【めとろいど あざーえむ】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | Wii | |
メディア | 12cm光ディスク(片面二層構造) 1枚 | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(Team NINJA) | |
発売日 | 2010年9月2日 | |
定価 | 6,800円(税込) | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
コンテンツアイコン | 暴力 | |
配信 | 【WiiU】2016年3月17日/2,700円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
ムービーゲー 歯ごたえのあるアクションゲームとしては及第点 シリーズ屈指の異色作 |
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メトロイドシリーズ |
「最新技術を使ったファミコンゲーム」をコンセプトに制作されたメトロイドシリーズのひとつ。
「Project M」の名の下、任天堂とコーエーテクモゲームスの開発部署・Team NINJA(代表作は『DEAD OR ALIVE』『NINJA GAIDEN』など)を筆頭に複数の会社によって開発が行われた。
シナリオは過去作でキャラクターデザインやディレクターを務めた坂本賀勇。
音楽は蓜島邦明が担当。ドラマ『世にも奇妙な物語』を始め数々の作品に携わっており、ゲームでは『KOWLOON'S GATE -九龍風水傳-』『SIREN2』などを手掛けている。
センスムーブ
オーバーブラスト
リーサルストライク
カウンター
サーチングビュー
オーバーブラストとリーサルストライク、そしてカウンターは多様な敵の種類に応じた異なるアクションがそれぞれ用意されており、見た目的にも飽きさせず、動作自体もスタイリッシュで爽快感は抜群。
特にセクター3のゴヤケード戦でのアクションは、カメラワークが目まぐるしく変わるなど非常に迫力があり、必見である。
+ | ネタバレ注意 |
一本道のゲーム展開でシリーズ最大の売りであった探索要素が薄まっていることや、従来のイメージと合わないサムスの内面描写など、シリーズ作品のコンセプトを悉く否定するかのような作風から、過去作からのファンには否定的に見られることが多い。
一方アクションゲームとしては操作性は良好で、サムスの軽快かつ爽快なアクションは見応えがあり、ロード時間も短く快適。シリーズと切り離した単体のゲームとして見れば決して悪い作品ではない。
従来作とも一味異なるアクション寄りの難易度で、ゲームオーバー時のペナルティがあまりなくテンポよく遊べるなど、未経験者にもある程度手軽に歯ごたえを感じさせるものになってはいる。
総じて問題点は目立つものの、評価点も多い。任天堂のゲームとして一定の水準はクリアしていると捉えるべきだろう。
なお、「Project M」による共同開発は後のコラボ無双に繋がったほか、シンプルかつダイナミックなアクション性も後のシリーズ作品に引き継がれている。
後述の可動フィギュア発売をはじめ、任天堂としても先駆けとなった要素は多く、本作が後の作品に与えた影響は計り知れない。