【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず ないんてぃないん】
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() |
対応機種 | アーケード(MVS) | |
発売・開発元 | SNK | |
稼動開始日 | 1999年7月22日 | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2012年12月18日/926ポイント アーケードアーカイブス 【Switch】2017年5月25日/823円(税8%込) |
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判定 | なし | |
ポイント |
意欲作だがどこかが地味 主人公交代 ストライカーマッチで1チーム4人制に 対戦バランスに難点再発。一方で演出・BGMは好評 |
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THE KING OF FIGHTERSシリーズ |
キング・オブ・ファイターズを開催する 対戦形式は3対3。ただし今大会は"ストライカーマッチ"を採用する…
世界各地の格闘家たちへ届けられる、キング・オブ・ファイターズへの招待状。
だが今回はいつもとは様子が違っていた。招待者の周りで、前大会のような世界規模の盛り上がりを見せる気配が一向にないのだ。
不審に思う格闘家たちに、さらに輪をかけて、対戦形式にも新しいルール規定"ストライカーマッチ"が…。
聞き慣れない対戦形式に、格闘家たちはとまどいを隠せずにいた。大会にキナ臭いものを感じたハイデルンは、ラルフたちを送り込み、大会開催の真相究明に乗り出す。
一方、二階堂紅丸も招待選手で結成されたスペシャルチームの一員として、KOFに招かれる。
あらかじめ記されたチームメイトの名前にはK′(ケイ・ダッシュ)とマキシマという名前のみ。
格闘界では見たこともない名前に紅丸は困惑し、釈然としないまま開催地へ向かう。やはり今度の大会には何か裏があるのか?
様々な謎をはらみつつ…今年もまた、キング・オブ・ファイターズが幕を開ける。
太字は新キャラクター。※は再登場キャラクター。
主人公チーム | K' | マキシマ | 二階堂紅丸 | 矢吹真吾 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ | 不知火舞 |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ | タクマ・サカザキ |
怒チーム | レオナ・ハイデルン | ラルフ・ジョーンズ | クラーク・スティル | ウィップ |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 | 包 |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | ジョン・フーン |
女性格闘家チーム | キング | ブルー・マリー | 藤堂香澄 ※ | 李香緋 |
エディット専用 | 草薙京-1 | 草薙京-2 | ||
隠しキャラクター (家庭用版では無条件出現) |
草薙京 | 八神庵 | ||
最終ボス | クリザリッド (第一・第二形態が存在、第二だけ一部家庭用のみ使用可) |
今作で急激な変化を開発期間たった1年で行ってしまったせいなのか、以上のように再びバランス面に問題点が生じてしまったこともあってか、以降はシステムの大部分は無難な『'98』をベースに戻していく方向性となる。
一方でストライカー関連など、意欲的な変化や変更も所々で行う方向性も続くが、やはり試行錯誤がしばらく続いていくことにもなった。
BGMや背景のドットは相変わらず至高のレベルであり、上に挙げた龍連打や穿弓腿、骸突きを封印すれば特にバランスも悪いわけではないのだが、
偉大すぎた前作や前シリーズとの落差が強く感じられてしまった作品である。
オムニバスソフトはSNKプレイモア(2016年にSNKに改名)、それ以前のソフトはWindows版を除けば旧SNKが発売元である。
共通して京と庵は最初から無条件で出現している。クリザリッドは第一形態は全て使用不可、第二形態は一部移植版でのみ使用可能。
*1 設定では「拉致されてたネスツの研究所から逃げるときに拝借してきた」とのことらしいが、妙に着こなしているともっぱらの噂。
*2 タイトル画面の下部に「K」/「I」という文字が表示されているとそれぞれ京/庵が使用可能。ネオジオ版では最初から隠しコマンド無しで使用できる。キャラクター選択画面に最初から日輪マークと月輪マークの枠が用意されているという最初から隠す気がほとんどない仕様となっており、隠しコマンド入力でそれぞれの枠のグラフィックが京と庵の顔グラフィックに変化し選択できるようになる。
*3 李香緋に至っては相手のパワーゲージを減少させるだけでしかない。減少させる量はかなり多いが。
*4 元ネタは、その名の通り同社の『幕末浪漫第二幕 月華の剣士』のキャラクターである「骸」が使う技(モーションも似せてある)。ちなみに骸とチョイは両者声優が同じでもある。
*5 タクマもカウンターモード時に「猛虎 無頼岩」で強制的にガードクラッシュを誘発してキャンセル龍虎乱舞という連係があるが、あちらはカウンターモード限定に加え相手がわざと猛虎 無頼岩を食らえば龍虎乱舞は入らない。
*6 一応、画面端ならば骸突きを出したすぐ後に竜巻疾風斬の溜めを作ればキャンセル受付時間に間に合うのでヒットさせることは可能だが、はっきりいって実戦的ではない。
*7 次回作以降は弱か強どちらか毎回異なれど、弱攻撃から繋げられるのが基本となっている。
*8 この3キャラはストーリー上『'97』終了時点で退場していた為、仕方がないところはあるが。
*9 さらに本作では紅丸やアテナもコマンド投げが削除され、マリーもバックドロップ・リアルの方は新技のリアルカウンターからの派生技に変更された。
*10 マキシマはコマンド投げを2つ持つが、どちらかと言えば打撃技中心のキャラ。
*11 本作から『2001』までは15カウントから1.5秒ごとに1カウントずつ減り、0から減った時に自動的に決定されるため、(15+1)×1.5=24秒となる。
*12 ドリームキャストとネオジオポケット(カラー)を繋ぐ専用の周辺機器が必要。
*13 『KOF'99 EVO』の廉価版はパッケージ・ディスクレーベルのデザインが通常版とは変更されている。
*14 これ以外にも、『月華の剣士 第二幕』など、SNKが発売したDC用ソフトはVGAに対応していないことが多かった。
*15 「月刊ネオジオフリーク」の攻略でも「間違っても三戦の型は使わないように(笑)」「自殺願望のある人は使ってみよう(笑)」などと紹介されていた。
*16 以降は作品毎に、キャラ名フォントが異なっていたり、そもそもキャラ名表記がなくアイコンのみになったりしている。
*17 前者は「舞」で、後者は「拳崇」で、それぞれ最後の対戦相手(通常はクリザリッド第2形態、出現条件を満たした場合は隠しボスの京か庵)を倒すと、通常のエンディングとは別バージョンに分岐する。
*18 同時に前述で挙げた、超能力を失った拳崇、タメキャラ版のロバートも、どちらもそれぞれ裏キャラ版として復活した。