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ドンキーコングシリーズ - (2018/10/07 (日) 13:26:00) の編集履歴(バックアップ)


ドンキーコングシリーズリンク


ドンキーコングシリーズ

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
ドンキーコング
AC/FC他*1 ドンキーコング 2D ACT ドンキー及びマリオのデビュー作。
GBA ファミコンミニ ドンキーコング FC版のベタ移植。 なし
Wii/3DS ドンキーコング オリジナル・エディション 欧州ではスーパーマリオ25周年仕様Wiiに内蔵、
国内では「夏のダウンロード版スタートキャンペーン」として3DSで配信。
コングが梯子を登って逃げる動作や、幻の2面をFC版に追加したアレンジ移植。
GB ドンキーコング 2D ACT/PZL プロローグステージのみ初代を再現しているが、
それ以降は大幅アレンジした完全新作のアクションパズル系作品。
ドンキーコングJR.
AC/FC他*2 ドンキーコングJR. 2D ACT まさかのマリオが悪役。
DSi ゲーム&ウオッチ ドンキーコングJR. DL専用。ゲーム&ウオッチ版の移植。
FC ドンキーコングJR.の算数遊び 2D ACT/知育 『JR.』を元にした算数勉強ゲーム。 なし
ドンキーコングJR. JR.算数レッスン 2D ACT/知育 シャープ製ファミコン内蔵テレビ「C-1」に付属。
『JR.』『算数遊び』の簡易版カップリング。
ドンキーコング3
AC/FC/PC98 ドンキーコング3 STG 主人公はスタンリー…って、誰それ!? なし


スーパードンキーコングシリーズ

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
スーパードンキーコング
SFC スーパードンキーコング 2D ACT レア社と任天堂の初タッグかつSFCに革命をもたらした一作。
GBC ドンキーコング2001 SDKをGBCに移植した作品。先に発売されたSDKGBとは違い原作に忠実な移植。
だが移植として宣伝されなかったのがマズかった。
なし
GBA スーパードンキーコング 単純だったボスの行動パターンが一新されるなど変更点は多いが、概ね原作に忠実。
ミニゲームをはじめとした追加要素も。
スーパードンキーコング2
SFC スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー 2D ACT チームアップ、DKコインなど新要素を加えた続編。
GBA スーパードンキーコング2 BGMが大幅に劣化し、爽快感も減少。
「さいかい!ドンキーコング」は謎の追加ボスと戦うだけのタイトル詐欺。
劣化
スーパードンキーコング3
SFC スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 2D ACT BGMとグラフィックの良さは変わらず。セーブも自由に行えるようになった。
GBA スーパードンキーコング3 事前告知なしのBGMの総入替で、そのほとんどがミスマッチ。
他もほぼ全ての要素が劣化したが、追加ステージの存在は評価の余地あり。
劣化
ドンキーコングGBシリーズ
GB スーパードンキーコングGB 2D ACT 初代SDKの「新たな冒険」を描いた後日談。原作SFC版をベースにステージを一新。
ドンキーコングランド SDK2をベースにアレンジした作品。
やはりコース設計はまったくの別物だが、GBの3作では最も原作SFC版に近い内容。
GBC ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング SDK3をベースにアレンジした作品。ただし内容は原作SFC版とは似て非なる別物。
その他の作品
N64 ドンキーコング64 3D ACT 作業的なゲーム進行で「劣化バンカズ」の感が否めない、惜しい一本。 なし
Wii ドンキーコング リターンズ 2D ACT 帰ってきたスーパードンキーコング。
シリーズ内でも屈指の高難易度路線を意識した硬派なプレイ感。
3DS ドンキーコング リターンズ 3D 好評だったWii版を立体視に対応し、バランスを調整した「ニューモード」を搭載。
WiiU/Switch ドンキーコング トロピカルフリーズ 2D ACT 『リターンズ』を踏襲しつつ、ディクシー、クランキーも一緒に冒険。
Nintendo Switch版ではファンキーも参戦。


その他のシリーズ作品

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
ドンキーコンガ
GC ドンキーコンガ 音楽 ナムコ『太鼓の達人』シリーズスタッフによる音ゲー。
タル型の専用コントローラー「タルコンガ」を使用。
ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード 音楽
ドンキーコンガ3 食べ放題!春もぎたて50曲 音楽
マリオvs.ドンキーコング
こちらを参照
レースゲーム
N64 ディディーコングレーシング RCG 良くも悪くも実力差が出る、ストイックな作りのレースゲーム。
DS Diddy Kong Racing DS モードやコース等の追加要素がある移植作。日本未発売。
Wii ドンキーコング たるジェットレース RCG Wiiリモコンとヌンチャクを振って操作するレースゲーム。
元々はタルコンガ専用ソフトとして開発されていた。
なし
アクション
GBA ぶらぶらドンキー ACT
GC ドンキーコング ジャングルビート 2D ACT タルコンガで遊ぶドンキーコング。熱いスコアアタックとノリノリなアクションが特徴。
Wii Wiiであそぶ ドンキーコング ジャングルビート リモコン操作に変更し、システムやステージ構成の変更など細かい調整が入った。
DS ドンキーコング ジャングルクライマー ACT 『ぶらぶらドンキー』の続編。


関連シリーズ

シリーズ名 概要
マリオシリーズ 初代『ドンキーコング』はマリオのデビュー作でもあった。
ゲームボーイギャラリーシリーズ 一部作品でゲーム&ウオッチ版の移植およびリメイクを収録。
バンジョーとカズーイの大冒険シリーズ バンジョーは本作に先駆けて『ディディーコングレーシング』で初登場した。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ シリーズよりキャラクターが出演。



概要

  • アーケードゲーム『ドンキーコング』から始まったシリーズ。
  • 1作目のバックストーリーは「マリオのペットだったドンキーコングが、マリオにレディという恋人ができてから自分を全然相手にしてくれなくなったため、イタズラで彼女をさらって建設中のビルに逃げ込み、それをマリオが追いかけてレディを助けに行く」という話。
    • このストーリーは後のGB版でも反映されている。
    • また、本作におけるマリオの職業は「大工」で、「配管工」という設定が定着したのは『マリオブラザーズ』以降である。
      • そもそもマリオは様々な職を転々としているので、設定も半ば無意味であるかもしれないが。ゲーム&ウオッチでは、一時期マリオ登場作品が乱発されていたことも影響している。
  • 敵役のドンキーコングのその後は、次回作救出対象となるなど脇役として活躍。マリオの敵役といえばクッパとはなったものの出番がなくなったわけではなかった。
    • 94年発売の『スーパードンキーコング』以降は、年老いたためドンキーコングの名前を2代目に譲り「クランキーコング」の名前で登場し、2代目ドンキーコングやその仲間達を助けるキャラクターとなった。ちなみに結婚しており「リンクリーコング」という妻がいた(現在は幽霊となっているが)。
      近年はあまり姿を見せていなかったが、『ドンキーコング リターンズ』において文字通り復活。気のいいご老体となっている。
  • 当時マリオの恋人だったさらわれ役のレディはその後『ファミリーベーシック』や『ピンボール?』に出演するも、マリオが有名となった『スーパーマリオブラザーズ』以降はヒロインの座をピーチ姫に奪われ、13年間出番が無かったが、1994年にこの作品がゲームボーイでリメイクされた際に『ポリーン』という名前であることが判明、デザインも変更された。
    • この際、スタッフのインタビューによって、GB版の同作終盤でキノコ王国に辿り着いたマリオがピーチと出逢い、ポリーンから乗り換えてしまったことが明かされた*3
    • そしてこれまた13年後の2007年に発売された『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』で勘違いで2代目ドンキーコングにさらわれる。ちなみにこの時の説明書等にはマリオの友達と紹介されている。いいのかそれで?*4
    • さらに10年後の2017年に発売された『スーパーマリオ オデッセイ』では、ドンキーコングシリーズをモデルにした「都市の国 ニュードンク・シティ」の市長に就任しており、ここではマリオに対して終始敬語で他人行儀な態度を貫いている。
  • 元々は有名アメリカカートゥーンアニメ『ポパイ』をフィーチャーした版権もののアクションゲームになる予定だったが、版権の都合がつかなかったため、急遽、宮本茂氏がキャラクターのデザインと全体のゲーム設計を行った。
    • ポパイ=マリオ、オリーブ=レディ、ブルート=ドンキーコングと、そのキャラクターと「主人公がさらわれた彼女を助けに行く」という構図がゲーム内容に活かされる事になった。
    • もしもポパイの版権の許可が下りていたのならばドンキーはおろか、今日でも知られているマリオでさえ存在しなかったことなる。そもそも基板の在庫処理の企画もなければなおさらの事。ある意味彼らの登場は奇跡といってもいいものであるのかもしれない。
    • ちなみに、ポパイをフィーチャーした作品自体は版権を取得した上で翌年の82年に発売が実現している。 → ポパイ?
  • ファミコン版『ドンキーコング』は、超絶的にヒットすることになる『スーパーマリオブラザーズ』がリリースされる前のキラーソフトの一つとして、ファミコンの普及に大きく貢献した実績を持つ。ドンキーが家でプレイできるのは当時のちびっ子達にとって、この上なく衝撃的なことであった。
    • もっとも、コレコビジョンが国内発売されていたり、コレコ版電子ゲーム『ドンキーコング』が国内で出回っていたならその衝撃はかなり薄れていたであろうが…
      • ファミコンの開発動機が元々「コレコ社との国内販売権の交渉が決裂した」ことだったと考えれば、これも奇跡の一つである。なお、コレコビジョンには本作とともに同じ池上通信機の『ザクソン』もキラータイトルとして移植されていた。
  • 一方で、任天堂タイトルとしては訴訟沙汰の多い商品でもある。
    • 『スペースインベーダー』と同様、当時の人気作の例に漏れずコピー基版が横行した。有名なものに「クレイジーコング」がある。
    • その訴訟の一つが原因で、池上通信機と袂を分かつことになる。*5任天堂が『ドンキーコングJR.』『マリオブラザーズ』をリリースする一方で、池上通信機はセガと組むことになり、もう一つのドンキーコングとも言える『ティップタップ(コンゴボンゴ)』を開発、セガからリリースすることになる。
  • アメリカ本国でもかなりの人気だったようで、なんと本作を題材にしたカートゥーンアニメが作られている。
  • 1作目稼動当時の任天堂は家庭用機に消極的だった*6為、任天堂タイトルには珍しく他社製品向けに多くの移植作がある。