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クロノブレイク

「災禍と嫉妬の指環が、闇より我が眼に浮かぶ。復讐の呪いが、私の糸を引きちぎろうとしているのだ」
「綱がゆるみ、私のところまで届かない。もっと強く張らなければ――」
「――切れた!」
「切れた!」
「切れてしまった……」
「……永遠の叡智に、終焉の時が来た。世界はもはや、賢者の言葉を聞くことは無い。
 降りて、降りてゆきましょう、母のたもとへ」
 ――――リヒャルト・ワーグナー『ニーベルングの指環』第三夜『神々の黄昏』序幕より




西暦4302年、太陽系を中心に巻き起こった大時空震。
その発生原因などの詳細は不明だが、恐らく人為的なものだと推測される。

この時空震によって、相対時間における転移現象が連鎖的に発生。一部の兵器・施設・人民などが過去に転移してしまう。
その後間もなく、太陽系を含む多くの恒星系が、重力場の変動に巻き込まれて崩壊した。
最終更新:2014年05月29日 05:20