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愚者の楽園

地の諸の獸畜(けもの) 天空の諸の鳥 地に匍(は)ふ諸の物 海の諸の魚
汝等を畏れ汝等に懾(おのの)かん 是等は汝等の手に與(あた)へらる
凡(およ)そ生る動物は汝等の食となるべし 菜蔬(さいそ)のごとく我之を皆汝等に與う
然(しかれ)ど肉を其生命なる其血のままに食ふべからず
汝等の生命の血を流すをば我必ず討(たお)さん 獸之をなすも人をこれを爲すも我討さん
凡そ人の兄弟人の生命を取ば我討すべし
凡そ人の血を流す者は人其血を流さん其は神の像(かたち)のごとくに人を造りたまひたればなり
 ――――創世記 第9章 2-6節

戦艦の形をした、歴史上最大の鐫界器

元々はディエス・イレ以前に、惑星ディナにおいて開発されていた代物。
故に、これはクリスチャン・ローゼンクロイツが発明した【鐫界器】とは異なり、
その鐫界器を解析・模倣して作られた、第二世代の鐫界器である。
ただし、この開発中にディエス・イレが発生し、宇宙の状況は大きく様変わりしてしまうため、
この巨大な船が果たして何のために作られようとしていたのか、知る術は一つの例外を除いて無くなった。


後に、復興したディナの人類により発見され、サルベージされる。
ただし科学者にではなく、探検気分で忍び込んだ子供達によって、長い時間をかけて……である。

結果、初回起動時に周辺の虚数領域に発生した干渉波によって、当の子供達はエーテルエネルギーを吸われて死亡。
一人だけ生き残った少女も、精神を破壊されて植物状態になり、
ネットワークの奥深くに潜んでいた“ティエラ?”の意識が、上からインストールされることとなる。

彼女はその後、この巨大な鐫界器を従える主、“楽園の女王”として、星団連邦政府に対し宣戦布告。
その時代の“世界の敵”となる。

蝕神蟲ペトラ・ティランの発生後は、一転して、人類を守る最後の希望となった。
最終更新:2014年06月02日 09:10