サトシの手持ち(新無印編)

登録日:2020/04/27 Mon 00:19:07
更新日:2025/03/05 Wed 15:04:14
所要時間:約 29 分で読めます






出典:ポケットモンスター、128話『最高潮(クライマックス)!決戦前夜サトシVSダンデ!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


概要

サトシの手持ち(新無印編)』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』におけるサトシの手持ちである。

今回も恒例のピカチュウ以外総入れ替えを行っているが、準手持ちとして自宅にいたバリヤードが加わっている。

また今回はもう一人の主人公であるゴウがポケモンを毎話のようにゲット(それも複数であることが多い)するため、サトシが最初のポケモンをゲットしたのは10話と歴代で最も遅かった。
そのうえ、たいていのシリーズなら最初に序盤鳥をゲットするのにも関わらず、
今作のサトシは600族で最終形態のカイリューをゲットするという異例の展開を見せている。
ちなみにサトシが最初にゲットした歴代のポケモンは、
無印→キャタピー
AG→スバメ
DP→ムックル
BW→マメパト
XY→ケロマツ
SM→モクロー
新無印→カイリュー
……と、いかに今作のサトシがぶっ飛んでいるのかが分かる。
さらに続けてゲンガーをゲットし、全地方を巡る関係もあって、サトシが次に何をゲットするのか先が読めない展開が話題となった。

50話時点でフルメンバーが揃ったがドラゴン2匹、格闘2匹、現実の対戦でも活躍している手持ちがいる、とXYと同等あるいはそれ以上のガチ構成
ついでにタイプ被りもXY並みであり、相変わらずフェアリーが重い。

またシリーズ初となる炎タイプをゲットしなかった手持ちとなり、
そして同じく初となる最新作の御三家をゲットせずに6匹全部埋めたシリーズとなった。
その後僅か60話にて手持ち全て(ピカチュウ除く)最終進化で埋まるという前代未聞の事態に(これまでは終盤に最終進化していた)。そして、これ以降は全くポケモンをゲットしていない。
さらにXYシリーズで終ぞ使う事がなかったメガシンカを使うようになり、キョダイマックスもその後すぐに取り揃えた。
ドラセナ戦を除く全ての試合でZ技を含めたこれらの切り札を使用したこともあってかハイパークラス以降は無敗
如何に今作のサトシが強いかがうかがえよう。*1

今シリーズで加入したポケモンの勝率だが、当初は気にするほどでも無かった。
しかし、ハイパークラス以降は切り札を使用できるゲンガー・ルカリオとそうで無いポケモンの間で大きく変わることになる
前者は切り札使用によって相手のエースを倒したり、2タテするなど、非常に恵まれた活躍をしたが、後者は選出機会が減ったことも災いし、勝率が減少。
だが、後者には例外がいる。最も遅く加入したウオノラゴンだ。
カイリューネギガナイトがわずか1勝しか出来なかった*2一方、見せ場を作る必要&お膳立てがあったからとはいえ、
ドラセナ戦からほぼ全試合で選出され、切り札なしで3勝している。*3

新無印ではこれまで高い壁であった各地方とのチャンピオンとのバトルが行われるようになり、以下が各チャンピオンのエースを倒したメンバーである。
カイリュー(アイリス戦)
ルカリオ(シロナ戦)
ピカチュウ(ミクリ戦・ダイゴ戦・ダンデ戦)
前半エース・後半エースに負けるどころか、ピカチュウの大奮闘がわかる戦績である。

132話にてマスターズエイト1位であるダンデに勝利した事で、歴代最強……いや世界最強の手持ちになった

また普段のシリーズなら6体までなら持ち歩き、それ以上を研究所に預け、必要に応じて入れ替えを行っていたが、
今作ではピカチュウ以外の手持ちは普段ゴウの手持ちと一緒に『サクラギパーク』内で生活をし、サトシが出掛ける際に必要に応じてモンスターボールに入っている。

ただしピカチュウ以外サクラギパーク内で過ごしている都合上、
基本的にサトシはピカチュウしかデフォで連れて歩かないため他のポケモンの出番は少なめ(ロケット団戦でもピカチュウ単体という事が多い)。
一応販促のためや進化のためにプッシュされると一時的に出番が増えるが、それが終わるとまた出てこなくなる。
これは新無印が全地方・全ポケモンをテーマにしている事とゴウの手持ちが大量にいる事もあり、サトシの手持ちを描写している暇がないためだろう。
今作が最終進化系を捕まえたり進化が早かったりするのも、極力描写を減らすためだと考えられる。
なお設定上ではサトシはピカチュウ以外のポケモンをちゃんとバトルで使っている。

またサトシはクチバシティを拠点としているのに、なかなかピジョットを迎えにいかないので手持ちに再加入する気配はない。
ただ6話『ポケモン大量ゲットだぜ!ミュウへの道!!』にてサトシがピジョットに再会したような描写があるのだが……。

サトシが新たな旅に出る際はピカチュウ以外の手持ちを研究所などに預けるのが伝統行事と化していたが、新無印最終回においてはどうやら現在の手持ちを連れてクチバシティを旅立ったようである。


2022年8月12日~9月16日にかけて、アニポケの放送後に発表されるあいことばで『ソード・シールド』に新無印の手持ちが配布される。
配布されるのはカイリュー~ウオノラゴンまでの5匹で、この配布で性別が確定した。
なおピカチュウがいないが、これは同時期に公開される映画で配布されたためである。
いずれのポケモンもレベルは80固定である(同時期の映画で配布される伝説ポケモン(70)よりもレベルが高い)。

ちなみにスマホアプリゲーム「ポケモンマスターズEX」にサトシが登場したが、
デザイン・手持ちは当時現行だった新無印準拠となっており、「マスターズエイトにしてランク8位(当時)」という触れ込みになっている。
プレイアブルはピカチュウだが、イベントでは下記の手持ちがポケモンが一斉に登場したシーンもある。

手持ちポケモン

なおこの項目では他の手持ち項目と同じく、メガシンカダイマックスといった特殊形態もポケモンの変移に含めている。
また新無印では『退化』が初めて描かれたので、退化して再び進化したポケモンは⇔で表記しています。

(ピチュー)⇔ピカチュウ→ピカチュウ(キョダイ)orピカチュウ(ヒダイマックス)(♂)

CV:大谷育江
技:10万ボルト(1000万ボルト)、でんこうせっか、アイアンテール、エレキネット
特性:せいでんき
ダイマックス形態:キョダイマックスorヒダイマックス
お馴染みのサトシのパートナー。今作も前作から実力を引き継いでいるため最初から安定した実力を発揮している。
また今作ではキョダイマックス個体である事も明かされた。
本来キョダイマックスするには一度モンスターボールに戻してダイマックスバンドからエネルギーを注入する必要があるが、
ピカチュウの場合戦闘中のピカチュウに直接バンドからエネルギーが注入される。モンスターボール嫌いも極まったもんである。
しかしキョダイマックスするとピカチュウの持ち味である機動力がなくなってしまうという致命的な弱点があったため、途中からゲンガーにダイマックス枠を譲った。

ちなみにゲームでのキョダイマックス個体は進化しないはずなので、
ゴウのピカチュウが雷の石をあげようと追いかけてきた際は振り切ろうと逃げていたが、アニポケでもゲームと同じ設定なら雷の石に触れても進化しないはずである。

1話でピカチュウに進化する前のピチュー時代が描かれ、90話ではディアルガの力でピチューに退化してしまった。

序盤の頃の『ポケモンワールドチャンピオンシップス』の選出にはほぼ毎回選ばれており、
対戦者が徐々に強くなっていくシステムもあって苦戦することもあるが、サイトウに負けるまでは無敗で勝ち進んでいた。

公式戦で負けた相手は最強のチャンピオンであるダンデのキョダイマックスリザードン*4と、
ガラルの格闘タイプのジムリーダーであるサイトウのオトスパス(二回も)、そしてシンオウチャンピオンシロナのミカルゲ(みちづれによる相打ち)のみ。
非公式戦では通常の2倍の大きさである巨神ゴルーグとプロジェクトミュウ協力時に対峙したフリーザーに負けている。なおSMの時の数少ない敗北もゴルーグだった。
(技の構成上、有効なものがアイアンテールしかないため仕方ないと言えば仕方ない)
ちなみにSMの時のサトシはゴルーグが地面タイプと知っていたのでアイアンテールを最初から使っていたが、
今作のサトシはそのことをすっかり忘れており、最初に10万ボルトをぶっ放していた。
後者では、シゲルの[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)とともに一撃必殺の『ぜったいれいど』で下されている。

77話のデンジ戦からZワザが解禁され、『1000万ボルト』でエレキブルの『電気エンジン』を貫通する威力を見せる。

82話では新たなる姿『ピカチュウ(ヒダイマックスのすがた)』を披露。
……実際はカロリーの過剰摂取でダイマックス並みに太っただけだが。ようするにネタです。

105話)では元ホウエンチャンピオンであるミクリのミロカロスを倒している。
相性が良いとはいえ、元チャンピオンのエースを倒すという凄い事を成し遂げた。

118話では現ホウエンチャンピオンであるダイゴのユレイドルメガメタグロスを倒す等大活躍。
とくにメガメタグロスはスーパーコンピューター以上の頭脳でピカチュウの動きを読み切る強敵だったが、
1000万ボルトがピカチュウの意思で操れることまでは読み切れず直撃し、最後はアイアンテールで撃破した。
なおこの話で初めて1000万ボルトを耐え切るポケモンが現れた(とはいえ7つの電撃の内、3つしか当たらなかったが)。

123話ではカイリュー,ゲンガーを連続で倒したシロナのミカルゲの催眠術対策として、DP時代に編み出した『カウンターシールド』を披露した。
相手の攻撃を無効化してミカルゲを倒す事に成功したが、みちづれをくらい相打ちで敗北

128話では一番手としてダンデのエースバーンと相対し、リベロとねっさのだいちの組み合わせの前に10まんボルトを無効化されたため一時撤退。
その後、131話でウオノラゴンが撃破され、一匹でほぼ無傷のエースバーン、無傷のリザードンを相手することとなる。
キョダイマックスリザードンの猛撃を乗り越えて1000まんボルトを放つも、キョダイゴクエンと相殺され凄まじい爆風とエネルギーを放つ。
このぶつかり合いと後述するメガシンカの莫大なエネルギーが空に放たれたことでガラル粒子が異常な反応を見せ、132話冒頭、ムゲンダイナがその安定化のため飛来する事態となった。
その後両者もう一度ダイマックスが可能になり、エースバーンとのキョダイマックス対決に挑む。
お互いのキョダイワザのパワーはすぐさまダイマックスが途切れるほどであり、そのままエースバーンが倒れ、リベロによる追撃を防ぐことができた。

最後のバトルとなるリザードンとの相棒対決では過去の戦術の応用や技のぶつかり合いで互角以上に渡り合うも、でんきわざを当てられず、大ダメージをなかなか与えられずにいた。
さらにアイアンテールが地面に突き刺さり動けなくなったところで、だいもんじの直撃を喰らい、意識を失いかけてしまう。
しかし、初めてサトシが自分にかけた言葉を思い出したことをきっかけに、
心の中でサトシと彼のポケモンたちの声援を受け、「自分にはみんながついていること」を実感し、これまでと明らかに異なる電気を纏い立ち上がる。
そして、かつての切り札ボルテッカーを思い起こされる形で放たれた10まんボルトが、
こちらもフレアドライブを思わせるリザードンの全身全霊を込めただいもんじと衝突、僅差で打ち勝ったことでサトシにWCS優勝をもたらした。
実はサトシの手持ちの中で白星数は最多の14である。

因みに今作は10まんボルトを放つ際、飛び上がってからほっぺたを前肢で叩いて大きく溜めながら撃つという描写になっており、いつにも増してパワフルな印象が強い。

ポケモン公式Twitterアカウントの1つである『ポケモン情報局』のサトシ再現パでのレベルは59。

PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『マサラの黄色い電光

(ミニリュウ⇔ハクリュー)⇔カイリュー(♀)

CV:三宅健太
技:りゅうのまい、ドラゴンクロー、ぼうふうはかいこうせんりゅうせいぐん(カイリューせいぐん)
特性:せいしんりょく
人懐っこい性格で、気に入った相手にはハグしようとする(ハクリュー時代は巻き付く)。
意外と小食らしく47話で大食い大会に出場した際には、一回戦敗退で終わった。
まさかの600族が今作の雑用枠。その巨体を活かして背中にサトシとゴウ、両手に小型のポケモンなら三匹も抱えて悠然と空を飛べる。
そのため42話から始まった剣盾編ではサトシがガラル地方のあちこちに行く必要があるため、カイリューに乗って移動していた。


元々はカイリュー系統だけが住む幻の島に住んでいた空を飛べないハクリューだったが、サトシとの修行を経て『りゅうのまい』を覚えた事で空を飛べるようになる。
直後にロケット団のホエルオーが大暴れして、サトシが宙に投げだされ渦に落ちそうになった際、サトシを助けるために進化しゲットされた。
サトシを助けたい」という気持ちで進化した事もあってサトシの危険には敏感であり、
危険が迫るとサトシが命令しなくとも抱きかかえ空に逃げ、サトシを乗せた状態で攻撃を受け墜落した場合は、
地面に衝突する寸前に最後の力を振り絞って浮遊する事で、サトシに衝撃が伝わらないように配慮している。

前述した通り普段は温和で人懐っこい面が強調されているが、初代ドラゴンタイプの600族というだけあってバトルの実力も非常に高く、
サトシのピカチュウを始めとした様々なトレーナーのポケモンを一撃で戦闘不能にする巨神ゴルーグ相手にサトシの指示なしで長い時間互角に戦っている。
65話でアイリスと精神世界で対話した際に判明したが、実は臆病な性格でもあり、本当はバトルを楽しんではいなかった。
しかし「サトシが大好きだから」と言う理由で頑張ってバトルをしていたのである(実際カイリューは怯むたびにサトシを見て奮起している)。
その事を見抜いていたアイリスに「カイリュー自身がバトルを楽しまなければ、サトシも楽しくない」と諭され、新たな技を覚えるほどバトルを楽しむようになった。

90話ではハクリュー→ミニリュウと退化してしまい、タマゴに戻ってしまった。カイリューのミニリュウ時代はこの話が初登場。

公式戦初バトルはコルニコジョンドとメガルカリオが相手。
先鋒のゲンガーが何も出来ずに負けてしまったため、ほぼ無傷の二体を相手に戦った。
島の修行を経て習得したりゅうのまいをDP編のカウンターシールドのように応用する戦法で能力を上昇させ、コジョンドをドラゴンクローの一撃で倒すが、
メガシンカしたことによって大幅に能力が上昇したメガルカリオ相手にサトシの判断ミスも相まって大苦戦を強いられる。

至近距離で威力、スピード、命中精度のどれもが非常に高いはどうだんを喰らった後、
インファイトと言わんばかりのグロウパンチの連続攻撃で大きく吹っ飛ばされるが、なんとか根性でこれを耐え、
ぼうふうでメガルカリオを風の渦の中に包み込むことで長い時間に渡って大ダメージを与え、互角の状況に持ち込む。
最後は互いの渾身のグロウパンチとドラゴンクローの一騎討ちの末ギリギリ競り勝ち、サトシにスーパークラス昇格への勝利をもたらした。

次の公式試合はチャンピオンにまで上り詰めたアルティメットアイリスとハイパー昇格を賭けたバトル。
同じカイリュー対決ではレベルも経験も向こうが圧倒的であり、ボコボコにされウオノラゴンと交代。
そのウオノラゴンを破ったアイリスの新たなエースポケモン・オノノクスとのバトルでは、りゅうのまいをしているのに純粋なパワー勝負ではオノノクスに負けてしまう。
しかしぼうふうを『カウンターシールド』として使い、オノノクスのりゅうのはどうをぼうふうに取り込み、
新技『りゅうせいぐん』にしたことでオノノクスを撃破しサトシをハイパークラス昇格へと導いた。

次の試合もマスターズエイトへの昇格をかけたキバナとの試合で登場。
フライゴンの『すなあらし』によって視界を遮られ砂のダメージに大苦戦。
りゅうせいぐんによってフィールド全体を攻撃する事でフライゴンの居場所を特定するも、次発のりゅうせいぐんを溜めている隙をつかれて敗北。
その結果公式戦初敗北になったうえ、唯一相手のポケモンを倒せなかった試合となった。

マスターズトーナメント直前にシンジを相手に行った特訓バトルではガブリアスに敗れている。
近距離戦でこそ互角の戦いぶりを見せたものの、自身と同等以上のパワーを持つポケモンが相手となるといまいち力を発揮出来ないのかもしれない。
ルカリオとゲンガーがそれぞれの相手に勝利したのに対して唯一の敗北と書くと残念な結果ではあるものの、
このバトルでりゅうせいぐんごと突進する『カイリューせいぐん』を使えるようになったので成長には繋がっている。

123話でのシロナ戦で先鋒として登場。
ミカルゲに挑んだもののさいみんじゅつで眠らされてしまい連続でゆめくいをくらって成す術もなく敗北してしまった
眠ったカイリューを交代させずに戦闘不能に陥らせたのは流石にサトシも自分の判断ミスだと感じたようで「もう二度とこんな負け方はしない」と詫びていた。

130話ではダンデのドラパルト戦にドラゴンテールで強制的に選出。
りゅうのまいで素早さをあげつつドラゴンアローを防いでいたが、ドラメシヤにすばしっこさに翻弄されたあげくドラゴンテールで控えに戻される。
メガルカリオが倒されてしまったため、ドラパルトを倒すために再び登場。
ドラゴンアローをりゅうせいぐんで迎撃しつつ、最後はカイリューせいぐんでドラパルトを抱きしめて、そのまま地面に叩きつけるという、かつてのリザードンのちきゅうなげの再現で勝利を収めた。
事前にウオノラゴンやメガルカリオがダメージを与えていたとはいえ、メガルカリオを倒し、
ドラゴンテールでサトシの手持ち全体にダメージを与えつつ強制退場に追い込むドラパルトを倒したのは大手柄と言えよう。

続いて出て来たゴリランダーとも対戦。
直前にりゅうせいぐんを使っていたため特攻が低下していたため、ぼうふうが防がれる。
さらにドラムアタックの効果で素早さが低下していたため動きが鈍重になってしまい、カイリューせいぐんを封じられ、
ドラゴンクローの連打を全てアクロバットで回避されたうえに攻撃され、ドラパルト戦のダメージもあって敗北。

本格的な初トレーナー戦でメガシンカを巧みに使いこなすジムリーダーのコルニのポケモンを無傷の状態から連続で2体撃破し、
さらにはチャンピオンのエースを倒す……とノーマルクラスからスーパークラスにかけての戦いでは歴代サトシの手持ち屈指と言っても遜色のない実力を発揮していたのだが、
ハイパークラスに上がってからはそもそも選出される機会が少ないこともあって敗北が目立っている為、頭一つ強いと言うワケでもない。
一応勝率はピカチュウ、ルカリオに次ぐ3番目だが。

今の所、劇中でカイリューがダメージを負っていない状態で敗北したのはムゲンダイナ戦とハイパークラス以降のキバナ戦、シンジ戦、シロナ戦。
ダンデすらも敵わなかったムゲンダイナはともかくとして、
ダンデやダンデと渡り合えるマスターズエイトクラスの実力者を相手にした場合でもやはりパワーファイトで優位を保つのは厳しいようである。

なおゲット当初からはかいこうせんを覚えているが、劇中一度も使うことなくりゅうせいぐんに上書きされた。
厳密にはイメージ映像ではかいこうせんを使っている場面はあったが、
コルニ戦・アイリス戦ともにはかいこうせんを使おうとエネルギーを溜めている隙に攻撃され、いずれも不発で終わったのだ。

また、今までサトシが既に持っているポケモンを仲間が後からゲットする事はあったが、仲間が持っていたポケモンをサトシがゲットするのはカイリューが初。

性別が♀であることが判明したのは終盤の配布の時。
しかし配布される事が発表された時のカイリューのデータでは♂と表記されており、それが実際の配布の時に♀に変更されていたという経緯がある。
特性がせいしんりょくと分かったのもこの時。
……作中コルニ戦やアイリス戦で怯みまくっていた気もするが、せいしんりょくであった。

『ポケモン情報局』のサトシ再現パでのレベルは58。
PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『流星の化身』
(『PWCS TODAY』の初回放送ではカイリュー特集だったため一匹だけ二つ名がなかったが、ファイナル直前放送で名付けられた。)

(ゴース⇔ゴースト)⇔ゲンガー→ゲンガー(キョダイ)(♂)

CV:間宮康弘
技:シャドーボール、ナイトヘッド→ヘドロばくだん、れいとうパンチ→おにび、サイコキネシス→マジカルシャイン
特性:のろわれボディ
ダイマックス形態:ダイマックス→キョダイマックス
11話に初登場をし、サクラギ研究所にポルターガイスト現象を起こしていたが、コハルとワンパチに撃退された。
その後16話に再登場し、今度はサトシに憑りつく。
実はこのゲンガー、元々はあるトレーナーのポケモンだったが、そのトレーナーが自分に起きる不幸をゲンガーのせいだと解釈し、
現サクラギ研究所がある場所に「ここで待ってろ」と言ってそのまま捨てられたという経緯を持っていた。
そのため人間不信となっていたが、サトシに必要だと言われたことで彼を認め、ゲットされた。

このゲンガーをゲットした事でサトシは全18タイプのポケモンをゲットしたことになった。
(無印でゴーストを仲間にした事があったが、公式ではゲットしたことにはなっていない。
モクローも最終進化すればゴーストタイプのジュナイパーになれるのだが、「かわらずのいし」を手放さない限り不可能。)

90話では時間の巻き戻りのせいでゴースト→ゴースに退化してしまった。
サトシはゲンガーの状態で捕まえたため、ゲンガーのゴース・ゴースト状態はこの話が初。

前述の経緯でゲットしたため、サクラギパークの食料が消えた時や、
サンダーのせいで研究所の電気がついたり消えたりした際には、サトシは真っ先にゲンガーの悪戯だと疑っている。

影への侵入や体の透明化、壁抜けなどを応用したトリッキーな戦法を得意とする。
特に壁抜けを応用する事で相手の攻撃を全てすり抜けさせるという無敵状態となり、本来なら苦手な近接戦もこなす。
しかし経験不足からか自分以上のスピードを持つ相手は苦手なようで、サトシが相手の動きを読めてもゲンガーの方がついていけず、
クチバシティのジムリーダー代行を務めるビスケスのマルマインのでんじふゆう戦法に完敗した。

その後コルニとのバトルでは相性が良いコジョンドとルカリオが相手だったのにもかかわらず、相手の華麗な身のこなしについていけず、何も出来ずに戦闘不能にされた。

72話と73話の間にあった1時間スペシャルでのゲンガーの紹介では、何故かサイコキネシスではなくマジカルシャインを覚えている事になっていた。
スペシャル前に登場した69話ではサイコキネシスを使っているため、たった数話の間に覚えたのか、それともこれから覚えるのか、公式がミスしたのかは不明である。
その後77話でのデンジ戦で普通にサイコキネシスを使っていた事から、ミスだったと思われる。
……しかしその後の99話でサイコキネシスの代わりにマジカルシャインを使い始めた事から、スタッフのミスで半年も先の新技を記載してしまったのだろう。

デンジ戦でも選出されレントラーをあと一歩のところまで追い込むが交代され、スピンロトムの自由自在な動きにまたも翻弄され敗北した。
尤もデンジのレントラーはサトシのゴウカザルが特殊な猛火を発動してようやく勝てた強敵であり、交代なしのジム戦ならストレート勝ちできていたので、ゲンガーが弱い訳ではない。しかし序盤の敗北数が多いこともあり勝率は手持ち中5位と低い。

92話にてキョダイマックスを披露した。
このゲンガー、本来はダイマックス個体だったのだが、サトシもこのゲンガーもキョダイマックス形態に憧れていたため、
オニオンの協力でダイスープを作り飲んだことで、キョダイマックスできるようになった。

99話のマリィ戦に起用。
キョダイマックスオーロンゲにこちらもキョダイマックスして戦い、最後はシャドーボールを直撃させ見事勝利した。
なおゲンガーが公式戦で勝利したのは18話のビスケスのライチュウに勝って以来。実に81話ぶりである。長かった……。
そして、これを機に、序盤での不遇っぷりが嘘のように活躍していく。

109話では2番手で登場。
先発のカイリューがフライゴンにやられ、ゲンガーも砂嵐に撹乱される。サトシはゲンガーにキョダイマックスを切り、砂嵐を吸い込んだ。
そしてキョダイゲンエイとダイフェアリーでフライゴンを下した。
そして次のヌメルゴンからの攻撃も耐え、ダイフェアリーで相打ちとなり、重要な試合で2体倒す大健闘であった。

114話ではゴウカザルをはじめとするサトシのほのおタイプポケモンとの特訓により新たにおにびを覚えた。

118話ではボスゴドラをおにびでやけど状態にしてほぼ一方的に倒したものの、ユレイドルには動きを封じられて敗北。
しかし、ピカチュウにユレイドルを倒すヒントを与えた。

129話、ダンデ戦ではインテレオンと対峙。カウンターシールドやあくのはどうで翻弄されるも、キョダイマックスを使うことで勝利。
続くバリコオル戦では、キョダイマックスが切れたことや、フィールドを氷漬けにされ、
さらにサイコフィールドまで張られるなどバリコオルに有利な状況を作られ、そこからバリコオルの攻撃をくらったことで敗北している。

なおアニポケにおけるゲンガーは黒に近い濃い紫色をしているのだが(2話に登場したモブトレのゲンガーなど)、このゲンガーは薄めの紫色をしている。
しかし色違い演出がないので通常個体のようだ。
おそらく同種同士の戦いの際にサトシのゲンガーだと判別しやすいようにするためだろう。

『ポケモン情報局』のサトシ再現パでのレベルは58。
PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『神出鬼没の黒い悪魔』
なお勝率は6体中5番目と低いが、これは序盤での敗戦が多かったことが影響している。

リオル⇔ルカリオ→メガルカリオ(♂)

CV:真堂圭→浪川大輔
技:しんくうは→はどうだん(巨大はどうだん)、はっけい→てっていこうせん→バレットパンチ、かげぶんしん、きしかいせい、
特性:せいしんりょく
持ち物:ルカリオナイト
ワルビアルルガルガンに続く非御三家エース。
バトル好きで、いじっぱりなうえ頑固な性格。
21話でジョーイさんから預けられたタマゴから孵り、ゲットした。
元々はシンオウ地方で見つかったタマゴだったが、なかなか孵らず、各地の育て屋を転々としクチバシティの近場のポケモンセンターに預けられた。
それでも生まれてこなかったが、近くでバトルするサトシの波導を感知し活性化。
その後サトシの近くだと動き出すことを察したジョーイさんがサトシに預けた。
孵化に「連れ歩き」が大事なのは同話でも触れたのに、なぜポケモンセンター預かりで孵らないのを不思議がるのか……。

そしてその日の晩にタマゴから孵ったものの、サトシの元から脱走し山へ。
とにかく目に付くポケモンに喧嘩を売ってはフルボッコにされ、心配して追いかけて来たサトシの波導を感知した事でサトシを認め、ゲットされる事になる。

タマゴから孵ったばかりなのに何故サトシの元から逃げ出したのかは不明だが、タマゴの時に感知した波導の持ち主がサトシだと気付かずに探しに出かけたという説がある。
(サトシはバトル時に波導を出すため、平時だとリオルでも気付けない)
また、タマゴ技でしか習得できないはずの真空波を覚えているが、親はエビワラーだったのだろうか……?
因みにリオルゲット回にて初めてアニポケでのタマゴ技の遺伝についての描写がなされた。
なお、サトシの発する波導について本編で触れられたのは地味に初である。

その後カロス地方で出会ったコルニのルカリオ(メガルカリオ)を目標としており、バリヤードとの特訓に励んだ結果、短期間で新たな技を3つも習得している等かなりポテンシャルが高い。
成長速度があまりに速いためか、サトシもリオルを頻繁にバトルに出したり特訓をしたりと、育成により一層注力している。
あまりにもリオルに構ったためピカチュウが拗ねて家出をしたほどである。

30話で公式戦に初参戦し、エレブーを倒した。
サイトウ戦ではカモネギに続いて2匹目として登場したがオトスパスのタコがためになす術なく敗北した。
オトスパスとの再戦時にはピカチュウすら倒すタコがために対し、あえて逆らわずに力を溜め攻撃することで攻略。オトスパスと相打ちで終わる。

そして剣盾編45話にてローズとのバトルの最中にルカリオに進化。これにより、メルメタルを除いた初の幻以外の鋼タイプにもなる。
進化と同時に波導弾を覚え、ローズのダイオウドウナットレイを蹴散らした。
リオルとは打って変わって生真面目な性格になっており、真逆の性格を持つエースバーンに対して喧嘩したり呆れたりしている。

声は映画のルカリオと同じ浪川氏に。通常進化して声が変わってもレギュラー声優陣の兼役になる事が多いのに、
SM編以来一年ぶりに浪川氏をレギュラー復帰させているという豪華仕様。
20年11月公開のキービジュアルでルカリオが映画と同じポーズをし、サトシもアーロンに似たポーズをしているため、波導の勇者をかなり意識しているようだ。

『PWCS TODAY』には、さらなる進化が期待されており、86話『メガシンカVSキョダイマックス』でついにメガシンカを披露。
サイトウのキョダイマックスカイリキーと激闘を繰り広げる。

90話では他のポケモンと同様にリオルを経由してタマゴに戻ってしまう。

サトシのキーストーンと共鳴する事で通常より波導が強化されており、
さらにサトシの波導とも共鳴する事で波導のさらなる強化と、『キズナ現象』を思わせるようなサトシとのシンクロを可能とした。
108話でゲッコウガとの修行を経てサトシとの共鳴をより深く出来るようになり、通常の波導弾の何十倍もデカい巨大波導弾を出来るようになった。

109話ではラストで登場。
キョダイマックスしたジュラルドンの攻撃を耐えて、ゲッコウガと作り上げた巨大波導弾でジュラルドンを下し、サトシのマスターズエイト入りに貢献した。

114話ではシンジギャラドスに追い込まれて鋼タイプのエネルギーが高まったことで新たにバレットパンチを覚えた。

125話ではシロナのトゲキッスと対決。
『てんのめぐみ』+『エアスラッシュ』戦法を『せいしんりょく』で無効化。そして相手がダイマックスしてきたことに合わせてメガルカリオになって迎え撃つ。
巨大波動弾を耐え切られ、ダイジェット×3によって素早さが超絶アップしたトゲキッスに溜めなしゴッドバードで攻めまくられたが、向かって来たときにバレットパンチを食らわせてこれをK.O.。
そしてシロナの最強の相棒であるガブリアスと激突。バレットパンチとドラゴンクローで殴り合う激戦を繰り広げ、最後はきしかいせいで決着をつけ、ついにシロナに勝利した。

130話ではダンデのバリコオルを相手にメガルカリオになって対峙。
凍ってしまったフィールドを自在に動くバリコオルに苦戦するも、波導で動きを察知して波導弾で勝利を収めた。
しかしドラパルトのドラゴンテールで強制的に控えから呼び出される。
傷ついた体で戦うも、10万ボルトで運悪く麻痺してしまいその隙をかえんほうしゃで攻撃されて敗北した。
これによりダンデのキョダイマックスリザードンとのバトルは残念ながらop詐欺に終わってしまう。
しかし、メガシンカ発動時にガラルの空に残した莫大なエネルギーは結果的に終盤の戦局、特にピカチュウによるエースバーンの撃破につながった。
またピカチュウを除けば唯一10勝以上しており*5、勝率もピカチュウに次ぐ2位で数値も6割台と健闘している。
特にルカリオに進化後はバトルで必ず1勝以上しており、ピカチュウと双璧をなすエースだった。

最終回でサトシが再び旅に出た後も手持ちに残っており、何処かの街で湯山監督メガネをかけた男性トレーナーのラプラスとバトルをしていた。

なお、最新opで堂々と使ってたはずのてっていこうせんを忘れてバレットパンチを覚えていた事が判明したのは125話。
しかし125話終了後に配信されたサトシのルカリオは、かげぶんしんを忘れてバレットパンチを覚えた事になっている
おそらく剣盾にかげぶんしんのわざマシンやわざレコードがなくて覚えられないので、このようなことになったのだろう。
ちなみにだが、サトシがルカリオにてっていこうせんを使うように指示を出したことは一度も無い
(フリーザーとのバトルではサトシの掛け声に合わせててっていこうせんを撃ってはいるが)

タマゴから育てたためか『ポケモン情報局』のサトシ再現パでのレベルは53と低い。
PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『波導の新星』

カモネギ(ガラル)ネギガナイト(♂)

CV:三木眞一郎
技:つじぎり→スターアサルト、ぶんまわす*6、れんぞくぎり、きあいだめ→みきり
特性:ふくつのこころ
サトシが初めてゲットしたリージョンフォームのポケモンであると同時に初めて捕獲した第8世代ポケモン。鳴き声は「カモン」*7

生粋の戦士であり、サトシの他のポケモンとスパーリングすることなく一匹で瞑想をするほど孤高な性格。
そのため他のポケモンどころかサトシと息を合わせようとせず、結果サトシがカモネギに合わせるバトルをしている。
(リザードンとかとは違い、一応サトシの命令自体は聞いている)
しかしカロス四天王ガンピとの特訓を経てサトシをトレーナーと認め、サトシと歩調を合わせようとするようになった。

元々はシュートシティに生息していた野生のポケモンでシュートシティにある橋を渡ろうとするトレーナー相手にバトルを仕掛ける等、弁慶の様な事をしていた。
先にゴウがゲットしようと原種のカモネギを繰り出してカモネギ対決をするが、つじぎりで一撃KOするなど高い実力を持っている。
続けてサトシのリオルと互角の戦いをするもきしかいせいで撃破されるが、
サトシがカモネギにもエールを送りそのエールに応えようと立ち上がるもそのまま気絶しポケモンセンターへと運ばれた。
その後サトシはカモネギの根性を気に入り仲間に誘い、カモネギもサトシの事を気に入って自ら望んでゲットされた。
直後にボールから出されるもすぐにリオルにリベンジマッチを仕掛ける程のバトル好き。

公式戦で初登場したのはサイトウ戦でありルチャブルを相手に戦ったが、
ぶんまわすを途中でやめてしまった事によるフラつきで目を閉じてしまい、その隙をついたフライングプレスを受け負けてしまう。

60話にてエルレイド使いのリントとの再戦にて、れんぞくぎりを三回急所に当てた事でネギガナイトに進化。
進化に伴って性格も孤高の戦士から、身を挺して主君(サトシ)を危険から守る生粋の騎士となった。

86話でのサイトウ戦でも登場。カイリキーの連続パンチをネギの剣の連撃で相殺し交代に追い込むなど活躍。
さらにルチャブルとの戦いではぶんまわすでネギの盾をブーメランとして投げるという奇策を見せるが、
盾がネギガナイトの元へ戻って来る時間をゴッドバードの溜め時間に充てられてしまい、つじぎりで迎え撃ったものの突破され敗北。

103話では『スターアサルト』を習得。スターアサルトは剣の先に気を溜めてから放つ技なのだが、
サトシのネギガナイトはバランス感覚が悪く剣がぐらつくため、ネギに気を溜める事が出来ず発動できなかった。
しかしウオノラゴンがネギに噛みつく事でバランスを整え、サトシの「敵に集中する」というアドバイスを受け、完成させた。

104話ではウオノラゴンがダメージを与えていたとはいえ、スターアサルトで四天王ドラセナのメガチルタリスを相打ちするという成果を上げる。

124話では倒されたウオノラゴンに代ってシロナのミロカロスと対峙……するのだが、ガブリアスが撒いていたステルスロックを食らってしまう。
そのため、まずは自分の盾をぶんまわすことで、ステルスロックの除去を試み、成功する。
ウオノラゴンの残したダメージもあって終始優勢を保ち、チャームボイスを、スターアサルトを溜めながら耐えて突き破ったことでミロカロスを撃破する。
その後のガブリアス戦ではドラゴンクローのパワーにれんぞくぎりで対抗するも押し負け、ドラゴンクローを食らいそうになるがみきりで回避。
その後りゅうせいぐんを浴びながらスターアサルトで突っ込んでいくも、力尽き、立ったまま戦闘不能となる
しかしそれによってガブリアスに大ダメージを与えており、後の戦局を大きく変化させた*8

130話ではバリコオルと対峙、相性ではやや不利かつ、こうかばつぐんなわざをくりだしても体術で受けられると苦戦するものの、
サトシの目的であったサイコフィールドの破壊とワイドフォースの弱体化を成功させ、ルカリオに繋げる。
その後ゴリランダー戦ではドラムをクッションにされることでスターアサルトによる吹っ飛びの衝撃を軽減されるも、直後のドラムアタックを盾に乗った滑空で凌ぐ。
しかし最後はぶんまわすで投げた盾を投げ返されたことでれんぞくぎりの勢いを削がれ撃破されてしまった。
結果的に白星を唯一上げることはできなかったが、その後のウオノラゴンの勝利に貢献している。

勝率も6匹中最低の44%で、総じて白星にはいまひとつ恵まれないものの、
選出された試合では必ず最低限の役割は遂行しており、ネギガナイトの働きが後続の勝ち筋に繋がった事も多い。
言うならば「燻し銀」「縁の下の力持ち」とでも呼べるポジションだろうか。

ちなみにポケモンマスターズEXではポケマス主人公のソルガレオと相討ちしている。
ウオノラゴンの膳立てもあるが、仮にも伝説のポケモンを、しかも一応攻撃は等倍で通るとはいえタイプ相性はエスパー弱点でもあるためやや不利な状況であることを考えれば快挙といえる。

中の人はXYで同じ鳥型のポケモンでかくとうタイプのルチャブルを演じている。
また、103話以降でのウオノラゴンとの関係性や130話でサイコフィールドをれんぞくぎりで破壊するなど、当ポケモンへのセルフオマージュともとれる描写もあった。
(オンバット→オンバーンとの関係性*9やクノエジムでのシザークロスを使ったトリックルーム破壊が該当する)

『ポケモン情報局』のサトシ再現パでのレベルは56。
PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『不屈のねぎ剣士』

ウオノラゴン

CV:堀内賢雄
技:みずでっぽう、エラがみ、こおりのキバ、ドラゴンダイブ
特性:がんじょうあご
サトシが初めてゲットした化石ポケモンであり、リージョンフォームではない純粋なガラルのポケモン。
蘇った当初からサトシの事を気に入っており、サトシの頭に甘噛みしている。
見た目からして顎が強いのでサトシも当初は噛まれるのを嫌がったが、懐かれていると分かってからは噛まれるのを許している。
ボールから出る度に噛みついているが、気に入れば誰にでもハグをするカイリューとは対照的にサトシだけしか噛まない。

50話に登場。ウカッツ、ガサッツ研究員とサトシ一行が発掘した化石から蘇った。
元々ウカッツは化石から『ウオチルドン』の復元図を予想しウオチルドンを復活させようとしたが、
ガサッツのガサツさで化石復元機に入れる化石を入れ間違えた事でウオノラゴンとして蘇った。
ゴウのパッチルドンと共にガラルの化石復元ポケモン第1号であり、作中では新種のポケモン扱い。『ウオノラゴン』という名前もウカッツがその場で名付けた暫定的なもの。
そんな新種であるにも関わらず、ウカッツたちは少しの交流でデータが取れたからといい、サトシにウオノラゴンを託したため、ゲットされた。

ウオノラゴンは通常陸上では呼吸が出来ないポケモンだが、このウオノラゴンは苦しむ様子がないためアニポケでは反映されていないかもしれない。
まぁ蘇ってすぐサトシを連れて水場に猛ダッシュしていたが……。

50話でゲットしてから次に登場したのが63話とかなり時間がかかった(60話のアバンに一瞬映ってはいるが)。
この話では泳ぎが苦手で、犬かきでしか泳げず泳ぐ速度も人間より遅い事が明かされた(その代わり水底を走るのは得意)。
ついでに遠距離戦は苦手で、一応「みずでっぽう」は使えるものの扱うのも駄目なのか威力が出せない。「エラがみ」はサトシの無茶振りで一発習得。

65話にて公式戦初出場。あいてはまさかのアルティメットアイリスのカイリュー。
アイリスのカイリューはサトシのカイリューをボコボコにするほどの強さだが、ウオノラゴンはドラゴンダイブをエラがみで受け止める荒業を披露。
しかもそのままこおりのキバでカイリューを氷漬けにするというエグイコンボで勝利を収めた。*10
なんと初登場から3回目の出演でチャンピオンのポケモンを撃破するとんでない番狂わせを演じた。
次に出て来たオノノクスには遠距離攻撃で一方的に口に攻撃され、あっけなく敗北。

次に公式戦起用は104話の四天王ドラセナとのバトル。
高い脚力や顎の力を使いメガチルタリスやオンバーン相手にダメージを与え続け、最後はシトロンと特訓して覚えたドラゴンダイブでオンバーンを倒すことでサトシに四天王初勝利をもたらした。

118話ではサトシの一番手に起用。
ダイゴのエースであるメタグロスを相手に先制がんじょうあごエラがみで大ダメージを与えメタグロスを引っ込めさせる活躍を見せる。
しかし交代で出て来たボスゴドラにはパワーと体重、防御の差が災いしてヘビーボンバー一撃で呆気なくダウン。一匹も倒せず敗北してしまった*11

124話のシロナ戦では4番手。
ステルスロックを撒くために繰り出されたガブリアスにこおりのキバでダメージを与えようとするが、かわされてドラゴンクローを見舞われる。
さらにその交代で出てきたロズレイドにどくづきでどく状態にされてしまうがそれに怒りを覚え*12リーフストームをドラゴンダイブでぶち破って勝利。
その後サトシが撤退させようとするのを拒否して続投を懇願、サトシもこれを承諾。
結果ミロカロスに巻き付かれてからのアイアンヘッドで倒されるが、最後の力でエラがみを食らわせており、ネギガナイトの勝利に繋げた。
その勇姿は(食い物を貪る約一名除く)ロケット団を大いに感動させている。

130話ではドラパルトを相手に登場。
ドラゴン対決の末にドラパルトのドラゴンパワーに当てられ、太古の時代にウオノラゴンが有していたドラゴンの力が覚醒。
お腹のヒレがエネルギーで巨大化し、これによって相手の体を捕捉できるようになった。
ドラパルトを拘束しエラがみ+こおりのキバというアイリス戦のコンボで大ダメージを与えるが、ドラゴンテールで控えに戻されてしまう。

131話では、ゴリランダーと対峙、覚醒したヒレの力はカイリュー、ネギガナイトを苦戦させたドラムアタックをたやすく受け止めるほどで、こおりのキバで破壊に繋げた。
そして、ネギガナイトを思いながら決めたドラゴンダイブでゴリランダーの無双を食い止めた。
しかし、エースバーンとの戦いではそのリベロの力ではがねタイプに変化されたことで翻弄される。
火力の低かったみずでっぽうも得意技のかえんボールを相殺できるほどのパワーを見せ、
とびひざげりの直撃を耐えるなど粘ったものの、相手にほぼダメージを与えられず、ドラゴンダイブをかわされた後のとびひざげりに沈んだ。

シンオウの伝説騒動では出番が無かったが、もし登場していたらどうなっていたのだろうか?
そのためなのか、『神と呼ばれしアルセウス』ではピカチュウ以外で唯一登場している。

PWCSのニュース番組『PWCS TODAY』が名付けたあだ名は『古代ガラルの覇者』
なお勝率は丁度50%で六匹中4番目だが、手持ちに加わったのが6匹で1番最後だったことを踏まえると健闘したと言えよう。

その他

バリヤード

CV:うえだゆうじ
技:リフレクター、きあいパンチ、サイコキネシス
サトシの母親・ハナコの元で過ごしていたバリヤード。
『サトシのポケモン チェックだぜ!!』ではサトシの手持ち扱いされているものの、ゲットした描写がなかったため、
ファンの間では長年ハナコのポケモン扱いされてきたが、今作でサトシがモンスターボールに入れている描写が入ったため、正式にサトシのポケモンになったようだ。
しかし雑誌では今のサトシの手持ちとしてカウントされていない……。
(ゲンガーの項で触れたサトシの全タイプポケモンゲットの内、エスパータイプとフェアリータイプはバリヤードのみのため、このあたりは解釈が分かれることとなる)
しかしアニポケ25周年記念動画ではサトシのカントー編の手持ち枠に入っていたため、あくまで新無印での手持ち枠ではないということなのだろう。

今作ではサトシがサクラギ研究所のお世話になる事になったため、バリヤードは世話役として作品初期にレギュラーとして登場。
バトルフロンティア・ビードロカップ決勝戦にてハリテヤマ相手に対決。
日頃鍛えて来たカンフー体操でハリテヤマを翻弄し、リフレクターで相手の攻撃を防ぎつつ、
リフレクターを相手の周囲に張り巡らして動きを封じ、サイコキネシスでリフレクターごとハリテヤマを投げ飛ばした。
続くグラエナにはその気迫に押され、フェアリータイプなのに戦意を喪失して降参した。
この回のゴウや実況の台詞からして、あまりバトル向きな種族ではないようなので無理もないか。
あるいは舞台に合わせて第3世代までのタイプ相性で考えていたのだろうか。

リオルがタマゴから孵ったばかりの頃は、リオルの修行に付き合っており、しんくうはをリフレクターで防いでいる。
確かサトシのバリヤードはひかりのかべが使えたはずだが……。
まあムサシソーナンスも自分の意志でカウンターとミラーコートを使い分けているので、そういう事にしておこう。

前半では頻繁に登場していたが、後半になるにつれて登場が減り、殆どいなくなったも同然の扱いに。
一応サクラギパークでサトシやゴウの手伝いをしている描写はあるためマサラタウンに帰したわけではない。

その後サトシとゴウがクチバシティを旅立ったことで二人の世話役もお役御免となってマサラタウンのハナコの元に戻っている。

ゴウカザル

CV:うえだゆうじ
技:かえんほうしゃ、あなをほる、マッハパンチ、フレアドライブ
DPの手持ちだったゴウカザル

モクロー

ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス』にてサトシがゲットしたポケモン。
ヒスイ地方だった頃の体験が出来るシンオウフェスの一環として、昔のモンスターボールを使ったゲット体験会が行われており、そこでモクローをゲットした。
そのためSMで捕まえた昼寝好きのモクローとは別個体である。
なおあくまで体験会なので、ゲットした後は解放しており手持ち入りはしなかった。

サトシが同種を複数ゲットするのは無印のケンタロス×30以来25年ぶり



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最終更新:2025年03月05日 15:04

*1 切り札を使ってようやく勝つことの是非は置いておこう

*2 参加した試合のほとんどがマスターズトーナメントファイナルだったため仕方ないとしか言いようがないし、勝ち星もそこで得たものである。

*3 しかも倒した相手には、サトシ戦でもそうだが、それ以前の対戦で無双した猛者が含まれている。流石ガチポケ…

*4 ただし、WCS参加前だったこともあり、審判が公式試合と同じだけの非公式戦に近い

*5 新無印サトシの手持ちで10勝以上したのはピカチュウとルカリオのみ

*6 カモネギ時代は茎を振るっていたが、ネギガナイトに進化してからは盾をブーメランのように投げつけている。

*7 アニポケでは珍しく、進化してからも鳴き声は変わっていない。

*8 シロナがトゲキッスにダイマックスを使ってしまったことも大きい。

*9 オンバーンとウオノラゴンはどちらもドラゴンタイプ。

*10 こおりのキバは特に特訓描写などはなかったが普通に覚えていた。

*11 後のシロナ戦やダンデ戦で大ダメージを受けていたのに耐えていた事を考えると、あまりにもあっさりしすぎている。ボスゴドラの特性は「ヘヴィメタル」だったのだろうか?

*12 この試合を見ていたニャースによると、「ロズレイドは絶対自分が倒す」と言っていたとのこと