ナムコットファミリーシリーズリンク

ファミリーシリーズ作品

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
プロ野球ファミリースタジアム(ファミスタ)
ファミスタシリーズ
ファミリージョッキー
FC ファミリージョッキー RCG 競馬のレースゲーム。現在でも競馬系ゲームのバイオニア的存在。
クラシックレースが現実と全然違う超長距離で障害戦なのはご愛嬌。
GB ファミリージョッキー 上記のアレンジ移植版。難易度が上昇した反面、救済としてか某漫画の風馬が裏技で登場。
ファミリージョッキー2 名馬の血統 バーコードボーイに対応し、当時の競馬ゲームの主軸である育成要素もあり。
ファミリーマージャン
FC ファミリーマージャン TBL 点棒やサイコロなど実際のアナログマージャンを再現した事実上の麻雀教科書。 なし
ファミリーマージャンII 上海への道 筐体麻雀ゲームに近いものに大幅モデルチェンジ。アナログ再現から一転ゲームらしいスタイルに。 なし
ファミリーテニス
FC ファミリーテニス SPG たくさんの選手パターンが用意されたテニスゲーム。
宇宙コートのありきのバランスのせいで他はサーブに少々難あり。
SFC スーパーファミリーテニス FC版の正統進化版。コミカル要素いっぱいのオリジナルモード「栄光の南十字星」が目玉。
GBA ファミリーテニスアドバンス
ファミリーサーキット
FC ファミリーサーキット RCG 様々な手広いセッティングができるレースゲームでF1世界選手権の再現もあり。
ファミリーサーキット'91
SFC スーパーファミリーサーキット
その他単発作品
FC ファミリーボクシング SPG ステータスを割り振って戦うボクシングゲーム。
多彩なゲームモードがあり選手を育成してカセット間で対戦もできる。
ファミリーピンボール TBL 王道な1人用ピンボールから対戦まで用途は幅広いバラエティピンボール。
SFC スーパーファミリーゲレンデ SPG SFCでは珍しいスキーのゲーム。ニンテンドウパワー専用のためマイナー作品。


姉妹タイトル・ワールドシリーズ

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
プロ野球ワールドスタジアム
ワールドスタジアムシリーズ
その他単発作品
PCE/AC プロテニス ワールドコート SPG ファミリーテニスの発展形で、PCエンジン版では一風変わったテニスのファンタジーRPGが楽しめる。
PCE ワールドジョッキー RCG 初作のゲーム性を引き継ぎつつ4人対戦や、現実のジョッキーのように様々な馬に乗る『ジョッキーモード』などを搭載した発展形。
ワールドサーキット RCG


関連作品

機種 タイトル ジャンル 概要 判定
FC サイドポケット TBL 大元はデーターイーストがアーケード展開したビリヤードゲーム。
ナムコによりFC移植発売された折に後述の少女が初めてパッケージに登場。
FC/GB ナムコクラシック SPG ナムコ系のスポーツゲームの1作で本格派ゴルフゲーム。本シリーズ看板の少女がパッケージに登場している。 スルメ
FC ナムコット麻雀III マージャン天国 TBL 「ファミリー」と冠していないが『III』とあるように実質『ファミリーマージャン』の3作目。
MSX2 センターコート SPG 根本的には『ファミリーテニス』の移植だが『ワールドコート』の選手も登場。
ファミリーボクシング MSXタイトルマッチ SPG ソニー発売でナムコのクレジットもないが、根本的には『ファミリーボクシング』の移植。
SFC バトルジョッキー RCG 『ファミリージョッキー』のSFC版として開発されていたものをヴァージンゲームがライセンスごと譲り受けて発売。
実質的な『スーパーファミリージョッキー』。
Switch ナムコットコレクション etc FCのオムニバスソフト集。
『ファミリージョッキー』『ファミリーサーキット』『ファミリーピンボール』を購入可能。
GB ナムコギャラリーVOL.3 etc GBのオムニバスソフト集。GB版『ファミリーテニス』が収録されている。


関連シリーズ

  • ファミリートレーナーシリーズ - 元々はバンダイが発売した専用の「マットコントローラー」を使って「体でプレーファミコン」としてファミコン時代に展開したシリーズ。一度は途絶えたが2008年にWiiで復活。こちらは源流こそバンダイ作品ながらバンダイと合併した後に発売されたWii作品以降は自社タイトルとなり偶然ながら名前が被っていることもあってか本シリーズの作品という認識になっている。

シリーズ概要

ナムコから発売された主にスポーツをはじめとした様々なジャンルが入り乱れたシリーズ。
1986年12月に発売した『プロ野球ファミリースタジアム』異例の超特大ヒット*1にはじまり以後、スポーツや現実にアナログで行われている様々なものをゲーム化し『ファミリー』の名を冠されるようになる。
1987年に入ると上記に追随して『ファミリージョッキー』『ファミリーボクシング』『ファミリーマージャン』と続き、その後も様々なジャンルが発売される。
結果的にファミコン草創期に任天堂が出していた『麻雀』『ベースボール』『F1レース』といった基本スタイルな無印タイトル系ゲームのナムコ版といった感じになったシリーズ。
初作品『プロ野球ファミリースタジアム』はその中でも、特別な存在となり毎年順当に新作をリリースし『プロ野球ファミリースタジアム'88年度版』まで3作品続けてミリオンヒットを飛ばし1989年の『ファミスタ'89 開幕版!!』からはそれまでの愛称『ファミスタ』を正式タイトルに据えて、本シリーズの下位シリーズとして半ば独自のシリーズを構築していくことになる。
更にシリーズの強みとして販売価格のお手頃さも見逃せないポイント*2

『プロ野球ファミリースタジアム』の大ヒットの影響で1988年にはファミコン外での初展開となる『プロ野球ワールドスタジアム』をアーケードで導入し、PCエンジンでも発売。
以降アーケードやPCエンジンといった路線(任天堂プラットフォーム以外)では『ワールド』を冠し、姉妹シリーズとして展開していく。

『ファミリー』と冠したものとしては『ファミリークイズ』(1988年11月:アテナ)や『ファミリートレーナーシリーズ1 アスレチックワールド』(1986年11月*3:バンダイ)から続く『ファミリートレーナーシリーズ』(10タイトル+国内未発売1タイトル)などが存在するが、ナムコによるものではないため本シリーズには含まない。
だが後者を発売したバンダイとは後の2005年に合併し「バンダイナムコゲームス(通称:バンナム)」となりWiiなどでシリーズ作品を久しぶりに出すことになった。
こちらは名前が被っていることもあってか本シリーズの作品という認識になっている。

2000年代以降は『ファミスタシリーズ』以外では上記『ファミリートレーナーシリーズ』がほんの一部ある程度で、それ以外の作品の発売は限りなくゼロに近く野球の『ファミスタシリーズ』にほぼ一本化されている。

『ファミリーテニス』以降『ファミスタ』を除くシリーズの作品の大多数には名称は不明*4だが、パックマン型の目(いわゆるパイカット)とポニーテールの女の子が描かれており、ある意味本シリーズのイメージキャラクターになっている。
他にも『サイドポケット』のパッケージ絵にもこの女の子が描かれており、非ゲームキャラながら地味に高い知名度を持つキャラクターでもある。
作画はワルキューレシリーズで有名な富士宏氏。
2019年稼働の往年のナムコファミコンキャラを起用したパチスロ「ファミスロ」シリーズ(メーシー)のイメージイラストでこの女の子を新たに描き下ろしている。

最終更新:2025年02月27日 02:00

*1 当時スポーツゲームは割と地味臭いイメージが強く不人気ジャンルの典型だった。

*2 例えば1988年5月に発売されたナムコのゴルフゲーム『ナムコクラシック』は5,900円と、特別高くはないが他のソフトと遜色ない価格だったこともあって本シリーズに含まれていない。例外は『ファミリーサーキット'91』で7,800円と高額な部類に入るが既に「ファミリー」を冠する『ファミリーサーキット』(1988年1月発売:3,900円)の続編ということで含まれている。

*3 実は『ファミリー○○』というタイトルではこちらの方が『プロ野球ファミリースタジアム』より先口だったりする。

*4 SFC版『スーパーファミリーテニス』のストーリーモードの主人公「マコ」にも「茶髪+ポニーテール」というイメージは受け継がれている。そのためファミコン時代の当該の少女も「マコ」であった可能性もある。