「フリストにミスト、儂に角杯を運べ。
スケッギョルド、スケグル、ヒルド、スルーズ、フレック、ヘルフィヨトゥル、ゲル、ゲイレルル、
ランドグリーズ、ラーズグリーズ、そしてレギンレイヴ、彼女らは戦士達に麦酒を運ぶのだ」
――――北欧神話 古エッダ『グリームニルの言葉』第32節
ヴァルキュリア級航宙軽巡洋艦レギンレイヴ
動力:反物質反応炉(のち原子炉換装を経て
エーテルスフィア動力)
武装:フェイザー・アレイ6基
魚雷発射管左右5門
防御:デフレクター・シールド
電磁シールド
クローキング・デバイス
全長:約256m
全幅:約92m
全高:約75m
巡航速度:ワープ4
最高速度:ワープ9
大元は地球連邦艦隊に所属していた航宙軽巡洋艦だが、
クロノブレイクによって過去へと転移。
いつ頃から新時間軸に存在していたのかは不明だが、1990年代後半に南極大陸にてほぼ無傷な状態で発見される。
だが、UFOの伝説か何かが実在したのかと調査隊が困惑している間に“消え”てしまい、
報告も白昼夢と疑われ、公にならずに終わった。案の定、実際にはドイツ軍に奪取されている。
しかし、当時はそのエンジンを動かすための燃料(正確には燃料である反重水素を安定化させて保管する技術)が無く、
順次解析が進められながらも、エネルギー不足から飛ぶことはできなかった。
最初の飛行(奪取時)だけは、積み荷のうち劣化していなかった予備燃料を使っている。
後に小型原子炉に換装され、大気圏内を飛行するだけなら充分な出力を得ることに成功するも、
ワープドライブやフェイザーアレイを動かすことどころか、地球重力を振り切ることも難しかった。
2000年代、
虚数領域干渉による真空相転移エネルギーシステムが提唱され、
エーテルジェネレータの研究開発が開始される。
そして初期型のものがレギンレイヴに補助動力として搭載され、ある程度の成果を挙げる。
後に問題点を解決したものが
エーテルスフィアとして正式に開発。
反物質に頼ることなく、エネルギー問題をほぼ完全に解決する。
おそらく新時間軸で初めて、完全にサルベージされた航宙艦である。
ドイツ政府と強く癒着していた
アルファズル・インダストリーによって修復され、
そのアルファズルを隠れ蓑としていた
薔薇十字団によって、初めて本格的に運用されることとなった。
とは言え、当時、他にサルベージされていた航宙艦は存在していなかったため、
『軽巡洋艦一隻のみ』という非常に心許ない戦力で、
亜存在の集団相手に宇宙を進撃する羽目になった。
別にこの艦が特別戦力的に優れていたわけではないので、普通の艦隊戦なら勝ち目は無かっただろう。
本来の役割は輸送艦に近く、武装は自衛に最低限のものに留まっている。
最終更新:2014年09月05日 09:54