7月13日(日)
公開日 2008/08/16
登場人物
出来事
- WD(戦争否定派)系の警察施設にて、くらすくメンバーが拘束中の爬哭と面会。
- 貴島は現地まで来たものの、面会には参加せず車中で待機することに。
- 津倉から爬哭に対して3つ質問。
- 最後の凌釧捺に関する質問で爬哭が取り乱したため面会は終了。
- 爬哭に同情しつつ一行は施設を後にする。
重要情報・疑問点
質問内容と爬哭の回答
- 爬哭と凌釧を引越し扱いにしたのは誰か?
- ルシファー様だ、と即答。
- ルシファーは悪魔の中心人物で、人間を容易に操ることが可能な魔力を備えている。
- 兜橋はこれに「信憑性がない」と口を挟むが爬哭に一蹴される。
- 悪魔の行動に目的やメリットはあるのか
- 事件当日(6月26日(木))、爬哭は本気で凌釧を殺害しようとしていたのか?
- 殺せなかったとでも言うのか、簡単に出来たはず。
- しかし津倉が事件前の二人の親密ぶりに言及すると様子が一変。両親が殺された際のことも引き合いに、半ば自分に言い聞かせるように「俺はやれた」と反発。「帰れ」「次来たら殺す」と喚く。
- 初めはサタンの時のように一人称は「俺」だったが、最後だけ普段の「僕」に変わっている。
- 他、津倉と兜橋は「本当に悪魔がクラスの中にいるのか」という質問も想定していた。
爬哭(サタン)の回想
- サタンの姿で凌釧を前に座り込む爬哭。何度も「できない」と呟く背後にアスモデウスとベルゼブブが立つ。
- 状況から凌釧宅を襲撃した6月26日のシーンと分かる。
- 3つ目の問答の途中の一コマであり、恐らく爬哭の脳裏をよぎったものと思われる。
- 本編でこのような場面は存在し得ない。これは津倉がゲームを始める以前のもの、すなわち前回の記憶である可能性が高い。
- 作中(=今回)の事件当日は凌釧が目を覚ました直後、津倉と原名護が現場に割って入っている。アスモデウスとベルゼブブの二人は津倉・原名護の前には姿を見せておらず、また少なくとも凌釧が目を覚ましてからはサタンの前にも現れていない。したがってこの回想の場面は今回の時間軸上起こり得ないものである。
- 前回、爬哭は事件同日に凌釧とともに死亡している。直前になって犯行を躊躇したために凌釧もろとも殺害されたと考えれば辻褄が合う。
- 回想の終わりに泡の描写がある。同様の描写が、津倉が前回の記憶を辿る際にも度々見られる。
貴島が面会に参加しなかった理由
- 貴島は悪魔の一員であると推測されており、同じ悪魔である爬哭との面会を避けた可能性が疑われている。
- 額面通りに受け取るなら、友人である凌釧の死やクラス内で起きた事件に対するショックを引きずっているためと見ることができる。実際、作中では原名護がそう解釈しており、皆彼女の行動に疑念を抱いている様子はない。
やけに兜橋に喧嘩腰な爬哭
- 存在に気付いた途端に帰るよう言い放ったり、(口をはさんで否定したせいとはいえ)罵ったうえで回答を止めると脅すなどやけに兜橋への敵意が目立つ。
- その一方で銀峠については特に気にする様子も無い。むしろ彼の存在に気づいてから質問に答える件を言い出したようにすら見える。
兜橋にのみ敵意を見せているのは何故か
- 銀峠は津倉や原名護に情報提供と言う形で以前から接触していた。その事を爬哭は知っていたため、銀峠はスルーしたが関連性の不明な兜橋には敵意を見せた?
- 兜橋に恨みがあった?
- 恨みと言う意味では凌釧が暴行を受ける原因を作った銀峠も大概であり、そちらを差し置いてまで兜橋を恨む理由は特に見当たらない。爬哭は理不尽な性格をしている節はあるため、逆恨みをしている可能性もあるが…。
- 恨む理由が無いのは表向きの描写のみを考慮した場合。兜橋が表面上は見えにくいやり方で爬哭の恨みを買うような事をやっていた?
- (上述の怨恨の理由として)凌釧の一連の事件の黒幕が兜橋だと考えている?
- 凌釧と爬哭との仲の急接近したのは、兜橋が爬哭の貢献をアピールしたことがきっかけになっている。(6月18日(水)参照)
- また、凌釧が男子トイレの掃除を行ったことも、その後洗剤を買ってきたことについても、班員として女子トイレを掃除していた兜橋ならば自然に誘導できる。(4月21日(月)参照)
- もし、凌釧の孤立から爬哭との仲の急接近までの筋書きを考えた人物がいるのであれば、それを誘導した人物は兜橋である可能性が高い。
- 当時は気づいていなかったが、後から凌釧と自身をこの状況に誘い込む作戦だと気づき、利用された事に対する恨み?
- もしこの想定が真であるなら、兜橋は悪魔の一員という事になる。兜橋は貴島の友人であるため、(悪魔である)貴島が無関係な兜橋を巧みに誘導した、という可能性もあるが。
- 兜橋は頭が良い上に知識があり、洗剤を買わせた意図を看破しかねないため、貴島が誘導するには荷が重いようにも思える。
最終更新:2019年06月24日 17:23