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現

「脈動する混沌こそ、我らの意志持つ生たる所以」
 ――――ウツセ

黒神 現(くろがみ うつせ)。

黒神家の直系。
両親共に黒神の血を持つ人間であったためか、ロアの力が非常に濃い。
その両親は例に漏れず早くに他界し、その際の火事で家を失う。彼が11歳の頃であった。

以降、義妹であった幽を連れて各地を転々とし、
同様に行く宛の無い者や、危機に貧した者を目ざとく見つけて拾っては、
協力して旅をしながら様々な方法で資金を稼ぎ、
また各地の厄介事に首を突っ込んでは更に厄介な事にしたりしながら、
事件を解決し、協力者を増やしていった。

ひたすら裏側から状況を解決しては、最終的な手柄は他人に譲ってしまうため、
功績に反して知名度は高くない。
彼の活躍を知るのは、その時その場に居合わせた一部の者と、
各地のわずかな有力者のみである。


一つの争いを鎮圧したと思えば別の争いを引き起こしたりと、
目的など無いかのように一貫性のない行動を取るが、
その真の目的は「純粋な混沌を世に齎すこと」である。
破滅に傾きすぎず、かといって決して平和ではない、
その微妙なバランスを保つことにより文化の発展は加速する。
黒神の力を最も強く持つ者として、彼はその守人となっているのである。
そうして蠢く歴史の中に垣間見えるドラマを、彼自身も楽しんでいるようだ。

それを知った境?は、彼のことを“神も悪魔も取るに足らず、真に倒されねばならぬ存在”と評している。
誰かにとっては「理想の姿」かも知れないが、誰かにとっては「世界の敵」。
そんな表裏一体の姿が彼なのである。


黒神の呪い(アブソリュート・アポトーシス)は、儀式魔術によって
幽とアストラル体を一時混合することで、呪いの情報を掻き消しているため、
20歳を超えても発動していない。
最終更新:2014年05月28日 20:22