死が全てを解決する。人間が存在しなければ、問題も存在しないのだ。
――――ヨシフ・スターリン
無と混沌の竜神ゼロ。
双竜決戦の果てに、
エルディリアスと
ドラガリヴァスが融合し、生まれた存在。
知性は高いものの、人格は崩壊しており、行動に整合性を欠く。
元の二柱の人格を思わせる言動が多々見られるが、その全てに狂気を孕んでおり、
終末の刻を待たず「創造」と「破壊」を同時に行おうとして、
結果として世界に混沌と破滅を齎すため動く。
ジェリア人は、この現象を、
「プラスとマイナスが一つに還り無となるとき、
わずかに負の力が強かったがために消滅せず、
結果として双方の力を統合した破壊神が生まれた」
と解釈していた。
実際のところは大きく異なり、
未開発惑星開発委員会が「進化観察実験」を行う際、
「調整された闘争による進化の誘発と加速」の最終段階として、
進化しきった知性体が、管理装置である竜神を制御するまでに至った時、
最後の仕上げである「世代を経ない進化(精神的成熟)」を、竜神を下した張本人――
即ち、“その種で最も進化したと言える個体群”に施すために仕掛けられていたものである。
簡単に言うと、「主人公を成熟させるためのラスボス」。
エルディリアスとドラガリヴァスには、最初から――ではないが、
進化観察実験が実行された時から、そのためのパッチがあてられていた。
クリス達に倒されることを予期して、“そうなるように設定されていた”のだ。
“実験終わったら全部ふっとばせ”と設定されていたら、誰も、手も足も出なかっただろう。
最終更新:2014年07月06日 17:30