このページはVer.1.30 (2023年6月24日更新)を基準にしています。
オンライン配信によるゲーム内容更新が不定期に行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。アップデートによる評価等の追記は1ヶ月経過してからお願いします。
【ソニックフロンティア】
ジャンル | 新境地アクションアドベンチャー | ![]() |
![]() ![]() |
対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S (ダウンロード版のみ) Xbox One (ダウンロード版のみ) Windows(Steam) |
||
発売元 | セガ | ||
開発元 | セガ(ソニックチーム) | ||
発売日 | 2022年11月8日 | ||
定価 |
通常版:6,589円(税込) デジタルデラックス版:7,689円 (税込) |
||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
「第3世代」ソニックの幕開け 冒険の舞台は「オープンゾーン」へ 久々のストーリー重視 しかし「日本語版」の翻訳には難あり 文字通りソニックの「新境地」を切り拓いた |
||
ソニックシリーズ |
走り続けなくては、その“想い“には辿り着けない。
『ソニックフォース』以来となる、3Dソニックの新作。シリーズ初のオープンワールド風マップを採用し、ストーリー面でも新たにアメコミ版の脚本を長年務めてきた「イアン・フリン」氏を起用し力を入れることが明かされるなど、意欲的な取り組みが多く発表され、初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』から始まった「第1世代」、『ソニックアドベンチャー』から続いた「第2世代」に続く、「第3世代」ソニックの始まりとして(東京ゲームショウ2022のインタビューより)、ソニックの新時代を切り開く役目を担った作品である。
その一方で近年の新作3Dソニックは『ソニック ロストワールド』『フォース』と手放しには褒められない作品が続いてきたこともあり、ファンからは期待半分不安半分で見られていた。
後述するがソニックの「新境地」を開拓したとでもいうべき快作となった本作は、そうしたファンの期待に応えることができたといえる。
エッグマンとカオスエメラルドの反応を追って、未知の島々「スターフォール諸島」に向かうソニック、テイルス、エミー達だったが、突如現れた次元の歪みに吸い込まれ、離れ離れになってしまう。
グリーンヒルによく似た別の次元…「電脳空間」から脱出したソニックは、頭の中に語りかけてくる謎の声に導かれて、同じく電脳空間に囚われてしまった仲間たちを助けるために、謎多きスターフォール諸島を走り出した。
そんなソニックの前に、謎の少女「セージ」が現れ、この島から立ち去るよう警告してくるが…
本作の目的はスターフォール諸島を探索しながらカオスエメラルドを集め、各島を守護する巨神をスーパーソニックに変身して倒すことである。
「オープンゾーン」であるスターフォール諸島の島々と、従来作のようなスピードランステージである「電脳空間」を行き来しながら島々に点在する謎を解き、電脳に捕えられた仲間たちの救出を目指す。
新たな遊びやチャレンジモードの追加のほか、発売時から指摘されていた大小様々な問題点が解消された。
ソニックの誕生日を記念したデコレーションのほか、オープンゾーンのコンテンツの拡張や、アクションの追加や調整などが行われた。
+ | 各機種の解像度とフレームレートの比較表 |
Sランククリアタイムの設定
ステージモチーフとレベルデザイン
+ | そして、ラスボス戦では…(ネタバレ注意) |
グラフィック品質
スターフォール諸島の各地にあるギミック
+ | 折りたたみ |
シリーズならではの爽快感はオープンゾーンや新アクションの導入により進化し、ソニックらしいアクションを駆使してハイスピードでオープンゾーンを駆け巡り、次々に謎を解いていく楽しさは本作でしか味わえない新たな体験であり、シリーズの新たな方向性を示した。
新キャラクターやBGMなどのサイドキックも高評価であり、国内外でかなりの話題を呼んだ。豊富なオプションや程よい難易度調整や精力的なアップデートなど、初心者からシリーズファンまで幅広い層が快適に遊べる配慮が行き届いているのも見逃せないポイントであろう。
ストーリーの日本語翻訳の問題やゲームプレイ面における不便さ、荒削りさもあるが、謎に溢れたスターフォール諸島を音速で駆け巡る楽しさを損なうものではなく、総じて完成度は高いと言える。
本作で進化したゲーム性を足がかりとした、今後の3Dソニックの発展が見込める1作であり、まさしくシリーズの新境地と希望を切り拓いた1作と言えるだろう。
+ | 裏技「ホーミングブースト」とそれにまつわる対応について |