はじめに言があった。言は神と共にあり、言は神であった。
――――ヨハネによる福音書 第1章 第1-3節
魂に刻印された『ラベル』のこと。
我々にとっては、実際にそういう物理現象が観測可能なわけではないので感覚的に理解するしかないが、
情報領域レベルで観測を行える
高次元存在にとっては認識可能なものである。
また、虚数視力を持つ者は、そのラベルに応じた『紋章』を、保有者に重ねて幻視する事がある。
高次存在は、低次元の生命体に干渉して特殊な権限を持たせたり、剥奪したりすることを
よく『ラベルを張り替える』と呼称する。
ものすごく感覚的に説明すると、カードゲームなどで言う
『このカードを装備したモンスターは戦士族としても扱う』などの効果が、
この“ラベルの張り替え”にあたる。
『このユニットを○○として扱い、その全権限を行使する権利を得る』。
それが“○○のアストラルラベル”の効果である。
実際に作中で登場したラベルの一例を記す。
守護者(太陽)
アスガルド内乱時、
ティルムに刻印されたラベル。
これはアスガルドにおける太陽神ソルと同等の権限を有するものである。
神器である陽光杖の使用許可や、各種設備の解放、能力値の底上げなどが主な役割。
守護者(月)
アスガルド内乱時、
ウォーグに刻印されたラベル。
これはアスガルドにおける月神マーニと同等の権限を有するものである。
太陽のラベル同様、月光剣の使用許可や、各種設備の解放、能力値の底上げなどが主な役割。
観測者
燐に刻印されているラベル。
この世界を“物語”として上位から観ることが可能な権利であり、
鐘の守人を始めとする高次元人が多く有する資格の一つ。
このラベルだけでは、世界への過度な干渉は許可されない。
干渉者
すずめ?に刻印されているラベル。
物語という尺度で見た、世界の全時間点への干渉を可能とする権利。
ただし、観測者のラベルを同時に持たない限り、物語の流れや結末などの情報は得られないため、
飽くまでもキャラクターの一人として翻弄されることしかできない。
また、無から有を形成する権利は持たないので、精神と記憶を容れる肉体は干渉先で容易する必要がある。
黒神
黒神姓の者が生まれつき刻印されている特殊なラベル。“異端殺しの異端”。
世界のデバッグを行う権利を有するためのものだが、力の発現には不定の制限がある。
例えば、人間の手は「物を掴んで持ち上げる能力を持つ」が、重量100kgの物質を持てる者は限られるように、
規模の大小は本人の才能や努力に依存するのである。
その特性上、成長しすぎると暴走した際の被害が甚大となることが予測されたため、
あまり成長しないうちに(20代程度で)自動的に死亡するように設定されている。
このプログラムされた死は、アブソリュート・アポトーシスと俗称される。
最終更新:2014年07月06日 17:16