夏休み-告白(前編)

告白(前編)

公開日 2010/12/19

登場人物



出来事

7月20日
  • 真柄和奈 の葬儀に参列した折井は、これをチャンスとし、色璃音の連絡先を聞き出す。
7月21日
  • 折井は色璃音を電話で呼び出し、告白する。色璃音はこれを受け入れ、デートの約束をする。
7月23日
  • 折井は色璃音と、星浜公園で待ち合わせ、デートをする。
  • 折井は色璃音に名前で呼ぶよう催促するが、拒否される。
8月6日
  • 折井は色璃音とデート中、「人形」という名を変な名前と言い、色璃音に殴られる。
  • デート中、色璃音の両親が隠れて覗き見していることに気づき、色璃音は両親をうざがる。この日はこのまま「もう帰る」と言い出し、デートは終了となったもよう。
  • 自分を好いているはずなのに笑わない色璃音のことを、折井は「ツンデレなのでは」と思い、ときめく。
8月7日
  • 折井は、思わず足が向いてしまったジャヌコ跡地で、駅前に向かう網壬と出くわす。
    • このとき鴨志田も折井に気づいて声をかけようとしたが、網壬が声をかけたことに気づき、二人には会わずに去った。
  • 折井と網壬が歩いていると、横をパトカーが通り過ぎていく。なにか事件でもあったのだろうかと思う。
  • 折井は路地裏で電話をしている菰楠を見かけ、声をかける。
    • 菰楠は貴島友理香 とかくれんぼをしていて、彼女を探しているのだと言う。
    • また菰楠は二人に、今ここで菰楠が貴島を探していたことは誰にも言わないよう(折井にはご褒美と共に)約束させた。
8月8日
  • 銀峠発と貴島の葬儀が行われた。
    • 同時に、原名護津都 の行方がわからなくなっていることも明かされたもよう。
    • 折井は昨日の菰楠の様子を警察に話すべきか悩むも、ご褒美目当てで結局黙っていた。
    • 参列者の少ない合同葬儀に、折井は「ご愁傷様」と呟く。


重要情報・疑問点

銀峠と貴島の死およびその噂

  • 8月7日(木)-2では確定しなかった二人の死亡が、ここで確定されたことになる。
    • しかし遺体の状況についての説明が未だ無く、また関係者が一様に姿を見せないため、今後新たな状況が判明する可能性もある。
  • 銀峠の死因は頭部切断と噂されている。学校の遺体が銀峠ならば確かに頭部も切断されているが、「バラバラ死体」と形容した方が実態に近い。
    • 前回の死亡状況として津倉が記憶していた内容と一致することから、彼が記憶していたのはこの噂であると推測される。
      • 銀峠らの言動や性格を鑑みると、前回も新聞部が七不思議を調べた可能性は高く、そのため彼らが今回と同じように殺害された可能性も高いと考えられる。
    • 断片的な情報を誰かが聞いた結果、正確性に欠ける噂が広まった?
    • 一方で貴島の噂は「バラバラ」と実際の状況とほぼ一致する。こちらは部外者が目撃したため、情報が出回ったか?
    • 何者かがかく乱を目的として意図的に間違った噂を流した? ただし捜査かく乱としては意味が無いので目的は不明。
    • 上記のように伝言ゲームの要領で噂が変質した可能性に加え、状況によっては、噂は偶然ではなくなにかの意図で流布されている可能性も推測される。

銀峠と貴島の葬儀の日程

  • 彼ららしき遺体が発見されたのは8月7日だが、葬儀がその翌日の8月8日に実施されている。死亡の連絡や準備にかかる時間を考慮すると不自然なほど性急と言える。
    • 警察が容疑者を炙り出すためわざとこのような性急な日程にした?
      • 実際、後述の不参加者は悪魔疑惑の人物に集中している。
      • 既に事件の全てが決着しているのであればこのような罠に意味は薄い。8月8日時点でも悪魔の事件が続いている事を示唆している?
    • 遺体の損傷状態から火葬を急いだとも解釈できるが、火葬を急いだとしても葬儀まで急がなければいけない理由は無いので根拠として弱い。
      • なお、同じく遺体の損傷が激しいと思われる真柄の葬儀は、死亡2日後に実施されている。
  • 学校の遺体は身元確認ができない状態であり、内ひとりを銀峠と断定するには一晩では難しいのでは。
    • それも警察の作戦?
    • 学校の遺体とは別に、8月7日中に噂どおり首を切られた銀峠も見つかった?
      • その場合は学校の遺体についての噂も流れるのでは。なおほかの三人ぶんの遺体の現状は不明。

クラスメイトが亡くなったことに対して、折井の態度は薄情なのではないか、という意見について

  • 真柄の葬儀を「真柄がくれた(自分が色璃音と恋仲になる)チャンス」と取ったことや、銀峠・貴島の葬儀での最期の一言から。
    • もっとも参列しているだけ礼儀はあり、また三名とも折井とは特に親しくもないので、デリカシーに欠けるもののさほど不自然な描写ではない。
  • 菰楠が貴島を探していた件(※貴島の生存期間や彼女との事件時の関連人物を示唆する、捜査上極めて重要な情報)を黙っていた理由も自分本位な物であり、その点を含めても死んだ貴島や銀峠に対する感覚の軽さは伺える。
    • とは言え、この件についても折井がこの情報の価値を理解していなかったせいというのが大きく、全面的に薄情さに起因する行動とは言い切れない。夏休み-告白(後編)であっさりその件をバラしてしまった事や、その時の発言内容を見ても、折井が情報の価値を理解していなかったことが分かる。
  • 7月2日(水)-1爬哭梨季 の転校を聞き、爬哭のことを「誰だっけ」と発言していることも、この意見が出た要因となっている。

真柄の葬儀の参列者

  • 7月20日(日)で確認できなかった者のうち、天羽知佳は風邪で休んだらしいことを野州倉が網壬に告げている。

銀峠・貴島の葬儀の参列者

この場面で来ていることがわかる生徒は以下15人。1年3組の生徒では14人。

葬儀の参列者・総評

死亡・重体・行方不明者を除く欠席者は以下の通り。★は真柄の葬儀時にも欠席した者。

各欠席者についての考察

  • 悪魔候補と疑われる人物(野点、菰楠、丹生袴、瓢鈴)は全員欠席。そのうち野点・菰楠は真柄の葬式には出ていただけに不審である。悪魔の活動は8月8日時点でもまだ続いてる可能性がある?
    • 丹生袴、瓢鈴は真柄の葬式にも出ていない。両者とも倫理観に問題のある人物のため、単に個人的な動機で出ていない可能性もある。
  • 悪魔との関連が疑われる堂珍・竜撫も同じく欠席。真柄の葬儀には出ていた事も共通する。彼らも悪魔の活動に関わっている可能性がある?
  • 兜橋は夏休み-運命にて同日に音信不通となっている事が判明する。葬儀に参列できない状態にいる可能性が高い。
    • 津倉と同じく引きこもっているのかもしれないが、津倉に比べると気丈に振る舞っていた事もあり微妙なところ。
      • 遺体の身元が銀峠・貴島と確定したうえ原名護が見つからず、憔悴している?
    • 8月7日(木)-2で描写された時点では無事だったのだが、描写された後の時点で拉致or殺害された?
    • 何らかの活動(悪魔や四犯神絡み?)を開始したために参列する余裕が無くなった?
  • 鉤戸も両方欠席。真柄への悪意という動機があった時はともかく、そのような動機も無くかつ砂村の説得後(7月21日(月)参照)である事を考えると二度目の欠席は腑に落ちない。
    • 彼女は精神に異常をきたしている事が示唆されており、それが関与している?(夏休み-幽霊参照)
  • 網壬も欠席している。彼女の性格上深い理由も無く欠席するとは考えにくく、事情があった可能性が高い。
    • 7日の菰楠とのやり取りが関与?(警察の捜査に関わっているとか?)
    • 言及されていないだけで、何か用事があって出られなかった?
    • 8月15日8月17日には何事も無かったように日常を送っている。
      • 15日には二人の墓参りに行っているので、彼らを嫌っての不参加ではないと思われる。
      • また同日にて彼女の親が身辺を案じている様子が伺える。危険を避けるための不参加だったとも考えられる。


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最終更新:2020年06月26日 14:02
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*1 真柄の葬儀には出ていた可能性が高い。7月20日(日))の考察を参照