【ぽけもんすたじあむ きんぎん】
ジャンル | 対戦&図鑑 | ![]() |
対応機種 | ニンテンドウ64 | |
メディア | 512MbitROMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
任天堂 クリーチャーズ |
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発売日 | 2000年12月14日 | |
価格 | 7,140円 | |
セーブデータ | 1個(フラッシュメモリ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
ポケモン対戦ツールの最高傑作 今見ても通用するグラフィック 攻略本いらずのポケモン講座 |
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ポケットモンスターシリーズ |
ポケモン同士の対戦ツールであるポケスタシリーズの最終作。
『金・銀・クリスタル』はもちろん、『赤・緑・青・ピカチュウ』も含めたこれまでの全作品に対応している。
今作は前作『2』と前々作『1』が販売戦略的にあまりにも酷いものであったため、初代と比べると売り上げは多少落ちている。
しかしそれでも初の金銀のポケモンでの対戦ツールということで需要は大きく、前作の出来が良かったこともあり、117万本とミリオンヒットを記録している。
そして肝心の内容も、まさにシリーズ集大成にして最高傑作であると断言して良いであろう素晴らしい出来である。
全般
演出面
ゲームバランス
+ | 64のAIに見事に翻弄されるやりこみプレイヤーの図。これでもまだ表スタジアムである。 |
エディットモード
オンライン要素
各種ユーティリティ
+ | 長文注意 |
お楽しみ要素
+ | ミニゲーム詳細 |
特典・ご褒美
最新作の環境に慣れた人や、GB版金銀を持っていなくても十分以上に楽しめるその作りは見事。
また1体1体非常に精密に作られているポケモンのポリゴンや前作の2倍以上まで長くなったジムリーダーのしろやスタジアムモードなど、単なる対戦ツールでは終わらせないその異常なほどの作りこみから感じ取れる製作者達のポケモン愛は計り知れない。
公式攻略本に匹敵するデータ量を誇る「資料室」や初心者訓練に特化した「ポケモン講座」など、「金銀」の参考資料及びポケモン初心者入門用ソフトとしての価値も極めて高い。
本家ポケモンのクオリティに決して負けていないその非常に高い完成度は結果的にその本家自体の評価までも押し上げることになった。
このような高い完成度を持っているため前作や前々作のような商品戦略上で失った信頼はここで完全に取り戻されたといえるだろう。
2000年の公式大会用ツールとしても文句なしの働きをしてくれた一作である。
*1 ただし敵が戦う戦法に関しては、ほぼ同じである
*2 オーキド博士の研究所を利用するにはポケモンセンター内でセーブしておく必要がある
*3 ランダムで用意されたポケモンで直ぐにバトルするモード
*4 表ではバトンタッチカモネギ、裏では地震グライガーが貰える。余談だが両者とも後の世代で普通に覚えられるようになった。
*5 本家でもエスパータイプのジムリーダーであるナツメがむし・どくタイプであるモルフォンを使うなど、専門外のポケモンを使うジムリーダーがいないわけではない。
*6 金銀で追加された技を覚えている状態では、そもそも前作に戻すことは不可能。タマゴ技なので忘れさせてからの再習得も不可能。
*7 裏マチスのなみのりときしかいせいを両立したライチュウ、裏シバのげんしのちからとだいばくはつを両立したナッシーなど
*8 初代ではカイリューが本来覚えられない「バリアー」を、金銀ではプテラが当時まだ覚えられない「いわなだれ」を使用