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路線変更(連載漫画)

登録日:2012/09/02 Sun 11:01:46
更新日:2026/08/09 Sun 14:28:49
所要時間:約 21 分で読めます



特撮についてはこちら→路線変更(特撮)



路線変更(連載漫画)とは、連載中の漫画のジャンルや題材にしている物が突然ガラリと変わるという大きな出来事である。


【概要】

例えば、


高校生の少年が活躍する野球漫画

大学生の青年の恋愛コメディ漫画

といった変化が該当する。
なお、「十二支ホームコメディ」として始まりながらその十二支の背景設定が明らかになるにつれてシリアスなファンタジー漫画になっていった『フルーツバスケット』は、路線変更というわけではなくそもそも「ホームコメディ」自体が作者の構想を無視してつけられたアオリ。作者は単行本1巻の時点で「私は特にコメディと思って描いてないです」と述べており、終盤の展開の伏線も序盤のうちから描いている。



ギャグテイストな冒険漫画

シリアステイストな冒険漫画

のようにジャンルはそのままでシナリオの雰囲気が変化した物も路線変更と言われる事があるが、これらは厳密な意味での路線変更ではない。
ジャンルを変更せずとも長く続いていれば作品の雰囲気も多少変化していくものであり、こういったものも含めてしまうとキリがなくなる。
例えば『Dr.スランプ』や『天才バカボン』は、どちらも表題にある主人公の影がどんどん薄くなっていき、脇役が主人公の座に昇格しているが、こういった事例は含まない。

路線変更が施される主な理由として、
  • 不人気返上の為
  • ネタ切れ・マンネリ化
  • 編集部の申し立て(所謂大人の事情
  • 作中の時間の流れ
  • 読者からの要望
  • 作者の好み
  • 作者の志向の変化
  • とあるエピソードの予期せぬ大反響
等が挙げられる。
こうする事により、新しいファンの増加、マンネリ化の防止、連載期間中のターニングポイントとして話題になる事がある。

しかしながら路線変更のリスクも当然大きく、以前のエピソードが黒歴史と化して話に矛盾が生じてしまったり、キャラクターに死に設定が出来たり、キャラクター自体の入れ替えが発生したりしてしまう。
そして何よりも「前の方がよかったのに…………(`3´)」と以前のファンに一気に失望されることもザラにある。
従って路線変更は一か八かのギャンブルであり、成功すれば人気作になり、失敗すれば黒歴史になってしまう。

ちなみに路線変更後にヒットした長寿作品は大体話の纏まりがあやふやになっていく為か「いい加減に終われ!」と言われる事も多い。
同じく路線変更した『ドラゴンボール』のように作者は終わらせたいけど、諸般の事情で社会が許さなかったために長期化されたものも。

ジャンプ作品は雑誌全体のテーマが「友情・努力・勝利」であるためか、はたまた成功例が多い為か、
ギャグからバトルへ路線変更(テコ入れ)される事が多く、それ自体がギャグ漫画でネタにされるケースもしばしば。

実は作中作で言及されることもあり、「無理に路線変更した結果、完全に失敗する」という形でのギャグオチは一種の定番。
成功した設定のケースもあり、ゲーム『麻雀ファイトガール』の作中作・「リリィちゃんは束縛したい!」、通称「りぃそく!」は作者であるわんか(イッパツ)の、興味を持てる競技は多いが長く続けられる競技に出会えていない、という背景から、長続きできないと判断した時点で新章を開始、それに伴って扱う競技を変更するのを繰り返していたことが語られている。
仮に中学卒業に合わせて連載開始なら1年未満、中学入学と同時としても*13年ちょっとの間に複数回の路線変更を行ったうえで高い人気を誇っているため、キャラ設定通りわんか(イッパツ)の漫画家としての腕が高いのが伺える。
ただしこのケースについては、「実装順で先輩となる面々が「どの章が好きか」で議論を交わす」シーンの存在や、娯楽には相当うるさいトイトイ*2が高く評価していること、そして「主人公のリリィがいろんな競技に挑戦する作品」とはっきり紹介されたことから、少なくとも各校麻雀部メンバーからはそもそも路線変更していない(最初からいろんな競技を紹介するのがテーマの作品)と解釈されていた可能性もある。
一方でイッパツとしての麻雀ファイト参加宣言の際には周囲から「(取材先が麻雀リーグとなったので)りぃそくが麻雀漫画に内容を変更する」と扱われているため、どのみちここで路線変更があったことにはなっている。

なお、近年では人気が低い漫画であっても路線変更などのテコ入れなしにそのまま打ち切りとなる例がしばしば見られる。
…が、それはつまり担当が 漫画家に嫌われること・パワハラ呼ばわりされることを恐れて 保身のために漫画家・作品を見殺しにしてるだけじゃないか?との意見もあるのだが…


【路線変更を遂げた作品】

☆成功した例


☆失敗した例



☆微妙なライン




追記・修正は路線変更の瞬間を目の当たりにした人がお願いします。

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最終更新:2026年08月09日 14:28

*1 高校入試の存在から長期間の連載が難しいこともあってか著名作品になれたケースがほぼないためあまり知られていないが、一時期少女漫画誌を中心に「現役中学生の即デビュー」を行うことがあった。

*2 地球侵略の先遣としてやってきた異星人。セリフやコミュイベントなどから「(麻雀以外も含めて)地球の娯楽のすばらしさに触れたことで定住・共存をあっさり決意し、侵略を放棄した」ことが強く示唆されている。

*3 『ドカベン ドリームトーナメント編』の回想シーンでは、長期連載に伴う時代背景の変化を受けて多少過激な描写がカットされているが。

*4 設定としては残っており、第一回超人オリンピック編でカナディアンマンが巨大化している。巨大化しなくなった理由は「周りに迷惑になるから」との事。

*5 「はい キン肉マン浮きます」のシーンから、少なくとも王位争奪トーナメントの頃までは「飛べる」設定は残っていたとする解釈はある。……と思ってたら、2011年から開始された『完璧超人始祖編』以降では超人たちが普通に飛んで移動する場面が描かれており、少なくとも現在は初期の設定を無かったことにはしていないようだ。

*6 ゆで先生お2人が明言したわけではないが、無印原作(新章含む)・無印アニメ・Ⅱ世原作(究極タッグ編含む)・Ⅱ世アニメでそれぞれパラレルとするのが一般的な解釈。一説には一部で「究極タッグ編のタイムトラベルで未来が分岐した」ともされていた…が、現在は「4人目のキン肉マングレート」の登場でこのルート分岐をした説が有力視されている。

*7 ジャンプ誌面では一話ごとのページ数は「ストーリー漫画>ギャグ漫画」という方針を採っており、これは路線変更を行っても変えられる事は無い。ちなみに単行本のページ数は両者共に一定の事が多いため、「ギャグ漫画スタートのバトル漫画」は他のバトル漫画に比べ連載期間比の巻数が少ない傾向にある。

*8 さすがにマズかったらしく、漫画としての掲載内容だけでは召喚酔いルールがわからないのはごく初期のみ。以降は「元々召喚酔いを踏み倒せる」「召喚が成立した時点でバーン効果が起動する(ため疑似的に召喚酔い踏み倒しが可能)」などはプレイヤーにこういう効果があるから使用する旨を明言させている。

*9 マンガショップから刊行された単行本では連載第1回の次のエピソードとして挿入されているため作風の違和感は少ない。逆に言えば連載第2回から一気に作風がギャグに寄ってしまったという事でもあるが。

*10 それでもさすがに「しんのすけが前戯をプロレスごっこだと勘違いする」などぼかされてはいるが

*11 いろんな解釈があったが、初期の時点で「敵側に巡洋艦扱いの重雷装艦がいるのは連合国の再現としては明らかにおかしい」として深海棲艦≠連合国海軍とする意見も結構あった

*12 それどころか、転生者のドラゴンスレイヤーの老人が片手間にドラゴンを滅ぼしたなど、異世界らしさを崩壊させるような設定まで散見された

*13 余談だが烈が死んだときの担当と同じ人物で、原作者が異世界らしいイベントを考えてくるのを「そうやってやると刃牙にならない」と感じ先のことを考えないでやることを提案した張本人

*14 前述のドラゴン関係以上に「スマホウ」というまんまスマホを流通させて現代社会に近づけさせ、国ではVIPとして扱われているといった扱いで、当然読者からは大不評だった

*15 本作は「異世界で烈海王が培った中国拳法で暴れ回る」というコンセプトで始まったのに、「あがく者」には「ちいと能力(スキル)」が与えられているという根本から覆しかねない設定が追加されていた。この理屈なら、烈にも「ちいと能力(スキル)」が備わっている筈なのだが……?

*16 名義上は作画ではあるが元々本企画は大のバキシリーズファンである陸井氏発案の物である

*17 実は陸井も上記のブログでは原作に対して批判しており、担当がこのようなことをしていることは知らなかった模様

*18 原作とアニメで過程は異なるが、どちらも後に改心している

*19 アニメでは死亡せず、癌の発症自体が無かった事にされている。

*20 実はこれも「やんちゃで現代っ子な部隊員に振り回されるザク隊長の職場コメディ」→「ジオン側いち兵士が小隊長として見たジャブロー攻防戦、これを経て絶対的なエースに成長したザク隊長とRX-78-2の一騎打ちの2部構成の『ギャグじゃない』ガンダム漫画(長編としてはこれのラストに実質ワンシーンだけお人よしなザクさんのギャグに戻して完結)」→「司令に昇進してもやっぱり部下との世代差に戸惑ったり人の良さが裏目に出てしまったりするけど、部下からはなんだかんだ頼りにされているザクさんの職場ドタバタコメディ」と路線を複数回変更している

*21 これ自体も、ダイクンが立ち上げた政党の票田確保として業界組合長の父ちゃんに依頼が来た…と、政治劇メインのガンダム漫画作品っぽい展開から入る。ただこの時期は「場を収めようとしてデギンがパーティのど真ん中で腹踊り」などまだいつものしょうもないギャグも多めだった

*22 アニメシリーズに登場しないためか、サスロは本作では設定自体をオミットしてガルマを三男にしている

*23 例として現場労働者→デギン派幹部のドズル、近所の氷屋の店主さん→ザビ家お抱えの運転手のマ・クベ

*24 それまでに無かったわけではなく、アッガイ谷を扱った回でもララァは本編同様の経緯で死んでいる

*25 史実からアレンジは入っており、実際には病気(胸膜炎)による治療入院だったものを本作では「FGへの作画監督相当での参加に伴う過労」としている

*26 例としてレギュラー教員の室塚先生(『天空の城ラピュタ』ムスカ大佐のデザイン流用(?))は第5話が初登場。

*27 「安倍シンゾー」自体は普通に登場していたのだが、与党陥落の責任を取って割腹自殺を図り病院に担ぎ込まれた(世間には史実通り「難病性の腸炎」と説明)、という退場展開を使ってしまっていた。

*28 一応『ムダヅモ』でもプルシェンコ(当時は宇大統領)と煽りあう定番ネタとしてロシアとウクライナの不仲自体は言及されてはいるが

*29 大概は問題の答えがわからず、「試験用紙に何が書いてあるか」は愚か、科目すらわからない事もある。

*30 この時も「出生届受付の過失が明らかになり、まだ小学校を卒業できない」という無理矢理極まりない手段で中学校への入学を中止させた。

*31 2008年に発売された『R20 ロックマン&ロックマンXコンプリートワークス』のカバー裏には、ロックマンシリーズの漫画版を手掛けた作者も含めたロックマン関係者からの祝いの色紙が掲載されている。その中にはコロコロコミックで「ロックマンエグゼ」の漫画を描いた作者や、ロックマンゼロの漫画よりも後に連載された「ロックマンゼクス」の漫画を描いた作者の色紙も掲載されている。にも関わらず、ロックマンゼロの作者である舵真秀斗氏の色紙は掲載されていなかった

*32 また舵真氏は2番目のステージをクリアできず自身のHPの掲示板で「パターンを覚えなくちゃいけないゲームは面倒臭くて、楽しむというよりストレスが溜まる」と不貞腐れたり、原作ファンを露骨に蔑ろにする発言を繰り返して掲示板を炎上させたり、自身で考えた「ゼロはヘルメットが外れると弱体化する」という脳内設定を公式化するよう要請する(「たのみこむ」に発案までしていた)といった問題行為を繰り返しており、路線変更関係なく元々カプコンから嫌われていた模様

*33 なお、後に作者が出した同人誌にて前作『ライフエラーズ』よりも売れていなかったことを語っている。