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ダークムーア

完全剛体に最も近い物質で構成された、極薄の短剣。
単分子ナイフに近いが、通常の単分子ナイフは刃側面に単分子ワイヤーを張って対象の分子間結合を破壊するものであり、対するこれはただ『薄くて硬い』というだけの剣である。
単分子ワイヤーの寿命のように、先端の分子結合が潰れて切断力が鈍ることがないのは大きな利点だろう。

およそ考えつく限り、どんな力を加えても変形しないため、コキュートス・システムによって生成された瞬間から一切形状が変わっていない。
最大の弱点、というものがあるとしたら“度を過ぎた高温”だろう。分子運動の加速により、一度でも金属そのものが――特に刃の部分が融けてしまった場合、元の形に戻すことは不可能に等しい。

専用の鞘があり、それ以外の鞘には入らない。ちょっとした重力加速がかかるだけで切断してしまうからだ。


唯一この刃を防げるのは“反作用”の力を持つブラインド・ガーディアンである。
正確には防げているわけではない。分子と分子の間にダークムーアを滑りこませれば、切断それ自体は可能だろう。ただ、実際にぶつかり合った場合は、必ずどこかで分子そのものに衝突し、反作用の効果が働くのだ。


その他の多くのコキュートスと同様、サンドラ?によって持ちだされ、彼女自身によって使われる。
その後はデュー?が使用している。
最終更新:2013年04月14日 01:09