「…………何かジャンルが違うんだよなあ」
――――閉鎖されたショッピングモールにて、周囲のゾンビを伝説の剣で薙ぎ払いつつ
澤塚時雨(さわづか しぐれ)
伝説の勇者。
……なのだが、特にそんな存在が必要ない平和な現代日本に生まれてしまったため、
ごく普通の学生をやっている。
特別な学習をすることもなく様々な
古代魔法を本能的に操り、
月光剣の封印を意思一つで解くことができ、
そんな事をしなくても格闘だけで数百のモブ魔物を消し飛ばせるくらい強い。
ただし、特にその力が必要になるような事件は起きない。
一応、勇者である彼と同時に、魔王(世界の敵)も誕生しているのだが、
その魔の王
ティターニア・メビウス?は特に世界をどうこうしようとかは考えておらず、
勇者である時雨に純粋な興味を持って幼少期から近付き、幼馴染になっていた。
もはや何があっても戦うはずがないほど仲良しである。
百合には好意をぶつけられ続けているが、
そっけない振りをしているだけで、本人的には満更でもない。
ただ、自分は一般人とは違うという事についてそれなりに悩んでもいるようで、
ずっと平和に一緒に居られるという責任は持てないため、好意には答えられないと思っている。
彼女を嫌ってはいないので、普通に“友達として”なら充分すぎる程度に仲は良く、
不器用ながらかわいがっている。
少し斜に構えた性格から、全ては移ろいゆくものだという刹那主義的な考えを持っており、
百合の愛情も“こうしていることで、いつか諦めて幸福になってくれればいい”と思い続けて三年、
卒業式の日に至っても想いを曲げなかった百合を見て、考えを改める。
ちなみに、自分に勇者の力(月の
アストラルラベル)があると気付いたのは、
子供の頃に友人である
蝉丸とごっこ遊びをしていて、雷撃の魔法を撃ったら本当に出たのが原因。
なんのドラマもない。
ギャグじゃなかったら蝉丸は死んでいただろう。
最終更新:2014年07月05日 13:04