攻撃と攻撃の間にも移動するNEW : あるクリーチャーが“移動の任意の地点で2回以上の攻撃を行なう”ことができるなら、自分の攻撃と攻撃の間にも移動することができる。たとえば、自分の移動速度までの移動を行ない、その任意の地点で2回の攻撃を行なえるパワーを使用したクリーチャーの移動速度が5だったとしよう。そのクリーチャーは(1) まず2マス移動し、(2) 1回目の攻撃を行ない、(3) 3マス移動し、(4) 2回目の攻撃を行なう、ことができる。もし、クリーチャーが(3) の時点で2マス以下の移動しかしていなかったなら、(4) の後にも移動することができる。
解呪NEW : ある効果が“目標を解呪する ”場合、目標が魔力によって生み出されたもの ならそれは破壊され、魔法的効果 ならそれは終了する。 破壊、または終了した目標が発生させた持続時間のある効果は、(通常はその効果の目標がセーヴに成功するまで持続するものを含め)すべて終了する。
解呪難易度NEW : パワーの“攻撃: ”欄の、“目標のどの防御値に対して攻撃を行うのか”が記されている位置に“解呪難易度 ”と記されている場合、その値は“その魔法的効果 や魔力によって生み出されたもの を発生させたパワーや効果の、使用者の意志防御値 ”となる。使用者がいない場合、その発生源のレベルにおける“困難 ”な難易度となる。
加速の作用NEW : ヘイスト AL などのパワーによって“加速の作用 ”を受けている間、目標は以下の効果の対象となる。質疑応答 の“加速の作用” の項も参照のこと:目標は本来のイニシアチブ順ではなく、(本来のイニシアチブ順+10)のイニシアチブ順において(同値の場合は常に先)、ターンを得る。目標が“1ラウンドに2回以上のターンを得る”場合、代わりにそれは“そのラウンド中、(本来ならターンを得るイニシアチブ順+10)のイニシアチブ順”において、ターンを得る。ただし、これによって目標が1ラウンドに得るターンの数が減少することはない(目標が“加速の作用”を受けたことによって“ターンを得るイニシアチブ順が飛ばされてしまう”場合、そのラウンドに限って目標は“加速の作用”を受けたターンの直後にそのターンを得る )。 例えば1ラウンドに、30、20、10のイニシアチブ順において1回ずつ、合計3回のターンを得るクリーチャー は、“加速の作用”の作用を受けている間、40、30、20のイニシアチブ順において合計3回のターンを得る。
本来のイニシアチブ順において、1回の追加のターンを得る(目標の本来のイニシアチブ順が“加速の作用”を受けた出来事より先である場合、そのラウンドに限って目標は“加速の作用”を受けたターンの直後に追加のターンを得る )。目標が“1ラウンドに2回以上のターンを得る”場合、代わりにそれは“そのラウンド中、本来なら一番最後にターンを得るイニシアチブ順”において、この追加のターンを得る。目標はこの追加のターンでは通常の一揃いのアクションを得ない; 標準アクション1回、移動アクション1回、マイナー・アクション1回のいずれか1つしか行うことができない(しかし、フリー・アクションは行える)。 例えば1ラウンドに、30、20、10のイニシアチブ順において1回ずつ、合計3回のターンを得るクリーチャー は、“加速の作用”の作用を受けている間、10のイニシアチブ順において追加のターンを得る。
移動速度に+2ボーナスを得る。強制移動、瞬間移動以外の“目標の移動速度を使用しない移動”で移動できるマスは2マス増加する。
“加速の作用”を受けていない者に対して戦術的優位を得、そのような者からの攻撃に対してAC、および反応防御値+2ボーナスを得る。
“減速の作用 ”を受けた場合、(減速の作用 の効果を適用する代わりに)はこの効果は即座に終了する。
気体NEW : スティンキング・クラウド UA などの[創造]パワーはガス や霧 、煙 などの気体 を創造する。気体 である創造物は区域と同様のルールに従うが、以下の点が異なる:移動可能な気体: 君が使用したパワーが、移動させることのできる気体である創造物を作り出すものであった場合、それは“移動可能な気体 ”である。作成者のターンの終了時において、以下の双方の条件を満たしていない限り、移動可能な気体は終了する:(1) 作成者が、気体のマスのうち少なくとも1つから見て、そのパワーの射程内にいること。(2) 作成者から、気体のマスのうち少なくとも1つに対して、効果線が通っていること。 気体を移動させる際、空気が通れるほどの隙間があれば“効果線が通っている”とみなされる。しかしながら、移動後に気体のマスのうち少なくとも1つに対して、作成者から視線が通っていなければならない:何らかの効果によって作成者から、気体のマスのすべてに視線が通らなくなったなら、再び視線が通るようになるまでその気体を移動させることはできなくなる。
強風NEW : ガスト・オヴ・ウィンド などのパワーは強風 (風速20マイル/時以上)を生じさせる。強風 は以下の効果を発生させる:強風 の範囲内で(1) 自分のターンを開始するか、(2) 範囲内に入り、かつそれが、そのターン中に初めてであるか、したすべてのクリーチャーは、その発生源のレベルにおける“標準 的”な難易度の〈運動〉判定に成功しなければならない。飛行している 場合、難易度は(“標準 的”ではなく)“困難 ”となる。失敗したなら、その者は3マス押しやられる。もし遮断地形のせいで移動することが不可能な場合、移動できなかった2マスごとに1d10のダメージ(通常は[殴打 ])を受ける。 サイズ分類 が超小型 以下のクリーチャーはこの判定に-5ペナルティを受ける。
強風 の範囲内で風向きに逆らって移動を行う際には、1マスごとに1マス多い移動と数える。
強風 は範囲内のガス や霧 などの気体からなる地形的特徴 を、発生した時点(および、以降のラウンドでは発生源のターンの終了時)に吹き散らす。それがパワーによって生じた“気体 ”であるなら、そのうち少なくとも1つのマスが、作成者のターンの終了時に強風 の範囲内にある場合、それは終了する。
強風 は範囲内にある“覆われていない炎”(ろうそく や松明 )を発生した時点で(以降のラウンドでは発生源のターンの終了時に)吹き消す。ランタン などの“覆いつきの炎”も激しく揺さぶられ、50%の確率で消えてしまう。
霧状化NEW : [変身]パワーなどによって霧状化 している間、そのクリーチャーは(霧状) の副種別 を得る。 また、クリーチャーは以下の効果の対象となる:このクリーチャーは霧状化する際、伏せ状態 なら立ち上がる。
クリーチャーの装備品は霧状形態の一部になる(霧状になるクリーチャーが望むなら、任意の装備品を霧状形態の一部にさせずに接敵面内の地面に落としてもよい)。クリーチャーは霧状形態になった後も、霧状形態の一部になった装備品すべての利益を受け続ける。 クリーチャーは霧状形態の一部になった魔法のアイテムの特性から利益を受けるが、そのパワーを使用することはできない。クリーチャーの霧状形態の一部になっている装備品を外すことはできない。何らかの入れ物がクリーチャーの霧状形態の一部になっているなら、その中のアイテムを取り出すことはできない。
(霧状) であることによって[出血 ]ダメージに対して完全耐性を得るが、すでに受けている継続的[出血 ]ダメージは効果が停止するだけで、なくなるわけではない。
攻撃を行えない。
減速の作用NEW : スロー などのパワーによって“減速の作用 ”を受けている間、目標は以下の効果の対象となる:目標は本来のイニシアチブ順ではなく(本来のイニシアチブ順-10)のイニシアチブ順において(同値の場合は常に後)、ターンを得る。ただし、これによって目標が1ラウンドに得るターンの数が増えることはない(目標がそのラウンド中すでにターンを得ており、“減速の作用”を受けたことによって再度目標のイニシアチブ順が回ってきてしまう場合、この効果が適用されるのは次のラウンドからとなる )。目標が“1ラウンドに2回以上のターンを得る”場合、代わりにそれは“そのラウンド中、本来なら偶数回目のターンを得るイニシアチブ順”においてのみ、ターンを得る。 例えば1ラウンドに、30、20、10のイニシアチブ順において1回ずつ、合計3回のターンを得るクリーチャー は、“減速の作用”の作用を受けている間、20のイニシアチブ順において1回だけターンを得る。
減速状態 となる。この減速状態 は“減速の作用”を終了させる効果 によってしか終了させることができない。
目標はそのターンにおいて通常の一揃いのアクションを得ない;標準アクション1回、移動アクション1回、マイナー・アクション1回のいずれか1つしか行うことができない。しかし、フリー・アクションは行える。
特定のパワーにより1回のアクションで2回以上の攻撃ができる場合、目標はそのパワーによって通常の半分の回数だけしか攻撃を行うことができない。
即応アクションや機会アクションを行えない。
挟撃を行うことができない。
“減速の作用”を受けていない者に対して戦術的優位を与え、そのような者への攻撃ロール、そのような者からの攻撃に対してAC、および反応防御値に-2ペナルティを受ける。
“加速の作用 ”を受けた場合、(加速の作用 の効果を適用する代わりに)はこの効果は即座に終了する。
精神作用NEW : (1)[威嚇]、[恐怖]、[催眠]、[心術]、[精神]、[魅了]のいずれかのキーワードを有するパワー、または(2)意志防御値に対する攻撃の、ダメージを与えない効果はすべて“精神作用 ”である。 特記ない限り、“精神作用 ”である効果は【知力】が1以上のクリーチャーにしか作用しない。
即死NEW : ある効果が“目標を即死させる ”場合、目標が“生きているクリーチャー”なら即座に死亡する。“即死 ”効果によって死亡したクリーチャーの現在hpが(その重傷値に-をつけた値)より多いなら、そのクリーチャーの現在hpは(その重傷値に-をつけた値)になる。 アンデッド や人造 などの、“生きているクリーチャー”ではない クリーチャーや物体は“即死 ”効果に対して完全耐性を有する(ただし、“即死 ”効果を持つ攻撃からのダメージなどの他の効果は、特記ない限り通常どおり受ける)。
非実体化NEW : クリーチャーが非実体化 している間、そのクリーチャーは(非実体) の副種別 を得る。 また、クリーチャーは以下の効果の対象となる:このクリーチャーは非実体化する際、伏せ状態 なら立ち上がる。
クリーチャーの装備品も同時に非実体化する(非実体化するクリーチャーが望むなら、任意の装備品を非実体化させずに接敵面内の地面に落としてもよい)。クリーチャーは非実体化した後も、同時に非実体化した装備品すべての利益を受け続ける。
hpは0に減少する/drops to 0 hit points: ある効果がクリーチャーの“hpを0に減少する ”場合は、そのクリーチャーのhpがすでに0以下でない限り、 その現在hpを0に減少させる。クリーチャーのhpがすでに0以下である場合、その現在hpは変化しない。
憑依NEW : ある種のクリーチャーは別のクリーチャーに憑依する能力を持つ。憑依されている目標は、憑依が終了するまでの間、自分に憑依しているクリーチャーに支配される 。 目標に憑依している間、クリーチャーは以下の効果の対象となる:クリーチャーはゲームから除外された状態 となる。憑依が終了したなら、目標に隣接する何ものにも占められていないマス(もしそのマスが何ものかに占められているなら、一番近い、何ものにも占められていないマス)のうち、自身が選んだマスに出現する。
別の目標に対して、“目標に憑依するパワーや特徴”を使用できなくなる。
目標が死亡したなら、憑依は終了する。クリーチャーは1回のフリー・アクションとして、目標に対する憑依を終了させることもできる。
分解NEW : ある効果が“目標を分解する ”場合、目標がクリーチャーや物体ならそれは分解され、魔力によって生み出されたもの ならそれは解呪 される(リッチのソウル・フィラクタリー のような、“まだ滅ぼされたわけではない/but it is not destroyed ”効果は“分解”よりも細則とみなされる)。 分解されたクリーチャー、ならびに“その者の着用ないし運搬していた物のうち魔法のアイテム でないものや物体はすべて、細かな灰色の塵と化す:分解されたのがクリーチャーなら、この塵は“死体の一部”とはみなされない。また、もし目標が“自分のhpが0以下になる ”または“自分が死亡する ”ことをトリガーとする、トリガー型のパワーや特徴を有していたとしても、それらはトリガーされない。加えて、分解されたのがクリーチャーなら、それを神話級でない手段で復活させることは不可能になる。
妨害不可NEW : [形態変化 ]パワーなどの妨害不可 、または“(アクション不要;妨害不可) ”であるパワーがトリガーされたなら、それを妨害することはできない:使用者が何らかの効果によって“通常ならそのパワーを使用できない”場合でもそれを使用することができ、使用者に効果を及ぼす他のあらゆる処理は、そのパワーが解決し終わるまで新たに開始することはできず、処理中のものであれば処理を中断しなければならない 。 また、そのパワーが解決し終わるまで、その使用者はダメージ、自身が望まない強制移動、自身が望まない瞬間移動、および“有害な効果 ”を受けず、すでに受けている効果があるならそれを無視する (その効果が完全耐性を無視するものでもあっても、使用者はそれを受けず、無視する)。
ポータルNEW : 瞬間移動の“ポータル(転移門)”とは、魔力によって生み出された この世界(あるいは別の次元界)の構造内に作られた“近道”である。アーケイン・ゲート のパワーは1組の ポータルを創造する。 1組の ポータルの片方に入ったクリーチャーおよびそれが着用したり運搬している 物体は、2つのポータルが隣接しているかのように、もう一方のポータルから出現する(これは“隣接マスへの移動”とみなされ、クリーチャーはそこから移動を継続できる)。この移動自体は瞬間移動とはみなされないが、もし片方のポータルが“瞬間移動をできなくする効果”の範囲内にある場合、その効果が終了するまで両方のポータルが機能しなくなる。
魔法的効果NEW : “魔法的効果”とは、魔法的なパワー による、持続時間のある効果 のうち、“クリーチャーや物体に作用しているもの”のことである。 クラスやキャラクター・テーマ 、伝説の道、および神話の運命の特徴は、そのゲーム的要素が持つものと同じパワー源を持つものとみなされる。たとえば、“前提条件: 任意の秘術系クラス”である伝説の道の特徴のうち、持続時間のある効果は[秘術]のパワー源キーワードを持つ (すなわち、“魔法的効果 である”とみなされる)。
魔法的なパワーNEW : “魔法的なパワー”とは、[武勇]以外のパワー源キーワード([影]、[原始]、[元素]、[サイオニック]、[信仰]、[秘術])、または[装具]キーワード を持つパワーや特徴 のことである。また、魔法のアイテム のパワーや儀式 はいずれも“魔法的なパワーである ”とみなされる。 ただし、[武器]攻撃に魔法の武器を用いた からといって無条件に“魔法的なパワーである とみなされることはない。
魔力によって生み出されたものNEW : “魔力によって生み出されたもの”とは、魔法的なパワー による、持続時間のある効果 によって作り出された、区域または創造物 のことである。 クラスやキャラクター・テーマ 、伝説の道、および神話の運命の特徴は、そのゲーム的要素が持つものと同じパワー源を持つものとみなされる。たとえば、“前提条件: 任意の秘術系クラス”である伝説の道の特徴のうち、持続時間のある区域や創造物は[秘術]のパワー源キーワードを持つ (すなわち、魔力によって生み出されたもの である”とみなされる)。
野獣形態: ある種のクリーチャーは野獣形態 に変化する能力(通常は[変身]パワー)を持つ。野獣形態 でいる間も、特記なき限りそのクリーチャーのゲーム的なデータやサイズ分類 が変化することはないが、クリーチャーは以下の効果の対象となる: 野獣形態 になった時点でそのクリーチャーの装備品についてそれぞれ(1) 接敵面内の地面に落ちるか、(2) 野獣形態 の一部になるか、(3) 野獣形態 に着用されるか、を選択すること。ただし、装備品は野獣形態 に適合するように大きさや形を変えるわけではない。DMはクリーチャーの体形やサイズ分類 に基づいて、野獣形態 でその装備品を着用できるのが現実的でないと判断するかもしれない。野獣形態 で着用できない装備品は(1) 接敵面内の地面に落ちるか、(2) 野獣形態 の一部になる。
野獣形態 になった後も、着用された装備品は通常どおり機能する。また、 野獣形態 の一部になった装備品のうち、盾 以外のものすべての利益を受け続ける(魔法のアイテムの特性とパワーも使用できる。ただし、その魔法のアイテムが魔法の武器や装具であればその特性やパワー、“その他の魔法のアイテム”であればそのパワーを使用することはできない)。また、野獣形態 の一部になっている装備品を外すことはできない。何らかの入れ物がそのクリーチャーの野獣形態 の一部になっているなら、その中のアイテムを取り出すことはできない。
野獣形態 でいる間、そのクリーチャーは[武器]攻撃パワーと[装具]攻撃パワーのうち、[野獣形態]キーワードを持たないものを使用することはできないが、そういったパワーを維持することはできる。
有害な効果NEW : “有害な効果 ”とは“パワーの効果その他のゲーム的要素”のうち、それを受けているクリーチャーにとって(1) 有害なものであり、かつ(2) 一時的なものであり、かつ(3) ダメージでない、ものを指す(ただし、クリーチャーが受けている継続的ダメージは(3) における“ダメージ”とはみなされない)。質疑応答 も参照のこと。
最終更新:2023年04月01日 20:03