲は虹輪を描いた
青空
になっている。このあたりもジュラルメと対照的。
背景の星や水滴の様な光と合わさって、ジュラルメとは違うベクトルで幻想的なイラストである。
種族は悪魔族であり、紫のツノや翼、尻尾など《悪魔の聲》の面影があるが、
どうみてもこいつの容姿は悪魔ではなくドラゴンである。
なのでこいつに関係しているであろうデモーネも悪魔ではなく本来は
ドラゴン娘の可能性もある。
飛んではいるが、後脚がヒレだったり鱗に覆われていたりどことなく水棲生物っぽい雰囲気がある。
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/魔法使い族/攻3000
【リンクマーカー:左下/右下】
「ヴァルモニカ」Lモンスターを含むモンスター2体
(1):自分フィールドに響鳴カウンターが6つ以上存在する限り、フィールドのこのカードは「ヴァルモニカ」カード以外のカードの効果を受けない。
(2):このカードは通常の攻撃に加えて、自分フィールドのレベル4の「ヴァルモニカ」モンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分フィールドの響鳴カウンターを3つ取り除く。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場。【ヴァルモニカ】の切り札。
効果は条件付きの効果耐性、複数回攻撃、響鳴カウンターを消費しての特殊召喚無効。
素材の指定からリンク1「ヴァルモニカ」の召喚条件がほぼそのまま当てはまり、やはり少なくない消費が要求される。
その分性能もエースモンスターに相応しいものであり、高い攻撃力と効果によって制圧役とフィニッシャーを兼ねる。
……のだが、実際のところ制圧&フィニッシャーとして十分すぎる性能を持っているリンク1の2体と比べるとこちらは各要素が
中途半端だったりする。
まず、先攻で【ヴァルモニカ】が真に守りたいのは《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》とペンデュラムゾーンの《天使の聲》と《悪魔の聲》なのが実情。
「ヴァルモニカ」リンクモンスターはそこまで維持しておく必要はなく、立てるにしても破壊身代わり効果を持つゼブフェーラの方が使い勝手が良い。
単体の耐性ではこちらが上だが、ペンデュラムゾーンを守れないと耐性を失うのに自身では守れないのが痛い。
妨害も弱いわけでないのだが、チェーンに乗らない特殊召喚限定の上にカウンターを消費してしまうので自身の耐性にも影響が出る。
この点も《律導のヴァルモニカ》さえあればコスト無しでフリーチェーンでモンスター&魔法・罠除去ができるゼブフェーラより見劣りする。
後攻で見ても攻撃力3000は大きいが単体では攻撃回数が1回なので、1人でも連続攻撃で実質7500打点を叩き出すジュラルメの足元にも及ばない。しかもジュラルメは実質的な全除去持ち。
連続攻撃の条件もやたらと厳しく、リンクモンスターもペンデュラムゾーンもカウントしてくれない。
ジュラルメは他で500打点出せればワンキルできるのに対し、こっちはワンキルにレベル4「ヴァルモニカ」モンスターを2体も要求する。
結果として、このカードは出すタイミングに困る微妙な立場となってしまっている。
カード名はイタリア語で「進水」を意味する「varare」が由来と思われる。
背中に天使と悪魔の翼を生やし、新たな装いとなった《天魔の聲選姫》。
頭部の飾りや紫色の羽飾り等、ジュラルメとゼブフェーラを思わせる要素も持つ。その顔には笑みを浮かべている。
頭上には輝く空、足元には暗黒の世界が広がっているが、彼女が選んだのは天使か、悪魔か、それとも……
魔法カード
通常魔法は以下の共通点を持つ。
- 自身のライフ回復か自身への効果ダメージ(セルフバーン)を伴う2つの効果を持ち、どちらか1つだけを選んで適用できる
- 回復値・ダメージ値は一律500
- 自分のペンデュラムゾーンに「ヴァルモニカ」が存在しない場合、適用する効果は相手が選ぶ
多くがドローやサーチ効果で、デッキを回転させながら「ヴァルモニカ」ペンデュラムモンスターに響鳴カウンターを置く役割を持つ。
ただし普通に発動するとデメリットにより相手が効果を選べてしまうため、必ずペンデュラムゾーンに「ヴァルモニカ」がいる状態で発動したい。
傾向として回復効果はランダム性が強く、セルフバーン効果は自分で対象を選べる効果が多い。《天使の聲》はギャンブルが好きなのだろうか
ちなみに一部例外を除き回復・ダメージに付随する効果の適用は任意なので、回復・ダメージだけを処理する事も可能。
また、回復・ダメージが付随しているものは《天使の聲》と《悪魔の聲》のコピー効果による再発動が可能。
コピー効果は名称ターン1制限をすり抜けられるため、順番を上手く工夫すれば1ターンで同じ効果を2回使うこともできる。
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「ヴァルモニカ」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分のPゾーンのカードに響鳴カウンターが置かれ、そのカードの響鳴カウンターが3つになった場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できない。
近年恒例の「発動処理でカテゴリモンスターをサーチする」効果を持つフィールド魔法。
モンスター1体分の価値が高い【ヴァルモニカ】では当然必須カード。
コントロール奪取効果は攻撃できない以外制限がなく相手ターンでも使用可能だが、響鳴カウンターがぴったり3個になった時でなければ発動出来ない。
要するに以上でも以下でもダメということ。特にリンクモンスターの召喚条件とは共存が難しい。
《天使の聲》側には響鳴カウンターが乗りにくいことや《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》の効果で減らせることを利用して調整したい。
奪取効果の内容はほぼ《精神操作》であり、かつての精神障害を起こすという説をイメージさせる。
イラストに描かれているのは世界観の中心となっている楽器「ヴァルモニカ」。フィー……ルド……?
見た目は両端に天使と悪魔の翼が生えている以外は、カテゴリ名の由来であるアルモニカそのもの。
同じく天使と悪魔を模したグラスが2つ据え付けられており、《天魔の聲選姫》が選択する度にグラスに魔法の水が注がれる。
どちらかのグラスが満たされた時にその力を解放し、世界を作り変える力を持つ存在が誕生するという。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選んで適用する。
自分のPゾーンに「ヴァルモニカ」カードが存在しない場合、適用する効果は相手が選ぶ。
●自分は500LP回復する。
特殊召喚可能なモンスターが自分の墓地に存在する場合、さらにその内の1体を相手が選び、そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、自分の墓地からレベル4モンスター1体を手札に加える事ができる。
ライフ回復効果は自分モンスターの蘇生、ダメージ効果はレベル4モンスターのサルベージ。
蘇生効果は対象も効果も制限なしの完全蘇生という強力なものだが、その対象を相手が選ぶというこれまた強烈なデメリットがある。
相手の《増殖するG》を《灰流うらら》で潰していたり、聲のコストで《PSYフレーム・ドライバー》を捨てたりしていると真っ先に選ばれてしまうだろう。
しかし墓地が2体以内なら《天使の聲》のコピーと合わせて2連射することでそもそも相手に選択権はない。墓地調整が重要なカード。
【ヴァルモニカ】のメインモンスターはペンデュラムモンスターとサルベージ効果持ちの《天魔の聲選姫》のみなので調整しやすく、聲選姫のサルベージ効果が任意なので意外と蘇生対象なしというケースも起こりにくい。
単純にリンク値を伸ばしたり、効果モンスターならなんでも良いヴァルモニカリンクモンスターの素材供給と考えてもよい。
サルベージの方はきっちりレベル4のみな上に前述の通り「ヴァルモニカ」モンスターは墓地に落ちにくく、エクシーズ素材にしたペンデュラムモンスターぐらいしか対象にできない。
後に追加された《ヴァルモニカ・ディサルモニア》なら、メインデッキのモンスターは全て回収できる上にあちらの方がカウンターが多く乗るためこちらの効果を使う機会はさらに少なくなった。
一応手札誘発や他テーマのLv4の回収には使えるが、Lv4の誘発は少なめなこともあり出張の方でないと使うのは難しい。
ヴァルモニカ関連では珍しく回復効果が優位なカード。イラストもアンジェロだし
魔法で唯一先攻・後攻両方の基本展開に関わらない上に《次元の裂け目》と相性が悪い上、
手札事故を起こしやすく展開も最小限に抑えることが多い【ヴァルモニカ】では抜かれることも多い。
というかこれ入れるヴァルモニカはだいたいろくでもないことをする
イントナーレ(intonare)はイタリア語で「調律」を意味する。
イラストでは《天使の聲》が「ヴァルモニカ」の天使のグラスに触れて何かをしているが、これが調律作業という事だろうか?
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選んで適用する。
自分のPゾーンに「ヴァルモニカ」カードが存在しない場合、適用する効果は相手が選ぶ。
●自分は500LP回復する。
その後、「ヴァルモニカ」カードが出るまで自分のデッキの上からカードをめくる事ができる。
その場合、めくった「ヴァルモニカ」カードを手札に加え、残りをデッキに戻す。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、デッキから「ヴァルモニカ・ヴェルサーレ」以外の「ヴァルモニカ」カード1枚を墓地へ送る事ができる。
ライフ回復効果は「ヴァルモニカ」カードの間接的サーチ、ダメージ効果は「ヴァルモニカ」カードの墓地送り。
めくってサーチは内容が不確定になるが、手札損失なく
響鳴カウンターを貯められる。
とは言え基本的に魔法カードとしては使わず、《天使の聲》の効果の対象がこれしかないのでしょうがなく選ぶと言うケースがほとんど。
その場合は展開の最後に使うため影響は少ない
ガチャだが、《ヴァルモニカ・ディサルモニア》や《選律のヴァルモニカ》を引ければそれなりのリターンを得られる。
墓地送りはカウンターを溜めながらコピー効果の対象を確保できる他、スケールを貼った状態で《天魔の聲選姫》を墓地へ送ればサルベージで実質的なサーチとしても機能する。
一応《ヴァルモニカ・シェルタ》を送り《悪魔の聲》でコピーして《ヴァルモニカ・ディサルモニア》を使いシェルタの疑似的なサーチに使うなどの用法もあるが、基本的には《律導のヴァルモニカ》と《天魔の聲選姫》を墓地に送るためのカードである。
なぜか後述の《創神のヴァルモニカ》は対象外だし。
ヴェルサーレ(versare)はイタリア語で「注ぐ」を意味する。
イラストでは《悪魔の聲》がグラスに水を注いでおり、その目の前では誰か(恐らく「天魔の聲選姫」)が祈る様に手を組んでいる。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選んで適用する。
自分のPゾーンに「ヴァルモニカ」カードが存在しない場合、適用する効果は相手が選ぶ。
●自分は500LP回復する。
その後、自分の手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す事ができる。
その場合、自分は2枚ドローする。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、デッキから「ヴァルモニカ・シェルタ」以外の「ヴァルモニカ」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
ライフ回復効果は手札交換、ダメージ効果は「ヴァルモニカ」魔法・罠カードのサーチ。
使用機会が多いのはサーチ効果の方で、《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》を経由すればモンスターもサーチ範囲に入る。
また《悪魔の聲》のコピー対象としても必要なため、「ヴァルモニカ」通常魔法の中でも特に重要性が高いカードである。
手札交換は天使のカウンター目的以外では、悪あがきの際に相手に選ばれた場合がほとんど。たまに展開に繋がる手札になることもある程度……【ヴァルモニカ】なら。
逆に言えば、「ヴァルモニカ」以外の汎用カードをデッキから引けるチャンスでもあるので、展開中盤~終盤に使うこともある。
相手が選ぶ場合まず回復が選ばれるのを逆手にとって出張することもあったりする。
相手の初手シェルタでどちらを選ぶかはアナタ次第。
シェルタ(scelta)はイタリア語で「選択」を意味する。
イラストはハイテンションな《天使の聲》と何かを説明している《悪魔の聲》に挟まれた《天魔の聲選姫》。少女の困惑した表情が非常に印象的。
この時点では《天魔の聲選姫》はこのカードのイラストにのみ登場する謎の少女であり、先述の通り後に単独でカード化された。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):響鳴カウンターを置く事ができる自分のPゾーンのカード1枚に響鳴カウンターを1つ置く。
その後、以下の効果から1つを選んで適用する。
●自分は500LP回復する。
その後、「ヴァルモニカ・ディサルモニア」以外の自分の除外状態の「ヴァルモニカ」カード1枚を手札に加える事ができる。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、「ヴァルモニカ・ディサルモニア」以外の自分の墓地の「ヴァルモニカ」カード1枚を手札に加える事ができる。
「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場。
ライフ回復効果は除外状態からのサルベージ、ダメージ効果は墓地からのサルベージ。
このカードのみ発動時に響鳴カウンターを置く処理があり、選択効果と合わせて1枚で響鳴カウンターを2個稼ぐ事が出来る。
一方で響鳴カウンターを置く効果は強制のため、他の通常魔法と違いペンデュラムゾーンに「ヴァルモニカ」がいなければ発動すらできない点に注意。
また、《天使の聲》《悪魔の聲》でコピーした場合は1個しか乗らない。(《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》の場合は2個乗る)。
効果はいずれもサルベージであり、どちらを選んでも確定で手札の質を上げられる。
《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》を出す際にネックとなる《天使の聲》側の響鳴カウンターが貯めにくい問題を解消できるのも大きい。
ディサルモニア(disarmonia)はイタリア語で「不協和音」を意味する。
イラストではメスガキスマイルで《天使の聲》が《悪魔の聲》を煽り、《悪魔の聲》が怒りながら言い返すという、まさにカード名通りの光景である。
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選んで適用する。
●デッキから「ヴァルモニカ」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァルモニカ」モンスター以外のフィールドのモンスターの効果を発動できない。
●自分フィールドにPモンスター以外の「ヴァルモニカ」モンスターが存在する場合、デッキからカード名が異なる「ヴァルモニカ」Pモンスター2体を選び、その内の1体を手札に加え、もう1体をEXデッキに表側で加える。
「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場。速攻魔法であり回復・セルフバーン効果を持たない。
前半のリクルート効果は有用だが重い制約が付く上、先述の通り《天魔の聲選姫》はペンデュラム召喚以外の特殊召喚では効果を発動できない。
スケールを揃えた後に《聖魔の乙女アルテミス》リンク召喚からサルベージして再度通常召喚しなおす必要がある。
制約を悪用して《天岩戸》の自己バウンスを踏み倒すのにも使われる。
基本的にはスケールがある場合に《天魔の聲選姫》、墓地に《ヴァルモニカ・シェルタ》がある場合は《悪魔の聲》を出すことになる。
後半の効果はペンデュラム召喚用のモンスターを2体補充できる。
単純に1枚で2アド稼ぐ効果な上、スケールが揃っていなくともサーチしたペンデュラムモンスターの効果でスケールを揃える事でペンデュラム召喚の準備が整う。
《天魔の聲選姫》からこのカードをサーチすれば、条件を満たした上で即座に発動に繋げられるため相性が良い。
インヴィターレ(invitare)はイタリア語で「招待」を意味する。
イラストは《天魔の聲選姫》が部屋の窓の外に現れた「ヴァルモニカ」と対面する場面。
この時に「ヴァルモニカ」に選ばれ、世界の命運を託されたのだろう。
罠カード
通常罠は以下の共通点を持つ。
- 「ヴァルモニカ」モンスターカードがなければ発動出来ない
- 自身のライフ回復か自身への効果ダメージ(セルフバーン)を伴う2つの効果を持ち、どちらか一つだけを選んで適用出来る
「ヴァルモニカ」リンクモンスターがいる場合は両方選べる
- 回復値・ダメージ値は一律500
セットが必要で発動条件もあるが、代わりに通常魔法にあったデメリットが無い上にリンクモンスターが存在すれば両方の効果を同時に適用できる。
回復とダメージも両方適用されるため、ライフが変化せずに響鳴カウンターが2個置かれる。
ちなみに「モンスターカード」という指定のため、ペンデュラムゾーンに《天使の聲》か《悪魔の聲》がいる場合でも発動条件を満たせる。
魔法カードと同様、回復・ダメージ付きのものは《天使の聲》《悪魔の聲》で効果のコピーができる。
罠であるこちらは「セットして1ターン待つ必要なく効果を使える」という点のありがたみが大きいので、直接墓地に落として使用することも多い。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヴァルモニカ」モンスターカードが存在する場合、以下の効果から1つを選んで適用する。
自分フィールドに「ヴァルモニカ」Lモンスターが存在する場合、両方を選んで適用できる。
●自分は500LP回復する。
このターン中、自分フィールドの「ヴァルモニカ」モンスターカードを相手は効果の対象にできない。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、相手フィールドの効果モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にできる。
ライフ回復効果は対象耐性付与、ダメージ効果はモンスター効果の無効化。
効果自体はなかなか有用ではあるのだが、モンスター効果メタの役目としてはどうしても《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》の壁が厚い。
また《無限泡影》と役割がカブるのも難点で、対になる《律導のヴァルモニカ》があまりにも強いため使われにくい。
対象耐性も、通常魔法ならともかく速攻魔法や罠にはチェーンで貫通されてしまう上にそのバグースカを守れない。
とはいえ、それらの汎用カードと違って「《ヴァルモニカ・シェルタ》でサーチできる」「《ヴァルモニカ・ヴェルサーレ》の天使のコピーで当たり玉が増える」「響鳴カウンター稼ぎにも使える」という点で採用の価値はあり、人によってはピン挿しすることもある。
発動条件同様に対象耐性は「モンスターカード」指定なので、実はペンデュラムゾーンのカードにも対象耐性がつく…むしろこっちが本体とも。
さらに該当カードが発動時にいなくても構わないため、自分ターンで《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》を出す前に《天使の聲》で使うのも有用。
また、これとイントナーレの回復効果のみ「~できる」ではない強制効果。
イラストは嵐と雷を巻き起こしている《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》。
しかしターン中に罠として使った場合、回復側の効果を2度撃ちする意味が全くなくなることもあり
ゼブフェーラの効果でこの技を使うことは非常に稀。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヴァルモニカ」モンスターカードが存在する場合、以下の効果から1つを選んで適用する。
自分フィールドに「ヴァルモニカ」Lモンスターが存在する場合、両方を選んで適用できる。
●自分は500LP回復する。
その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
●自分は500ダメージを受ける。
その後、フィールドのモンスター1体を手札に戻す事ができる。
ライフ回復効果は魔法・罠カードの破壊、ダメージ効果はモンスターのバウンス。
《サイクロン》と
《強制脱出装置》が悪魔合体した【ヴァルモニカ】の主力罠。
普段は片方ずつしか使えないが、「ヴァルモニカ」リンクモンスターがいれば
1枚でカード2枚を除去できるパワーカードへと化ける。
しかもどちらも
対象をとらない効果であり、相手からすれば面倒な事この上ない。
《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》側の効果でコピーして使用することで強力な制圧手段となるため、なるべく早い段階でフィールドか墓地に置いておきたいカード。
本来なら【ヴァルモニカ】でも貴重な魔法・罠除去手段……なのだが、天使やゼブフェーラがコピーで使いまくるため、名称ターン1がついているのに2回も3回も飛んでくることに定評がある。
イラストは謎の空間で手中に光を湛える《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》。
ついでに割れた破片をよく見ると恍惚のヤンデレポーズを決めてそうな《天使の聲》の口元が見える
どういう訳か罠は両方ともイラストと逆側のリンクモンスターと相性が良かったりする。
永続罠
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに響鳴カウンターが6つ以上存在する限り、自分フィールドの「ヴァルモニカ」Lモンスターの攻撃力は1200アップする。
(2):相手がモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
「ヴァルモニカ」Lモンスター1体のL召喚を行う。
(3):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
響鳴カウンターを置く事ができる自分のPゾーンのカード1枚に、響鳴カウンターを3つになるように置く。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場。永続罠であり回復・セルフバーン効果を持たない。
全く異なる3種類の効果を持つ永続罠で、どれをメインに使うかで運用が大きく変わる。
(1)はステータスアップで、適用されればリンク1でも攻撃力3700と
青眼ラインを越え、《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》の3連打は決まれば即死、《ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル》も連続攻撃2回で相手を倒し切れるようになる。
しかし
響鳴カウンター6個以上という若干厳しめな条件な上にメインデッキのモンスターには非対応。
そもそもジュラルメの打点はこれがなくても容易にワンキルラインに到達するし、《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》の強制守備化や《悪魔の聲》のデバフ、《天使の聲》のリンクのカウンターで戦闘にめっぽう強いヴァルモニカの打点アップは殆ど意味がないのが現状。
(2)は、相手の特殊召喚時にリンク召喚を行う効果。
ヴァルモニカは《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》と《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》の性能があまりにも良すぎることから「リンク召喚に1回成功するごとに有利になるデッキ」と言っても過言ではなく、リンク召喚の機会を増やせればそれだけアドバンテージになる。
《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》なら相手が一番イヤなタイミングで全体除去をかまし、《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》なら《律導のヴァルモニカ》コピーによる万能除去の回数が1回分増やせるし、《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》で奪ったモンスターを借りパクしたまま処理できる。
ただしゼブフェーラとジュラルメ自体に1ターンに1回しかリンク召喚できない縛りがかかっているので、《天使の聲》や《I:Pマスカレーナ》を使う場合は注意が必要。
(3)の効果は手札・フィールドから限定だが、墓地へ送られただけですぐに「ヴァルモニカ」リンクモンスターの召喚に必要な響鳴カウンターを得られる便利な効果。
……なのだが、なぜかデッキ非対応。ヴァルモニカにはせっかく《ヴァルモニカ・ヴェルサーレ》という墓地送り手段があるのに、それで墓地に送ると不発となってしまう。
よって「手札・フィールドのこのカードをどうやって墓地に送るのか?」が課題になりやすく、実際の使い勝手は良くない。《天使の聲》《悪魔の聲》のコストにするのが最も手っ取り早いが、これ自体は《救いの架け橋》と違い初動に関わらないので手札要求がかなり厳しい。
フィールドに至ってはヴァルモニカカードでは墓地に送る手段がなく、ランク4やリンクでも使いやすいものは味方の魔法罠も破壊できる《竜巻竜》ぐらいしかない。(1)(2)メインで使っている場合に相手に破壊された時の保険ぐらいだろう。
しかも「3つになるように置く」なので既にカウンターがあると効果が減る上、3つ以上ある場合は響鳴カウンターを置くことはできない。
余計に初手に捨てる場合以外はオマケに留まることもあり、初動と一緒に来れば上ぶれになる程度に思っていた方がいいだろう。
イラストは「ヴァルモニカ」の前で目を閉じながら何かを念じている《天魔の聲選姫》。
周囲からは光が迸り、左右からは天使と悪魔の翼の様なものが覆いかぶさろうとしている。
登場パックとカード名からして、ここから《ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル》の誕生に繋がるのだろう。
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「ヴァルモニカ」Lモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドの響鳴カウンターの数まで、ヴァルモニカ・エレディターレ」以外の自分のEXデッキ(表側)・墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」カードをデッキに戻す。
その後、自分は戻したカード3枚につき1枚ドローできる。
「RAGE OF THE ABYSS」で登場。カウンター罠であり回復・セルフバーン効果を持たない。
ヴァルモニカ専用の万能カウンター。発動条件は「ヴァルモニカ」リンクモンスターが存在すること。
使用するには「ヴァルモニカ」リンクモンスターを出す必要がある、つまりPゾーンにヴァルモニカを貼って響鳴カウンターを貯めて...といった基本的なタスクを成立させる必要があり、そこまでやってようやく使用権利が手に入る。要するに上振れ札。
ヴァルモニカが負ける時は完成した盤面を突破されるより事故ったり手札誘発で邪魔されてゼブフェーラまで立たない場合の方が多く、回り切らない限り限り死に札で、カウンター罠ゆえにゼブフェーラでコピーもできないこのカードの使い勝手はそこまでよくはない。
また行動回数の都合上、《律動のヴァルモニカ》と《ヴァルモニカ・エレディターレ》はどちらか片方は確実に手札に集められるが、両方を使えるようになるのは相当な上振れ……要するに運が良くないと起こり得ないのもネック。
ただ、基本的に効果の発動に干渉できない「ヴァルモニカ」リンクモンスターの穴を埋められる存在が頼りになるのも事実。
弱点である《拮抗勝負》や《無限泡影》は勿論、効果を撃ち返そうとすると場外に逃げてしまう《S:Pリトルナイト》もカウンター罠であるこのカードなら離脱を許さず確実に仕留めることができる。
そもそも、ゼブフェーラとバグースカを並べている時点で簡単には捲り返せない盤面になっているはずなので、そこからの「上乗せ」として「あらゆる効果に対して撃てる上にコストも一切かからないカウンター罠」と「カードを最大4枚除去できる通常罠」を選べると考えればなかなか心強い存在。
後半の効果は墓地から除外してデッキリソースを回復しつつドローするもの。
戻せるのは響鳴カウンターの数まで、ドローできるのは響鳴カウンター3つにつき1枚、と微妙に使い勝手が悪い。
特にドロー枚数の割合は現代遊戯王の基準で言うと
あまりにもしょっぱい。
そもそもリソース回復カードでありながら
全体除去を食らった場合はそもそも使えない
というジレンマまで抱えている。
このため『大量ドローして手札を稼ぐカード』としては諦めた方がよく、むしろ『墓地に落っこちたヴァルモニカを負担なく回収・再利用できるカード』としての用途が主眼となる。
【ヴァルモニカ】はデッキから手札にカードを持ってくる能力にやたらめったら恵まれている一方、墓地や除外ゾーンに行ってしまったカードを回収する手段がほとんどないため、「戻す」という行為にもそれなりの意味がある。
自分自身をサルベージできない《ヴァルモニカ・ディサルモニア》や、落ちた後の利用手段に乏しいヴァルモニカモンスターが筆頭候補である。
エレディターレ(ereditare)はイタリア語で「継承」を意味する。
イラストでは
舌なめずり笑顔の《天使の聲》と神妙な面持ちの《悪魔の聲》が、水面に映る何者かを見つめている。
《天魔の聲選姫》の役目を継承する、次の選択者を探しているのだろうか。
【弱点】
大半のペンデュラムデッキ共通にして
最大の弱点。
ペンデュラム系に必須のスケールを揃える必要がない代わりに、【ヴァルモニカ】はカウンターを置くための魔法カードが必要になる。
ゆえに、俗に言うところの「1枚初動」を持たないテーマである。
おまけに「ヴァルモニカ」通常魔法にはスケールが無ければ相手が効果を選ぶというデメリットまでついている。
デッキの調整をきちんと行った上でなお事故り、適当な構築だと手札事故率は当然のように大変なことに……。
幸い《天魔の聲選姫》《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》はほぼ全ての組み合わせで2枚初動になるため、新規後は
同じ2枚初動組の先輩よりはマシだが、
近年のデッキではトップクラス、特にセレトリーチェ不在の「LEGACY OF DESTRUCTION」の前は
ぶっちぎりの事故率となってしまっていた。
また、「動き出しに必ず2枚のカードが必要」という特性から、増殖するG、
マルチャミー以外の手札誘発にも弱めで相手にやり込まれた後の逆転も難しいのも欠点。
2枚初動の組み合わせが複雑で頭を使うのがこのデッキでの醍醐味ではあるのだが、どうやっても動けない手札など頭だけではどうにもならない局面も多い。
説明不要の天敵。
主戦力をエクストラデッキのモンスターに頼っているため、メインデッキに他の除去手段を用意していなければ《律導のヴァルモニカ》やそれの天使コピー頼みとなる。
モンスターの種族と属性がバラけているため、
《群雄割拠》や《御前試合》も苦手。
魔法カードを連発してデッキを回すデザインのため、《ナチュル・ビースト》や《魔封じの芳香》が刺さる。
ただし《天使の聲》《悪魔の聲》のスケールを揃える効果は「置く」扱いのため「発動」を封じる効果には阻害されない。
そこからペンデュラム召喚して展開する可能性は残されている。
- 魔法・罠による効果無効化や破壊以外の除去・ペンデュラムスケールの除去
【ヴァルモニカ】は破壊に対しては《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》の効果で複数回耐えられるので非常に硬いが、
魔法・罠を止める手段がテーマ内に《ヴァルモニカ・エレディターレ》しかない。
特に戦術の核である
響鳴カウンターは《天使の聲》《悪魔の聲》のペンデュラム効果によって置かれる。
つまりこれらが除去されたり効果を無効化されたりすれば
響鳴カウンターは全て取り除かれてしまい、また0から貯め直しになってしまう。永続無効なら溜め直すことすらできないのでほぼ即死。
汎用性の高いカードだけでも突破してくるカードは少なくなく、
特にモンスター効果とペンデュラムゾーンのカードの効果を同時に無効化してくる
《無限泡影》は天敵。
除外という形で盤面を消し飛ばしてくる
《拮抗勝負》、《コズミック・サイクロン》も厳しい。
実はヴァルモニカの多くの魔法罠は
ダメージ・回復ができないとその後の効果も不発する。
そのため《一時休戦》を食らうと次ターンまで悪魔側の効果が一切使えなくなり休戦どころか致命傷を受ける。
また、【シモッチバーン】相手では天使側が使えなくなるので《律導のヴァルモニカ》で《堕天使ナース-レフィキュル》は除去できるが、《シモッチによる副作用》が除去できなかったりする。
勘違いされやすいがニビルの条件は5回ではなく
5体であり、これがヴァルモニカには非常に厳しく、
このデッキの基本形であるゼブフェーラ&バグースカの布陣を作るためには
《天魔の聖選姫》通常召喚、《天使の聲》《悪魔の聲》ペンデュラム召喚
《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》リンク召喚と《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》エクシーズ召喚してターンを終了
が基本となる。
つまり召喚特殊召喚は4回なのに5体出しているので、展開が一通り済んでターンを終了しようとした一番いいタイミングをニビルに狙われやすい。
ゼブフェーラの耐性付与は破壊に対してのみなせいでニビルのリリースは防げず、ゼブフェーラおよびジュラルメは1ターンに1回しか特殊召喚できないため出した後にリリースされたら響鳴カウンターが揃っていてももう出せない、
かつ両者ともリンク素材が「効果モンスター」であるが故にデカいだけの原始生命態トークンは素材にできない、と相性最悪。
バグースカの代わりにリトルナイトを出しておく、サベージやアポロウーサをゼブフェーラより先に出せるタイプの出張展開デッキならその2体の前にニビルされてもリンク・スパイダーでトークンをリリースしてゼブフェーラを残せる…といった対策はあれど、痛手になること自体は変わりないため、回すときは特に警戒したい。
逆にキルを取りに行くときはジュラルメを出した時がまだ4体目なのでむしろ強い。
この【ヴァルモニカ】というデッキ、登場当初は評価がかなり低かった。
というのも
- メインデッキのモンスターは《天使の聲》《悪魔の聲》の2種類のみ
- 魔法カードのほとんどが1:1交換な上にデメリットがのしかかる
……と、相当に恵まれた手札でなければ最低限の動きすらできず、デッキとして動かすためには他テーマからの出張が半ば必須な状態であった。
つまり単体では強い弱い以前にデッキとして成り立っていないとまで言われていた程であったのだ。
それから約5ヵ月後、「LEGACY OF DESTRUCTION」で待望のサーチャーである《天魔の聲選姫》をはじめとした3枚のカードが追加。
これにより単独での安定性・アドバンテージ獲得力が大幅に向上。
その後も少しずつ新規カードが追加され、現在は【ヴァルモニカ】を中心に構築しても十分実践級のデッキとして戦える様になっている。
「LEGACY OF DESTRUCTION」以外の追加カードは悉く微妙だろとか言わない
【相性の良いカード】
当然ながら回復やセルフバーン効果を持つカードとは相性が良い。
他にも《天使の聲》《悪魔の聲》の効果で手札を捨てるため、墓地で発動する効果を持ったカードも良く採用される。
また、ペンデュラムスケールの関係上メインデッキのモンスターもレベル4に寄るため、【ランク4軸エクシーズ召喚】としての側面も持ち合わせている。
魔法罠ゾーンにセットでき、相手ターンに破壊されると特殊召喚されて効果を発揮する光・天使族テーマ。
《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》のコピー含む《律導のヴァルモニカ》やランク4の《竜巻竜》により容易に自壊させられ、
《アーティファクト・ダグザ》で取り寄せるのも容易。
メインデッキに1本のみなら使い終わったダグザをゼブフェーラに変換すればいい。
とくに拮抗勝負とリトルナイト両方の対策になり手札でも使える《アーティファクト・ロンギヌス》やリトルナイトに強い《アーティファクト・デスサイズ》が優秀。
ダグザを相手ターンまで敢えて残し、拮抗がくるかを見てからゼブフェーラの律導コピーにチェーンしてロンギヌス・デスサイズを持ってきてどちらを割るか選ぶという立ち回りもある。
ただし特殊召喚時やリリース時効果なので
バグースカがいると不発する。
これを使う場合バグースカの代わりを《トロイメア・グリフォン》やリトルナイトにする必要がある。
一応ロンギヌスは手札リリースの場合バグースカがいても問題なく作動するし、バグースカをバウンスすることでデスサイズを無理やり起動することもできる。
回復とセルフバーンを多用する植物族テーマ。
リンク1の《聖天樹の幼精》がいる状態で効果ダメージを受ければ、ライフを回復しつつこれまた回復効果を持つ《聖蔓の癒し手》を特殊召喚できる。
これによりリンク2分の素材を確保しつつ、《天使の聲》の
響鳴カウンターを2個稼げる。
リンク素材として植物族モンスターが要求されるため、メインデッキにも何枚か入れておきたい。
自己再生効果を持つ
《グローアップ・バルブ》やレベル4かつテーマギミックを出張させやすい
《ナチュル・カメリア》が採用候補か。
《ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル》と同じ弾で登場した、2024年
遊戯王界の問題児テーマ。
光属性・悪魔族というステータスが《悪魔の聲》とマッチしており、相互にサポートを受けられる。
《魔を刻むデモンスミス》1枚からゼブフェーラ+バグースカ+律導セットを構えられる
が、展開に必要なベアトリーチェが禁止になった他、
単純に《刻まれし魔の詠聖》で《悪魔の聲》をサーチして【ヴァルモニカ】の展開に繋げられるのも非常に便利。
《悪魔の聲》を《刻まれし魔の鎮魂棺》のリンク素材すれば「デモンスミス」側を絡めた展開も可能
に思えるが、実はデモーネは墓地に行かないためMDでは一工夫が必要
安定して《トロイメア・グリフォン》が立てられ、《律導のヴァルモニカ》を確定セット状態できるようになった他、
少し上ぶれるだけでもグリフォンの横に《刻まれし魔ディエスイレ》を出せ、弱点である《無限泡影》や《拮抗勝負》…どころか《冥王結界波》、場合によっては
《禁じられた一滴》すら対処可能と言う非常に強固な盤面を築ける。
また闇属性・レベル4の《天使の聲》とレベル6の「デモンスミス」と合わせればフルスペックの《
カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を出せたりもする。
総じて戦術に大きな幅を持たせる事ができる。
値段が高いのが最大の難点
レベル4でセルフバーン効果を持ったモンスターが多く属しているテーマ。
中でも墓地へ送られると1000ダメージを受けながら墓地の「Em」を蘇生させられる《Emトリック・クラウン》が好相性。
墓地封じとレベル4エクシーズを重視したテーマ。
テーマ内ではほぼオマケだったライフ回復効果だが、【ヴァルモニカ】と合わされば響鳴カウンターを乗せるトリガーとなる。
「エクソシスター」側もペンデュラムスケールを利用して横に並べやすくなるため、相性は結構良かったりする。
音楽の女の子テーマ同士。
《オスティナート》で《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を出し展開する。オスティナートが1枚初動になる。
制約のかかる《幻奏の歌姫クープレ》は《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》で割る、出すのをデモーネにする、そもそも出さないなどで対処可能。
一枚初動が手に入り通常盤面がさらに硬くなるが、とても
ペンデュラムらしいデッキなので長所だった展開の簡単さや《増殖するG》への強さは失われる。
《No.41 泥睡魔獣バグースカ》の代わりに《塊斬機ダランベルシアン》を出して展開する。
《斬機超階乗》を使った《塊斬機ラプラシアン》と《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出すタイプと
《斬機方程式》を使ったバグースカと《リングリボー》(とリンク2)を出すタイプに分かれる。
《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》より先に《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出せば《原始生命態ニビル》での即死を免れる。
斬機モンスターを素引きしたらしたですぐにバグースカ+リングリボーにする選択肢もできるので《拮抗勝負》《無限泡影》に強く出られる。
《斬機超階乗》や《斬機方程式》が事故札になるのと、先攻で盤面を埋め尽くすタイプのデッキなため、劣勢からのまくりが苦手になるのが欠点。
バグースカと同じく「フィールドで発動する効果を使用できなくする」効果を持つカードで、ゼブフェーラのリンク先に出すことでリンク先を相手に渡さないようにできる。
さらに墓地の《律導のヴァルモニカ》をセットできる。
バグースカと違って攻撃は防げないが、バグースカで対処できなかったリンクモンスターの効果も封印できるのが大きな違い。ゼブフェーラと並べて出す前提なので戦闘・効果による破壊も効かない。
ただしモンスター2体で出せたバグースカと異なり、このカードはリンク4分の素材が必要なので展開にはひと工夫が必要。
ペンデュラムある所に湧いてくるいつもの連中。基本展開では盤面完成直前まで《天使の聲》のカウンターが溜まらないので天使の聲を割って貼り直してからフィールド側の天使の聲を使うことで1ドロー。
また、ぶん回してバグースカの代わりに《トロイメア・グリフォン》を立てる時にも必要。
《奇跡の魔導剣士》は疑似ペンデュラムができるだけでなく、エクシーズ素材が墓地に落ちることを利用して手札を増やしながら蘇生での素材供給もできる。
ただしEXの枠が増える。特にグリフォンを立てる場合はこの3人組に加え実質《賜炎の咎姫》か《トロイメア・ゴブリン》も要求するのでかなりキツキツになる。
罠無効を持つリンク1モンスター。
リン ク リボーじゃない方
本来はサイバース族を墓地に送る使われ方が多いのだが、
ヴァルモニカは弱点が《無限泡影》と《拮抗勝負》なので罠無効の方がメイン。
Lv4メインのサイバース族の斬機を混ぜて出す、もしくは《ヴァルモニカ・イントナーレ》で《リプロドクス》を立ててヴァルモニカモンスターを無理やりサイバース族にして出す2パターンがある。
デュエル中1度だけだが、セルフバーンと自己バウンスを行いつつ自己再生できるモンスター。
《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》をバウンスして再利用できればなお良し。
リンク召喚系デッキではお馴染み、相手ターンリンク召喚効果を持つリンク2リンクモンスター。
普通にリンク召喚するより素材が1体分増えるが、相手メインフェイズの任意のタイミングで《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》をリンク召喚できる。
表示形式によって変化する永続効果を持つランク4エクシーズモンスター。
特に強力なのは守備表示時の効果で、フィールドのリンクモンスター以外を無力化しながらリンクモンスターを軸にするこちらは優位に立ち回れる。
【ヴァルモニカ】のプレイスタイルとマッチしている事もあり、半ば必須カード扱いされている。
ちなみに「ヴァリアント・スマッシャーズ」で再録されている。つまり公式が推している戦法。
デメリットはあるが3つの強力な効果を持つランク4エクシーズモンスター。主に使うのはドローと攻撃増強。
ドローは1体余分に出せた時に出し、そのままリンク素材にすることで2ドローしながら墓地を1枚肥やせる。
攻撃強化はジュラルメに使う。その合計火力は実に15000に達し、デュガレス本人込なら《金満で謙虚な壺》を使ってなお相手をワンキル可能。
だが金謙はMDでは禁止になったので単なる超オーバーキルに…
攻撃力が変動している相手モンスターを破壊し1ドローする効果を持つランク4エクシーズモンスター。
《悪魔の聲》のペンデュラム効果によりほぼ「フリーチェーンでのモンスター破壊&1ドロー」という
《十二獣ドランシア》に匹敵する性能に化ける。
近年のデッキではどこでも採用されている除去と避難効果持ちリンク2リンクモンスター。
その際、5体目の特殊召喚をバグースカの代わりに《S:Pリトルナイト》にすることで回避できるようになる。
《拮抗勝負》にもやや強くなり、ゼブフェーラは帰還時に効果がもう1度使えるようになるなど噛み合わせが良い。
ちなみに除外は自分の墓地に撃ち《ヴァルモニカ・イントナーレ》の調整するなどにも使える。
下級魔法使い族モンスター1体でリンク召喚出来るリンク1リンクモンスター。
《ヴァルモニカ・インヴィターレ》などペンデュラム召喚以外で特殊召喚した《天魔の聲選姫》を墓地へ送って自己サルベージに繋げられる。
Lv4かつフリーチェーン墓地バウンス効果。
ヴァルモニカは手札の聲のコストで墓地に捨てるため墓地効果持ちLv4モンスターは相性がいいが、イシズの2体はとくに強い。
手札事故回避用のドロー通常魔法。
エクストラデッキには比較的余裕があるため、コストを捻出しやすい。
葵とスペクター両名の思い出の絵本を元ネタとする通常魔法。「
トリックスター」「サンアバロン」両方を意識した効果を持つ。
「トリックスター」イメージ効果の方は「墓地にある時、ダメージを受けた場合フィールドに罠をセット」。
先攻で聲のコストに使えば展開で勝手に自傷するので《律導のヴァルモニカ》をフィールドに構えられる。
「サンアバロン」イメージ効果の方は「軽めのダメージと引き換えに場のカードの効果
無効化」となっている。
後攻向きで、相手のカードを無力化しつつ
響鳴カウンターを乗せていけるので中々に便利。
先攻後攻どちらでも使えるムダのなさが魅力。
墓地へ送られるモンスターが代わりに除外される様になる永続魔法。
【ヴァルモニカ】は墓地のモンスターをほとんど利用しない上、《天魔の聲選姫》はエクシーズ素材にすれば除外を回避できる。
つまり一方的に被害を押し付けられる。《ドロール&ロックバード》など一部の厄介な誘発モンスターへの対策にもなる。
ちなみにペンデュラムゾーンの《天使の聲》《悪魔の聲》は破壊されてもエクストラデッキに行くが、モンスターゾーンで破壊されると除外される。
一応「ヴァルモニカ」モンスターは除外されても全員《ヴァルモニカ・ディサルモニア》でサルベージできる。
墓地から除外して「宝玉獣」モンスター1体とフィールド魔法1枚をサーチ出来る効果を持つ通常罠。
「ヴァルモニカ」ペンデュラムモンスターの効果のコストにすれば《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》をサーチできる。
すでに手札にある場合は後述の《魔法族の里》を入れておけばロックを仕掛けられる。
採用する「宝玉獣」モンスターはレベル4かつ自身をデッキに戻せる《宝玉獣 コバルト・イーグル》が良く使われる。
《天魔の聲選姫》《ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル》が魔法使い族なので使用可能な上、
彼女は条件によっては戦闘の対象にならなかったり完全耐性になったりと場持ちもいい。
ついでに上記の《奇跡の魔導剣士》も魔法使いである。
しかもスケールが4かつペンデュラムテーマとくれば《竜剣士マジェスティP》も使えるのでサーチ手段も多く、
《ヘルフレイムバンシー》で《火天獣-キャンドル》をサーチし、《爆竜剣士イグニスターP》を聲とシンクロ召喚すればそのマジェスティPもリクルートできる。
キャンドルはレベル変更ができるので《
エンシェント・フェアリー・ドラゴン》も出せる上、こちらは天使のカウンターも溜められる。
マジェスティPは手札コストが重いが、《創神のヴァルモニカ》をサーチ後に捨てられる数少ない手段でもある。
なお展開の関係上フィールドの《天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』》があるかないか全然安定しないので、フィールドがない時限定の《ネコーン》やある場合限定のエンフェは不発することも多い。
展開抑制カードを《ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ》で守れるので相性が良い。
《サモンリミッター》は先攻2ターン目なら召喚・特殊召喚2回で《ヴァルモニカの異神-ジュラルメ》に到達できるため影響が薄い。
《センサー万別》はゼブフェーラと《
No.41 泥睡魔獣バグースカ》が両方悪魔族なので通常は使えないが、《S:Pリトルナイト》などを使う場合は候補。
同種族へのリンク召喚もできないが、《天使の聲》《悪魔の聲》の片方をエクシーズorリンク2で消費してからもう片方をリンク素材にすれば回避可能。
逆にどちらも悪魔族なので《群雄割拠》は開く時は問題ないが、先の通り使われると苦手。何らかの形で崩されるとセンサー以上に自分が苦しい。
【出張要素としてのヴァルモニカ】
《天使の聲》か《悪魔の聲》1枚&コストとして捨てる用の手札が1枚あれば、レベル4のペンデュラム召喚の用意が整う。
このため、レベル4が多くかつ展開力があまり高くないデッキに採用することで、展開力を高める起爆剤として使うこともできる。
以下は、そんな出張要素としての候補である。
下級モンスターがロック向きの効果を持つが、展開手段がほぼないカテゴリ。
通常は1体ずつしか出せないが、「ヴァルモニカ」で複数展開が可能になる。
ヴァルモニカに入れる場合はマルファを抜かなければならないが、ヴァルモニカを出張パーツとして割り切るなら、ヴァルモニカは一切特殊召喚しなくても成立するので「マルファ」とも共存できる。
もちろん、手札が良さげなら《天使の聲》と《悪魔の聲》ごと特殊召喚してしまい、エクソシスターのエクシーズ素材に当てがってもOK。
余談だが、「マニフィカ」を出すだけなら最悪エクソシスターは「エリス」をメインデッキに1枚入れておくだけでよく、「エリス」以外でレベル4を3体出せれば、カスピテル」のX召喚を起点に「マニフィカ」のX召喚まで持っていける。
ランク4デッキの一つ。
展開力がないわけではないが受動的な効果の持ち主が多く、「モンスターが一体もいないところから1体のXモンスターを出す」のはできても、2体以上のXモンスターを出すのは苦手。
それを、ヴァルモニカによるペンデュラム召喚で出だしの展開力を大幅に上げられる。普段はあまり場に出てこない「パーペチュア」や「ダブルバレル」を活躍させるチャンスだろう。
無論、採用せずに本来のミッドレンジ風味の構築でも十分に活躍できるので、採用はお好みで。
これもレベル4が多いカテゴリ。
展開力は元々高いが、序盤の動き出しを「ヴァレット召喚」→「ストライカー・ドラゴン」→「リボルブート・セクター」に依存しており、ここをつぶされると一瞬で沈む難点がある。
サブプランとしてヴァルモニカを用意しておくことで、その展開の「細さ」をカバー可能。
このデッキは「ヴァレット・トレーサー」の効果の対価として自分のカードを破壊するのだが、使用済みの《天使の聲》《悪魔の聲》をそれに充ててしまえばアドバンテージを稼ぐこともできる。
ランク4デッキの一つ。
モルモラットの規制により大幅な弱体化を喰らっており、メインデッキのモンスターを複数並べる手段に不安定さを抱えているが、それをヴァルモニカの出張で解決。
モンスター1体からエクシーズできるので、手札の引きに左右されにくく活躍できるのが◎。
ランク4エクシーズを中心とするグループで、特に魚族をリクルートできる「カッター・シャーク」との相性が◎。
《天魔の聖選姫》が実は水属性なおかげで、「アビス・シャーク」や「クリスタル・シャーク」といった「シャーク」モンスターとの連携が取りやすいのもメリット。
キーカードの「ウィッチクラフト・シュミッタ」がレベル4であるほか、よく一緒に使われる「赫の聖女カルテシア」や「
アルバスの落胤」といったキーカードにレベル4が多いため、グッドスタッフ寄りのデッキとして構築可能。
「ウィッチクラフト・シュミッタ」は魔法カードをコストにデッキのウィッチクラフトを呼び出せるので、余ったヴァルモニカ魔法カードもムダなく有効活用できる。
アンデット族は多様な墓地効果を持つ反面、手札から扱えるカードがほとんどない為手札で持て余し気味だったのが欠点だったが、「ヴァルモニカ」出張でそれも解決可能。
なにげに、手札コストとして落とす行為もアンデット族には恩恵となるのが嬉しいところ。
レベル4以外はペンデュラム召喚できないので、《馬頭鬼》《
ゾンビ・マスター》《ゴブリンゾンビ》のような汎用性の高いカードを使いつつ、エクストラデッキのカードに頼る形になるだろうか。
メインとなるカードにレベル4が多いので、序盤の出だしの遅さを補う展開札となれる。
リソースを墓地や除外ゾーンに蓄えるタイプのデッキなので、そこさえ突破してしまえば粘り強く戦えるのが強み。
ネックとして「特殊召喚」なので、ヴァルモニカを使うと下級霊獣の「一度しか特殊召喚できない」縛りに引っかかってしまい、そのターン中は融合解除ができなくなってしまう。
カンナホークの分離コンボに引っかかってしまうので、再除外手段としてキムンファルコスやノチウドラゴ等を用意したい。
レベル4のみで構成されたカテゴリ。
当然ながらヴァルモニカとの相性もいいのだが、《天魔の聖選姫》が魔法使い族なので《法典の守護者アイワス》の融合素材に使えるほか、《聖魔の大賢者エンディミオン》で《天使の聲》《悪魔の聲》をコストに1ドローもできる。
【余談】
- 『遊戯王マスターデュエル』では2024年6月にセレクションパック「ロード・オブ・ディメンション」で実装。
「LEGACY OF DESTRUCTION」発売時点のカードまで収録された状態であり、前述のような構築上の問題は起きていない。
またデッキビルドパック出身のテーマとしては全体的にレアリティが低く、最高レアのURは《天魔の聲選姫》と《ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル》のみ。
相性の良い汎用カードもほぼSRに固まっているため、構築コストはかなり控えめである。
【ヴァルモニカ】に興味を持ったなら、まずはマスターデュエルで体験してみるのもいいだろう。- ちなみに《天魔の聲選姫》はなんと召喚演出持ち。召喚制限の無い下級モンスターに演出が付くのはかなり珍しい。
代わりにリンクモンスターたちに演出は無い。
なお《天魔の聲選姫》はその役割上フィールド・墓地・手札をぐるぐると回り続けるため、召喚演出がデスフェニばりにやかましくなりがち。
気になる場合は設定の方で調整しよう。
新規項目作成しましょうね(ニコォ…… 既存項目の追記修正だけでもじゅうぶん立派だぞ!
- ぽんぽん特殊召喚する関係上、マスターデュエルでセレトリーチェの演出がやかましくなりがち… -- 名無しさん (2024-07-30 01:10:23)
- 天使と悪魔の片方だけを選ぶとバケモノが出てきてその選択は正しかったのか?されるけど両方を選ぶ(リンク2)と神奏(真相)に辿り着くのはデザインセンス高くて好き -- 名無しさん (2024-07-30 05:14:04)
- セレトリーチェが靴下片方履き忘れた人って言われてるのを見てからそうにしか見えなくなってしまった。 -- 名無しさん (2024-07-30 09:33:20)
- 効果的に先手なら悪魔、後手なら天使を選ぶことになるので、ぶっちゃけ選ぶことはない -- 名無しさん (2024-07-30 16:27:40)
- 選択を迫られるのは主に相手プレイヤー、初動シェルタは事故かそれともドロー目当ての出張か -- 名無しさん (2024-07-30 16:39:48)
- 同期のセンチュリオンとメメントもそうだけどこのビルドパック組はレギュラーで新規もらい続けて結構優遇されてる感ある。メメントはストーリーがいまいち分からないけどセンチュリオンとヴァルモニカは新規のイラスト的にストーリーが終わった感じはあるからこれで一旦打ち止めっぽいかな -- 名無しさん (2024-07-30 16:59:58)
- 実際に使ってみるとカウンターやりくりすることよりPカードの設置と維持に気を使う -- 名無しさん (2024-07-30 21:15:51)
- 天使側が全体的にギャンブルチック+出てくるLモンスターが殺す気満々なのに対して、悪魔側は全体的に堅実+Lモンスターは守り寄りなの意味深で好き -- 名無しさん (2024-09-19 11:39:06)
- こいつらに必要なのは妨害を確定で成立させられるカード 結局強化されてもそれはどうにもなってないから0妨害エンドは避けられない -- 名無しさん (2024-10-05 23:02:16)
- 初出のヴァリアント・スマッシャーズの時点では肝心なカードがことごとく歯抜けなせいで12期テーマとしては回すのすら困難とあり得ないぐらい弱かった。要因としては手札消費激しすぎるとか色々あるけどシェルタを確定で手札に加える方法が皆無なのが一番終わってた。 -- 名無しさん (2024-10-26 10:24:55)
最終更新:2025年04月21日 20:08