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執行者の見えざる手

あなたは見えざる手に葬られた。さようなら…遺言は?
 ――――elona システムメッセージ


やや小型の弓型をした鐫界器の一つ。単に『見えざる手』とも呼ばれる。

弓の形状をしているが矢は存在せず、弦を指で引くと、その接触点に光の矢のようなものが形成される。
弓にはいくつかの関節部があり、さほど力をかけずともある程度まで曲がるようになっている。
そのため弦の張力は強いものではなく、素手でも引ききることが可能である。

この光矢を放つと、矢は通常50m、最大で100m程度(引き具合で調整可能)直線に飛び、
軌跡上に存在していた物質を全て分解してエネルギー化し、局所的に高密度となったエネルギーは、
その軌跡に連鎖的な爆発(厳密には光と熱。爆轟は熱に伴う大気の膨張による)を引き起こす。

構造上、使用者も至近距離で爆発の影響を受けるため、使用の際は瞬間的に輝光壁を張ることが望ましい。
また、この光矢弾は虚数抵抗の影響を強く受ける。(大気中で減衰するのもそれが原因である)
そのため、矢の進行上に強力な輝光壁を張られると、それを貫通できずに止められたり、
『意識』による虚数抵抗力が高い人体などを貫通する場合、射程距離が大幅に減少する。


弓型という形状は、魔力?の使用に際して最も都合のよい形だったが故のもの。
両手を用いて引く動作は、充分なチャージ時間と精神の集中を促し、
引き具合によるフレキシブルな出力変更を可能としている。
また、従来の弓とは違って発射姿勢を選ばないため、様々な状況から撃つことが可能である。

拳銃のようなトリガー発射式の形状にすると、見た目は簡単そうに見えるが、
機構が若干複雑化する分、多くの者が魔力供給に難航するという結果が得られた。
他にも細かい調整に補助的な動作を多く必要とする、誤射の危険性が高くなるなど、
製造コストの上昇に見合わないデメリットが発生するため、
量産型の鐫界器としては、この形状が最も好まれた。
最終更新:2015年01月29日 22:11