ジェリアでの決戦から数十年。これといった大きな争いもなく、人類はそれぞれ適当に暮らしながら片手間に地球の捜索を進めていた。
その頃、惑星ディナに居住する人類は、かつて宇宙を灼いた
ディエス・イレの波動からようやく立ち直りつつあった。当時のディナの技術レベルは、旧地球の19世紀~20世紀相当程度にまで落ち込んでいる。
とある大学の廃墟に忍び込んだ子供達は、
鐫界器に関する研究データが残っているのを発見。その大学の実験施設を修復し、自分たちの基地としながらも、史上最大の鐫界器“
愚者の楽園”製造に着手。
数年後に見事完成するが、初回起動時に
エーテルエネルギーを根こそぎ吸われ、次いで襲い来るエネルギーの奔流に、製作者達は一人の少女を残して消滅。その一人も精神を破壊され、植物状態に。
同時期、
フェアリィ・レギオンを始めとした
S.U.N.S.接続型人工生命体が各地で謎の失踪を遂げる。
記録によれば、この時に消えた素体数は260万体以上。この数の全てが事件に関連しているとも言えないが、記録されていない失踪者も入れれば300万は超えるだろうと言われる。
二年後、精神を破壊されたはずの少女は自身を
ティエラ?と名乗り、
星団連邦政府に対して唐突に宣戦。失踪した人工生命体達は彼女の下についていた事が確認される。
戦力は小さな旗艦“愚者の楽園”のみ。連邦政府は外見に惑わされて判断を誤り、差し向けた艦隊は全てこのたった一隻の小さな艦に壊滅させられる。
そのうちヤバさを自覚した政府は、最後の悪あがきとして現時点で観測された全情報を一般公開。情報を求める。
その時、一般公開された写真に自分の可愛がってたフェアリィ・レギオンがいるのを見つけ、わりと一般人のとある男が全力で移動用航宙機を奪取し、“愚者の楽園”へ向かった。が、どういうわけか防衛網をすり抜けてしまう。それを観測した連邦政府はこれ幸いと彼に通信を開き、現状の打開を求めた。
男は正直自分のフェアリィ・レギオンが戻れば後はどうでもよかったのだが、それが叶った頃には既に戻れない位置に立っている事を知る。
最終更新:2013年07月30日 06:54