- 防御値:以下のルールは、クリーチャーの防御値に修正を与える。モンスターの場合、データ・ブロックの防御値の項にはすでに適用済みである。
- 外皮NEW[AC]/Natural Armor:外皮(分厚く頑丈な皮膚や、皮膚を覆う鱗、甲羅など)を有するクリーチャーは、鎧を着用していなくても外皮による鎧ボーナスを得る。そのクリーチャーが鎧を着用している場合でも、鎧に基づくACが外皮に基づくACより低いなら、外皮に基づくACを使用することができる。
モンスターの場合、そのACの値には外皮による鎧ボーナスは(もしあるなら)データ・ブロックに適用済みである。
- 完全耐性:以下のルールは、クリーチャーの完全耐性とみなされる。モンスターの場合、データ・ブロックの完全耐性:の項に表記される。
- レベルxNEW[完全耐性]/Level:あるレベル未満のクリーチャーは神に対して影響を与える能力を文字通り持たない。本物の神格ではないが、それに匹敵する力を持つ存在(神的存在)の中にもそのような能力を持つ者もいる。
この完全耐性を有するクリーチャーはレベルがx未満のクリーチャーの使用する攻撃パワーや攻撃からダメージをまったく受けず、ダメージを与えない効果の作用を受けない。この完全耐性は通常なら完全耐性を無視する効果によっても無視できない。ただし、そのようなクリーチャーであっても、レベルがx以上の魔法の武器や装具を用いた[武器]攻撃および[装具]攻撃ではこの完全耐性を無視することができる。
- 抵抗:以下のルールは、クリーチャーの抵抗とみなされる。モンスターの場合、データ・ブロックの抵抗:の項に表記される。
- 息こらえNEW[抵抗]/Hold Breath:この抵抗を有するクリーチャーは、自身が呼吸できない環境でも一定時間の間、〈持久力〉判定の必要なしに息を止めていられる。どれくらいの間、息を止めていられるかは()内に書かれている。水中戦闘の項も参照のこと。
例:クロコダイル(鰐)は“抵抗:息こらえ(15分間)”を持つ。そのため、水中でも15分間は〈持久力〉判定の必要なしに息を止めていることができる。
- ダメージ減少(DR)NEW[抵抗]/Damage Reduction:魔法的なクリーチャーの中には、武器によるダメージが即座に治癒したり、まるで不死身であるかのように攻撃をまったく無視する能力を持ったものがいる。
- 利益:この抵抗を有するクリーチャーは通常の攻撃(訳注:発生源が魔法的なパワーでなく、かつダメージ種別が[殴打]、[斬撃]、または[刺突]のいずれかであるもの)に対する抵抗を有する。DRのxに記された数値は、その抵抗の値を示している。もしxの値が書かれていない場合、クリーチャーは通常の攻撃からダメージをまったく受けない。
通常、この抵抗は特定の種類の武器によって無視することができる(DR克服を参照)。DR克服は抵抗の値と“/”で区切って記載されている。例えば、“抵抗:DR5/+4”を有するクリーチャーは、“発生源が魔法的なパワーでない[殴打]、[斬撃]、または[刺突]ダメージに対する抵抗5”を有し、“強化ボーナスが+4以上の魔法の武器”を用いた攻撃はこの抵抗を無視することができることを意味する。もし“/”の後に“―”が記されているなら、そのダメージ減少は、ダメージ減少を無視できるもの(発生源が魔法的なパワーであるか、ダメージ種別が[殴打]、[斬撃]、または[刺突]以外であるもの)を除いたあらゆる攻撃に対して有効である。
- DR克服:ダメージ減少には特殊な素材(“銀”や“アダマンティン”など)、魔法の武器(“魔法”や“レベルx”など)、特定の形状の武器(“[殴打]”や“[斬撃]”など)、特定の属性を帯びた武器によって克服できるものなどがある。
また、ダメージ減少を有するクリーチャーの肉体攻撃は、ダメージ減少を克服する際、“自分が有するダメージ減少を克服できる武器”として扱われる。例えば、“抵抗:DR5/+4”を有するクリーチャーの肉体攻撃は、ダメージ減少を克服する際、“強化ボーナスが+4の魔法の武器”として扱われる。- 魔法:“/”の後に“魔法”が記されているなら、魔法の武器を用いた[武器]攻撃はそのダメージ減少を無視する。
- +x:“/”の後に“+x”が記されているなら、“強化ボーナスのプラスの数値がx以上の魔法の武器”を用いた[武器]攻撃はそのダメージ減少を無視する。
- 脆弱性:以下のルールは、クリーチャーの脆弱性とみなされる。モンスターの場合、データ・ブロックの脆弱性:の項に表記される。
- 水中呼吸NEW[脆弱性]/Water Breathing:この脆弱性を有するクリーチャーは、水中でしか呼吸できない。
- 特徴:以下のルールは、クリーチャーの特徴とみなされる。モンスターの場合、データ・ブロックの特徴の項に表記される。
- スレトニング・リーチ/機会攻撃の間合い[特徴]:この特徴を有するクリーチャーは、機会攻撃の射程が“近接・武器”となり、トリガー:が“使用者から見える敵1体が、使用者の間合い内のマスを離れるか、使用者の間合い内にいる時に遠隔パワーまたは遠隔範囲パワーを使用する”になる。
例:ロングスピア(通常は間合いが2である武器)を使用している、スレトニング・リーチを有するクリーチャーは自分から2マス以内の敵に対して機会攻撃を行える。
- レジェンダリー・アクション/伝説的アクションNEW[特徴]:このクリーチャーは、1ラウンドに2回以上の即応アクションを行える。クリーチャーは自分のターンの開始時に、使用済みの即応アクションの使用回数をすべて回復する。
このクリーチャーの即応アクションの中には1度に複数回の即応アクションの使用回数を消費するものもある。たとえば、使用回数種別の後ろに(2即応アクション消費)と記載されているアクションは、使用する際2回ぶんの即応アクションの使用回数を消費する。消費できる即応アクションの使用回数が残っていない場合、クリーチャーはその即応アクションを行うことができない。
この特徴を持つクリーチャーは、少なくとも1回の即応アクションの使用回数を有しているなら、自身を攻撃または“即応アクションを行えなくする”効果の内、(1)ゲームから除外された状態、(2)時間停止状態、(3)石化状態または瀕死状態による気絶状態、を除く効果を受けるたびに、代わりに1回ぶんの即応の使用回数を失う。
- 言語:以下のルールは、クリーチャーの言語に関する特徴とみなされる。モンスターの場合、データ・ブロックの言語:の項に表記される。
- 真言NEW[言語]/Truespeech:言語の項に;真言が書かれているクリーチャーは、いかなる言語の会話も理解し、いかなる言語の文面も読むことができる。また、そのクリーチャーは自分の言葉を、何らかの言語を理解するいかなるクリーチャーにも理解できるようにすることも選べる。
最終更新:2023年12月09日 14:17