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龍が如くシリーズ - (2023/05/24 (水) 21:33:19) の編集履歴(バックアップ)


龍が如くシリーズリンク



シリーズ作品

機種 タイトル 概要 判定
ナンバリング
PS2 龍が如く ゲームに飽いた人たちへ。そして、ゲームを愛する人たちへ。キャッチコピー偽りなしの完成度。
PS4/PS3/
Win/One
龍が如く 極 シリーズ10周年記念作品。『0』をベースにした『1』のリメイク作。
新システム「どこでも真島」に加え、錦山の新エピソードも追加されている。
なし
PS2 龍が如く2 東西を股に掛けて繰り広げられる2匹の龍の死闘。
前作を継承しつつシナリオゲーム性もパワーアップ。お手本の様な続編。
PS4/Win/
One
龍が如く 極2 『6』のドラゴンエンジンをベースにした『2』のリメイク作。
メインキャラクターのキャストとモデリングが一新され、真島の新エピソードも追加されている。
なし
PS3 龍が如く3 今度の舞台は東京と沖縄。グラフィックがクオリティアップ。
ゲーム内容も手堅く進歩したが、シナリオ面では路線変更があり賛否両論。
PS4/One PS4/One向けにリマスター。1080p/60fps対応。
PS3 龍が如く4 伝説を継ぐもの 4人の主人公によって紡がれる新たなドラマ。
マンネリ打破には成功したものの、シナリオは前作以上の超展開になってしまった。
なし
PS4/One PS4/One向けにリマスター。1080p/60fps対応。役者の芸能界引退に伴い谷村のモデル&声が変更。
PS3 龍が如く5 夢、叶えし者 物語は全国5大都市を巻き込んだ大抗争へ。
ゲームシステムの変更で心機一転。ボリュームは満点だがシナリオには問題も多い。
賛否両論
PS4/One PS4/One向けにリマスター。1080p/60fps対応。
PS4/PS3/
Win/One
龍が如く0 誓いの場所 若き日の桐生と真島を主人公とした『1』よりも過去を描いた物語。
『2』までのVシネマ路線に回帰した極道の熱い闘争と、バブリーで懐かしい新宿の街並が魅力。
所々で粗さは目立つものの、退場したキャラを活かした過去を見せるシナリオは好評。
PS4/One/
Win
龍が如く6 命の詩。 「桐生一馬伝説、最終章」の触れ込みとは裏腹に、ボリュームは減少しバトルシステムは劣化。
さらに、レギュラーキャラの出番は縮小し、結末はシリーズそのものを否定しかねないものに。
シリ不
PS4 龍が如く7 光と闇の行方 まさかのコマンドRPGへフルモデルチェンジ。『ONLINE』と異なる春日一番の物語が描かれる。
前評判を覆す歴代随一の熱いシナリオと、シリーズ最大級のゲームボリュームで高評価を得る。
その一方で、肝心のコマンドRPGとしての出来や、バトルシステムの完成度は改善の余地あり。
PS5/XSX/
One/Win
龍が如く7 光と闇の行方
インターナショナル
上記の次世代機移植版。PS4で配信された一部の有料DLCが収録されている。
海外版『YAKUZA: Like a Dragon』を逆輸入しており、シリーズ初の英語音声も選択可能に。
スピンオフ
PS3 龍が如く 見参! 『龍が如く』で時代劇。本編に先駆けて次世代機進出。
龍が如く OF THE END ゾンビゲーが如く」と言える異色シナリオ。真島の兄さんが初のプレイアブルに。
本作独自の面白さがある一方、ロードの長さやシステムの粗も目立つ。
なし
PS4/PS3 龍が如く 維新! 今度は幕末で『龍が如く』オールスター時代劇。『見参!』『5』の不満点が解消されている。
その一方で、ストーリーは賛否両論で一部キャラクターの雑な扱いには不満が相次いだ。
PS5/XSX/
PS4/One/
Win
龍が如く 維新! 極? 上記『維新!』のリメイク版。ドラゴンエンジンではなく、Unreal Engineで開発されている。
登場人物の多くが『0』『6』『7』のキャラに置き換えられており、『0』の俳優陣も再出演。
また、オリジナル版ではダンジョンのみで使用できた隊士カードが、本編でも使用可能に。
クロヒョウ
PSP クロヒョウ 龍が如く新章 携帯機で『龍が如く』が登場。地下格闘場で戦う少年の物語。
荒削りながら、喧嘩に特化したバトルで本家と違うゲーム性を見出した。
なし
クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編 『クロヒョウ』も関西へ進出。前作を継承しつつ不満点を改善した正当続編。
コラボ作品
PS4 北斗が如く 北斗の拳』の原作をベースにした、完全オリジナルストーリーのコラボ作品。
Win Streets of Kamurocho セガ創立60周年記念作品。『ベア・ナックル』とのコラボ作品として無料配信。
カップリング・オムニバス
PS3 龍が如く1&2 HD EDITION 『1』と『2』のHDリマスター版をカップリング。
高画質化に加え、ゲームプレイを快適にする追加要素もあり。
WiiU版はシリーズ初となる任天堂機への移植で仕様もいろいろ異なる。
WiiU 龍が如く1&2 HD for Wii U
One/Win The Yakuza Remastered Collection 『3』『4』『5』のHDリマスター版をまとめて収録。各タイトルの単体配信版もある。

評価対象外

機種 タイトル 概要
iOS/Android 龍が如くONLINE スマートフォン用のゲームアプリ。主人公は「春日一番」だが、『7』とは異なる時系列が舞台。
お馴染みのキャラクターはもちろん、マイナーやオリジナルキャラクターも登場。
本編の過去を描くオンラインイベントもある。

JUDGE EYES

機種 タイトル 概要 判定
PS4 JUDGE EYES:死神の遺言 『龍が如く』と世界観を共有する。木村拓哉氏が主人公を演じ、「キムタクが如く」とも。
『6』からシナリオやキャラクター、ラスボスやシステム等の不満点は改善され汚名返上に成功。
その一方で、探偵パートや一部のミニゲームに煩わしさを感じる部分も存在している。
PS5/XSX/
Win
JUDGE EYES:死神の遺言
Remastered
上記の次世代機移植版。基本的な内容は新価格版準拠となっている。
一部のミニゲームがオリジナルとは別のものに差し替えられている。
PS5/XSX/
PS4/One/
Win
LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶 『JUDGE EYES』の続編。舞台は『7』と同じ伊勢佐木異人町だが、戦闘は従来のアクション。
ストーリーは「イジメ」「半グレ」といった『龍が如く』とは一味違ったテーマで描かれている。
一方で前作以上の残虐な描写表現と、生々しい「イジメ」の社会風刺は人によってはトラウマもの。

関連作品

機種 タイトル 概要 判定
AC バーチャファイターシリーズ 作中のゲームセンター内で遊べるゲームとして収録。
また、最新作『Virtua Fighter esports』に本シリーズのドラゴンエンジンが使用されている。
加えて、同作では本シリーズとのコラボDLCも配信されている。
GC スーパーモンキーボール 名越稔洋氏が開発に参加した作品。キャラクターが『龍が如く』のミニゲームに登場している。
PSV/PS3 みんなのGOLF 6 桐生一馬がDLCキャラとして参戦。
PS3/360/Win*1 バイナリー ドメイン 『龍が如く』スタッフによる完全新作。『龍が如く』のキャラクターがDLCキャラとして登場。
3DS PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD 『OTE』から桐生一馬と真島吾朗がペアユニットで参戦。シリーズお馴染みの喧嘩殺法も健在。
PS5/XSX/
PS4/One/Win
Rainbow Six: Siege ゲーム内でコラボレーションが行われた。
Switch/PS5/
PS4/Win
たべごろ! スーパーモンキーボール 1&2リメイク 桐生一馬がゲストキャラとして参戦。

シリーズ概要

セガから発売された『龍が如く』を原点とするアクションアドベンチャー。
極道から一度は足を洗った伝説の男・桐生一馬が神室町*2等を舞台に、暴力団の抗争といった事件に巻き込まれていく様を描く。

よく日本版『GTAと喩えられるが、一般人には攻撃できない・シンボルエンカウント式での戦闘シーン分けなど大きな違いがある*3。 どちらかというと『シェンムー』の方が近いだろう。
その戦闘シーンは同社『スパイクアウト』の流れを汲む3D格闘アクションだが、街の中にあるビール瓶やバット、自転車やごみ箱を武器として使用できるあたりは『ダイナマイト刑事』の面影も窺える。
サブキャラクターは実際の俳優を声優に起用した豪華キャスト。各々の個性も豊かで、特に「桐生ちゃぁ~ん!」と言って毎回出てくる真島吾朗は主役以上に人気が高い。

ストーリーは青年漫画誌や映像作品でよくある極道もののテンプレに沿っているが、巨大ビルに軍事ヘリが攻撃を仕掛けたり、神室町の地下に巨大情報収集施設があったりするなど、真面目な中にかっ飛んだ展開もしばしば。

特筆すべきは寄り道要素、中でも数あるミニゲーム。
特にシリーズの伝統となっている「キャバクラ」は、行ったことのない人でもその雰囲気を味わえるほどの出来栄えで、シリーズを重ねると自分でキャバ嬢をプロデュース出来るまでに至った。
またお店やアイテム名等、現実で存在するものを非常に多く収録しており、ゲームという媒体ながら往年のドラマの様な実在感を出すことにもこだわっており、ミニゲームの中には『太鼓の達人*4』等、実際に存在するものまである。
一方で女性がほとんど戦闘に参加しない*5、「ムービー銃」等の「ゲームとして作る・売る上での都合」に合わせた展開が垣間見える点も多め。

本編の他に、携帯機でのスピンオフ『クロヒョウ』や、過去の日本史を舞台にしたスターシステムの『見参!』『維新!』に加え、ヤクザ+ゾンビという異色作『OF THE END』といったスピンオフが出ている。

ちなみに、海外ではそのものズバリ『YAKUZA』のタイトルでリリースされているが、劇場版の海外タイトルでは『Like a Dragon』と原題を直訳したものが用いられている。
ただし、『7』の海外版はナンバリングを外し劇場版の海外タイトルを副題とした、『YAKUZA: Like a Dragon』として発売されており、今後は海外におけるタイトルも『Like a Dragon』に統一される模様。改題の詳細はこの記事を参照。
一方で、海外のスタジオ名は「YAKUZA Studio」ではなく「RGG Studio (Ryu Ga Gotoku)」とのこと。ローマ字そのままとは…。
ちなみに、海外で本シリーズはカルト的な人気を誇っており、セガがハード事業を撤退して以降における最大のフランチャイズと認識されている。
特に『0』以降は海外での人気が急上昇しており、主人公・桐生一馬がカラオケで歌う曲『ばかみたい』が欧米圏でネットミーム化するほどである(参照1参照2参照3)。

なお、2021年10月にシリーズの総合監督である名越稔洋氏がセガを退社し、シリーズのプロデューサーを務めていた横山昌義氏がスタジオの代表及びシリーズ制作総指揮に就任することが公式サイトで発表された。