【さむらいすぴりっつ】
ジャンル | 剣戟対戦格闘 | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Xbox Series X/S Nintendo Switch アーケード(NESicAxLive2) Windows(Epic Games Store/Steam) |
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発売・開発元 | SNK | |
発売日 |
【PS4/One】2019年6月27日 【AC】2019年10月24日 【Switch】2019年12月12日 【Win(EGS)】2020年6月12日 【XSX】2021年3月16日 【Win(Steam)】2021年6月15日 |
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定価 |
【PS4/One】6,980円(税別) 【Switch】6,345円(税別) 【Win(EGS)】5,980円(税込) 【Win(Steam)】5,775円(税込) |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
通称『令サム』 2.5Dとなった久々の新作『サムスピ』 初期作を意識したシンプルなゲーム性 サムスピらしさはしっかり健在 一方、やや極端な調整には賛否あり |
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サムライスピリッツシリーズ |
2008年の『サムライスピリッツ閃』から11年ぶり、2D最終作の『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』から数えると実に14年ぶりとなる新作サムスピ。
グラフィックは「UNREAL ENGINE 4」を使用した3Dモデルだが、システムは2D時代のものを踏襲しており、『ストリートファイターIV』以降の格闘ゲームに多く見られる2.5Dスタイルとなった。
正式タイトルが『初代サムスピ』と全く同じ(*1)なため、こちらは「令和時代初のサムスピ」という事で『令サム』と称されることが多い(*2)。
海外版タイトルも初代と同じく『SAMURAI SHODOWN』。
"REBOOT"と銘打たれ、シリーズ初期作のようなシンプルな操作系や一撃必殺の爽快感を重視した作り。
毛筆を模したエフェクト、返り血の表現(*3)、大技が決まった際に背景が金箔貼り風や二色刷り風に変化するなど、時代劇らしさと3Dグラフィックの長所を活かした演出が行われている。
なお、本作の時系列は『零』と『初代』の間(零の一年後)となっている。
全体的に『初代』や『真サム』に近いシンプルなシステムへと回帰。
『斬サム』から『天サム』時代に存在した「対極選択」「空中ガード」「連斬」「追い打ち」などは不採用、『零サム』以降の特徴的な要素であった「剣気ゲージ」「無の境地」「絶命奥義」なども廃止された。
+ | その他システム解説 |
+ | 登場キャラクター一覧 |
+ | 新キャラクター紹介 |
シンプル、かつバッサリ感を味わえる一撃必殺スタイルへの回帰
差し合い重視の駆け引きの緊迫感
グラフィック・演出
新キャラクターについて
+ | ※以下、筆者のうろ覚えによるキャラ評なので参考程度に |
+ | ※以下、筆者の私見によるキャラ評なので参考程度に |
その他
+ | をでん騒動 |
久々に復活した2D系列のサムスピとしては十分及第点の出来。
特にグラフィックや演出に関しては、良い意味で期待を裏切るほどしっかりとしたサムスピであった(比較対象がお世辞にも見た目が良いとは言えない『KOF XIV』だったこともあるが…)。
粗削りかつ調整が極端に過ぎるところが目に付くのも確かだが、対戦格闘ゲームとして一定以上のバランスは保っており、古き良き頃のサムスピを彷彿させる部分も随所に見られる。
あまり複雑な操作も要求されない設計となっているので、格闘ゲーム初心者からでも手を出しやすい一作である。
キャラクターバランスに関してもアップデートによる調整が継続的に行われており、今後のさらなる展開に期待したい。
*1 開発中には『サムライスピリッツ暁』というタイトル案があったが、発表前に変更された。『暁』は後に中国語版令サムのタイトルや一部漢字圏のサブタイトルとして正式採用されている。
*2 他に『2019』『新サム』などの略称もある。
*3 正確に言うと斬られた側の身体に付く血糊なのだが、ここでは便宜上「返り血」と表記する。
*4 『ポリサム』と呼ばれる旧SNK時代の3D格闘ゲーム『SAMURAI SPIRITS ~侍魂~』と『SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~』のヒロイン的キャラクター。
*5 一応、暗転までの10フレーム間は完全無敵だが、実用的な無敵とは言い難い。
*6 「ダッシュストレート」の略。『ストリートファイター』シリーズのバイソンの必殺技になぞらえてこう呼ばれるようになった。
*7 「をーでん」「おでん」とも。ローマ字入力のキーボードで「うぉ」と打つのが微妙に面倒臭いため、「wo」で代用されるうちにこのような表記が定着した。ちなみに正しく「うぉ」と入力する方法は「who」「uxo」「ulo」などがある。
*8 正確に言えば、インターナショナル版である『Arena of Valor』を日本国内向けに翻案したものが配信されているため、全くの未展開というわけではない。ただし、そちらでは元々のキャラクターが欧米向けにアレンジされているため結局、公孫離自体は未登場となっている。
*9 一応、夜叉丸との戦いの際に会話の内容が少し変わる程度。
*10 Steam版の発売に合わせて、シーズン3の追加DLCキャラである天草四郎時貞も同時配信が開始された。
*11 同作での「シーズン2」のDLCキャラクターという扱いになっている。