2016年2月にブリュンヒルデ、ベオウルフと共に実装された★4ランサー。
ステータスは、★4ランサー内ではHP、ATK共に平均的。成長タイプは凹型。
カード構成はQQAAB。Q:2hit、A:2hit、B:1hit、EX:4hitと、ヒット数が全体的に少なく星が出せない上、N/Aも標準の0.8→0.55とかなり抑えられており、カード性能はArts複数枚持ちキャラの中でも最低に近い。
後述するスキルの育成である程度カバー出来るが、基本的にNPはAチェインボーナスや他者のスキル等といった、編成による力添えで大半を賄わねばならない。
+ | 星4槍NP効率比較 |
クラススキルは「対魔力 B」「神性 D」。
属性は「中立・中庸・天」。
シナリオやイベントで部下に「我が王」と呼ばれているが、〔王〕特性は持っていない。あくまでこの彼は騎士団長ということらしい。
【スキル1】千里眼 B → 千里眼(麗) B++ CT:8-6
自身のスター発生率を3T上昇させるスキル。
最終再臨後の強化クエスト(*1)クリアでスキル名が変化、味方全体のスター発生率とNP獲得量を3Tの間大きくアップさせるスキルに変更される。
強化前では倍率も対象である自分のヒット数も低すぎるためほとんど効果が無い。
強化後も自身への恩恵は多少のNP周り以外は望めないが、より通常攻撃性能の良い仲間にも同じ効果が入ってくるため、支援目当てで使うことになる。
【スキル2】女難の美 A CT:12-10 → 華麗奔放 A CT:9-7
自身に1Tの回避(確率発動)とターゲット集中を付与するスキル。デメリットとして、3Tの「女性からの魅了耐性ダウン」を受ける。
最終再臨後の強化クエスト(*2)クリアでスキル名が変化、CTの大幅減少に加えてNP獲得効果(20-30%)が追加される。
回避とターゲット集中を併せ持ち、このスキル1つで敵の単体宝具を防ぐことが可能。
ただし回避は確率発動で、レベル10にしないと被弾する可能性が多少残る。また当然ながら必中・無敵貫通効果は防ぐことができない。
回避の発動は確率だが、状態の付与自体は確定のため、オジマンディアスなどの「強化成功率アップ」で確率は上がらない。
最大の難点は初期CTの異様な長さで、強化前時点ではほぼ1クエスト1回限り。大幅短縮される強化後でもまだ長いが、CT短縮効果を絡めることで再使用が望める程度にはなる。
2019/1/1実装の強化クエスト2後は運用を大きく支えるNP20~30%獲得効果が追加される。また「千里眼(麗)」と併用した場合、ターゲット集中で攻撃を受けることで、相手によっては下手にArtsを切る場合よりも効率的にNP回収が可能。
ちなみにランサーでNPを即30%以上獲得出来るスキルを持つのは、他にはアルトリアとエレシュキガルのみ(強化クエスト実装時点)。
敵にエウリュアレ等の魅了スキル持ちがいる時に迂闊に切ると、デメリットの魅了耐性ダウンのため行動不能になりやすくなるので注意。後述する宝具で対策可能。
魅了耐性ダウンは〔精神異常〕であり、ダビデの「治癒の竪琴」で解除が可能。また水着キアラの宝具の特攻対象になる。
【スキル3】魔術 B CT:7-5
自身のArtsカード性能を1T上昇させるスキル。
基本的には宝具に乗せて使用する。
Arts属性の全体攻撃宝具。敵全体にダメージと攻撃力ダウン(3T)を与え、自身に精神異常無効状態(3T)を付与する。
幕間の物語(*3)クリアで強化され、威力が底上げされる。
ランサーでは数少ない全体攻撃系A宝具(2019/8に謎のアルターエゴ・Λが実装されるまでは唯一)。敵全体に3hitすることもあり、パールヴァティーやワルキューレ程ではないがそれなりにNPを回収出来る。
「千里眼(麗)」を乗せると、敵が3体いるならば20%前後回収可能。
宝具強化済み、かつ「魔術」での上乗せも可能で、威力そのものは十分。
攻撃力ダウンはOC100%では10%でおまけ程度。マシュの防御力アップ等に上乗せすれば効果的だが、通常攻撃の減衰程度で見ても良い。
精神異常無効はおまけ程度の認識で良いが、「女難の美(華麗奔放)」のデメリットを相殺出来るため、敵が魅了効果を使う場合は出番があるかも知れない。
実装当初はカード性能とスキルのすべてがそのまま低評価につながっていたが、度重なる強化やサポーターの実装により最終的には連射性能と耐久に優れたArtsアタッカーとしての地位を得る。
NP効率は低いが、Aチェインとスキルでカバーすることで宝具の連発も可能で、高難易度、周回のどちらでも役割を持つことは可能。
周回の際は、「千里眼(麗)」によるサポート、自身での宝具連射のどちらにも可能性がある。
孔明、カレイドスコープを使用すると、アルトリア(剣)のように2連発する構築が可能。
ただしアルトリアと異なり、フィンは宝具1発目で敵3体を巻き込むことが必須条件となる。
+ | 編成例:NPリチャージを活かした周回向けパーティー |
高難易度では、玉藻の前と組んでArts耐久型のアタッカーになる。
敵が単体宝具かつ必中・無敵貫通を持たないならば、フィンがアタッカーと盾役を兼任できる。
ただし仮想敵のアーチャーは宝具の回転が早く、CT短縮やチャージ減少を挟んでも「華麗奔放」の復旧が間に合わないため、盾役がもう1騎欲しい。
+ | 編成例:高難易度向けArts耐久パーティー |
難点はカード性能もさることながら、凹型成長に加えスキル面でも晩成型であること。
強化クエストを収拾できる最終再臨が絶対条件となるうえ、スキルレベルによるレート変動も激しい部類のため、育成が半端だと本領を発揮できず、起用への敷居が高い。
しかも再臨でもスキル育成でも凶骨をかなり消費し、他の素材も他サーヴァントと重複しやすい。
他の難点としては、ランサーとしては少数派のA寄り構成であるためランサー統一編成ではAチェインを組みにくいこと、
かつ「千里眼(麗)」の特性上hit数とNPゲージ獲得率が大きい強力なキャラが欲しいところ。
なによりカード性能の劣悪さが致命的なハンデとなるため、Artsチェインを組める編成の上で、仲間とサポートをやり取りするといった方策は必要となる。
パーティー構築例としては、フィン+サポーター+サポーターのワントップ型や、ヒット数の多いアタッカーと並べ、A始動札やAチェイン用のAを提供するサブアタッカー型等が考えられる。
フィンをアタッカーにする場合は玉藻の前が有望選手。スキルのCT短縮、宝具威力アップ、A強化とフィンが欲しいところをほぼ埋めてくれる上に、玉藻はヒット数が多めで「千里眼(麗)」の恩恵を受けやすい。
アルトリア・キャスターは、フィンでは構築難易度が高いとされていた宝具3連射システムを現実的にしてくれる。
それ以外から選ぶとしてもArtsが多いことが条件となる。仲間のNPを確実に大きく提供できる孔明が無難となるだろう。
ギルガメッシュ〔キャスター〕も攻撃力アップとA強化を提供してくれるが、ヒット数が少なすぎるせいでスター発生率アップが腐ってしまう。3人目の仲間を工夫したい。
NPの下地をつける必要はあるがパラケルススと組めば、連射性を大幅に強化可能。
サポートに回るならば、エルキドゥ、エレシュキガル、水着頼光などAQのhit数が多いランサーや、NP効率が良いヴラド三世〔EXTRA〕、土方歳三、水着茨木など。
Arts主体のランサーで互いに支援しあえる長尾景虎とは相性良好。
アタッカーとして動かすならば、カレイドスコープ等の初期NP系や、ダイブ・トゥ・ブルー等のA強化を兼ね備えたものが高相性。
サポート重視なら2030年の欠片や至るべき場所等、自分のカードを切らずとも効果があるものが望ましい。
絆礼装はA強化+宝具威力強化で、Aパのサポート用としては優秀。
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