ファイアーエムブレム ヒーローズ

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ファイアーエムブレム ヒーローズ - (2021/08/28 (土) 23:01:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/02/09 (木) 11:13:05
更新日:2024/03/23 Sat 22:34:55
所要時間:約 43 分で読めます





扉を開け。英雄と共に。





出典:ファイアーエムブレムワールド【FIRE EMBLEM WORLD】、https://is.gd/AUJ1OW
19年12月13日に閲覧、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS




概要

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』とは2017年2月2日から世界同時配信された任天堂のスマホゲーム。
『ファイアーエムブレム Direct 』にて詳細が発表され、その二週間後に配信された。
配信初日で売り上げが約3億になるなど、好評な出だしである。

本作は課金式ゲームであり、『ランダム型アイテム提供方式』いわゆるガチャを採用している。
任天堂系列でこれを採用した前例として『バッジとれ~るセンター』『ポケモンコマスター』などがあるが、
前者は非常に価格設定が安く課金できる金額の上限が低めに定められていること、
後者は開発・販売が本家と同じ任天堂・ゲーフリ体制でないことからそこまで話題になっていなかったが、
本作は本家FEを作っているインテリジェンスシステムズ(以下IS)が開発を担当しており、
任天堂関連の会社がガッツリとこの方式を採用したのはこれが初と言えるために、ネットでは良くも悪くも話題になった。

任天堂系列として初のDLCを導入した『覚醒』以来、『if』の同性婚、
『♯FE』のアトラスとコラボした本格的なRPGなど、任天堂作品の中で先陣を切って新たな取り組みに挑んできたFE。
今作も、ガチャ課金有りのスマホゲームに任天堂で最初にチャレンジした作品となる。

17年6月29日時点でのダウンロード数は『スーパーマリオ ラン』の10分の1だが、売り上げは既に超えているらしい。
マリオランは1200円の買い切り型であり、課金型システムの実力を見せつけている。
17年7月21日に『Deconstructor of Fun』はヒーローズの売り上げが127億円に到達したと発表した。

『Google Play』が選ぶ17年度のベストゲーム賞にヒーローズが選ばれた。

海外人気も非常に高く、本作で歴代シリーズやそのキャラを知った*1海外ファンも多い。

本作の特徴として歴代のFEキャラを扱えるというものがある。
サービス開始時点で、
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」「ファイアーエムブレム 紋章の謎」
ファイアーエムブレム 封印の剣」「ファイアーエムブレム 烈火の剣
ファイアーエムブレム 覚醒」「ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国」
の6タイトルから参戦。

現在ではさらに、
ファイアーエムブレム 新・紋章の謎〜光と影の英雄
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」「ファイアーエムブレム 聖魔の光石
ファイアーエムブレム トラキア776」「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王
ファイアーエムブレム 暁の女神」「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
ファイアーエムブレム 風花雪月」 「幻影異聞録♯FE Encore
を加えた計15タイトルからの参加となっている。
この15タイトルの全員が参加しているという訳ではなく、その中の一部のキャラだけ。数が数なので全員参戦は遠い夢である。

ちなみに、♯FEは本作の配信開始時点で既に発売されていたタイトルだが、
参戦は20年1月と丸3年もかかった。
これについては本作配信直後に任天堂の松下慎吾氏が、
♯FEとFEヒーローズは世界観が被る部分もあり、参加するとなるとシステム面を改修する必要があると語っており、
そのために参戦には時間がかかったのだろう。
また♯FEはあくまで移植版が参戦しているため、設定もそちらに準拠している。




あらすじ

  • 第一部
あらゆる異界の支配を目論むエンブラ帝国と、それに抗うアスク王国、2つの国が存在する世界。

歴戦の英雄たちの力を借り得る「召喚師」として特別な力を持つあなたは、
滅亡の危機に瀕するアスク王国を救うため、特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の一員となり、果てない戦いに挑みます。

  • 第二部
氷の王国ニフルと炎の王国ムスペル。

対立していた両国だったが、炎の王「スルト」が率いるムスペル王国の圧倒的な力によって戦いは終焉を迎えようとしていた。

ニフルの王女「フィヨルム」は滅亡した祖国から逃れ、アスク王国で「ヴァイス・ブレイヴ」のメンバーに出逢う。

ヴァイス・ブレイヴの協力を得たフィヨルムは祖国復興に大きな希望を抱くが、ムスペル王国の侵攻はアスク王国にまで近づいていた……。

  • 第三部
ムスペルとの激しい戦いを終え、アスクへ帰還したヴァイス・ブレイヴ。
そこへ、死の王国「ヘル」の不気味な兵士たちが突如襲いかかる。

苦しみながらも敵兵を撃退するアルフォンスらは、歴史に残る伝説の王「リーヴ」「スラシル」を名乗る死の王国の将たちと遭遇する。

一方死の王国では、女王「ヘル」が王女「エイル」へ恐ろしい指示を下していた。
『生者どもの軍に入り、生者どもに尽くせ。身も心も服従せよ。そして十分に信用を得た後……私が命じたその時、生者どもを殺せ』

母の命を受けヴァイス・ブレイヴと行動を共にするエイル。
彼女の瞳には、深い憂いが宿っていた……。

  • 第四部
アスク王国内・辺境の村の住民たちが悪夢にうなされ続けているとの報を受け、ヴァイス・ブレイヴは現場へ急行した。

しかし、アルフォンスらも現場近くで強い眠気にとらわれ、意識を失ってしまう。
夢うつつで目覚めた彼らが出会ったのは、人に夢を見せる美しい妖精だった。

悪夢の妖精との戦いと、夢の中から現実世界に戻るための旅が始まる。

  • 第五部
小人族の国「ニザヴェリル」から襲撃を受けるアスク王国。
襲い来る王女「レギン」の狙いはあなた(召喚師)だった。

魔道科学を駆使した機動兵器に苦戦するアルフォンス。
しかし、レギンの剣筋に迷いを見て取り剣を収める。
「ファフニール王を……お兄ちゃんを止めてください!!」

ヴァイス・ブレイヴは、戦いを終わらせるため、レギンと共にニザヴェリルを目指す……。

(公式より引用)


登場人物

【特務機関 ヴァイス・ブレイヴ】

プレイヤーの分身。デフォルトネームは『エクラ』、海外版では『Kiran』で、設定した名前がアカウント名として反映される。
アスク王国に召喚された大英雄であり、異界に住む英雄達を召喚する力を持つ銃『ブレイザブリク』を扱う事が出来る。
元々いた世界はどうやら現実の現代世界に近いようだ。
その雰囲気は覚醒におけるマイユニット・ルフレに似ているとされている。
ルフレ同様にPVではフードで姿を隠して登場しているが、ゲーム内では容姿は描写されない。
また台詞も一切なく、マイユニというよりは烈火の軍師マークルフレくらい前に出てきたといった感じのキャラである。
やはりというか何というか、歴代のマイユニのご多分に漏れず、敵味方・性別問わず色んな英雄からモテる。ストーリー内のレギュラーの中では特にアルフォンスとフィヨルムが好意的。


CV:鈴木達央
ヴァイス・ブレイヴの一員であり、アスク王国の王子。
歴代におけるロードのようなお人であり、マルスのような正統派の王子様。
かつて戦場で仲の良かった英雄を散らしてしまった過去があるため、召喚された英雄に深く関わろうとしないが、エクラのことはがっつり肩入れし、第三部ストーリーにも大きく影響している。
ストーリー的にもエクラが喋らない為、主人公的存在なのだが、アルフォンスは数が多い剣使いである事、
英雄召喚で星の数が多い剣使いが出やすいという事、
やたら力に特化したスキルばかり習得する上に速さが低いまさかのパワータイプであることから、即メンバーから外される事が多い悲しい人。


CV:内田真礼
アルフォンスの妹でヴァイス・ブレイヴの一員。明るく人懐っこい性格。
そのミニスカにしか見えない上着のせいで、短パンがパンツにしか見えないと評判。太股がいやらしい。
槍使いで、味方の補助手段も持っており兄とは逆に小器用で使いやすい子。


CV:世戸さおり
ヒーローズのオリキャラ……というかいつもの感じなアンナさん。
ヴァイス・ブレイヴの隊長であり、アルフォンス達の上官。なぜその国の王子より目上なのかは不明。
なんと今回は斧使いであり、プレイヤーが最初に操作するチュートリアル用のキャラにもなっている。
斧使いだが速さで勝負するスピードタイプである。
商売をしないアンナさんなんてアンナさんじゃない!……と思われていたが、実はアンナ商会と特務機関隊長の二足の草鞋を履いており、
季節毎の外伝やその他イベントでは相変わらず金儲けに精を出している場面が見受けられる。


  • グスタフ
CV:中田譲治
アスク王国現国王でアルフォンスとシャロンの実父。雰囲気を見るにアルフォンスは父親似。
「厳格」という言葉をそのまま形にしたような人物であり、過去に息子アルフォンスが特務機関に入隊することを強く反対。
以降息子と揉めてしまい、王宮では顔を合わせることは無くなったという。
しかしながら本当は子ども想いの優しい父親であり、ヘンリエッテ曰く「子どもに会えず寂しい思いをしている」のだとか。
死の国の王ヘルとは因縁があり、20年前にグスタフの父(アルフォンスの祖父)を殺されている。額の大きな傷はその時の戦いのもの。
そして何より、グスタフ自身も「FEシリーズの主人公の父親」という呪われたポジションに逆らうことは出来ず……

プレイヤー達からの俗称は「パパフォンス」。というか語呂が良すぎて明らかにグスタフと呼ぶ人が少ない。


  • ヘンリエッテ
CV:能登麻美子
アスク王国王妃でアルフォンスとシャロンの実母。雰囲気を見るにシャロンは母親似。
夫グスタフとは打って変わっておっとりとしたマイペースな性格。
危険な戦場を駆ける子どもたちをいつも心配してくれている優しいお母さん。
そのため、グスタフもアルフォンスもヘンリエッテには頭が上がらない。

プレイヤー達からの俗称は当然ながら「ママフォンス」。



【異界より召喚されし英雄たち】

CV:小上裕通
ファイアーエムブレム 覚醒』の世界から華麗に召喚された貴族。
ストーリーに関係しないのにも関わらずチュートリアルで仲間になる我らが貴族。
アンナさんという特殊な例外を除けば歴代の英雄の中で真っ先に仲間になるという大抜擢を受けた。
星の数こそ少ないが本作で希少な弓使いである事、ガチャはオーブをため込んで使った方がお得である事、その前に城の強化に使いがちという事、
狙った職種が出るとは限らない事、敵に飛行ユニットが多いという事などなど……。
多くの事情からプレイヤー――特に無課金の人はしばしの間ヴィオールをメンバーに入れている事が多い。

……だったのだが、ver2.5.0以降にはチュートリアルで仲間になる座から降ろされ、チュートリアルの後に普通の仲間になる事に……。


CV:梶裕貴
ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』から召喚されたひねくれた弟王子。
前述のヴィオールではインフレについていけなくなったので、代わりにチュートリアルで召喚される事になった。それも星4。
そのままでも十分強いが、羽根を集めて星5に覚醒することが出来れば、強力な風神弓や近距離反撃のスキルが解禁されるので使い易さに拍車がかかる。
配信開始直後では無類の強さだったタクミなので初心者にはうってつけの人材だが、
インフレが進んだ今、タクミでさえ歩兵弓ではそれなりの部類なのだが恐ろしい……。


  • 義の盗賊 マシュー
CV:保志総一朗
『ファイアーエムブレム 烈火の剣』から召喚された密偵。
チュートリアル後にしれっと加入している。
ヴィオールと違い暗器によるデバフや速さの鼓舞による味方の支援を得意とする。


CV:藤原夏海
『ファイアーエムブレム 封印の剣』から召喚された闇魔法の使い手。
こちらもマシューと同じくチュートリアル後にいつの間にか加入している。
ヴィオールが魔防のデバフスキルを持つので組み合わせるとそこそこ役に立つ。


  • フェー
CV:木村珠莉
アスク王国特務機関の伝書フクロウ。1月18日が誕生日。実はオス
本作のマスコットキャラやツイッター公式アカウントでの広報担当。
名前の由来は本作の略称である「FEH」からと思われている。
普段はマイキャッスルの右上にある止まり木に止まっており、プレゼントの受け取りはフェーをタップすることで行われる。
本作での育成に欠かせない「英雄の翼(その形状から通称羽根)」は一説ではフェーから毟られていると言われているため、
あまり羽根くれとは言わないでおいてあげよう。
YouTubeで配信されているフェーちゃんねるでは進行役を担当している。CVはここでしか使われておらず、ゲーム内では喋らない。
17年6月のサイファの生放送でキャストが公表されたが、木村氏に決まったのも以前ゲストに来た時、フェーの声をアドリブで演じたかららしい。

余談だが、一回の課金でオーブを購入できるのは最大140個=8800円なので、
このゲームをやっているとよく聞く「1フェー」という単語は8800円という意味である。
ほしいキャラを狙って課金したが結局出なかったこともあるので、ご利用は計画的に無理のない範囲で。



【エンブラ帝国】

CV:日高里菜
第2回英雄総選挙2位。
エンブラ帝国の皇女。
異界の門を閉める力を持つが閉じる事を拒み、異界に侵略の手を伸ばしている。
マルスやロイといった英雄王や若き獅子を打ち破り、自分に従うように契約をした恐るべき幼女。
服装が似ているせいか、幼女マクベスと言われている。
また、イメージイラストがヴェロニカ1人に対し大勢の英雄が剣を構えているリンチのような構図で、ファンからは「握手会」「ボスチク中の図」と言われている。
アプリのアイコンにも彼女が描かれているため、実質ヒロインのような扱いを受けている。
第2部以降はアスク諸共様々な国から立て続けに攻撃を受けており、その度にブルーノらの計らいで救援にかけつける、という展開が続いている。
第2回英雄総選挙にて2位を獲得したため、後にバージョン違いのヴェロニカがプレイアブルとして実装された。現在は無料配布もされ、攻略に困らないぐらい強いので今から始める初心者にはオススメ候補。


CV:小西克幸
ファイアーエムブレムif』に登場。暗夜きょうだいの長男。みんな大好きマークス兄さん。
他の英雄たちと同じくヴェロニカに召喚され配下になっているのだが、
どういうわけか彼は自分の意志でヴェロニカの味方をしており、自軍に倒された後も彼女の元に留まっている。
その理由は至極単純で、ヴェロニカの悲しそうな表情がとあるきょうだいに似ているからだという。

そのためか、他のきょうだいや原作において対となるリョウマと違い、彼のみ召喚ガチャに実装されていない。
その後大英雄戦で仲間にできる(ヴェロニカに味方しているマークスとは別個体)と発表され、5月に実装されたが、
何故か通常版のマークスが仲間にできるようになるより先に、3月末からの期間限定のイベントでバニー姿のマークス兄さんが先行で登場した。「スプリング、ハズ、カム!」
それを皮切りに超英雄として2017年夏には水着姿で浮き輪を振り回し
2018年夏には浴衣姿になって盆踊りを踊るなど、毎年のイベント毎に大はしゃぎしている。
2020年の夏にはついにヴェロニカとタッグのユニット(双界英雄)として登場した。
また、現在ではホームガイドミッションで通常版の星5のものが手軽に入手できる。

  • ブルーノ
CV:三木眞一郎
ヴェロニカの兄でエンブラ帝国皇子。
第1部においてヴァイス・ブレイヴの前に何度も立ちはだかる、褐色の肌に仮面をつけた変態男。
物語開始当初は名前と地位も伏せられており、名義も「謎の男」で完全に謎の存在であった。
中破するとムキムキな上半身が豪快に露わになり裸同然の姿になり、(ちなみに公式でも何度もネタにされる始末)
2019年春に実装されたイースターver.でも、またもや上半身を豪快に見せ付ける始末であった。
お約束ネタになりつつある……?

かつてヴァイス・ブレイヴにいたアルフォンスの友であるザカリアを殺したと発言しているが、
その後、実際にはそのザカリアの正体こそが彼であるということが判明する。
辺境に追放された彼は身分を偽ってザカリアを名乗ってヴァイス・ブレイヴに加わるが、
エンブラの皇族にかけられた呪いによりいつか仲間を傷つけてしまうと考え、何も言わず組織を離れて独自に動いていた。
そのため、それを知ったアルフォンス達からは以後もザカリアと呼ばれ続けている。
特務機関では槍使いだったようで、シャロンに槍術を教えたのは彼である。それならばあのムキムキも納得出来よう。


【氷の王国 ニフル】

CV:高橋李依
第二部から登場。氷の王国ニフルの第二王女。
故郷がムスペルに滅ぼされ、母の仇のスルトを追ってアスク王国がある世界に来て特務機関に保護される。その後アルフォンス達と行動を共にする。エクラに好意を寄せ、いつか恩返しをしたいと考えている。
第二部1章5節をクリアすると必ず仲間になる配布キャラ。
優秀な反撃スキルが揃っており、特にスキルを付け替えしなくてもデフォルトで十分戦える。
第二部完結後はエクラにつきっきりらしいことをバラされたり、臭い疑惑が持たれたりしている。

CV:茅野愛衣
氷の王国ニフルの第一王女で、フィヨルムの姉。
おっとりしていて母性のあふれる性格をしたピンク髪のお姉さん。
エクラを『生涯に一人だけ、全てを捧げる相手』として夢の中からサポートする。
配布の妹とは違い、こちらはガチャ限。

CV:大空直美
氷の王国ニフルの第三王女。一番末の妹の幼女。
人質としてムスペルの城に幽閉されていた。
その後なんとか脱出し、姉やエクラたちと合流するが……?

年齢も幼く戦闘には向かない容姿から誰もが杖使いと思った中、まさかの暗器使いというギャップが凄い子。

CV:松岡禎丞
氷の王国ニフルの王子。ニフル四兄妹の一番上の兄。
フィヨルム達とはまた別の場所でムスペルとの戦闘を繰り広げていた。
出番が終盤な上に、立ち絵がデフォルトでボロ絵というなんとも恵まれていない王子。

しかしそのがっしりとした体格と精悍な振る舞いで淑女な召喚士達からは大人気。

CV:高橋李依
ニフルの地をおさめる氷竜。
生贄を捧げることで神器に自らの力を与えるとされる。


【炎の王国 ムスペル】

CV:玄田哲章
炎竜の血をひく炎の王国ムスペルの王。見た目は某覇王を彷彿とさせる。
他国を制圧し、そこの民を虐殺するのが王の使命と言い切る暴虐の王。


CV:釘宮理恵
スルトの娘であるムスペルの第二王女。感情が乏しい。
物事を自分で決める事が苦手らしく、姉の指示には必ず従う。姉が大好きな事をよくプッシュされている。


CV:田村ゆかり
スルトの娘でムスペルの第一王女。
スルトに似ず無益な戦いを避け、敗戦国の民も丁重に扱うため、
敵からも一人の人間として評価は高い。
シスコンネタが多い。


CV:中井和哉
ムスペル王国の将の一人で、貴族ではなく貧民街出身。
粗暴な性格で口が悪く、ニフルの民を虐殺した経歴があるため、ニフル側からの評価は悪い。
しかしそんな彼にも家庭的な事情はあり、残虐性があるのは根が腐っているからという訳ではなく、それに気づいたユルグとは仲が悪くない様子。

【死の王国 ヘル】

CV:小山茉美
喜びの園へ逝けなかった魂を操る事ができる死の女王。
アスクへの侵略を始める。
アルフォンスの父グスタフとは、過去にとある因縁がある。
弄りどころ皆無の冷酷な敵役だが、4コマでは容赦なく弄られる。

CV:雨宮天
ヘルの娘。ヘルの命令で特務機関に潜入する。
エクラやアルフォンスたちとは初対面の筈なのだが、なにやら過去に出会ったことのある記憶があるようで……?
第三部1章5節をクリアすると必ず仲間になる配布キャラ。

  • リーヴ
CV:前野智昭
ヘルの軍勢を率いる魔剣士。
骸骨のような鎧と骨が透けて見える半透明の肉体が特徴的。
その名は神竜アスクと契約した初代アスク王と同じだが……

  • スラシル
CV:小倉唯
ヘルの軍勢を率いる鏖殺の魔女。一国を滅ぼせる魔力を持つ。
その名はエンブラ帝国の初代皇帝と同じだが……


【夢の国 アルフ】

CV:和氣あず未
子供が好きで無邪気な夢の世界の妖精。幸せな夢を扱う、「幸夢のピアニー」。
四部一章をクリアすると仲間になる。


  • フロージ
CV:古谷徹
夢の国アルフの王。夢を司る神として崇められている。


CV:久野美咲
白昼夢を操る妖精、「白夢のルピナス」。
いつも眠そうにしており、掴みどころのない性格。
正確には夢の国ではなく、アスク王国辺境の霧の森に住んでいる。


【悪夢の国 スヴァルトアルフ】

CV:井口裕香
悪夢の世界の妖精。異名はそのまま「悪夢のスカビオサ」。
未来に希望を持たない性格で、人に悪夢を見せる。


CV:堀江由衣
悪夢の世界の妖精。異名は「淫夢のプルメリア」。
異名通り人に淫らな夢を見せるのだが、当の本人は潔癖な性格。
いやらしい見た目と設定とは裏腹に、その凄まじい過去に驚かされたエクラは数知れず。

CV:林原めぐみ
スヴァルトアルフの女王でフロージの妹。
兄に対して「兄妹愛を超えた感情」を抱いており、兄を自分のものにするべく人間界と夢の国へ侵攻する。

【小人の国 ニザヴェリル】

CV:小原好美
小人の国ニザヴェリルの第2王女。FEシリーズ初のメカ少女キャラ。五部一章をクリアすると仲間になる。
豹変した義兄ファフニールに疑問を抱きつつ交戦するが、剣筋に迷いがある事をアルフォンスに見て取られ、
元に戻って欲しい一心で兄に刃を向けることを決意する。

彼女をはじめとするニザヴェリルの兵は機械仕掛けの馬型の鎧「グリンブルスティ」に乗って戦うスタイル。
ケンタウロスのようなフォルムのパワードスーツで、小人族の小柄な体(小柄とはいえ普通の人間よりも一回り小さい程度)でも
大きな武器や盾を持ちつつ高い機動力を発揮できるようになっている。


CV:吉野裕行
ニザヴェリルの王子で、レギンの実兄。
戦災孤児だったがレギンと共にファフニールに保護され、以来彼を兄として慕っている。
狂いゆくファフニールとともに豹変しており、レギンがアスクについた事を知ると容赦なく離縁を宣言し攻撃を加える。

CV:加藤和樹
ニザヴェリルの王。
もとあった王家が滅んだあと一兵士から成り上がって王となった人物で、
ある時から過去の記憶を失って豹変し、他国を次々と侵略している。
時折頭痛と共に失った記憶を求める奇行をし始める事も。

  • エイトリ
CV:高山みなみ
罠を仕掛けた森の奥に住む賢者であり発明者。
だがその実はアブない研究を行うマッドサイエンティスト。

【巨人の国 ヨトゥン】

CV:高垣彩陽
巨人族の国ヨトゥンの第2王女。
王女とは思えないくらいの筋肉質な体形と短髪が特徴で、好戦的でノリが軽い。
姉ノートとの仲はかつては良好だったが、ある時を境に険悪に。

CV:水樹奈々
巨人族の国ヨトゥンの第1王女で、ダグの双子の姉。
優雅で美しいものを好む。惚れっぽい性格でイケメンにはホイホイ騙される。

【謎の勢力】
CV:新井里美
当初はムスペルの軍師として登場。怪しい色気を出した大人の女性。
カミラもビックリの巨乳の持ち主。
魔法で姿を自由に変える事ができ、第一部での先行登場ではアンナさんの姿に化けていた。
元ネタの某笑いの神に比べ、とにかく掴みどころの少ない性格をしているトリックスターで、用が済めば陣営をコロコロと変える。
戦禍の連戦や外伝ストーリーでもあの手この手で戦場を引っ掻き回す。二部以降も暗躍している。


CV:佐藤利奈
種々のイベントや異伝などに姿を見せる戦神。
特に「ミョルニル」では実際に大軍隊を率いてアスク王国へ攻めてくるが、負けても滅ぼしはしない。
アルフォズルという主神に仕えており、ロキとは同様の存在ではあるようだが、
ロキ程頻繁には姿を見せず、直接戦闘になる事も、英雄として召喚された事も今のところ無い。



【その他】

CV:小林ゆう
期間限定イベント『戦渦の連戦』に登場するどっかで見たような仮面の剣士。
戦渦と呼ばれる時空の歪みで異界と異界が混ざり合ってしまう現象を止めるべく、世界を巡っている。
しかし、向かった先の異界の英雄に振り回されることも多々あり、困惑している苦労人。
戦渦の報酬で偶に星4と星5の個体が手に入る。上記のマルスとは別人らしい。


CV:萩道彦
地属性の伝承英雄である暁版アイク。
元々はガチャ限定キャラだったが、投票で人気1位を獲得し、無料配布されることとなった。
事前のガチャで重課金してしまったエクラは泣いていい……
また、ホームガイドミッションでは斧版の総選挙アイクも入手可能。

CV:利根健太朗
ご存知ダイムサンダで有名な副官。おそらく本作でもっとも知名度を上げた人物。
その強さと手に入れやすさから本作の主人公という声もあり、ホームガイドミッションでは最初に貰える無料配布星5キャラとなっていて初心者には優しい仕様となっている。

CV:洲崎綾
人と氷竜のハーフの踊り子。ホームガイドミッションで貰える無料配布星5キャラ。
本作では踊りに加えて竜石によっても戦える「踊れるマムクート」になった。
こういう原作でできなかった事ができるのもヒーローズならではだろう。

CV:水橋かおり
ルネス王国の王女。
グレイプニル装備のものがホームガイドミッションで貰える無料配布星5キャラ。


  • フェーニックス
CV:子安武人
本作の子安枠。厳密にはゲーム内に登場するキャラではないが、一応ここに記載。
伝書フクロウ情報局の局長で、フェーの上司。
見た目はフェーにカイゼル髭を付けて、腹部の毛並みがより多くなった感じ。
2020年2月のフェーちゃんねるに登場し、休暇で不在となったフェーの代わりとして司会を務めた。
一人称は「吾輩」で語尾は「~であーる」といった具合にテンションが常時高い。
推しの英雄はナバールロンクーゼロといった、 低めのいい声をした方々

メタ的な事を言うと、木村珠莉氏が産休でフェーの声を収録できなかったために登場した代役キャラ。
英語版フェーちゃんねるでも登場するため、事情が分からない海外ユーザーは理由も無く突然登場したフェーニックスに困惑したんだとか……




英雄

本作の目玉である歴代のFEキャラ達。
様々なイラストレーターがイラストを担当しており、これまで歴代シリーズに携わってきた北千里氏やワダサチコ氏をはじめ、
チキハルヒシリーズなどのいとうのいぢ氏、
リンを覇者の剣の山田孝太郎氏、ロイを薔薇のマリアなどのBUNBUN氏、
オグマを十二国記シリーズの山田章博氏と、新旧ともにそうそうたる顔ぶれである。

この英雄の中には原作のFEで仲間になるキャラクター達ばかりではなく、原作では敵対するなどして仲間にならないキャラクターも含まれる。
カミュイシュタルといった仲間になりそうでならない敵将たちはもちろんのこと、ガーネフヴァルターのような明らかに英雄とは思えないような悪党、果てはイドゥンアシュナードのようなラスボスに至るまで…。
そんな多種多様なキャラを揃えるのも、このゲームの一つの醍醐味といえるだろう。

英雄にはいくつかの種類があり、通常の「英雄」の区分以外に以下の呼称が存在する。
  • 超英雄
特定の期間限定イベントにのみ登場する別衣装の英雄。中には原作には登場しない幼少期の姿のものも。
稀少なスキル等を持つ場合もある。
  • 比翼英雄
互いに関係のある英雄同士でペアになったもの。
専用の比翼スキルを任意で発動可能。
  • 双界英雄
作品の違う英雄同士でペアになったもの。
出典が同じ味方ユニットに補助効果を与える双界スキルを任意で発動可能。
  • 総選挙英雄
周年直前の1月に行われる世界同時開催の英雄総選挙での男女別上位2名ずつのキャラクターが入賞にふさわしいゴージャスな衣装を纏ったもの。
超英雄と違いピックアップ終了後も召喚できる。登場は例年8月頃で、毎回4人の中から1人を無料でもらえる。
  • 伝承英雄
月末の伝承英雄召喚イベントでのみ入手できる特別な英雄。
「水」「風」「地」「火」のいずれかの属性と固有の伝承効果を持ち、該当シーズンに該当伝承英雄と同じ属性の祝福を付与されたキャラクターを一緒に出撃させるとステータスが上昇する。中には別ユニットと組んで任意で交代できるダブルが可能なものも。
  • 神階英雄
シリーズの中で神またはそれに類する存在、ないしはストーリー第三部以降の登場人物達が該当する特別な英雄。
「光」「闇」「天」「理」のいずれかの属性と固有の神階効果を持ち、該当シーズンに該当神階英雄と同じ属性の祝福を付与されたキャラクターを一緒に出撃させると、飛空城において神階英雄の持つ「神階効果」を受けることができる。



ちなみに英雄たちには通常イラストだけでなく、攻撃時やダメージを受けた時の専用絵まである。
もちろん女性キャラなら多少際どい絵もなくはないです。……いいのかIS。
まあそこまで期待してもいけないが。あんまり剥いたら林檎に怒られちゃうだろ!

近年のFE作品の例にもれず本作にもパートボイスが搭載されている。そう、登場キャラには全てである。(※ただしマイユニを除く)
覚醒とifのキャラは基本的に続投だが、サーリャ役の阿久津加菜氏は引退してしまったため、
彼女が担当していたサーリャとセルジュの両役は高田憂希氏が引き継いでいる。
またギュンター役の納谷六朗氏はifが遺作となってしまったが使用ボイスが少ない為、代役は立てられずに(おそらく)ライブラリ出演となっている。
他にはソワレの声は引退した大原桃子氏のままだが、覚醒で同じく大原氏が演じたナーガの声優は佐藤聡美氏に交代している。

暗黒竜と紋章のキャラはOVAやドラマCDから引き継がれたのはマルスやナバールなど一部のキャラに留まり、
基本的には幻影異聞録♯FEでミラージュを演じた声優が担当している。
またそのためパオラ役はサービス開始時点で病気療養のために休業中だった種田梨沙氏が演じている。おそらく活動休止前に収録していたのだろう。

ロイやリンのようなスマブラで声が付いたキャラは、同作で演じた声優が引き続き本作でも担当している。
プレイアブルだったロイはともかく、アシストフィギュアのために、
一言二言しかセリフがなかったリンが大本ボイスのままだったことには驚きや喜ぶ声が多数見られた。

そして、これらに該当しないキャラクターは新規でキャスティングされている。
FEはむしろボイスのない作品が多数派なので、新規キャストは多い。
兼役はちょくちょく見られる。まあ膨大な数のFEキャラに別々にあてるのも至難の業だし、覚醒・ifの中でも兼役してるしね。
場合によっては、原作で参加している声優が持ちキャラより兼役で先に参加することも。
また、聖戦の系譜の親世代だけ「OVA版の声優です*2」とでも言わんばかりのベテラン声優で固められているという、意図したものかすら不明な傾向も。

本来ならキャラを個別に紹介したいところだが、今後さらに増えていくだろうし、そもそも現段階でも紹介しきれない。
そういう訳でFEヒーローズのタグで参加しているキャラを確認して欲しい。検索は こちらから。

ゲーム内コンテンツ


  • 闘技場
おなじみのアレ。ただし戦うのは他のプレイヤーのキャラ。
査定という概念があり、最新キャラや総合値が高いキャラほど高くなってより上の相手と戦え、高得点も得やすい。
ボーナスキャラの概念があり、指定キャラを入れないと得点が本来得られる分の半分にされてしまう仕様がある。
そのため、最新キャラや大英雄か貧弱なアルフォンス・シャロン・アンナ(+フィヨルム)を使わなければ階級18以上に行くのは不可能。

  • 縛鎖の闘技場
そのプレイヤーのあらゆる資源を突っ込んだエース4人、ないしエース3人+ボナキャラでの蹂躙劇を繰り返すエクラ達を見て「もっと大量のキャラに資源を使わせよう」と思い至ったらしく、実装されたコンテンツ。
闘技場形式で休む間もなく7連戦するのだが、同じキャラはなんと1回のバトルにしか使うことができない。
つまり満足に戦いたければ28人ものキャラを用意する必要がある。
実際には凶悪な敵キャラへの対策要員や踊り子などでもっと必要になる。
ただし、ボーナスキャラはおらず査定に使われるのは最初の4人だけなので高いスコアを狙うためのメンバーは4人だけでいい。

  • 双界を超えて
丸腰の属性シーフ達が凶悪ステータスの敵キャラの護衛を受けながら逃げて行こうとするので倒すゲーム。
「出典」概念があり、特定の作品キャラにボーナスが入る。
……が、スコアは上がるが能力は一切増えないため、ボーナスキャラで固めると逆に道中の凶悪キャラ群を突破できなくなる、なんてことも。
ちなみに敵キャラは全て移動1マスに固定されている。

  • フレンドダブル戦
その名の通り『ダブル』が主役となるコンテンツ。特殊マップで増援付きの敵軍10体と戦う。
4枠目のキャラが必ずダブル状態になり、フレンドのキャラを必ず借りることになる。
また、このコンテンツはプレイした履歴がある状態でイベントを終えるとボーナス点が1ずつ加算されていく仕様があり、長くプレイしていると少しずつスコアが上がっていく。
仕様上ダブル持ちの伝承英雄を3体持っていないとフルスコア獲得が不可能。

  • 投票大戦
8人の英雄の誰かの陣営に入り、他の陣営と独自のルールで成績を競う。
劣勢ボーナスの概念があり、不人気キャラVS人気キャラだろうと一方的な展開にはならな……くなったのは割と最近の話で、初期~中期は調整がいい加減すぎたため、度々圧倒的な人気の一部女キャラ陣営が少数陣営の男性陣や他キャラ陣営を全部蹂躙するということがしばしば起きていた*3
現在ではかなりの僅差でも劣勢が起きるため、割と普通に少数派が優勝する。

  • 想いを集めて
最新の恒常ガチャと同時開催されるイベントで、ボーナスはアクセサリーに付き、獲得ポイントの量が増える。
最新キャラと既存キャラの交流を描いたシナリオがメインで、お祭りゲーとしての利点を生かしたイベント。
話に出てくる既存キャラは実装さえされていれば誰でも使われるらしく、既にメインストーリーでの出番を終えたフィヨルムやヘルビンディ、話によってはリーヴやスラシルなどもたまに出てきたりする。
中級以下ならある程度の強さを持つキャラであればおまかせでも安定して勝てるうえ、完走すれば10000枚以上の英雄の翼が手に入るため美味しいイベント。

  • 護れ!英雄最前線
FE競馬
プレイヤーが出来るのはとりあえず4人いる候補のどこかに援軍を送り(という名目で専用ポイントをベットする)、結果に応じたポイントをため、合計ポイントを競うだけ。 バトルとかシナリオとかそういう要素は一切ない
倍率が上がると攻撃が失敗しやすくなったり、盾を使うことで一応3回だけ攻撃失敗でもポイントをそのまま得られるものの、投票大戦と比べても介入できる要素が無さすぎて完全に運任せであるため語る要素がまるでない。

  • 飛空城
闘技場の亜種コンテンツで、予め決められた土台マップの上にプレイヤーが仕掛けや障害物を設置してキャラも指定範囲内でなら自由に配置でき、他のプレイヤーを迎撃しながら自分は他プレイヤーの城を攻略して点数を稼ぐコンテンツ。
ボーナスキャラと設置していると有利になることがあるボーナス設備の概念がある。
廃課金をさらなる地獄に誘うために階級がどんどん追加されており、本ゲーム最大の魔境と化している。

  • 戦渦の連戦
名前の通り連戦マップで、予め決めた難易度、連戦数に応じて休憩回復一切なしのバトルに挑む。
ボーナスキャラの概念は健在で獲得ポイントに直結するほか、能力補正が得られる。
報酬の中には聖印と限定キャラもあり、かなりのぶっ壊れが実装されることも。
初回では恐ろしいほどの鬼畜ルール*4だったが回を重ねるごとに緩和されていった。

システム

  • マップ
スマホのサイズに合わせ8×6マスとなり、操作キャラも味方最大4体・敵は基本最大5体。
そのため従来を将棋と例えるならば、本作は詰将棋と言われる。
これは開発スタッフが言うには、誤操作が起きず、手軽に出来る事を重視したためとの事。
しかし従来より小さくなった分、1マスに大きな価値が生まれ、原作とはまた違った戦略性が生まれたとも語っている。

  • 三すくみ
お馴染みのシステム。本作では赤(剣・炎)緑(斧・風)青(槍・雷)赤(剣・炎)となっている。
光魔法や闇魔法もこの3つのいずれかに属している。光魔法はまとめてどれかの属性に分類されている訳ではなく使い手により異なるが、青属性である場合が多い。一方、闇魔法はほとんどの場合で赤属性である。
それ以外に無属性があり、すべての杖と大部分の暗器・弓、ごく少数の魔法が属している。*5
竜・獣には4属性のいずれかがユニットごとに設定されている。
影響するのは攻撃力のみだが固定値ではなく攻撃力±20%という割合でかかるため、特に攻撃力の高い高レベル同士の戦いでは非常に影響が大きい。

ちなみに、配信開始当時の最新作であったifの仕様に合わせ、使用武器が原作から変更されているキャラも存在する。
例としては暗器を使うようになった盗賊系のキャラや、ナーシェンなどのドラゴンナイト系の一部が斧を使うようになった、などである。
これにより、一部の踊り子や鷺の民など原作では攻撃手段がなかったキャラクターも今作ではきちんと攻撃できるようになっている。

  • ユニットクラス
これまでに登場した様々なクラスは撤廃された。
下記の移動タイプ、上記の三すくみ属性と武器種の複合で擬似的にクラスが再現されている。
  • 歩兵系:2マス移動可能、森は2マス分の移動力を消費して入れる。
  • 騎馬系:3マス移動可能、森へは入れない。階段は3マス分の移動力を消費して入れる。
  • 重装系:1マス移動可能、森へ入れる。
  • 飛行系:2マス移動可能、地形を無視できる。

  • ユニットの区別
ユニットは肩書き・名前・イラストにより区別されている。
同一人物であったとしても肩書きやイラストが違えば別キャラ扱いとなる。
具体例としては「神竜族の王女チキ(子供Ver.)」と「神竜の巫女チキ(大人Ver.)」は別キャラ、
「新たなる聖王クロム(通常Ver.)」と「春色の聖王クロム(春祭りVer.)」も別キャラである。

  • ユニット性能
ステータスは「HP」「攻撃」「速さ」「守備」「魔防」。
……おわかりいただけただろうか。「技」「幸運」がないのである。
つまり、命中率と必殺率の概念もないのである。戦闘に運の要素が関わらないのだ。これも「詰将棋」たる所以と言える。
スキルの要素は存在し、内容は覚醒・ifの感覚にやや近いが、キャラクターごとの個性付けとして様々なものが個別に設定されている。
武器は剣士なら剣のみといった具合に一種類しか持てないが、
貯めたSPと交換して同種のより威力の高い武器に持ち変えることができる。英雄によってはファルシオン等、特殊な性能を持つものもある。
攻撃範囲は基本的に原作と変わらないが、魔法や竜石、暗器等の遠近両方に攻撃できた武器は、
魔法と暗器は弓と同じ、竜石は近接武器と同じ攻撃範囲に変更されている。*6
今作ではマップが小さいため、基本移動力は2。騎馬(飛行系除く)は3だが森に入れない、アーマー系は1、飛行系は壁以外の地形無視の代わりに移動力は変わらずなどの差がある。
マップ中で倒れてもロストはしない。
以前はマップ中で得た経験値やSPは無駄になるので育成中のユニットはなるべく倒されないようにする必要があったが、現在では倒れても稼いだ分はきちんと反映されるので安心していい。

ポケモンでご存じのアレ。ただしシステム的には性格の方が近い。
同じユニットでも性能差があり、少しだけ突出するステータス(得意)、育たないステータス(不得意)が一つずつ出るようになっている。
通常は±3(最大まで育成した場合)だが、ユニットごとに+4されたり-4されたりする能力値が決められていたりもする。
そのユニットの短所を埋めたり長所を伸ばしたりする個体値ならいいが、どうでもいいところが伸びたり、大事なところが下がると悲しい。
2019年2月にアップデートされたVer3.2.0にて、後述の限界突破を行うことで不得意の個体値が解消される仕様になった。
これにより、限界突破さえできるなら得意の能力だけ選り好めば良いことになって多少財布に優しくなり、
「得意・不得意が両方外れの個体」を連続で引いてしまった時のダメージも軽減されるようになった。
2020年9月のアップデートにて、消費して1体の得意不得意を自由に変更できる「個性の実」が実装された。少しずつ貯めなければならない貴重品だが相応の価値はある。

  • 英雄召喚
ランダム式アイテム提供方式、いわゆる課金アイテム「オーブ」を利用したガチャ。
オーブはストーリーの初クリア報酬や各種ログインボーナスなどの運営からのプレゼント、そしてリアルマネーで購入することで入手出来る。
英雄召喚を始めるとキャラが5人抽選され、召喚石が5個出て来る。
召喚石には4種類の色があり、それらは抽選されたユニットの武器属性と同じ色である。
それぞれの属性のキャラは同じ色の石からしか出てこない。
つまり赤属性のクロムをはじめとした剣や赤魔法ユニットが欲しくても召喚石が緑と青、白しかない状態なら絶対に出てこない。
召喚の際に必要なオーブの数は連続してやればやるほど少なくなっていき*7、レアリティの高いものが出やすくなっている。
だが前述の通り召喚できる英雄はある程度選定できるため、欲しい色がなければ1回目で切り上げる判断も必要。
星4以上だと石板から土煙が広がる演出が入り、一部のユニットはカットインが入る(ただし星4以下でもカットインは入るため、カットイン=星5ではない)。
英雄召喚のBGMはシリーズの仲間加入時の「さあ、共に行こう」のアレンジver.
躍動感あふれる秀逸な一曲となっている。一方でリセマラをすると延々と聴くハメになる。

  • レアリティ
星の数が1~5まで存在し、同一のキャラでも星の数は同じではない。
レアリティが高いキャラほど基本能力も高く、高性能スキル・武器を召喚直後から取得している。
つまり原作でエースだったキャラでも星が1なら雑魚同然となり、イラナイツ扱いだったキャラでも星5なら主力となるという事である。
当然のように星5のキャラは英雄召喚でもなかなか出て来るようなものではない。
しかし本作には覚醒というシステムがあり、Lv20を超えたキャラに特殊なアイテムを使う事でLvは1に戻るものの、星の数を一つ増やすことができる。
そのため好きなキャラが低レアで出てきても、時間と素材がかなり必要となるが、地道に育てていけば星5になる。
なお、星1~2のキャラは日替わりのスペシャルマップやミッション報酬としてしか登場せず、新規の追加がほぼないので、実質的には3~5しか存在しないようなものである。
実装から長い期間が経ってレアリティに見合わなくなった恒常キャラに対して、排出レアリティを一段階下げて価値が見合うようにするなどの措置が不定期に取られたりもする。

  • 覚醒
説明の続きになるが、英雄の羽を使ってレアリティを上げるシステム。
具体的には、星3→4のために英雄の翼というアイテムが2000枚、4→5では20000枚必要となる。
貰えるのは星3キャラを売り払って150枚、星4を売り払って300枚、星5でも1000枚。
毎日のフレンドとの挨拶では10枚程度。挨拶の羽とか足しにもならねーよ!
20000枚達成は相応の労力*8か財力*9が必要。

インフレに伴いもはや無凸では戦えない低レアが続出しているからか配布量は当初と比べると比べ物にならないほどに増加しており、最近は1~2週間真面目に遊んでいたら過度な稼ぎをしなくても羽20000枚程度平気で貯まるが、それでもホイホイ星5にしているとすぐ羽が尽きるため、使い道はちゃんと考えよう。
エムブレマーだとレベルカンストしてから覚醒させたくなるかもしれないが、今作ではいつ覚醒させても最終的な能力は一緒。
しかしレベルアップ時のSPは結構バカにできないので、後でSP稼ぎしたくない場合はレベルを上げ切ってから覚醒させるのも手。
ちなみに、覚醒前に持っていたSPはそのまま引き継ぐのでご安心を。
なお原作においてのクラスチェンジに該当するシステムはなく、どんなに覚醒させても職種(属性や武器種)は変わらない。ドニとかいつまでたっても村人姿のまま。

  • 限界突破
要は同じユニットを合成する。
同レアリティ以上ならレベル一つ分の能力を限界を超えて上げることができる。最大の+10まで上げた星5の10凸はみんなの夢。
星4でも10凸すれば星5の5凸と同程度まで(英雄の翼を節約して)強化できる、という裏技的な運用も存在する。
ただし10凸だろうが覚醒させると当然ながらリセットされるため、後で「こんなに使うなら星5で凸ればよかった」となるリスクもある。
レアリティが低い場合でも一応できるが、その際はSPが貰えるだけ。
SPは普通に使っていれば貯まっていくため、よほど育成が面倒でなければ売り払って翼にした方がいいだろう。

  • スキル継承
手持ちのユニットを消費する代わりにそのユニットが習得可能なスキルを他のユニットに移すことができる(この場合で消滅させても翼は得られない)。
専用武器や専用スキルは継承不可*10、移動タイプや武器種依存のスキルは条件を満たした相手にのみ継承可能だが、それ以外は自由。
これにより、優秀な汎用スキルを持つキャラを継承素材として集めるためにガチャに向かう召喚師も現れることになる。
実装当初は個性がなくなったと批判する声もあったが、もはや欠かせないシステムである。
ただし習得させるには通常の1.5倍のSPが必要なこと、星5で覚えるスキルは星5でないと継承できないため、手持ちのキャラをどう切り崩して強化するかが悩みどころ。
ルキナにカミラやカゲロウを継承させても絶望の未来は変わりません。

  • 秘伝書
ダブったキャラをストックする余裕はないが羽根にするのも惜しい、という時に使用するシステム。
秘伝書にしたキャラクターはユニットとしては消滅するものの、限界突破やスキル継承には使用することができる。
またアイテム「異界の紙片」を収集することで、一定の範囲から秘伝書を購入することもできる。

  • 聖印
キャラクターに自由に装備できるアクセサリーのようなもの。
基本的には汎用スキルの効果を持っており、第4のスキル枠的な存在だが、スキルとして実装されていない特殊な効果を持つものもある。
同じ種類の聖印は複数所持できず、自動的に英雄の翼に変換される。

  • 武器錬成
専用アイテムを消費することで武器スキルの強化が行える。
一部を除く汎用武器*11は錬成石を用いて強化を行い、その際に手に入る神錬の雫を用いることで各キャラの専用武器の強化が行える。
汎用武器は任意の能力を底上げするだけの錬成となるが、専用武器は固有の能力を追加(あるいは変化)させる錬成が行える。これによって実装から時間がたって型落ちしたキャラクターのテコ入れをするのが専用武器錬成の役割になっている。
また、それまで汎用武器だったキャラに専用武器が与えられ、そのうえで錬成が追加されたりすることもある。

  • 神竜の花
ドーピングアイテム。移動タイプごとに4種がある。
実装時期、クラスに応じて使える個数が違い、使うごとに能力がHPから順に1ずつ上がっていく。
使用可能な個数は周年の度に最新キャラの総合値と共に5ずつ引き上げられていく。
フェーは「これで英雄さんがもっと活躍できるようになる」とのたまっているが、実際の所 これと限界突破でステータスを埋めないと旧キャラはインフレキャラ相手に歯が立たない という事である。
大量入手は困難なので、使うときはエース数名に絞っていくこと。

支援を結んだキャラ同士が近くにいる状態でレベル35以上の敵を一定数倒すと、支援レベルが上がる。
支援レベルはC~Sまであり、Sに近いほどステータスが上昇する。
内部的には「隣接していると+2、1マス離れていると+1の支援レベルに応じた紋章バフを支援相手に与える」効果。都合上絆スキルと相性がいい。
支援は個体ではなくキャラクター一人につき一人としか支援は結べないが、リセットされる代わりに何度でも結びなおせる。
隣接する関係で属性やスキル同士の相性がいいキャラ同士が支援を結ぶとより強くなるが、原作での関係を重視するのもいい。

また上記の支援とは別に「召喚士の絆」でエクラと支援を結び強化も出来る。半身のアルフォンスでなくとも支援は結べる。こちらもレベル35以上の敵を一定数倒すのが支援強化の条件。
こちらは無課金は1人だが、有料定額のフェーパス購入+継続で支援相手を最大5人まで増やせるのが特徴。
通常の支援と異なりHPが最大5、他のステータスが2直接増えるため、愛用しているエースキャラのステータス補強に役立つ。
ちなみにエクラ支援の対象は「個体」であるため、リリーナAと支援を組んだらリリーナBが強くなる、ということはない。

毎度おなじみ、いつものテーマ。
今回は日本語の歌詞が新たにつけられており、タイトル画面などで流れる。
特に更新データロード中は曲が一周以上することもザラ。
リセマラで延々と聴く曲その2。

  • 英雄戦
毎日日替わりで行われる特殊マップ。
特定の英雄が登場するマップで、一人でも倒されるとゲームオーバーになる代わりにクリアすると初回のみその英雄がもらえる。
さすがに主役格はいないものの、高い回復力を持つリフリズ、踊り子のオリヴィエなど結構使える英雄も手に入る無課金プレイヤーの救い主。
特にセシリアは原作のイラナイツぶりからは考えられない程の強さになるポテンシャルを秘めているので非常にオススメである。

期間限定で「大英雄戦」も開催され、そちらではかなり難易度が高くなるものの育てれば結構強い英雄が手に入る。
また、こちらも期間限定で何らかの繋がりがある二人の英雄が率いる部隊と戦う「絆英雄戦」、
伝承英雄や神階英雄と呼ばれる強力な英雄が率いる大部隊と戦う「伝承英雄戦」「神階英雄戦」も開催される。どちらもクリアするとオーブがもらえる。


  • マップ難易度について
各マップはいくつかの難易度に分かれており、シリーズおなじみのノーマルハードルナティックに加え、
さらに上位のインファナルアビサルの計5段階存在する。
通常のストーリーマップはルナティックまで、インファナル以上はスペシャルマップに実装されている。
現状最高難易度のアビサルに至っては一部の大英雄戦と、伝承/神階英雄戦にしか実装されていない。完全な廃課金の挑戦状ともいうべき難易度なので、普通にプレイするならやらなくても問題はない。報酬もそこまで重要じゃないしね。




追記・修正は異世界に召喚されて別の異世界の英雄を召喚してからお願いします。

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