貴島友理香双子説
概要
このページでは
貴島友理香が双子であるという説を紹介する。
また、貴島を
悪魔の正体とする説についても並行して取り扱う。
双子説
作中を通して見ると、貴島には同一人物とは思えない二通りの性格が見られる。
ただし人前で性格が変化することはなく、この点で多重人格者の
瓢鈴夕々子とは異なる。
このことから導かれたのが
「貴島友理香は実は双子であり、時折入れ替わっている」とする仮説である。
性格の違いについては、
初登場(自己紹介)時と
「くらすく」発足時を比較すると分かりやすい。
……だったのだが、現在4月8日は修正によって後者との差異が少なくなった。そのため設定でなく連載による変容なだけの可能性もある。とはいえ台詞には違和感が残っているとも言えるため今後も要検証。
また
4月25日(金)もそれ以降と雰囲気が違う。
その他、双子説の根拠は以下。
- 7月18日のジャヌコ火災にて、冒頭7月18日(金)-2から店内での行動中には着けていなかったブレスレット(腕輪)を、店外に退避した7月18日(金)-9以降は付けている。
- この日は二人の貴島が同時に行動し、悪魔の登場を機に入れ替わった?
- 銀峠は箱辺迎馬が撮影した火災時のムービーを見た際に違和感を覚えている(8月5日(火)-1)。ブレスレットの有無がその正体?
- 1学期中間テスト結果に関する漫画(ブログ2008年9月6日)によると、貴島は全教科で100点満点中50点。
- 8月6日(水)での水やりについての考え方が、それまでの貴島の言動と明らかに食い違っている。
- いわゆる死亡順絵にて、背中合わせに並び立つ影が確認できる。
- 8月上旬のトップ絵(隠し)でも背後に左腕がもう1本描かれている。
- ランダムトップ絵にて貴島が二人描かれている。(現在は閲覧不可
貴島の行動分類
ここでは便宜上、前者の貴島を「貴島A」、後者の貴島を「貴島B」とする。
※以下の分類は未確定。現在は雰囲気で分類中。随時修正してください。
<貴島A>
凛々しく理知的な印象を受ける貴島。
貴島Bに比べて冷静、悪く言えば冷淡な印象を受ける。
登場話
- 4月8日(火):自己紹介。「限り有る儚い人生 花の様に美しく生きましょう」と述べる。
- 4月25日(金):津倉光平のトイレ掃除最終日。去り際に「また…会えたらいいですね」と意味深な言葉。
- 7月18日(金)※この日の18時前・後のどちらかは貴島Bであり、途中で入れ替わっていると思われる。
- 8月4日(月):北河まりねの見舞い。一人だけ冷めた表情で彼女を見ている? また同日、中学時代の真柄和奈についても語る。
- 8月6日(水):原名護津都に告白される。
- 水やりについて「前日が大雨だったので行きません」と発言。
- 凌釧捺が内臓を抉られたことを把握している。
- 兜橋夢人を悪魔と決め付けている。
- 8月7日(木);原名護捜索中に一度自宅へ。
<貴島B>
涙もろく、「えうぅ」が口癖のアホっぽい貴島。
兜橋に津倉・原名護の話を伝え、「くらすく」結成のきっかけを作る。
登場話
- 6月11日(水):諏似春杏太の見舞い。偶然居合わせた凌釧捺からペットに触れることを激しく拒絶される。
- 6月27日(金):水やりに赴いた先で津倉・原名護の密会現場に遭遇。会話の内容を聞いてしまい、涙ながらに弁解。
- 6月28日(土):兜橋と銀峠発が合流。終始半泣き状態で、お花畑的な言動も目立つ。
- この際、凌釧について「内臓を奪われた」ことは伏せて伝えられている。
- 7月1日(火):くらすく会合に水やりのため遅刻。
- 7月13日(日):拘束中の爬哭梨季=サタンとの面会。一人だけ車中にて待機。
- 7月18日(金)※この日の18時前・後のどちらかは貴島Aであり、途中で入れ替わっていると思われる。
- 7月20日(日):兜橋をマモンと疑う銀峠に追従するような言動を取る。が積極的に肯定はしていない。
- 7月31日(木)にて原名護の前で銀峠が主張した際には無言であり、否定も肯定もしていない。
- 7月22日(火):園芸部の花壇を津倉に案内。去り際に「また…会いましょうね」と意味深な言葉。
- 言動が一致するため、こちらが4月25日と同一の可能性もある。
- 修正前は「えうぅ」していればBと判断していたのだが…
<ブレスレットの有無で分類した場合>
冬服では手首が確認出来ないため、夏服になった6月以降のみ記載。また原名護家宿泊中の着脱は除く。
そのため分類方法としてはあまり判断材料にならない。
ブレスレットが無い日は以下。
悪魔説
以上2点に上述の双子説を絡めて、貴島A・Bがベルフェゴヲル・アスタロトであるとする仮説。
貴島には不審な言動が多く、それらが悪魔の活動に関連することが多いため、悪魔ではないかという説が出ている。
また彼女は双子である可能性があるが、上述のようにこれはベルフェゴヲル・アスタロトらしき人物の描写と合致する。
主な根拠
- 津倉光平・原名護津都に対し、彼らが悪魔を妨害した翌日に接近、自身や兜橋を巻き込んでいる。(6月27日(金)・6月28日(土))
- この日は台風が去ったばかり。「大雨の翌日は水をやらない」という発言と矛盾する。偶然を装って津倉・原名護に接近した?
- かく乱が目的?
- 凌釧捺が殺された際に内臓を奪われたことを知っていた。(8月6日(水)-1)
- 津倉らが事情を説明した際には伏せたはずの情報であり、貴島が知りうる機会は無かった。
- 悪魔に内通、または悪魔の一員だから知っていた?
- 園芸部の花壇でビーシュ=トリカブトを栽培している。(7月22日(火))
- 毒を扱うベルフェゴヲル・アスタロトの特徴と一致。
- 花の名を問われ、返答までに一瞬間が空いている。毒草であることを隠すため、あえて別名に言い換えた?
- 兜橋夢人をマモンだとする銀峠発に追従した(7月20日(日))一方で、原名護との会話では兜橋を悪魔だと断定(8月6日(水)-1)。
- 7月20日では表立って支持はしていないが、兜橋の名前を銀峠よりも先に出し、テストの結果が動機である可能性も指摘している。
- 兜橋に直接この疑問を伝えようとする津倉を静止。兜橋を気遣った形だが、反論され疑惑が晴れるのを避けたのでは?
- 内部対立を画策?
彼女が悪魔であると考えると、その他の場面にも悪魔との関連が疑われる。
- 4月25日(金):凌釧がトイレ掃除のため漂白剤を持ってきた日に、トイレの外で津倉と遭遇。
- 本人は「じょうろを取りに来た」と述べた。ちなみに前日に雨の描写は無い。
- 諏似春襲撃を一ヵ月後に控え、犯行現場となるトイレの下見や殺害手法(漂白剤の使用)を練る意図もあったのでは?
- 6月11日(水):愛犬を抱きかかえる貴島に凌釧捺が悪寒を感じ、「さわらないで」と強く拒絶。
- 貴島から「わるい人」の臭いを感じ取った?
- 凌釧はサタンである爬哭梨季からも悪い臭いを感じ取ったことがあり、同様にペットとの接触を拒絶している。
- 7月13日(日):「くらすく」メンバーで唯一、爬哭との面会に参加せず車中待機。
- 爬哭に自身が悪魔であることを暴露されたり、会話からボロが出たりすることを恐れた?
- 貴島の性格や状況、もともと乗り気でなかったことを考慮すれば不自然な行動ではない。
- 7月16日(水):衣川愛花らしき人物と接触。
- 7月26日(土)にて確認できる遺影の特徴から同一人物ではと考えられる。このときに貴島の恨みを買って殺された?
発見された遺体はどちらの貴島か
8月7日(木)にゴミ袋に入った貴島の遺体が発見される。これについて、上述の双子説および悪魔説に絡めて考察する。
貴島の姿が確認できる最後の場面は、
岡沢正章と一緒にいる同日8:02。ゴミ捨て場にてバラバラで発見されたのは9:05。この間は約一時間。
殺害から解体まで一時間で終わらせるのは困難と思われる。そのため、冒頭に登場した貴島とバラバラの状態で発見された貴島は別人ではないか、と考えられている。
疑問点
遺体はどちらの貴島か。
- 夏休み-告白(前編)の8月7日における菰楠犬猫の行動も考慮すると、どちらの貴島がどのタイミングで殺害されたのかは判然としない。
- 当日および前日の貴島は双子説でいうAであると思われる。
殺害したのは誰か。
- 生き残っている方の貴島が一方を殺害した?
- 爬哭梨季の回想のように、原名護を殺せなくなり、悪魔に粛清された?
殺された方の貴島が最後に登場したのはいつか、また殺されたのはいつか。
- 8月5日(火)-2にて、洗濯するためくらすく全員が一度自宅に戻っている。その時に殺された?
生き残った方の行動経緯。
- 悪魔の一員として原名護津都誘拐に関わっている?
- 菰楠が行方を捜していることから、悪魔からも逃亡している?
その他気になる点
- 貴島はくらすく結成以前から兜橋と共に行動をしている。観察力の鋭い兜橋が、貴島に対して違和感を抱かないのはおかしいのでは?
- 気づいてはいるが見逃している、あるいは確信に至っていない為に話していないという可能性がある。
- そもそも、双子である事を隠す=悪魔という推測自体飛躍し過ぎで無理のある推測に過ぎず、確信が無ければ話さないのは当然と言える。
- 兜橋は貴島と親交がある為、彼女の事情をある程度聞かされている可能性もあり、双子である事を黙っている事自体は不自然な事では無い。
貴島の自宅について
- 貴島がベルフェゴヲルおよびアスタロトであるならば、大学生を監禁している自宅に他人を招くことは出来ないはず。
- 兜橋すら貴島の家に行ったことは無い。
- 貴島の自宅が描かれたことは無い。
- しかし6月29日(日)ではくらすく会合に使う場所として自宅を候補に挙げている。
- 実際に自分の家が使われることはないと思っていた?
- 監禁場所は自宅ではない?
- おびただしい血液が放置されていた描写もあるため、自宅では周囲に感づかれる可能性もあるのでは。
- プレスレットをつけているのが貴島A、つけてないのがBということは? -- 名無しさん (2019-01-28 18:02:53)
- ↑上記だと6月27日(金)、6月28日(土)、7月20日(日)、7月22日(火)は貴島Aということになります -- 名無しさん (2019-01-28 18:06:19)
- 7月22日にクローバーが好きって言ってたのが気になった。花言葉「復讐」なんだよね -- 名無しさん (2019-03-06 02:49:46)
- 当たり前だが双子は同一人物では無い。認識の差異で言動の不一致が起こるし人間関係も違う。貴島はなつへの素直の暴行には何もしなかったのに死後の喧嘩には涙目になっている。兜橋を信頼して打ち明けたはずなのに銀峠のマモン説に即座に同調した。台風後の水やりの件もなつの内臓の件もそれを言った・知っているのはどちらか片方だけだ。 -- 名無しさん (2019-04-02 22:57:44)
- 「行動パターン」「装飾品」「持っている情報の差異」を踏まえて再整理したいな…いつか。実は雰囲気云々は1話のリメイク後結構怪しくなっているのでそこを軸にしている部分はテコ入れしたい。初期のクールな貴島は後期の落ち着いてる場面と比べても違和感あるからキャラ固まってなかっただけの可能性が大なんだ。 -- 名無しさん (2019-04-16 20:01:18)
最終更新:2020年08月27日 17:46