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亜存在

「消えろ、消えろ、束の間の燈火よ! 人生とは即ち、歩き廻りたる影に過ぎぬ。
 哀れな役者よ。出場の間は大見得を切り、喚き散らすも、袖へ入ればそれきりだ。
 所詮は白癡の喋る物語、喚声の響きばかり喧しく、そこに意味など在りはせん」
  ――――ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』第五幕 第五場より

英表記はSub-existence。
フェイズダウン現象を起こした存在の成れの果て。

「全存在に準ずるもの」というよりは、
「存在しているように見えるが、決して存在していないはずの何か」という意味を持つ名称である。
たとえば「人のようで人でない」ものを「亜人」と呼ぶように、
「存在しているようで存在していないもの」を「亜存在」と呼ぶ。


間接的ではあるが、クロノブレイクの原因である。
クロノブレイク前の世界において、次元跳躍実験の失敗に伴って発生した。


フェーズ1:実体が無く、光学的に視認できない。
 虚数質量濃度が濃い場所では間接的に認識可能な他、深層同調によっても認識される。
 認識できたとしたら、殆どの場合は黒い半透明の揺らぎのように見える。
 ただし、明確な意識を持つ個体は、周囲のアストラル体?を共振させることで、
 さも実数物質の身体があるように振る舞うことができる。(実際に持てるわけではない)
 身体の無い方をエニグマ(暗黒体)、意識を持つ方をスティグマ(刻印体)と言って区別する。
 物理的な肉体が無いため、一切の攻撃が通じないが、
 殺意などの強い感情=虚数振動の伝播によってダメージを受ける。

フェーズ2:実体を持ち、細胞とDNAがある。
 ただし、生前のそれとは結びもつかない、進化の上でもあり得ない姿をしており、
 DNAの情報はただの羅列で、何の蛋白質も合成せず、生殖能力も皆無である。
 自然発生し、自然消滅する。
 物理的な攻撃が通用するため、フェーズ1よりも危険度は少ない。

フェーズ1複合体:自然発生しない。
 核となる個体を中枢として、人為的に複数の亜存在を合成して作られたもの。
 核個体を消滅させ、結合を断たない限り、倒すことができない。
 中には複数の核を有するものもあり、それらを同時に破壊しない限りは、
 新たに核が形成されてしまうため非常に倒しづらい。

フェーズ2複合体:人為的に合成させた亜存在をフェーズ2にまでシフトさせたもの。
 肉体を持つため物理的な攻撃が通用するが、桁違いに巨大・かつ強力な複合体を
 形成できるようになっているため、危険度は四種類中トップである。
 全長数kmの巨体を持つものすら確認されている。
最終更新:2014年05月29日 04:29